第71〜80集

第71集
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○○です。ご無沙汰しております。
いつもこのネット上で勉強させていた
だいてます。今回も先生方にご教授いただければと思い、症例呈示させていただきま
す。
LAD#6をculpritととする不安定狭心症患者さんに、1週間ヘパリン、NTGの点滴
後、PCI致しました(画像;pre)。PercuSurgeによるdistal protectionをD1の手前
に施行し(画像;POBA)、POBA施行。吸引して造影してみると、ちょうどprotection
balloonの手前のところに血栓象らしきものを認めました(画像;POST1)。時間経過と
共にどんどんと血栓が大きくなり、くっきりとしたものとなったのですが(画像;
POST2)、この血栓像らしきものができた原因はなんでしょうか。protection
balloonの留置部にも実は不安定なプラークがあって(preのIVUSではLADはmidのあた
りまで全周性に少しプラークがありましたが、それほど不安定プラークに特徴的とさ
れる所見はみあたりませんでした。)、そこをballoonで障害した結果、血栓が付着
していったのか。あるいは、病変部をballoonningしたことで破砕されたプラークの
内容物が飛んで、protection balloonの手前のところに付着し、それが原因で血栓が
形成されていったのでしょうか。よろしくご教授下さい。

pre
POBA
post-1
post-2


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○○です。

血栓?の位置ですが、もしかしてballoonのdistal edgeとprotection balloonの間です
か。
preのangioではなんにもなさそうに見えるので、hematomaかなあ と思ったのですが。
postのIVUS像はないのでしょうか?
hematomaならprotection ballonのところで進行がストップしてもいいような気がしま
す。
といっても、根拠はないです。

○○先生いかがでしょうか?

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○○です

実はうちでも同じような経験があります
ACSの患者さんでLADにステントを置いたらPrtection Baloonの
手前に血栓ができました ヘパリンの追加とバルーンで
血栓は消えましたが・・
prptection balloonに血栓が付着していました



その時の反省はACTのチェックまではしていませんが、
シースからヘパリン投与をしていたから、スパズムのために
全身に十分なヘパリンが投与されていなかったのかと考えました
以後はヘパリンは静脈内投与にしています

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○○です。

○○先生、大変遅レスで申し訳ありません。。。
hematomaにしては内側への突出の形になりすぎてると思います。造影では血栓ぽ
く思います。

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○○です。

本日の緊急症例で、どう対処すべきかお尋ねします。
84歳男性。10年前よりeffort APあり。近在の総合病院で、CAGにて、#5: 90%,
#11: 75%, #1: 50%, #2: 75%をp/oされていました。同時に施行されたDSAにて、左内
頚、左鎖骨下動脈起始部閉塞、右内頚動脈90%狭窄を指摘され、その病院の循環器、
心外、脳外のカンファレンスで、medical follow upとされ、昨年末まで、そうひど
い発作も起こさず、元気だったようです。今年の初めにsevere attackを起こし、LMT
stentingの説明を受けたようですが、本人がrejectされていました。本日、宴会で飲
酒中に、severe attackを起こし、dyspnea出現。最も近い当院に搬入されました。
ECG: II, III, aVf, V4-V6にSTdep 0.2-0.3mvあり、肺水腫となっていました。
BP>180/であり、ミリスロール、ヘパリン点滴開始したところ、30分程度で、ST
levelはflatに近くなりましたが、緊急カテ施行。#1ostium: 90%, #2: 90%とRCAが進
行していました。左右ともに、開口部が、5Fカテが、engageするだけで、圧が
dumpingしてしまうほど狭く、石灰化が強い病変です。とりあえず、flowは、十分保
たれており、点滴で、発作は、controlできたことから、本日は、何もせず、経過観
察としております。CABGを行うとしても、頚動脈病変が高度であり、on pumpは避け
るべきですし、off pumpのLITAは、採取不能と思われます。RITAは使える可能性があ
りますが、余りに強いbruitのため、造影するのをひるんでしまいました。
本症例の治療方針について考えてみましたが、
1)off pump CABG (RITA使用不能時は、on pump?)
2)IABP挿入下に、RCA, LMT stenting
  心外のない当院で行うのは、やはり無謀でしょうか?
3)off pumpで、GEA-#4 bypass + LMT stenting のhybrid therapy
4)右頚動脈stenting後に、CABG
何か、良い治療方針がありましたら、どうかご教示ください。

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○○です。
○○先生、○○先生、○○先生お返事有り難うございます。
post IVUSありますので、後ほどアップいたします。追加説明ですが、病変にかけた
バルーンとprotectionバルーンの間にちょうどわいてきたように血栓像がでてきまし
た。最終的にはスロンバスターで吸引して消失しました。吸引した中身は、白色血栓
様でした。ちなみに○○先生の症例のようにprotectionバルーンには血栓は付着して
いませんでした。宜しくご教授願います。

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○○です。
もう一つの方法として、Off-pumpにてSVG or Radial arteryを用いてのCABG
です。
最近オートスチャーのいいのがでているので、クランプ
をせずにつなげるのです。
このためon-pumpではなく、Off-pumpでSVG radial arteryを用いたbypassが可能
となっています。
PCIをするにしてもかなりリスキーですので心外との話し合いをよくし
コンビネーションでするかもしれません。
いずれにしても心外のない施設では手を出さない方がいいのではと思います。

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すいません。○○です。もう一つの提案を書くのを忘れていました。
平均余命を超えているので、full medicationで粘るという方法です。
患者さんの家族本人とよく話し合って決めると思いますが。

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○○です。

頚動脈狭窄を合併する例が増えていて大変問題になっています。
本例では、本人がPCIを拒否されたという経過を考えると、本人の意思を尊重し
medicationとなると思います。しかし、もし絶対治したいという患者さんの場合どうす
るかは大きな問題です。

当院では、頚動脈ステントとPCIまたはCABGの組み合わせで治療を行い、現在12例です
が成績は大変良好です。
頚動脈と冠動脈のどちらから治すかについては、より不安定な方を先行します。Off-
pumpCABGはもちろんon pumpよりも安全ですが、全身麻酔の手術であることを考えると
絶対大丈夫ではありません。もし、TIAが最近起こったような不安定プラークが頚動脈
にあるならば、全身麻酔の手術は避けるべきです。発想としては、LADの90%でも不
安定狭心症の時期に全身麻酔の腹部の手術をするとしたらやめたほうが良いのと同じで
す。不安定かどうかは現在診断法はなく、TIAが最近起こったかどうかということと造
影所見のみで判断します。TIAが最近起こっていれば頚動脈が先ですが、そうでなけれ
ば冠動脈が先でしょう。

第2回頚部血管治療学会が先週岡山で光藤先生の主催でおこなわれました。米国では、
50%以上の頚動脈ステントが循環器内科と神経内科のチームで行われています。しか
し、日本ではほとんど脳外科です。循環器内科が来ていたのは5施設のみでした。イン
ターベンションの先生ももう少し頚動脈領域へ参加してはいかがでしょう?

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はじめまして。
○○です。平成○○年自治医大卒です。
ご登録いただいた後、勤務地変更となりご挨拶が遅くなりました。
自治医大では○○先生のもと心カテを勉強させていただきました。
しばらくは耳学問が中心になると思いますが、
何卒宜しくお願い申し上げます。

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○○です

LMTはどのような病変なんでしょう?
基本的にはご本人、家族との話し合いになると
思いますが、Full Medicationになると思いますね

でも、もし積極的な治療を望まれるなら頚動脈stenting後CABG
でしょうか 
でも、LMTはどうなんでしょう? PCI出来そうなら
PCIするかも知れません(もちろんIABP サポート
PSPC スタンバイで)
でも、うちには心外があるからの意見だと思います

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いつもこのネットで学習いたしております
○○です

本日のPCIは「イカリさまさま」でした
LCX seg.11-12-13分岐部の再狭窄病変です
IVUS上血管外径は3.5mm(11-12)と2.5mm(11-13)ですが
灌流域はほぼ同等であるうえ,病変部がLMTから5mm程度とかなり近位部で
あっさりstentingとはいかない病変と思います
ほぼ全周性にエコー輝度の比較的高いプラークが占めています

前回はKBT(2.5mmと2mmのMaverick2)で充分とはいえない
拡張で終わっていますが,Launcher EBUのback upが思いのほか
弱く,結構苦労しました

今回はback upも最強にしようとBritetipのXB4.0を取り出し,
engageを試みましたが,sizingを失敗してどうしても
engageできませんでした
そこでHeartrail Ikari left-3.5に変更したところ問題なくengageしました
今回の11-12方向はcutting balloon(2.75mmで最大14気圧)で拡張し,
前回よりはましな仕上がりで終了しましたが,いちどCB recrossの
際にシステムが全部抜けてしまいました
2本のwireを入れ直し,気も取り直して再度トライ!
このときうまい具合にIkariカテがAmplatzのようにしなり,
気合いを入れてCBを押し込みcrossさせることができました

engageが容易でなおかつback upもあり,変形もできるIkariカテに
たいへんお世話になった一日でした
昨年から使用いたしておりますが,最近使用頻度が増えました
聞くところによると,昨年私が勤務していた某病院の上司も
私がいた頃はいちどとして使っていなかったのに,最近は
Ikariカテを愛用しているとの噂です

TRIには欠かせないアイテムです
○○先生,ありがとうございました

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生resありがとうございます。
昨日の症例の画像を添付しましたので、ご参照ください。

LCA(LAO)
LCA(RAO)
RCA
DSA


LMTも入口部のみtightで、
bodyはそこそこの径があります。ただ、aortaの石灰化が強く、両方の入口部にも強
い石灰化があります。stentingする際には、stentの拡張不十分や、上行大動脈の縦
割れには要注意と思われます。頚動脈病変については、エコーで見る限り、石灰化の
強い病変で、soft plaqueではありませんでした。
この症例は、本朝、排便しようと起き上がったところ、attack出現。NTG slにて軽快
しましたが、ミリスロール、ヘパリン、シグマート、βblockerのfull medicationに
もかかわらず、発作が出たことから、心外のある施設に送るのが適当と判断。患者さ
んに説明したところ、納得はされたのですが、その直後より、severe attack出現
し、あっという間に肺水腫となり、IABP、人工呼吸となりました。どちらかの冠動脈
が閉塞していれば、PCPS stand byでPCI覚悟していたのですが、幸い、IABPが利いて
いて、CAGは昨日と変化なし。ST levelもしばらくすると戻ってきました。DSA施行し
ましたが、腕頭動脈にも75%狭窄あり、RITAの造影も細く、蛇行が強い所見でした。
当院での加療はこれまでと判断し、off pump CABGの上手な心臓外科、頚動脈ステン
トのできる脳外科、LMT stentingのできる循環器科がある病院へ緊急転送しました。
夕方、心外の先生から電話があり、脳梗塞のriskが非常に高い旨を説明したところ、
家族がPCIを望まれ、循環器科に転科になったとのことでした。ちなみに、どのよう
なCABGを予定されていたのか尋ねたところ、○○先生が提案されたSVG使用のoff pump
ということでした。
今回の症例は、頚動脈、上肢動脈狭窄病変の重要性を痛感させられた一例でした。

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○○です。

○○先生、大変な症例、お疲れ様です。

画像拝見しました。もっとdiffuseな病変かとおもっていましたが、意外とsegmental
な印象です。本質的には、Rotaをかましておいたほうが、急性期のstentは良く広が
るのでしょうが、evidenceはないですよね。RCAの入口部は何をやっても再狭窄率は
高く、逆にLMTの入口部は、referenceさえ大きければ(4mm以上のstentが入れば)再
狭窄も少ないと認識しています。

私もPCIが最も良い手段と思いますが、自分が手を出すのであれば、十分なinformed
consentのもと、年齢を考え、RCA2→RCA1入口部→LMT入口部の順序でstentを入れて
いきます。シンプルに、さっと終わるのが大切だと思いますから、Rotaはしません
が、referenceは大きいようですから十分勝算はあるでしょう。つまり、少し小さめ
のバルーンで高圧(12気圧以上)で瞬間的に前拡張し、stentを入れます。おそら
く、冠動脈はCAGで一見健常に見えても、かなりのsuperficial calc.がありそうです
から、stentは通過性を重視して、なるべく短いペンタにすると思います。何か起こ
るかもしれませんが、その時は、年齢と厳しい末梢動脈病変を考えれば、それまでの
ことと納得するしかないでしょう。

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○○です

なかなかシビアな病変ですね
でも、挿管、IABPで再CAGしたなら、私ならPCIします
ここまできたらやるしかないと考え
根性決めてLMTにStentをすると思います
結果よければ RCAも治療します

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○○です。

僕も○○先生と同じですね。このLMCAなら安定した状況になるとは思えないので
LMCAにステントを考えます。RCAはその後、必要なら、と思います。石灰化の程
度が分かりませんがそれほどきつくなければIABPもかなりリスクあるのでノルア
ドで血圧上げながらステントにすると思います。

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生resありがとうございます。
うーん、やっぱり根性が足りませんでした。でも、心外のback upのない病院では、
撤退する勇気もいることをご理解ください。最悪の結果になった場合、訴訟の可能性
もありますし、以前、LMT stentingやったら、保険査定もされずに、「貴院のように
心外なしで、LMTstentingするのはなぜか?治療指針を述べよ。」と質問状が来まし
た(幸い、再審査で通りましたが・・・)。

PCIの順序ですが、今回悪化していたのは、RCA ostium, #2であるので、私も、○○
先生と同じように考えていたのですが、○○先生、○○先生が、LMTを優先させる理
由は何でしょうか?
このように、両方のostiumの病変ですので、LCA, RCAともに、guiding cathをengage
させ、GW通しておくという方法も考えていたのですが、いかがなものでしょうか?

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○○です。

ご自分の施設でする、しない、は、あくまで種々のまわりの環境によりますから、先
生のご判断でよろしいのだと思います。この患者さんはstentのみですが、やはりも
う少し年齢が若く、血行動態が落ち着いているのであれば、Rotaしたいし、LMTは、
可能ならDCAもかましたいですからね。自分は、どういうわけか、ずっと心外のある
病院で仕事をしてきましたが、ない施設で出張でやらせていただく場合は、私も正直
に申し上げてPCIのスタンスは若干変化します。

やる順番ですが、僕自身はRCAの進行とあったので、やるならこちらからかなあ、と
単純に考えておりました。○○先生、○○先生のレスを見てから、自分も再検討して
みたのですが、この方は、いずれにせよ、3病変すべてを仕上げないと立ち上がらな
いのは確かだと思います。LCxは、小さなPLが1本で(途中でわかれて2本?)、4AV
の発達が極めてよいですから、個人的なnon-protected LMTに対するPCI戦略によれ
ば、(RCAの状況にもよりますが)electiveで血行動態が落ち着いていれば、必ずし
もIABPを必要としないパターンです。もちろん、本例はRCAにもきつい病変があり、
CHFも併発していますからIABP必須です。

何が言いたいのかというと、RCAも大きいので、まあ、どちらからやってもかまわな
いのではないでしょうか? stenting自体はLMTのほうがやさしそうですが、拡張に
ともなう一瞬の血流遮断に対するdurabilityはまだRCAのほうがありそうです。実際
の場では、RCAへのガイドカテの固定状況できめるかもしれませんね。バックアップ
はそれなりにとりたいですから、7Frを使うと思います。

>両方のostiumの病変ですので、LCA, RCAともに、guiding cathをengageさせ、GW通
しておくという方法も考えていたのですが、いかがなものでしょうか?

ガイドカテはもちろんサイドホール付きでしょうが、両方にGWまで通せば、血行動態
は破綻すると思います。また、カテ間の干渉がおこって、かえってやりにくいと思い
ますが。

とりとめのない文章ですみません。

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○○です。

failureをrushに起こすのはやはりculpritはLMCAでしょう。あのLMCA ostiumは
カテーテルが下から入ってるだけですよね、RCAの方がまだずっこり入っていて
内腔のある印象もあります。←動画では違うかもしれませんが。

で現時点ではこの症例では短期の生命予後改善が第一ですからまずLMCAだと思い
ます。RCAのareaもそこそこ大きそうだったのでfailureをcontrolするのにRCAを
開けたほうが楽、と思えば一期的にRCAも十分ありです。Shockではcomplete
revascularizeを主体に考えますが年齢が84だとLMCAのみかも。。。と言うとこ
ろです。

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○○です

私もCP時に肺水腫になるのならLMTがculpritと考えます
RCAが進行したのがさらに悪くなっているとは思いますが
やはり、LMTを先に確保してから、RCAの処置を考えます

両方にGC、GWを通すのは辞めた方が良いと思います
GCをいくらSH付きを使用してもFlowは100%じゃないですし
治療中は他の血管のFlow位は確保しておきたいです

しかし、先生が心外へ送られたのも賢明な判断だと思います
状況はその現場でしか分かりません
この状況ではいかに救命できるかが鍵だと思います
そのための方法は様々ですし、正解は患者さんの最終的な笑顔だけしか
わかりませんよね

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○○です。

冠動脈については、皆様の意見に同意です。私もLMTにステントすると思います。

上肢のほうにコメントさせていただくと、これは、左頚動脈、左鎖骨下動脈いずれも完
全閉塞?しかも、右の腕頭動脈に狭窄ありですね。さらに右の椎骨動脈も完全閉塞です
か?
頭の血管は左右の頚動脈と椎骨動脈の4本あり、正式な言葉ではありませんが、私は勝
手に4枝病変とかよんでますが、これは3枝完全閉塞の4枝病変です。頚動脈領域では多
枝病変は手術は禁忌でステントの出番になるんですが、(冠動脈と逆)これは不可能で
すね。
残念ながら、世界中の頭部領域の血行再建家が不可能と判定する症例と思います。

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○○です。

過分の評価をいただきありがとうございます。ILがAmplatzのようにしなってバックア
ップが強くなるというのは、このカテの本質を述べた素晴らしいご意見です。

最近私も紹介する機会が増えて、ILのこの使い方を紹介していますので、画像もupした
いと思います。普通にILが入ると、originalのようにJudkins類似の形で入ります。も
う少しおすと、push1のようにAmplatzのようになり、さらに押すとpush2のようにVODA
のような形になります。深いと思って少し引けばまたもとの形に戻りますし、またバッ
クアップが欲しいときには押せばまたAmplatzのような形が簡単に作れます。押したり
引いたりだけの操作で、しかも割と雑にやってもできますから、知っていて損のない技
でしょう。

○○先生は私の話も事前に聞いてないと思いますが、使っていて自然にその形に持って
いけたのは本当に素晴らしく、良いことに気づいていただけました。感謝。

JSICの6月20日(金)のランチセミナーでまたご紹介しますが、今回はバックアップの力
を体外で計測したもの多施設の成績など新しいネタを用意していますので、お時間のあ
る方は是非いらしてください。



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○○です

IKARIスーパーユーザーとして
さらにちょっと捻れば○○先生の言うプチアルファになります
その上LAD, LCXどちらにもディープエンゲージも可能です
それにILをRCAに使えばさらにバックアップ最高です

IRを左に使うという技もありでしたし・・・

本当にナイスGCです

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○○です。

皆様、resありがとうございます。
RCA ostiumの画像が、conus brがかぶっていて、わかりにくいのだと思いますが、結
構eccentricで、きつい病変です。おそらくこちらの方が、血栓をかぶった、新しい
病変だと思います。また、発作時の心電図変化は、LMT engageより、RCA engageの時
の変化に類似していました。ただ、slow flowを起こす確率は、こちらの方が高いと
思います。LMT lesionは、10年前から指摘されており、比較的stableな病変と考え
ていました。しかしながら、ラッシュで肺水腫となりますので、LMT lesionの関与
は、大きいと思われます。「だからこそ、LMT」なのか、「拡張に
ともなう一瞬の血流遮断に対するdurabilityはまだRCAのほうがありそうです。」と
考えるのか、それぞれに利があり、大変勉強になりました。
両冠動脈engageという戦略は、皆様ご指摘のとおり、flowの低下、操作性の低下があ
り、「腰抜け2丁拳銃」となりかねません。ばかげた発想でした。すみません。
4枝頚動脈病変中、3枝閉塞で、高齢ですので、よぼよぼの脳梗塞のおじいさんを想
像された方も多いと思いますが、collateralの発達のおかげなのでしょうか、不思議
なことに、全く麻痺や、痴呆もなく、見た目70歳台の元気な方でした。

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 はじめまして、○○です。
今回TRA-netに入会させていただきありがとうございます。
私は平成5年卒で、研修医終了後、4年間心カテ一般について一から
○○先生から手ほどきをうけました。(当時は、PS stentの乗せかえて、
使用したり、または、SHシースやスリットシース、止血バンドの作成と
いろいろ勉強させていただきました。)
しかし、その後大学にて4年近く心カテとは無縁の事をやっていまして、久しぶりに今
度は○○先生のもとで再度、勉強させてもらっています。ブランクが長かったのもあ
り、また循環器分野の進歩の早さもあり、TRA-netの力を御借りしてはやく、一般の標
準かつ進歩した知識を得たいと思います。(時にまとはずれな質問をするかも知れませ
んが、よろしく御願いします。)
 現在の施設は、心カテにおいて透析症例が多いという状況で、今後治療に難渋する症
例が、数多くでてくると思いますので、その都度アドバイスの程、よろしく御指導、御
鞭撻の程御願いします。

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○○先生,○○先生
ご助言ありがとうございました

当院は未だにシネフィルムで画像は取り込んでおりませんが,
○○先生がご提示の画像のような形になりました
このネットでご発言の先生方にとっては常識だと思いましたが,
自分でもできたことがとてもうれしくて,
ついアップしてしまった次第です

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○○です。久しぶりにご質問させてください。
基本的なことで申し訳ありません。
electiveな症例はIVUSで評価してからSTENT sizeを決定しているのですが、内径
2mm以下(90%以上の病変)で外径3.5〜4mmの場合で石灰化はあっても少ない場合、
preのballonのsizeはどう選択されていますでしょうか?
今まで、STENTの0.5mm size downでPOBAすることが多かったのですが、
@2.5mmで十分(disec.を起さないように)
A予定STENT sizeと同size ballon
Bballon sizeはどうだっていい
Cdirect STENT
もちろん病変長さ前後径など、いろいろなfactorがあると思うのですが。
結局、STENTを入れてしまった場合あまり変わらないようにも思うのですが、い
かがでしょうか?

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○○です。

僕の意見は当然 4 です。
IVUS使ってるんですから4ですよ。バルーンを減らして経費削減、そしてよりよ
い結果を目指しましょう。

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○○です

IVUS見ていけそうならDirectですね
でも、ちょっと硬そうならBalloonの反応を見てしまいます
最終的にはIVUSで決めたサイズのステントを置いてしまいます

しかしCuttingをpreに使用するのならそれなりにアドバンテージ
あるような気がしますので、結構Cuttingを使用してStentを置いています
その時のCuttingのサイズはTargetのM-Mの0.8です

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○○です。

私も最初にIVUSで見てからでしたら、内径、石灰化を考えていけそうならDirectで。
硬そうなら少しunder sizeのballonで反応を見ます。
ただし使うステントの性質で変えています。
以前よりコイルのステントではpreでしっかり拡張させている方が良いような気がし
てますのでpreで拡げてから大きめのステントを置くようにしてます。

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○○です。

基本的に先生と同じ方法です。ただしアンギオがよければあくまでPOBAで止めます。
IVUSはルーチンにはしません。うちではそれでいて%DS>50%のresteは多いですが、
TLRは悪くありません。ようするに50%~75%の症例の割合が多いということですが、こ
のグレーゾーンはLMTDを除いてMACEが多いというデータも勿論ないし、“あー広げて
おけばよかった”という経験もありません。この経験は財産です。前任地の○○病院部
長○○先生のお陰と考えております。その当時ちょっとしたことでステント
ばんばん入れていたら、えらいどやされました。着地点としてビジュアルには格好悪
いけど、虚血がなければよしとしてます。当たり前のことをヌケヌケと書いて済みま
せん。

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○○です。

それと○○先生にお聞きしたいのですが、cutting balloon(CB)でM-M 0.8×で
perforationは怖くないですか?意気地なしの小生はステント外で4.0mmのCBを使った
ことはありません。とくに心内膜側のみに石灰化とかあったらCBを使用すらしないと
思います。CBを否定しているわけではありません。perforationが極めて少ないのな
らDCA嫌いの小生はどんどん使おうと思ってます。このnetでは同じようなご意見をも
たれている先生方も多いかと思います。お手数ですがご教示下さい。

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○○です。

CBで前拡張して、ステントを入れて、ステントが十分に広がらない時、もう一本バ
ルーンが必要になると思います。
以前、カッティングで前拡張して、ステントを入れて、後拡張に同じカッティングを
使ってきれいに広がったことがありました。屈曲した病変だと後拡張でカッティング
が通らないかも知れませんが、素直な病変なら十分使えると思います。皆さんこのよ
うなやり方はあまりなさらないのでしょうか。現存する、ほとんど唯一のノンコン・
バルーンなので、後拡張にもいいのでは?と思います。
実はこのやり方は、○○先生が、ロータのあとにダイレクトでステントを入れ
て、広がらなかった時にカッティングを使うらしい、という噂を聞いて、それにヒン
トを得たものです。(○○先生、ご無沙汰しております。いつぞやはお世話になりま
した。)
これは業者の方から聞いた話なのですが、本当なのでしょうか?

ちょっと主題からそれてるかも知れませんが、ご参考まで。。。

バルーンサイズは、IVUSをみて、病変前後のレファレンスの内腔の径や病変部のリモ
デリングの仕方、プラークの分布などで、総合的に決めています。ちなみに当院で
は、今月から○○先生をお迎えして、毎日がライブデモ状態でPCIをしており
ます。基本的なサイジングなどは、あまり変わらないようで、安心しております。だ
いたい、レファレンスよりちょっと大き目か、ぴったりくらいの自然な仕上がりを目
指しております。

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○○です

Ciuttingは基本的にはIVUSのM-M 0.8ですが、tapered病変などは
末梢の情報も大事にしています
ずーっとCuttinng使い続けて、今まで一例だけ石灰化があって、
その反対側は正常と思われる病変(いわゆる○○先生が言われている
Perforation High Risk病変)でRaputure寸前まで行きました
でも、それ以外はRaputureしたことはありません
balloonとかStentで無理やり広げるのならCuttingの
方が安全だと思っています
High Risk病変には最近 弱腰になっていますけどね

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○○です。

○○先生、ライブお疲れ様でした。
先生のIVUSのレクチャーを受けるのは今回が2回目でしたので、
随分と理解が深まったように思います。
個人的には非常に勉強になったライブでした。

ところで、先生がJSICに出された論文に関して質問です。

当院ではCloser止血後、ベッドに乗せて帰室し、
その後は部屋のベッドでゴロゴロしてもらい、
2時間後に歩行開始としています。
一応、これでトラブルはないのですが、
できれば先生の施設のように、
車椅子で帰室し、1時間後に歩行というプロトコールに
変えてみたいと考えています。

JSICの論文では40例くらいの研究でしたので、
もし差し支えなければ、
論文を書かれた後の症例も含めた出血性合併症の発生に関し、
コメントいただければと思います。
また、論文は6Fと7Fのみでしたが、
8Fの症例についても同じプロトコールで問題はないかという点にも
お答えいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

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はじめまして.○○県立○○病院の○○と申します.
まだ当院ではTRAは行っておらずこれからというところです.TRA-net
を通じて勉強して生きたいと考えております.今後とも宜しく
お願い申し上げます.

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○○です。

○○先生、○○先生早速のresどうもありがとうございます。

> ずーっとCuttinng使い続けて、今まで一例だけ石灰化があって、
> その反対側は正常と思われる病変(いわゆる○○先生が言われている
> Perforation High Risk病変)でRaputure寸前まで行きました
> でも、それ以外はRaputureしたことはありません

自信が沸いてくるようです。小生もステントエッジのはみ出しresteがあればがんが
んカットしてます。安全地帯に軸足を置いていれば派手にカットできるのですが。心
外がないとどうもこの頃易きに流れっぱなしです。

> balloonとかStentで無理やり広げるのならCuttingの
> 方が安全だと思っています

仰るとおり!です。一番心配するのは#6jpや#11jpにCBしてもし破れたら、破れ方は
ひどいもんでしょうし、2本パーフージョンバルーンでも虚血になっちゃいますよ
ね。今のところ経験は幸運にもありませんが。くわばらくわばらです。

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TRA-NETの皆様、はじめまして。
大阪○○病院の○○と申します。

当院は昨年8月よりPCIをstartさせたところの病院で、まだまだ症例数はないのです
が、今年に入ってからぼちぼち例数を重ねているところです。
私は主にPCIはTFIで行うようにしているのですが(closer使って)、
当院の患者層がかなり高齢の方が多く、これからはTRIも取り入れていく必要性を感
じたため、
このMLでどんどん勉強させていただきたいと思います。
若輩者ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

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○○です

○○先生 ディープなオタクな世界へようこそ
先生のような方の参加をお待ちしてました
どんどん発言して下さいね
色々な集会やミサもありますので、怖がらずに覗いて下さい
その時はもうTRIの虜になっているでしょう

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 ○○先生、はじめまして。○○と申します。一応今回の論文の筆者
ですの○○先生からお答えするように命じられました。わかる範囲内でお答えさ
せていただきます。
 投稿した時点で論文に記しているように100数十例に連続してこの方法を行い
ましたがoozing数例のみでその他大きな合併症はありませんでした。
 その後、数を重ねる(正確な数は今はわかりませんが多分300例程度)につれ3
例ほど合併症が残念ながら出現しています。
 1例は透析患者でカテ後透析中に動脈性の出血、2例は仮性動脈瘤形成(そのう
ち1例は透析患者)でした(すべて7F)。幸いともに用手圧迫とその後の安静のみ
にてその後特に問題なく経過しています。
 大まかですが major complicationの発生率は約1%程度となり以前の
PercloseやCloserで報告されているものと同様かそれ以下であり、車椅子での帰
室および安静時間の短縮が直接的には合併症の増加につながっていないと現時点
では考えています。
 しかし透析患者など血管の石灰化の強い患者にはやはり注意が必要と思われま
す。
 8Fでの施行例はそれほど多くはありませんが同様の方法で行っています。直
後に完全に止血が得られカテ台の上で坐位となり再出血のないことを確認すれば、
その後major complicationを起こした症例は今のところありません。
 今後も何か問題あれば報告させていただきます。

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○○です。

○○先生、レスポンスありがとうございました。
大変参考になりました。
当院でも車椅子での帰室を検討してみます。

なお、当院では透析例は石灰化が強いので、
Closerは基本的に行わないようにしています。
記憶が定かではありませんが、
確か透析例はCloserの禁忌だったような気がします...。

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○○です。

> 記憶が定かではありませんが、
> 確か透析例はCloserの禁忌だったような気がします...。
透析例でこそ、Closerなんですけどね。。。

まステントがAMIに禁忌だったり、direct stentが禁忌だったり、、、色々のよ
うな気がします。
明らかにnegative dataばかりであれば当然禁忌ですが。。。
メーカーの禁忌はどの程度の効力があるんでしょうか?当然僕らは患者さんのた
めと思ってしてそれでnegativeなことがおきた時にこの点においてメーカーは免
責、ということのような気がします。←誰か詳しい人教えてください。

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○○です。

そうですね。
AMIステントやdirect stentも禁忌でしたね。
すっかり忘れてました。

実はうちの病院でも透析例にCloserをまったくやらないわけではありません。
Femoral a.の石灰化が高度な症例に使ってみて針が通らなかったため、
圧迫止血が大変だった経験がありまして、
以後はガチガチの方にはやっていません。
透析導入から間もない人はまだ血管が柔らかいので普通にCloserをやっていま
す。

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その噂どうりです。
おひさしびりです。レスしてました。
CBは、ブレードにより12気圧の高圧だと、バルーンと違って、面ではなくブレー
ドの線につよく力がかかるので、広がりやすいのでは、と思っています。
ただ、最近は、26気圧のバルーンがでたので、そちらを主に使ってます。
プレにCBをつかうなら、ポストもCBは、少なくとも20気圧の高圧バルーン相当以上
の拡大をしめします。12気圧ですが。ただ、それ以上の圧では、ステント内では、
破裂するので、気をつけてください。

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ご挨拶が遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。
済生会○○病院に勤務している、○○というものです。
現在当科での心カテのスケジュール決めをしていることもあり、TFIが多いのです
が、TRIの数を増やしていきたいと思ってます。
皆さんのメールのやりとりを見ていると初めて耳にするtermも沢山あり、まだまだ
未熟者、修行の身の若輩者ですが、沢山勉強させていただこうと思っておりますの
で宜しくお願い致します。

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○○です

みなさん JSICお疲れ様でした
今回は評議委員会の水曜からJo Stentの最終まで
長丁場でい〜〜〜ぱい勉強させて頂きました
夜のミサも楽しく参加させて頂き、感謝しております
今年からライブもありのJSICでしたが、みなさんのご感想は
如何でしょうか? 私はライブの裏での発表で寂しい思いを
しました・・・

追伸:Jo Stentは講習会を受けた医師のみが使用できるようです
今回は私だけの参加でしたので、うちの他の人にも参加させないと
いけません

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○○です

みなさま、お疲れさまでした。
いろいろ勉強になりました。

私の発表は、なぜかいつもその日の最後。
「その他部門」という感じでした
まぁ、アウトローとしての宿命でしょうか...
外道としての道を正しく歩もうと(?)また確認した学会でした。

発表の際に、御助言・御質問いただいたTRAの皆さま本当に有り難うございます。
仲間意識を感じてとても嬉しかったです。
(「○○といっしょにするなよ!」とお怒りにならないで下さい...)

いつも、あちこちでお会いしている先生方とお話しするのも楽しい時間ですが、はじ
めて会場で会えた先生もいらっしゃったのでそれも嬉しかったです。

ショックだったことは、私の仲良しの某先生が、Mac→Winに魂を売ったと解った事で
した。やっぱり、Winの時代なのでしょうか...くやしいので、数日後に発表予定とい
う噂のpower book(新宿のコンピュータ屋さんで聞きました)を絶対に買ってやろう
と心に決めた私でした。

何はともあれ、本当に楽しい数日でした。
みなさま、有り難うございました。

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○○です。

> ショックだったことは、私の仲良しの某先生が、Mac→Winに魂を売ったと解った事で
> した。やっぱり、Winの時代なのでしょうか...くやしいので、数日後に発表予定とい
> う噂のpower book(新宿のコンピュータ屋さんで聞きました)を絶対に買ってやろう
> と心に決めた私でした。

無駄ですよ、先生。早く大勢に負けなさい。

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○○です

> 無駄ですよ、先生。早く大勢に負けなさい。
負けない根性が、TRA魂や5Fr根性を産みます!
でも、めげそう...
どなたか、応援してください!

さっきも当院の後輩にまで「Macは持ち運び重そうですね。バイオにすりゃぁいいの
に。」と言われたので、「これから君に渡すファイルは、なるべくMac以外では読め
ないようなファイル形式にする。覚悟するように!」と意地悪してしまいました。

四面楚歌ならず、四面窓(Win)歌の私でした。

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○○です

金曜日の最終のその他の部門で一番最後に○○先生と
並んで発表させて頂いたことは光栄です
今年のアブストラクトは大事に取っておきます

しかし、先生 TRA-netの○○先生も Winに変わったし
先生の大先輩の○○先生のMacにはWinが動いていたし
時代が・・・・・
撤退も勇気ですよね

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○○です

すみません ○○先生をいじめる気なんて、全くありません
ただ、Winを広めていきたいな なんて考えだけでした
もちろん撤退する勇気もありますが、継続は力なりですから

うちの医局をMacに染めて、まっさきに裏切って
今ではWinを広めて、助教授から裏切り者〜〜!って叫ばれてます
そういえば、関西の研究会でMac最近見たことないような
気がします・・

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○○です。

皆さま、お疲れさまでした。
JSICより、夜の会の方が有意義だったような...。
いろんなプロジェクトが発表?されてましたね。
○○先生、楽しみにしてますよ。

○○先生、Macもまだまだやれますよ。
私も○○先生がとうとうWin派に変わってしまったので、寂しい限りです。
でも、斉藤太郎先生が、17inchの大きなPowerBookを持って、会場をうろうろされてた
のを見て、勇気が湧きました。
私も12 inch PowerBookでまだまだ頑張るつもりです。
これからのプレゼンは、派手な演出ができるkeynoteでやりましょうよ!
いざとなればVirtual PC/Real PCがありますよ。G4ぐらいの能力なら、普通のWin位に
は動かせますから。

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○○です。(さすがに、26歳は書けませんでした〜)

皆様、JSICご苦労様でした。色々と、勉強させていただきました。
また、早速ミサにも参加させていただいてありがとうございました。
学会発表もですけど、飲み会で各施設の皆さんのご苦労なども聞き、大変参考に
させていただきました。今後とも、よろしくお願いします。うちも、徐々にTRI
の数を増やしていきます。

>うちの医局をMacに染めて、まっさきに裏切って
>今ではWinを広めて、助教授から裏切り者〜〜!って叫ばれてます
  そうですね。昔、先生の医局にいたとき、研修医で何もコンピューターのこ
とを知らなかった私はMacを勧められ買ったのに、何年かすると「えっ!まだMac
なん〜?」と言われたことがありました、ね、○○せんせい。

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はじめまして 今回入会させて頂いた国立病院○○センターの○○と
申します。
平成9年○○医大卒です。CAG年間600,PCI年間200前後やっている病院です。今後とも
宜しくお願いします。
蛇足ですがMAC派なのですがWINに転向も考えております。でもMACの操作性は捨てが
たいです。

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○○(本年四月からの出戻り)です。
九州TRAシンポの演題をかなり遅れて提出しました。>○○さんご迷惑おかけしていま
す。

さて、マックの話で出てきました。九州IVUSセミナーで○○先生のG4PB_12inchをみて
勇気づけられました。○○先生にもお話ししましたが、 
本年三月からswitch組です。Keynoteで派手にやっていきましょう。

なお、斉藤先生は「アップルの株主だから、、、」と、おっしゃったことがあるような
気がします。細々ですが、macファンに一票投票します。

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○○です

そうなんです この変わり身の早さが信条ですから
だって、TRAに転向してからの変わり身も早かったですよ
えっ まだ足な〜ん? 今頃 肘な〜ん?って医局の
OB達にも言い回ってます

そのうち、まだPentaな〜ん? なんてね
最後のは冗談です

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○○です。

Winにすべきなのは、カテ室システムがどうしてもwin baseになるからです。そ
こにMacを持ち込んで効率よく仕事をするのは、全く持って面倒なことです。
個人で使うのなら別にmacでもいいですが。。。

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○○です。

○○先生はじめ、Mac派の皆さまがんばりましょう!

Win派の皆さまの御意見もごもっともなのは理解できています。
でも、まぁ、いじめないでくださいよぉ...。

“男女7人夏物語り”か、“不揃いの林檎たち”か(歳がわかってしまう...解らな
い若い皆さまごめんなさい)、こんなシーンありませんでした?
「今、お前がつきあっている彼女、悪い女だから別れた方が良いぞ。」
「いや、以外にいい女なんだよ。」
「とんでもないぞ。ちょっと綺麗だからといって、性格悪いぞ。」
「そんなこというなよ。」
「しかし、世間での評判は悪いぞ。友達付き合いも悪いし、役立たずだ。」
「でも、多少ひねくれたり、金もかかるけど、...そこもいい所なんだよ。」
「昔はみんなちょっと良い女かなぁと思ったけど、ちょっかい出して、ひどい目にあっ
て別れた男も沢山いるんだぞ。」
「自分にとってはいい女だ。」
「俺の友達のかわいい女の子紹介してやるからさぁ。どうだ?」
「いや、もう少し、今の彼女とつきあってみたいんだ。」
「お前のために言ってあげているのに..勝手にしろよ!」
...結論は、やはりとんでもない女で、ひどい目に会い、別れるのですけど...
(あぁ、墓穴掘ったか...)
青春の1シーンがよみがえります。

私自身はもう少しMacでがんばってみます。
しかし、私の黒いpoor bookG3は、今となっては遅いし、HDの容量も少なくなってし
まい(これはiPod使用のため音楽データの入れ過ぎなのですけど)、液晶も壊れてし
まっているので、そろそろ新品にしたいと思っています。
G3(じーさん)もう寿命です。

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○○です。

JSICへ参加された皆様お疲れさまでした。
このたびも皆様より様々なことを学ばせて頂きました。ありがとうございました。

ところで私は朝の5時からスタンバッていたにもかかわらず台風のため族の会(ミ
サ)には参加できず大変悔しい思いを致しました。
その代わり翌日の6/20にプチ族の会へ参加させて頂きました。そこでネットギャルと
呼ばれていた○○先生にお会いしてそのspecの高さには驚かされました。すばらしい

来月が楽しみです。また、お会いできる日を楽しみにしております。

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○○です。

 でも最近、学会場でまたMacの姿を結構見かけるようになった気がしますがいか
がでしょうか?
 G3のPower BookでOS8.6を使っていた頃は、黒いずっしり重いPCを両手で
抱えて、接続に失敗するたびに学会場での「また〜Mac〜ゥ???」の冷たい視線を受け
て肩身の狭い思いをしてましたが、最近はそんなこと無いみたいですよね。
 Winに乗り換えてしまった僕としては(○○先生ご免なさい)、最近少し羨まし
く、医局でMacG4Power Bookを使い続ける先生を横から覗いています。
 
 Macの復権を心の底では願いながら、僕は軽いWinを探して今夜もkakaku.com
を覗き込んでます。

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○○です。

そうなんです。まあ、うちのカテ室はまだアナログなので、動画をMacに取り込むのも
Winに取り込むのも同じ手間ですが、DICOMに変わったらどう 
なることか..。この面倒をどうクリアするか、これもMac派の楽しみ方の一つなんで
すが。

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第72集


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○○です。

皆さまJSICお疲れさまでした。私事ですが新しい環境に戸惑いながらも、地道に
カテをやっています。
ところで初歩的なことで恐縮ですが皆さまの御意見をお聞かせください。

TRI 、TRAの泣き所は数%で起きる動脈閉塞ですが、先生方の施設では診断、
PCI、follow up CAGすべてをラディアル・アプローチでなさっているのでしょう
か?私はad-hoc以外は診断はTBAで行い、PCIはTRIでと分けることが多いのです
が先生方はどのようになさっていますのでしょうか?もちろん1回で閉塞する場
合もあれば何回でも可能な方もいると思いますが、大体何回位は可能であるとお
考えでしょうか?

それとは全く別の話なのですがIn-stent restenosisに対してPOBAやCBを施行し
た時は、術後チクロピジンは投与なっさていますのでしょうか?

よろしくお願いします。

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○○です

たしかにRadialの閉塞はおきますが
何度でも穿刺可能な小柄なおばあちゃんも居るし
大柄で何度でもいけそうなおじさんが一回で閉塞も
ありますよね 予測もRadilaが細い人は閉塞しやすい
ようですが、臨床的にはなかなか難しいので
とりあえず、できるうちは何度でもRadialでしています
右が閉塞したら、次は左穿刺にしています

ISRに対しては うちでは全例Cuttingです やはり術後
ストラットがむき出しになる可能性もあるのでチクロピジンの
併用をしております

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○○です.

最近TRAを始めたところです.カテ後にTRバンドを使用してい
ます.カテ後の減圧は看護師さんにお願いし,出血したらDr
call
というふうに決めていたのですが,出血例があり(すぐに加圧
し二次止血できました)今後は主治医がするべきでは?との意
見も出ています.(もちろん主治医も減圧後に出血の有無を確
認していますがカテ中の時もあり,お願いしなければならない
時もあるかと思います)
皆様の施設では止血器の減圧などはす
べて主治医がされているのでしょうか?また,診断カテ時やPCI
時にはそれぞれ減圧の時間も調整する必要性を考えています.
いいプロトコールがあれば教えて下さい.宜しくお願いします


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○○です

うちでは大学病院という特殊性か(ただ看護婦さんが
動いてくれないんですけど) すべて主治医がやっています
ですからTRbandの減圧の回数は少なくなっています

うちでは診断もIVUSを使う可能性があるのですべて6Fです
ですから減圧のプロトコールは一つだけです
もし、2種類作ったら間違えの(インシデント)の可能性があるので
プロトコールはシンプルにを鉄則にしています

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初めて質問させて頂きます。○○病院循環器の○○と申します。

皆様JSICお疲れさまでした。
JSICの初日のステントワークショップの中でDESの話があり、三井記念病院の田辺先
生が講演されていた話でbifurcation病変に対するcrash stentingということが話で
ありました。CypherというDrug Eluting Stentの話のなかです。

KBTで側枝/本幹ともにstentする際に、まず側枝からstent prox.を本幹に顔だし
てstenting行い、その後先に位置決めして置いてある本幹のstentを拡張し本幹を確
保するという手技だったと思います。側枝stentの本幹留置部分は潰れて(crash)して
しまい閉塞の率が高くなりそうなものですが、講演のなかではT stenting(側枝を本
幹ぎりぎりまでstentingするもの)にくらべると再狭窄率が減っていてヨーロッパで
は流行っている(?)手技とのお話でした。

この手技の有用性がPCI若葉マークの私にはわかりませんでしたのでこの場をおかり
して皆様のお考えを聞きたいと思います。もちろんDESはまだみなさん使用していな
いと思いますのでお答えいただくのも恐縮とは思いますが、皆様どう感じられるかだ
けでも教えて下さい。(将来的にwireをrecrossさせる必要がなければ大丈夫? そ
ういう病変だったらstentすら置く必要もない?)
また現在皆様が使用しているbare metal stentで行っていい手技なのかどうかも教え
て下さい。DESだから許される手技なのでしょうか?

漠然とした愚問かもしれませんが、ご教示よろしくお願いいたします。

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○○です。
 
 JSICお疲れ様でした。
 東京は台風の影響はほどんどありませんでした。
 
 私も去年まではバリバリのMac.派で周りの人には50台以上買わせたと思います
 が、カテ室ネットワークとの相性や将来的なことを考えて、ついにWin.派に寝
 返ってしまいました。半年経ってようやく慣れてきましたが、Mac時代と比べて
 電気屋でソフト売り場に行くのが楽しくなりました。ソフトってたくさんある
 んですねえ。
 (Mac時代にはソフトなんてほとんど買った記憶がないのですが)

> TRI 、TRAの泣き所は数%で起きる動脈閉塞ですが、先生方の施設では診断、
> PCI、follow up CAGすべてをラディアル・アプローチでなさっているのでしょう
> か?私はad-hoc以外は診断はTBAで行い、PCIはTRIでと分けることが多いのです
> が先生方はどのようになさっていますのでしょうか?もちろん1回で閉塞する場
> 合もあれば何回でも可能な方もいると思いますが、大体何回位は可能であるとお
> 考えでしょうか?

  Sakai H, et.al 
  Limitations of successive transradial approach in the same arm:
  the Japanese experience.
 Catheter Cardiovascular Intervention 2001 Oct;54(2):204-8
 
 このスタディの結果では、5、6Fr.の混合使用で、男で5回連続できる人は70
 %、女性では50%でした。
 また、これにはTRAを重ねるにつれてだんだん橈骨動脈内腔が狭くなるとい
 う考察を書きましたが、このことをIVUSで証明した論文(徳山中央病院の
 先生)が近々JACCに載るとウワサで聞きました。
  
> それとは全く別の話なのですがIn-stent restenosisに対してPOBAやCBを施行し
> た時は、術後チクロピジンは投与なっさていますのでしょうか?


私はしていません。

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○○です

Takatoshi et al
Intema-media Thickening of the Radial Artery 
After Transradial Intervention
An Intravascular Ultrasound Study
JACC 2003; 41: 1109-1114
ですね

これによるとシース挿入部に近いほど狭窄するようです
だとすると回数重ねるとどんどん中枢側に移動して・・・
たなると○○先生のブラディアルが良いのかな

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○○です。

T stentingでは、どんなに精緻な位置決めをしても、側枝の近位端でcoverされない
部分ができ、それが再狭窄の原因になるのでは、という理由からCrash stentingが
流行りだしたようです。もちろん、本幹・側枝を含めて、完全にstentでcoverしよう
とするのであれば、2本のステントを用いて、elegantに、Y stenting+KBTになるわ
けですが、2回、strutを広げないといけませんから、手技が煩雑で嫌われるのでしょ
う。Crash stentingは、手技的にはY stenting+KBTよりよほど短時間で可能です。

あくまでDESがその前提になっている手技と思いますが、仮に、DESが認可されたとし
ても、よほどevidenceの蓄積が見られるまでは、私はまずやらないでしょう。

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○○です

○○先生 JSICお疲れ様でした
Radialの閉塞に関しては私も同じだと思っていましたが
でも、ステプティとかより圧で調節できる方が閉塞しにくのかも
なんて考えておりとめた君かTR Bandです

斉藤先生のTRI2002XPに以下のように記載してました

「橈骨動脈の開存するか否かは、橈骨動脈径と
挿入するシース外径の関係、シース留置時間、
止血方法、糖尿病の有無である」

参考文献がありましたので、時間があれば読んでみます

************************************

○○です。JSICお疲れ様でした。
なかなかResできずに、みなさんの御意見を聞いているばかりでした。

> > これによるとシース挿入部に近いほど狭窄するようです
> > だとすると回数重ねるとどんどん中枢側に移動して・・・
> > たなると○○先生のブラディアルが良いのかな

当院では可能な限り全てをRadialからアプローチしていますが、回数を重ねるに
つれ穿刺が難しくなる症例があり穿刺や止血の方法が良くないのかな?と思い悩んで
おりました。当院ではRadialはTRバンドを使用するケースが多く看護師に減圧をお願
いしておりますが、止血道具により狭窄率や閉塞率に差が出るものでしょうか?それ
ともRadialの硬さや内径の要素が大きいのでしょうか?私は根拠はなく漠然と後者だ
と思っており、止血器具を変更する予定はありませんが…

私はWIN派ですが、なかなか2000から離れられずにいます。

************************************

○○です。
 
>ISRに対しては うちでは全例Cuttingです やはり術後
>ストラットがむき出しになる可能性もあるのでチクロピジンの
>併用をしております
 
そうなんですか?一応、3ヶ月もたてば内膜が張った状態になっているので、私
も○○先生同様、チクロピジンの投与は行ってません。特にそれでSATが起きた
経験はないのですが...(先生たちに比べれば、経験数は少ないのですが)

************************************
 
○○です。

昨年Drug stentで普通にT stentingをするSIRIUS Bifurcation Studyのregistryが
あったのですが、側枝の近位部のStentがCoverされていないところに内膜の増殖がお
こり高率で再狭窄が発生しました。この失敗がBackgroundとなりCrash stentingが注
目されてきたようです。
Crash stentingではKissing Balloonする必要がないのでインフレーションデバイス
は一つで良いし手技もシンプルで短時間に終わるということを売りにしていますが、
実際は半分近くの症例でCrash stenting後に側枝にWireをrecrossしてKissing
balloonをしています。側枝のStentは入口部はCrashさせているのでStentは3重の
LayerになっておりWireやBalloonが通過せず終わることもあります。このように
Stenting後に側枝をいじる際にやっかいな事があるので慢性期Data次第では一時の流
行でおわるかもしれませんね。

************************************

○○です。

○○先生に質問です。どうも外国の方は、USもヨーロッパも、手技がシンプルかつ短
時間に終わるのをとても好まれるようですね。Y stentingであっても、分岐部病変に
対してIVUS guided DCAするよりは、格段に単純な作業と思うのですが、たとえば先
生の御施設では、分岐部病変一例の手技時間はどのくらいまでがacceptableとみなさ
れているのでしょうか? また、私はどうしても通したいCTOなら、ワイヤクロスま
で手技時間2時間程度は粘るようにしていますが、そちらの上限はどのくらいです
か? お時間のあるときに教えてください。

************************************

こんばんは、Bradial ○○です。

昔々、「キムニー先生は、かなり高い位置でRadial穿刺しているらしい。カッコよか
ね。」と、小耳にはさんでいらい、かつてBradialと称してradial触れるぎりぎりで穿
刺していました。が、圧迫が効かず、血腫作るはで、挙句の果てには、キムニー先生
より直接、「私は普通に穿刺しています。」と指導を受け、最近は普通に刺していま
す。ただ、ちょっと高いところで刺すと、患者さんは穿刺の痛みは少ないようです。

ちなみに、去年はDCA(8Fr)をBradialでやっていました(笑)が、高率に「脈無し」に
なっちゃって、やめています。Radialは7Frまでですね。

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○○です 久しぶりにレスさせて頂きます。

私も○○先生同様、今春から全例TR-bandもしくは、とめ太君に変更しました。
初回緊急カテーテルの人、不隠になりそうな人はとめ太君で、
TRA経験者および精神的に安定している人はTR-bandです。
統計はとっていませんが、この方法で出血はありますが、動脈閉塞は今のところあり
ません。
(勿論、繰り返し穿刺で血管が硬くなってきた人では反対側穿刺にしています)
それまでの私の止血法であったステップティP+シュナイダーベルトに比べて明らか
に患者さん
の苦痛も少ないようです。

因みに私の参考文献及び信念の素は、かつての「TRAの巻」の−TRA止血法の考え方−
です。
同側から何回連続で穿刺できるかについても−慢性期合併症−の項で判り易く解説さ
れていましたし、
○○先生、お忙しいとは思いますが、早い時期の「TRAの巻」全般の充実した再UP
に期待しています。

************************************

○○です

なるほど、やはり側枝は開ける訳ですね
DESのみの技でしょうし、○○先生が言われるように
私もしないでしょうね
すばらしいデータが出れば別ですけど

************************************
○○です

ストラットがむき出しになるのは、ひょっとして
Cuttingの刃が当たるとそうなるかなとの推測です
データがあるわけではないし、エビデンスもありません

余談ですけど、一時ISRにPOBAをしていた時期に内視鏡を見たんですが
その時はストラットは見えませんでした
ただ、新生内膜から出血している像は見えました

************************************

○○です。

側枝のステントを本管のステントでcrashすると、本管に対し、側枝の近位側はドラッ
グのついたステントストラットが壁に密着していると思いますが、遠位側は、ステン
トがcrashされているため、壁との密着が十分でなくなり、結果内膜が増殖しやすく
なりそうの思います。そこにさらにワイヤーをrecrossさせて、ストラットが三重
のlayerがよりtightになってしまえば、さらに、ドラッグが届かなくなり、問題な様
な気がしますがいかがでしょうか?

************************************

○○です。

うちのケースだったか、他院のケースだったか忘れてしまいましたがISRにカッティッ
グバルーンをしてSATになったケースがあったような気がします。以降、私も、ISRの
治療には、パナルジンを入れるようにしています。実際に問題となるケースは少ない
だろうと思われますが。

************************************

○○です。

Stepty Pの時は、最初少しきつめにしめて、1~2時間後、出血しない程度に十分緩め
ておくことが、橈骨動脈を閉塞させず、かつ、止血を確実にするコツと考えていまし
た。(当院では、Stepty Pを貼る前に、手首の背側に、皮膚の保護テープをつけてい
るため、Stepty Pのテープを一度緩めても、再度粘着し、ちょうどいい具合になりま
す。もっとも、そのうえから、Radistopの使い回しの物を手首の固定もかねて、軽く
まいておいていますので、さらに安定するのですが)。たまに、別のカテが長引いて、
Stepty Pを緩められなかった時に、脈が弱くなったり、閉塞するケースがやや多いよ
うな印象がありました。TRバンドの様に、次第に緩めていくということは、やはり、
閉塞させにくくしているように思います。(すみません、データはとっていません)

************************************

○○です。

OS XのPower Book G4 1GHzはシステムも安定しており、処理能力もすぐれ非常に快適
です。半年前までは、ブラックのPower Book(G3)を使用し、それなりに使用していま
したが、Power Book G4(OS X)は格段に進化しています。ただし、windousでしか動か
ないCDを見る時は、Virtual PCをやむなく使用していますが・・・。G3時代は確か
にWindowsマシンにだいぶ魅力を感じないでもありませんでしたが、OS X G4になって、
Macは十分魅力的です。
 ○○先生、Mac派応援します。

************************************

○○です。
カッテイングバルーン後のパナルジンの投与期間はどれくらい
ですか?

************************************

○○です

通常のステントと同じです
うちではボスが最低1ヶ月です
長くても3ヶ月の投与にしています

************************************

○○です。

通常のステント留置と同様1ヶ月間でいいと思います。(多分2週間でもいいのではな
いかと思われますが)

************************************

○○です。

>どうも外国の方は、USもヨーロッパも、手技がシンプルかつ短時間に終わるのをと
ても好まれるようですね。

手技がシンプルなものを好むと言いますか、ほんの一握りの人しか複雑(?)な手技
ができないのです。AMIGO trial(DCA+Stent vs. Stent Only)でも
全体ではダメでしたが分岐部病変には有効であると出ているのですからIVUS guide
DCAは分岐部に対して良い選択肢の一つだと思います。みんなそれを知っていてしな
いのは出来ないからです。IVUSで見て「心外膜側のSeptal寄りを中心にPlaqueがあり
ますよ」と言っても全周性に削ってPerforationを起こしたり、Pseudoaneurysmを
作ったりします。Multicenter Study(AMIGO)で基準を作っても70%以上は
Suboptimal Resultの状態でStentを入れているのですから複雑(?)な手技はできな
いのではないでしょうか。こんな失礼な事は有名な人達にましてや苦手な英語で言え
ないのでいつも心に仕舞っています。少しフォローをすると、だから誰でも出来るよ
うにシンプルな手技やDeviceを考えようとするのだと思います。最終的にはコストを
低く抑え、狭心症状なしで長生きできることが目標なのは世界中一緒だと思います。

>そちらの上限はどのくらいですか?

患者さんがカテ室に居るだけで30分ごとにお金がどんどん加算されていきます。それ
だけじゃなくOperatorの辛抱が足りないのもあると思いますが手技は分岐部病変も含
めてガイトカテをエンゲージしてから最後の確認のシネを撮るまで1時間くらい(多
枝病変や合併症例は除く)でしょうか。CTOも1時間以上粘るのは見たことがありませ
ん。

************************************

○○です。

時代はWinと分かっているのですが(周りからは絶滅寸前の保護動物のように 
扱われています)、過去のデータ等のこともあって捨てきれません。何よりも 
バカチョンOSですから、何となく使えてしまうのがありがたいです。特 
DICOMを読み込んでスライドとかに取り込むのに苦労しますが、ある業者さん 
から「DICOM Import for QuickTime」と言うのをいただきました(大きな声で 
は言えませんが)。これはQuickTimeでDICOMを読み込めるようにするプラグイ 
ンで、これを使えば簡単にスライド等で動画をレビューできます。Macフリー 
クの先生方の御参考になればと思います

************************************

何度もすみません。○○です。

>遠位側は、ステントがcrashされているため、壁との密着が十分でなくなり、結果
内膜が増殖しやすくなりそうの思います。

僕も遠位側のStent Strutがひきつれて壁と離れてしまいそうに思ったので聞いてみ
たことがあるのですが、2個のStentで新しい遠位部の分岐角(Carina)を作るので
ある程度は側枝の入口部が狭くなるようです。Angioで見ても入口部がCompromiseさ
れているようなら追加のKissing balloonか側枝のBallooningを加えるようです。そ
うすれば分岐部が完全にDrugでCoverされます。だから半分近くの症例には追加で
Kissing Balloonを加えているような印象です。いずれにしても慢性期の成績を見て
みないとなんとも言えませんが今はこれが流行ってます。

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今年は本当に、ホント〜〜に阪神が優勝するかもね。
阪神ファンのみなさん、秋には福岡ドームで待ってます。
(でもホークスは身売り確実?)

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○○病院です。

○○先生、○○先生、理解しやすいお答えいただき有り難うございます。
JSICの講演の中ではcrash後の側枝へのrecrossの話はありませんでした(と思います)
が、現場ではやはりcrash後にrecrossしているのですね。ちょっとホッとしました。

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○○です。

○○先生、丁寧なお返事ありがとうございます。

>患者さんがカテ室に居るだけで30分ごとにお金がどんどん加算されていきます。

信じられないというか、夢のような(?)世界ですね。確かに、PCIの分野で、現在
の日本の技術水準は、世界に冠たるものがあると思います。しかし、例えばCTOで
は、如何にコンケストやParallel Wire Techniqueを使って高い成功率をあげても、
加藤先生のジョイントライブでのプレゼンのように、“術者はヘトヘトになる”わけ
で、(うまくいくかはわかりませんが)Intraluminalのような、より客観的に、(可
能なら短時間のうちに)trueを探れる機械が求められているのだと思います。

また、そちらの新しい情報をよろしくお願いします。

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○○です

最近、話題の移動速度が速くてROM専門でした。
私はPowerBook G4/Vio共存環境ですが少なくともMacのDICOM Viewer (QuickTimeも落
とせる)のMacAngioViewはfreeのDICOM viewerとしてWinのものも含めて最も快適に使
用可能です。
いくつかwinのものも使ってみましたけどこれが一番良いです。あとはWInで
もQuickTimeを「Pro」にしておけば簡単な編集はまったく問題ありません。MPEGもい
けます。
現実問題としてPhotShopとMS office関連とFileMakerに関しては問題なく共存してい
ます。


http://home.attbi.com/~wlapointe/

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ご多忙中誠に恐れ入ります
○○総合病院の○○と申します
いつもradialmagicを拝見して勉強しております

> 私はPowerBook G4/Vio共存環境ですが少なくともMacのDICOM Viewer (QuickTimeも落
> とせる)のMacAngioViewはfreeのDICOM viewerとしてWinのものも含めて最も快適に使
> 用可能です。

MacAngioViewは以前radialmagicでご紹介があり存じておりましたが,
確かMacOSXではネイティブで動かないのではなかったでしょうか?
クラシックで動かされているのでしょうか,それともMacOS9で
動かされているのでしょうか?

5万円も払ってMacOSXネイティブのDICOM Viewer softを買った私としましては,
悔しい話です・・・(涙)

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○○です

Classic環境の切り替えがいやなのでまだOS-X(バツ?)には移行していません。
OS-X用のDICOM-viewrとしてはEscape Medical Viewer(EMV2.0 OSX版)がありますがま
だ試してみてません。1ライセンス37000円位だったでしょうか?どなたか試されま
したか?

http://www.ksroom.com/KsRoom/Medical/DICOM/index.html

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○○です。

私の「DICOM Import for QuickTime」はEscape Medical Viewerのパーツのよ 
うなものです。QuickTimeProにアップすれば、簡単に編集加工できます。

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○○です。

OS-X環境のEscape Medical Viewerですが、
私の医局で使用している者に感想を聞くと、動作が極めて重たいようです。
もともと静止画を扱うviewerのせいか、CDを直接読み込んで動画で見るのはストレスが
あります。

値段も高いですし、かえってclassic環境でMac AngioViewを使用するほうが快適です。

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○○ です。

ごめんなさい、TRAでもIVUSでもないんですが。。。知ってる人は教えてくださ
い。
今度透析内シャントのPTAをするんですが、詳しい人がいたら いいバルーンと
か注意点とか教えてください。

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○○です。

MACでDICOMとのことですが、専用ソフト(Escape Medical Viewer、 Mac AngioView)
を持っていない場合DICOM画像ををプレゼンに使うのには難しいのですか?最近プレ
ゼンも動画になっており、MACで悩んでおります。IVUS等のVTR画像もみなさんどうさ
れてますか。
POWERMAC G5も出た事ですしMAC派の人頑張りましょう。

WIN派の人も画像処理に関して教えてください。

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○○です。

私自身もシャントPTAは数例しか経験がありません。当院では、最近は透析専門の先
生が自分で行っていますので、その先生に一寸聞いてみました。
最近のシャントPTAでは、ボストンのカッティングバルーンが良く使われ成績も良い
そうです。balloonでは、JJのSlalomが柔らかくて使いやすいので、好んで使用して
いるとのことでした。stentは以前は使っていたようですが、シャントの場合crushす
ることもあり、長期的には余り良くないそうです。
もっと詳しい情報が必要であれば、アドレスをお教えしますが。

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○○です

新しいPower Bookがでると思っていたら、G5 Macが出ていました。
新宿Mac屋さんの嘘つき...
でも、国立大学薄給の身でありますが、商売道具ですので、新品をそのうち買いたい
です。

○○先生よりお勧めいただいた、「MacAngioView」ですが、私のpoor bookでは固まっ
てしまいます。
他の皆さまのMacでは元気に便利に動くのに...なぜ?

仕方が無く、昔からのfree softの「OSIRIS」でやっています。慣れるとそんなに面
倒くさくないです。
編集はQuick timeのPro版です。切った貼ったが簡単です。

OS Xにはまだしていないですが、OS Xで動くMac DICOM物は他に何か有るのでしょう
か?Macな皆さま、教えてください。

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○○です

○○先生がおっしゃる様に、CordisのSlalomか、ボストンのSasugaがシャフトが細く、
特に吻合で屈曲したところにバルーンをかける場合に特にいいとおもいます。しかし、
シャント狭窄には、高圧かけても広がりにくい病変ありますので、最近は7Frシース
になりますが、カッティングバルーンを選択するのも良いと思います。
 ステントは使用するならself expandableですが、bail outのみにしたほうが良い
とおもいます。

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○○です

○○先生のホームページからDicom Viewerを探して試してみましたが、Escape
Medical Viewerは使用感がいまいちで、やはり、MacAngioViewがいちばん軽快で使用
勝手がいいと思います。OS X nativeでないのは残念ですが、Classic環境でもその軽
快さは損なわれません。PICTにでもムービーにでも書き出せます。できれば、ビュー
をくるボタンがあれば、もっといいのにと思っています。
 私のPower Book(G3)でも問題なく動いていました。○○先生、メモリーは十分です
か?

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○○です。

○○先生、御世話になっております。

私のG3poor book 2000はメモリーは768MB積んでおりますので、不自由はしておりま
せん。メモリーとHDは腹一杯がモットーです。
アプリケーションにもたっぷりつぎ込んでいるのですが...。

それでもMacAngioViewダメなんです。

こんな事を書くと、「だからmacはダメなんだよ。早く寝返りなさい。」という窓の
向こうからの声が聞こえてきそうです。

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○○です。

MacAngioViewは、機種によってもどうも動作が異なるようです。私のPowerBookG4 
12"は快適なんですが、医局のPowerMac G4だとちょっと遅くなります。VideoCardとの
相性もあるのかな?

 ところで、多くのDICOM Viewerはなんらかの形でPC 
exportができるようです。ところが、せっかく書き出したCD-RがMacで認識できないっ
てこと、ありませんか?
 うちの心エコー装置GE Vivid 7がそうなんです(内部はWINDOWS 2000)。
 調べてみると、CD-Rの書き込みフォーマットがWin専用のUDFという形式で、これはOS
-Xでは認識できません。
 ところが、OS 9だと、CDを入れてすぐ、Opt+Cmd+Iでなぜか認識できます。
 それでも認識できないとき、Adaptec UDF Volume Accessというフリーの機能拡張フ
ァイルをダウンロードして、OS 
9に入れると、たいていのWin CDが読めてしまいます。
 だたし、調べたところでは、SuperDrive搭載機ではだめなようで、OS 
XのClassic環境でも作動しません。SuperDriveのない、OS 9だけしか動かせないような
ちょっと古いMacが、Win 
CD読み取り装置として活用でき、ついでにファイルサーバーとしても利用できます。
 プレゼンにDICOMそのものを使う必要もないでしょうから、プレゼンに限ればこの方
法でMacでも不便は感じません。

 MacAngioViewから直接QuickTimeに書き出すか、Virtual 
PC使えばいいんでしょうが、こんな方法もあったのでご参考までに。

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TRA-netへの登録ありがとうございます。

6月に大学病院から○○病院へ赴任となりました。
私自身はTRIの経験が少ないので色々勉強させていただきたいと思います。
宜しくお願い致します。

○○病院は○○の南に位置する400床に満たない中規模の病院です。
近隣に国立病院や日赤などがあり、色々大変です・・・

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○○病院の○○です.今回ご厚意にてtra-netに入会させていただくこととなりま
した.

○○先生,○○先生はじめとするsilent majority(今はもうsilentではないと思います
が)の片隅に隠れてひっそりとTRIを行っていた“silent minority”で,当院には
tra-netでもおなじみの○○先生が勤務されています.

今までは匿名の記事を読むばかりで,もどかしさを感じていましたが,今回から実名
で読めると思うと楽しみです.新参者ですが今後とも宜しく御願い致します.

P.S. 今回は第10回という区切の年にトランスラディアル研究会に参加させていただ
き大変ありがとうございました.

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第73集



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○○です。

ライブ症例の適応についていくつか話が聞こえたのでここで説明します。
特にcase 4のRCAの症例でASO術前にPCI治療したcaseが問題になっていたようで
すが、狭窄度からも治療適応に問題ないと考えています。
もしかしたらアンギオ画像が悪かったので狭窄がはっきりしなかったのかもしれ
ません。いちおう添付しておきます。

うちの外科が術前にPCI治療しておいて、と言われたことにも「別に後でもいい
のじゃないか」ということも聞きました。
が、しかし、ある程度以上の高度狭窄があって、ASO術中に予期しない出血>冠動
脈血流低下>RCAの一時的閉塞>リズムトラブル、ということはないといえません。
当然ASOが非常に急ぐ事態ではASOを先にする、ということも考えるべきかもしれ
ませんが普通それは考えなくていいでしょうしこの方の場合も十分待てる状況で
した。
RCAの治療の成功率、手術時のSATの率を考慮するとこの状況での患者さんにとっ
ての最もメリットのある方法、それは先にRCAを治療して後でASO治療をする、と
考えました。

実は昨日まで安達太良ライブに行っていましたがそこでも適応の話が出てました。
当然適応ない症例に治療を行うのは論外ですが、最近少し気になるのは対象とな
る病変を治療してその患者さんにどれだけのメリットがあるのか、という原点で
はなく虚血があるかどうかに議論が終始している気がする点です。虚血があれば
治療対象となる大きな要素となりますが、極端な話症状なくて予後の悪いがん症
例など虚血があっても治療対象にならない場合もありますし、さらに虚血所見が
100%正しくなくfalse negativeも存在するわけじゃないですか。
AHA/ACCガイドライン。。。という話もあるかもしれませんがガイドラインが全
て正しいわけではありません。たとえばAMIのdirect PCIなどreviseされた時に
今の日本の治療の方向に改正されています。今後は虚血が証明されなくても残存
心筋に対し影響の大きい病変は治療対象となる、という方向に行く可能性は高い
と思われます。
さらに現在の食生活を含めた状況では、動脈硬化という病態は進行性である点を
考えれば残存心筋に対し影響の大きい病変は治療対象、というのが僕の意見です。

さて、皆さんはいかがお考えですか???



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○○です

PCIの適応は虚血の有無ではないと僕も思います
PCIすることによって(いわゆるインターベンション=介入)
その患者さんの人生に介入して治療しているわけです
ですからその時点で、患者さんのこれから先の人生にとって
ベストと思われる治療を患者さん、医療サイドとよく相談をして
するべきだと思っています
その治療法のひとつしてPCI(もちろんTRI)があるのだと
思っています

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○○です。

若輩者で恐縮なのですが、常々疑問を感じていた議題でしたので発言させて頂きたい
と思います。僭越で申し訳ございません。

今まで私が経験したカンファレンスのなかでも"75%で虚血がないからobserve,1年後
F/U CAG"という結論が度々ありました。その都度、この人は1年後変化無かったらど
うなるんだろう?また更に1年後にF/Uするんだろうか?それでも変化無かったら一生
カテし続けるのだろうか?それとも1年後に(基本的には良くなることはないので)
変化なければF/Uなし、となるのだろうか?という疑問を持っていました。
もちろん、anginaが徐々に起こればよいのですが、その方がsudden on setのAMIで搬
送されてきたらきっと後悔すると思います。
しかし、もちろん50%狭窄やdistal lesion:75%にPCIはしないですが、虚血所見が無
くても将来、心筋虚血による重大な心事故を来たす可能性がある病変は治療対象にし
てもよいのではないかなぁ、と思っております。
個人的には虚血の存在以外に、以下の条件を満たせばPCIのdiscussionに挙げてもよ
いのではないかと思っております。
”現在は虚血を伴っていなくても、将来虚血を引き起こしそれに伴い重大な心機能障
害を来たす可能性が(ある程度)ある。”
しかし、75%へ対するPCIが将来患者さんの心事故を減らしうるかどうかについては分
かりません。(もしかしたらPCIによりmalignant restenosis cycleへ入ってしまう
かもしれません)
その判定については
@PCIによる心事故の減少率 APCIによるcomplicationの発生率 B予測される虚血
範囲
である程度の線引きができないかなぁ、と思っています。
(自然経過での虚血発生率よりreste率が高いようならダメです。)
これにはデーターが必要ですね。もし、このようなstudyがあれば御教授ください。

今までずーっと答えを見つけられなくて、時には意見が合わず、カンファレンスで議
論したこともありました。(そういえば、○○先生、いつかこんな話題で盛り上がり
ましたね。)
個人的に非常に興味があったのですが今まで結論に達していないまま、くすぶってい
ましたので発言させて頂きました。
皆様、何卒お許しください。

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○○です。保険請求のコメントを書き終えホッと一息です。
PCIの考え方として○○先生の意見に賛成です。ただ、”限りある医療資源”をいか
に有効に人類のために使用するか?という医療経済の原則を考慮に入れる必要があ
り、今日、エビデンスに基づくガイドラインがあらゆる治療領域で確立されていま
す。勿論、新しい治療法やエビデンスが発見されればガイドラインは修正されます。
各地で行なわれるライブや日頃のPCIでチャレンジングなケースを治療することは素
晴らしいことだと思いますが、最終的に”チャレンジングなケース”をエビデンスま
で昇華させなければ一人よがりのマスターペーションだと批判されても仕方がないと
思います。したがってガイドラインに基づき治療することが原則で、ガイドラインに
修正を加えたいなら(日本の現状はエビデンスを作るところまで成熟していないと思
いますが)エビデンスを作れるよう協力しあうことが重要なのではないでしょうか?

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○○です

「適応とはなんぞや」とは、とても大きな命題だと思います。

医学はまだ完全な科学に成りきれずに、哲学の占める割合が大きいのだと思います。
医学を科学に成るようにとの研究は必要ですが、現実は今のところ、まだまだだと思
います。
そもそも、神様に逆らって寿命を延ばしてあげようと恐ろしいことをやっているので
すから、絶対は無いと思います。宇宙の絶対真理を捉えようという他の科学と違うと
ころです。

ガイドラインなんて現場や患者一人一人を見ていない偉い大先生方が統計的に論じた
話をまとめただけのモノで、ベースラインであり、絶対的なものだと考える方が悪い
と思います。(ガイドラインを知らないのも罪ですが)

治療は、医者が患者に接する一つの手段であるのですから、インフォームドコンセン
トを十分に行い、医師と患者の信頼関係の元契約を結び、ガイドラインを基にして自
分の道徳の中で自分の患者さんに今自分が一番良いと思うことを全力で尽くしてあげ
ることが全てなのだと思います。

“良いかどうか解らないからやってみよう”といった人体実験のような発想ではなく、
“絶対に良いと思うから自分の患者のために全力で知恵と技を駆使してあげる”とい
う姿勢で、患者と人として接する事が大切だと思います。
世界中を敵に回しても、自分がベストと思う事をやってあげる事で何も問題はないと
思います。

ライブでの適応は難しいですが、主治医が「術者の先生に全てを託す」いう契約を患
者と交わすという意味では、余り代わらないのかもしれません。
ライブの主催者はそれだけの責任はあると思います。

もちろん、自分の哲学を正しいことだと証明しようと努め、他の人の哲学を取り入れ
ることも大切だと思います。
だから、医学は面白い。

いつもの○○先生らしくないので、どうしたのでしょう?
radial論議と同じで、「自分はradial approachは患者やスタッフにとって良いこと
だと信じてやっている」という事が全てであって、その他の細かい理由などはどうで
もいいことだと思います。
私が細いカテーテルが良いと思うのも同じです。「細いのは少し優しいと思って」そ
れだけです。

本筋から離れたRESで済みません。

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○○です。

追加です。

私の意見は決してガイドラインを否定するものではありません。
無茶苦茶しても良いという意味でもありません。
念のために。

皆さん、もう少し先を見たいと思って精進している集団だと思っての発言です。

自分の病院の若い先生達には「ガイドラインに沿った治療」を一生懸命説いています。

お勉強も修行も大切なことです。

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○○です。

○○先生はじめ、IVUSの得意な先生方に教えていただきたいのです。

IVUSでみて「末梢に飛びそう!」と感じる像について詳しく教えてください。
なんとなくlowなlipid様の像が見えるという事だけではなく、どの程度の血管径でど
の程度のプラークがあってどの程度の量のlipid様のものが見えるときに「飛ぶかも
しれない」と判断すればいいのでしょうか?

先日、福島県の郡山で開かれた安達太良ライブで「このライブではこの病変はDCAだ
ろう」という病変にIVUSを見た後、あっさりPercu Surge使用して終わったcaseが数
例ありましたので、詳しく知りたいなぁと思いました。

また、radialの細いおばあちゃんで、6Frをギリギリで入れた後にこの像を見てしまっ
たときは、femoral 7Frに変更してPercu Surgeを使用するのでしょうか?
もちろん、Percu SurgeのGuard Wireとaspiration cath.は別々にお値段が付いてい
るので、Guard Wireと6Fr Thrombusterという組み合わせで問題ないのかもしれませ
んけれど...。

国立大学の予算制度の関係で器財購入費が無く、IVUS禁止令が出ています。
いえ、禁止令ではなく“どうしても必要なとき以外はなるべく使わないように心がけ
て欲しい”という事でした。
しかし、今日も絶対必要だと思ったのでIVUS使いました。

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○○です

IVUS得意ではないですけど
私なりの意見を
@ Positeive Remodeling
A Soft Plaque
B 石灰化病変でもないのにエコーの減衰
の3点を基準にして 特にBがあればElectiveでも
Percu Surgeしています もちろんGuard Wireと6Fr Thrombusterです
Percu Surgeが発売された後に同じような病変で
迷って、慣れてないからもういいや!ってPercuなしで
ステント置いて痛い目に遭ったことがありますので
以後は、以上のトリアスを基準にしています

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○○です。

私も○○先生のご意見にほぼ同じです。
私がいつも関心を払っているのは、MIの好発部位です。もっとも多いのはRCA,LADの
近位部、次がRCAの#3でしょうか。これらに関しては、狭窄度があまりきつくなくて
も、明らかなプラークが存在する病変であれば、積極的なPCIがベターではないかと
考えています。
結局これらは潅流域の大きい部位に一致しますので、基本的に○○先生のおっしゃっ
ているのと同じだと思います。

さて、大学病院でカンファをしていると、「どうしてこの人たちには我々の真意が伝
わらないのだろう?」と思うことがしばしばあります。
そんな疑問を解決してくれた本があります。東大OB養老先生の「バカの壁」という本
です。
我々専門家(?)といわゆる評論家の間には、こすにこせない「バカの壁」が存在し
ていたのです。
要するに、同じことを議論しているようで、実は全然違う次元の話をしているわけで
す。
興味のある方はご一読を(私も実は途中までしか読んでいませんが。。。)

私は、○○先生のように若い人にガイドラインの話はしていませんが、バカな人(?
?????)にも納得してもらえるような、実力と説得力をつけるように指導してい
ます。

************************************

○○です。

私は、医学は”宗教”だと以前より割り切っています。

人は必ず死にます。死ぬのはイヤなので致命的な病気になったときには誰かにす
がろうとします。大抵の場合は病院(西洋医学、長崎で言えば蘭学)ですが、東
洋医学や自分勝手な治療法、または新興宗教などの場合もあります。
ですから、本人がそのドクターを信じて、信頼して、自分の身を任せられる様に
なれば、それはまるで宗教のようだと言えます。

では、ドクターのどういう所を見て、人は信じて(信心深く)くれるでしょう?
1,世界中の論文から最新医療の知識を教えてくれるから(学者としての尊敬)
2,とにかく腕が良い、手技が上手いから(その高い技術を信頼する)
3,人に優しい、患者さんに良く声をかけてくれる(人柄を尊敬して)
4,組織の中での地位、ポストから、このドクターはきっと尊敬できる何かを持っ
ていると思うから(地位や肩書きを信頼して)

どれ一つ取っても、ドクターとしては素晴らしい才能でしょう。これらに優劣は
ありません。すべて良い宗教家になれると思います。

宗教心は決して押しつけられるものではありません。自分の見聞きしたもの、教
えられたもの、経験したものから自分が作り上げるものです。そして自分が作っ
た一つの宗教観を持って患者さんと話をし、それを信じてくれる患者さんだけを
診療するというように、私は来る者は拒まず、去る者は追わずの精神を実践して
いるつもりです。
決して他の宗教を信じようとしている患者さんを無理に引き留めて、自分の宗教
に押し込めようとしてはいけません。

得美田巣:エビデンスを漢字変換したらこのようになりました。美しい田圃をゲッ
トして自分の巣にするという意味でしょうか?
しかし、エビデンスだけでは美しい巣にはなりません。そこに宗教心や哲学、人
生観などがないのなら、世界中の文献からエビデンスをコンピュータに覚えさせ
、さらに患者さんの状態を入力すれば一瞬にして最も良い方法をコンピュータが
教えてくれることなど簡単です。そうなれば医者は考える必要がありません。コ
ンピューターの指示通りに動けばいいのです。実際に薬屋からメガトライラルの
結果ばかり聞かされるので、高血圧や高脂血症の治療薬などはコンピュータに選
んで欲しいと思うことがあります。

高血圧と高脂血症の話を出したついでに、最近思うことを書きます。

予防の意味でのPCI(75%でも、もしかして50%でも将来心筋梗塞になる確率
があるとして広げてしまうこと)は全国的なコンセンサスとしては戒められてい
るようですし、私も現時点ではしません。
しかしよく考えると、高血圧、糖尿病、高脂血症のコントロールのすべては、究
極的には致死的な病気である脳梗塞や心筋梗塞の発生率を減らす目的で行われて
いる”予防的治療”です。血圧、コレステロール、血糖が高くても患者は痛くも
かゆくもありません。しかし、口を酸っぱくしてコントロールを勧めるのは、”
予防 ”の為です。それが、世界中で広く認められている理由は、ズバリ予防し
たほうが医療費のコストが安く済むからです。

ですからマクロ経済で考えると、50%や75%を広げてはいけないというのは、結
局は心筋梗塞になる確率とその時かかる医療費に対して、今50%を広げてステン
トを入れて医療費を使ってもコストに見合わないということなのです。
ということはウラを返せば、今はこれが常識でも、DESの時代になって再狭窄
が克服され、結果的にその1人にかかる医療費が下がってくれば、50%に予防的
にDESを入れることがコスト的に肯定されるようになるかもしれません。
ただ、こうなるためには、今は”非常識なドクター”が、 50%や75%にDES
を入れまくって、そのコスト計算の論文を書いて証明しなければなりません。

いつの時代も殻を破るのはその時は”非常識”と言われた人たちです。

15〜20年前、”冠動脈にモノを突っ込んで広げる”なんて非常識だ、何の根拠が
あってそんなことをやっているのか、誰が許したのか?と学会で散々攻撃された
人たちは今や各地のヒーローです。
LMTは風船治療の禁忌だ!!  AMIにステントは禁忌だ!! というのも常識
でしたが、当時一部の”非常識なドクター”達がそうでなくしました。

このメールを読んでいらっしゃるTRA-netの先生方にも、常識を重んじる先生と、
自分の信念を貫く(周りからは非常識と言われても)先生の両方がいらっしゃる
でしょう。さて、あなたはどちら?

暇な当直なので長々と書いてしまいましたが、結局私が言いたかったことは、
”治療方針決定の時はエビデンスで50%、哲学、宗教観で50%”ぐらいがちょう
どいいんじゃない? という程度のことでした。       オソマツ。

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○○です

私は半分だけ、非常識だと思います
でも、大学だと結構 改革をするに非常識扱いされますが
反体制の圧力が心地よいです
負けるような気がしないのは、 非常識だけど
原点は全て医療経済と患者さんが中心だからだと
自負しています(思いこみだけかもしれませんが・・・)

************************************

○○です。


厚労省は講習会を受けなければJo-Stentは使わせないと言ってるらしいです 
が、今度の講習会もどうしても都合がつかなくて困っています。こう言う縛り 
は許せないしJo-Stentを使えなかったので患者が死んだと、国相手に裁判でも 
起きないかなあと考えたりするのは私だけでしょうか?

************************************

○○です。

16列MDCT(近隣病院)をつかって放射線科の先生と一緒にハイリスク患者の冠動脈病
変を描出しようと画策中です。まだまだ時間分解能も空間分解能も不十分ですがなん
とかプラークは見えるようで、Ptの情報として有力なものになってくれることを期待
しています。CTにて描出される潜在的プラークが多い時に、内服薬によるリスクリダ
クションがACSをどのくらい予防できるのか?不十分であればインターベンション治療
の出番
かも知れません。私は三分のニぐらいの常識派です。

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○○です。
MDCTを使用して冠動脈のスクリーニングをしています。でも、結局カテーテルま
でいくのは、運動負荷陽性例なんですよね。
運動負荷のきっかけにMDCTを使ってます。

50−75%の病変については、どうしてカテーテルでみつかったのかという大前提
が大切なのではないでしょうか?胸痛なのか?負荷試験陽性なのか?など

個人的に13年間同じ病院で、患者さんをずっとみてきた意見として、PCIは、A
MIの本当に予防になるんでしょうか?やったがために、再狭窄と、やらなかったた
めの狭心症って同じくらいではないのかな?
AMIとかは、狭窄の程度はあまり関係なく、そのリスクの管理が重要ではないで
しょうか?禁煙とか、コレステロールとか、たぶんPCIは、心筋梗塞予防にはなら
んでしょう。いかがでしょうか?

************************************

○○です

実はうちのIHDの患者さん全ての長期予後調査を今やってまして
生命予後(10年間)に関してはPCIとMediclal Followは変わり
有りませんでした
ACSでは当然PCIは生命予後を改善していました
まだ、これから細かく分析する予定なので、どこかで発表させて頂きます

PCIがAMIの予防になるかどうかのエビデンスはまだないですよね?
どこかにありましたらすみません

でも、うちでFollowしてる患者さんでPCIした部位にAMIを発症した例
は無いような
気がします たいがいはTargetのProximalとか他の25-50%の病変だと思うのです

これも、今やってるデータをチェックしてみます

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○○@非常識派 です。

Jo stentは厚生労働省がかなり譲歩して治験なしで使用許可および保険償還をつ
ける、ということでこちらもそれなりの対応をすべきだと思いますので講習会は
やはり出るべき、と考えています。
Jo stentのようなorphan drugというかorphan device?について厚生労働省の対
応が継続するかどうかのtest caseという意味合いもあるみたいです。しっかり
しなくちゃ、と個人的には考えています。

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○○です

Jo Stentに関しては○○先生と同じ意見です
ここで、みんなが勝手にやったら 二度とorphan device?
は使用できなくなって ますます世界から取りにのこされてしまいます
DESだって使えなくなるかもです・・・・

ところでJoって保険償還ついてます?
病院の買い取りで、請求できないと思ってたんですけど

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○○です。
まだまだ画像として不十分なのでMDCTで狭窄病変がCAGのようには描出できません
が、プラークのCT値とか厚みが冠動脈全体で把握できるところが魅力的です。治療ス
トラテジーが変わるとすれば、キチット診断できてからだと考えております。診断学
はテクノロジーの発達によるところが大きく、そのうち不安定プラークが見えるかも
?余談ですが世の中には256列MDCTがあるようで1秒で回すと爆発するようです。

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○○です。

私は今までJo-Stentを認可してこなかったのは医療行政の怠慢だと思っていま 
す。以前IVUSを保険適応にしたのは厚労省の数少ない功績であるがそれは多分 
偶然だろうと○○先生が言われたように、日本の医療行政はフットワークが重 
いし的外れが多いと思います。なんせ小泉のように患者に3割負担させるとき 
に「三方一両損」(国民が医療を受けることの何が損なのですかね)と平気で 
口にするような、お粗末な政治家が国のトップ(しかも元厚生大臣)ですか 
ら。DES に関してもDESが認可されれば他のSTENTはかなり売り上げが悪くなる 
と思いますから、業者と癒着している政治家や官僚が認可を遅らせ在庫処分を 
待ってるんじゃあないのか思うのは考え過ぎですか?個々の医師の裁量 
(PCIの適応等)によって医療が行われているのが現状ですから、野放しには 
出来ないのは承知しています。

************************************

○○です。いつも○○先生の影でROMしていてすみません。
 ○○先生の現時点ではPCIがAMIの予防にはあまりならないという考えに基本的
に賛成です(○○先生といつも議論になりますが…)。
 この点についてこの前のJSICのDr.Kuntzの講演で面白いなと思ったことがあっ
たので以下に記します(細かい数値などは間違いもあるかもしれませんのであく
まで参考までに)。
 Kuntzによると統計学的にLADのAMIの多くが(90%?)がLADのostuimから1cmの場
所から5cmの場所で発生しており、AMIの高リスク患者に(KuntzはBari trialの結
果からpoor controlのDM患者を例として挙げていました)有意病変の有無にかか
わらず予防的にこの部位にDESを入れることにより再狭窄もほとんどなく、不安
定プラークをつぶしてしまえば、neointimaには将来的にも不安定プラークはま
ず発生しないので効率的にAMIの発症を抑制でき、AMIの治療やその後の心不全の
治療にかかるコストと比較しても有効な治療法となる可能性があるというもので
した。
 
 後々心不全その他の合併症を起こしてくる可能性の高いLADproximalをDESで完
全に(?)protectしてしまうという考えが新鮮で、私自身は現実的なものと思わ
れ非常に感心しました。
 講演を聴いていた方もたくさんおられると思うのですが、皆様はこのstrategy
についてどうお考えになられるでしょうか?
(英語の講演で一部聞き違いなどもあるかも知れません。間違いなどあればぜひ
ご指摘ください)。

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○○と申します
2年ほど前に,元勤務先の病院でまだ4列のMSCT(MDCT)を用いて
PCI後のfollow upにどれだけ使えるかというstudyを行った
経験がございます(いちおう日循で発表しました)

0.5秒の機種でしたが,当時はハーフ再構成法でしたので,
現在のセグメンタル再構成法に比べ時間分解能に劣り,
不整脈のある患者を除いても(R-R間隔が一定しないと心電図同期
再構成ができません)心拍数が70/分(理想的には60/分)以下で
ないと評価に耐える画像が得られず,プロトコルを組むのに
苦労しておりました(結局全病変の6割しか評価できませんでした)

それでも評価可能病変のうち,「再狭窄がない」という評価が
CTとCAGで一致したのは81%(LADのみだと88%)で,当時publishされていた
4列MSCTのstudyの結果とほぼ同様ではありました

○○先生のご発言にもありますように,現時点で狭窄度評価よりも有用性が
期待されるのがプラークの性状把握ができるという点と存じます
small seriesではありますがIVUSと比較したpaperもあるようです
また,左室駆出率の測定や心筋性状の評価なども可能ですので,
技術と画像再構成法が進歩すれば総合的な心臓評価が可能となりうる,
という点が(MRIもそうですが)魅力かと存じます

16列でもまだ不充分ではありますが,4列と比べるととても鮮明で,
羨ましい限りです
当院は16列どころか,4列も入るかどうか分かりません・・・

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○○です。

昨日は「バカ」なメールを出したため、皆様に自分の真意があまり伝わらなかったよ
うです???尊敬する○○先生にも意見を否定されたようです(笑)。
基本的に私の考えているのは Dr.Kuntzの話にかなり近いものがあります。
今から7年くらい前になりますが、当時順天堂の循環器病理の教授だった岡田先生
に、AMIの好発部位について質問したことがあります。
岡田先生によると、
鳥類ではLADの近位部に逆流を防ぐ弁が付いているそうです。鳥は脈拍が上がると、
冠動脈の血液が逆流するので、そのような機構があるそうです。
人間も血液の逆流を防ぐために、何らかの遺伝子が発現して、プラークを形成するの
ではないかというのが、岡田先生の仮説でした。単なるシアーストレスでは説明がつ
かないと、きっぱりおっしゃっていました。
LADにステントを入れても再狭窄が多いことを考えると、あながちこの説は間違って
ないかなという気がします。
で、私はPCI全てが予防に効くとは思っておりません。ライブではDCAが多いですが、
私はステントでいける所は、むしろステントのほうがいいのでは?と考えておりま
す。
ステントを入れた箇所が一旦安定化すれば、この箇所はshrinkageしませんから、
spasmなどがからむacuteなeventは減るのではないでしょうか。
前述の仮説からすると、血管の中に支柱を作ってしまうことがいいのか悪いのかよく
わかりませんが、印象としてはいいように思います。
このような根拠(?)から、AMIを減らすことは可能かと考えています。
有意差を実感されない先生もいらっしゃるのは、有能な循環器医がフォローしていれ
ば、あまり患者ははAMIにならないからかも知れません。

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○○です。

最近attenuated plaqueが言われてますが、、、どうもspecifityが低い、低すぎ
ますよね。先週安達太良ライブで星病院のDrと話してましたが彼は全周性の
attenuated plaqueが危ない、確かに僕のやっちゃった症例も全周性の
attenuated plaqueでした。
結局attenuationを示すためには positive remodelingしてる必要があり、soft
plaqueということともほぼ重なってて、○○先生の1-3は同じ対象を説明してい
る可能性がありますよね。
○○先生のやっちゃった症例、他の先生のやっちゃった症例でattenuationのあ
る症例は全周性じゃなかったですか?そうならかなりpredictiveですね、全周性
のattenuationは少ないですから。

とにかく、僕は病歴(IVUSでないですが。。。)、IVUS、アンギオの順で確率高
いと考えており、IVUSはattenuated plaqueか明らかなlipid core like image
(実はこれはmural thrombusであることも多い気がします)+先週から
attenuated plaqueは全周性、を危険度の高いサインと考えています。

うちではaspirationはほとんど6F Thrombusterを使用しています。僕はTRA/TRI
の決定的な弱点はradial artery occlusionだと思います。だから、7Fは極力使
いませんし7Fならfemoralから、と考えています。

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○○です。

完全に私見かつCTを持たない耳年増状態の意見ですが。。。

16sliceMSCTでの冠動脈内腔とプラークのdetectionについて、僕は○○先生他の意
見と全く反対で内腔描出こそCTで可能と考えます。16MDCTを御使用の先生は日大
駿河台の佐藤先生のイメージを見られることを強く勧めます、といっても
Siemensじゃないとダメな部分もあるのですが。。。

プラークについては今のCTのdetector sizeから0.5-0.75mmがminimumですがこの
大きさのcubicでどの程度のものが見えるでしょう?CT値というadvantageはあり
ますが空間分解能があまりに悪すぎると思いませんか?ちなみにIVUSは0.1mm程
度OCTは0.01mm程度です。

anyway, 誰か僕に16MSCTちょうだーーーーーーーーーーーい!!

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○○ 現在非常識=将来常識派です。

さて、PCIがAMIを予防するか、ですが、僕はプラークの質から行ってPCI部から
のAMI ACSは少なくなると考えます。ステント内のACSはやはり少ないのは実感だ
と思いますがいかがでしょう。組織学的にもACS eventが減少しても意外ではな
いと思います。ただ、PCI部位外からのACSは当然予防できません。
ここで話は少し変わりますが現時点でのPCIが長期予後を改善するかどうかはい
かがでしょうか?一枝病変と三枝病変の長期予後が異なることは間違いないと思
われますがその原因は何でしょう?AMIが同じ部位で起こればその部位でのloss
areaは同じですからその部位でのリスクは同じはずです。ただ高度狭窄があれば
二次的に閉塞して心機能が著しく低下する症例があることは誰しも経験している
と思います。PCIで他枝病変を解消しておけばこの分の予後を改善できるのでは
ないでしょうか?
Poor LV function症例では当然その上AMIが発生すると予後を悪化させます。こ
のpoor LV function症例に何ができるか、虚血による心機能低下を少しでも減少
させる、当然ベータブロッカーも併用する、ということしかないんじゃないでしょ
うか?
さらにAMIがどのような病変から発生するか、皆さんご存知の通りその
70-80(60-70だったか???)%は50%以下の病変から発生している、しかし逆に言う
と高度狭窄から20-30%のAMIが発生しており母数の割合から言えば軽度狭窄から
よりやはり高度狭窄からAMI/ACSが発生していることとなり高度狭窄に対しPCIを
行うことはAMI/ACSの発生率を低下させることとなりませんか???

もう一つ問題なのはPCI後の開存を長期的に形態学的に確認する方法がなかった
こともこれまでの検討の大きな問題だと考えます。これは今後のMSCTなど
non-invasive diagnostic procedureの進化で明らかにされるでしょう。僕の予
想は、当然完全血行再建がACS率を減少し、長期予後を改善する、です。

という訳で、現在の僕のポリシーはrisk < benefitの状況ではPCIを行い完全血
行再建状態を達成、維持すること、そのためにDESは非常にpowerfulなtoolとな
るしMDCTも非常にuseful toolとなる、ということです。

どう?○○先生?

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○○です。

> 我々専門家(?)といわゆる評論家の間には、こすにこせない「バカの壁」が存在し
> ていたのです。
> 要するに、同じことを議論しているようで、実は全然違う次元の話をしているわけで
> す。
これは非常に実感します。今の世の中 ウダウダ言うだけの評論家が多すぎます。
これは何も僕らの周囲だけでなく世の中全体と思いますが。

「バカの壁」は一般の本屋さんで手に入りますか?

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○○です

実はバカの壁はとあるクリニカルパスのMLでも有名で
探しました その結果
バカの壁は本屋さんにはなかなかなかったです
インターネットで簡単に買えました

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○○です

確かにattenuated plaqueの角度が多きい程可能性は高いんでしょう
でも、specifityが低いってのはどうやって分かるんでしょうか?
これが分からないからうちでは怪しいのは6F Systemで
Percu Surgeです

でもやっちゃたのは全周性でした・・・

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○○です。

○○先生の指摘にもあるように現在の再構成法で時間分解能が向上し多くの患者に適応
できるようになってきたと思いますが、石灰化とかステントがCTの性格上あるいは現
在の空間分解能では障害になるので内腔の描出は限界があります。また、CTの進むべ
き道は内腔の狭窄度よりプラークの性状解析でないと面白くも何ともないではないで
すか。今年、多くの施設で16列MDCTが導入されると聞いており臨床データ‐が蓄積され
ることを期待されます。性状解析から不安定プラークを診断しそこにインターベンショ
ンを加
えるのが、ACSを予防するもっとも効率的な手段ではないでしょうか。

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生などのその根拠に納得しました。また、○○先生の
PCIは、宗教だというのも、以前から思ってることなので、激しく同感ですね。い
までも、北海道では非常識で、なんでも広げちゃうイメージのある僕がいうのもなん
ですが、
50−75%の虚血がない病変をみて、すぐにほっといたら、心筋梗塞になるから、
治療が必要だと、どこの病変とか、患者背景とか関係なく、短絡的に考えるのは、間
違いである。ということが重要だと思います。ケースによっては、やる必要がありま
すが、そのぐらいの病変は、薬とリスクの管理で様子みることが、できるということ
を、PCIする我々はつい忘れてしまうような気がします。本当に大切なのは、言葉
の遊びじゃないリスクの管理です。タバコのチェック、LDLコレステロール低下で
すよね。ここをしっかりしないと、PCI後の繰り返す再発は、ACSをコントロー
ルできないと実感しています。
このネットの先生がたは、僕を含めて、内服で粘った時代をしらない先生がたが、多
いと思うんですよね。PCIを否定する内服は大嫌いですが、PCIと内服のいいと
こどりは、大好きです。
このネットはたのしいですね。みなさん。

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○○です。

先週僕のいない時なんですがうちでCloserの折損、femoral arteryへの遺残が起
こりました。昨日Getzの人と話していたのですが国内で4例目、とのことです。

Closerの不潔で確認させてもらいましたがfootを出した後での横方向への力には
非常に弱い構造となっています。最初の挿入時にも横方向へのひねりはしない様
に書いてありますがfootを出した後はかなり構造的に弱くなってますからかなり
注意が必要です。

ただ、うちのcaseではfootを出す前、ということでしたからfootを出す前にも横
方向の力はかからないようにすべきだと思います。

僕自身最初に持って行くときから回す操作は決してしないように「しゃくる」操
作のみにしています。これまではかなり固い血管でもCloserが折れたことはない
ので「しゃくる」操作は安全なんじゃないかな?と思ってます。

○○先生、先生が折っちゃったときはどんな状況でしたか???

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○○です。

症例の適応の話題になってもう一度AHAガイドラインを読み直したのですが、ど
うもはっきりしない点があって賢い方に教えていただきたいと思います。
それはAsymptomatic or Class 1 APのClass 1, 2aです。DMの部分は1,2aでの区
分になるので抜いて、
Patints with asymptomatic ischmia or mild angina with 1 or more
significant lesions in 1 or 2 coronary arteries suitable for PCI with a
high likelihood of success and a low risk of morbidity and mortality.
The vessel to be dilated must subtend a large area of viable myocardium
(Table 20).
とあります。結果的に僕が考えている残存心筋に対し大きい領域でPCIのリスク
が低い病変、と言う部分は全く同じです。
ただTable 20にnoninvasive risk stratificationとしてかなり虚血としては厳
しいことを示しています。
僕の疑問はこの虚血検査結果がClass 1, 2aの判断に必要か?つまりanatomical
にareaが大きいということでindicationとするのはこのガイドラインからは誤り
か、と言う点です。←ちなみにガイドラインが全てではないと考えますので僕は
十分適応と考えますが。。。

それと本文の最後に
The judgment of the experienced physician is deemed valuable in
assessing the extent of ischemia.
とあります。これは虚血検査の結果についてその検査に長けた人の言うことをよ
く聞け、ということでしょうか?それとも area of viable myocardium につい
ても長けた人の言うことを聞け、ということまで含むのでしょうか???

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○○ です。

ついでに質問。USや他の国でのPCI適応に関してのAHAガイドラインは重要視され
ているのでしょうか???

外国にいるDr、教えてください。

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○○です。

カテラボ当番は週一回なので、それ程症例を
見ているわけではありませんが...

Stanford では、あまりガイドラインを重要視しているようには
見えません。患者の都合、医者の都合(?)で適応を決めている時も
あるように見えます。症状がない場合や、負荷テストが陰性の場合でも
PCI する時は多々あります。

ただ、上記は外部から来られる physician にその傾向が強く、
内部の faculty は、IVUS の MLA 4.0mm平方を境に決めている Dr. や、
Pressure wire の FFR で決めている Dr. もいらっしゃいます。

僕個人的には、ガイドラインはあくまでもたてまえで、
attending physician が患者さんにとって有益になる、
正しいと信念をもって施行しているのであれば
それでいいと思ってます。

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○○です。

UCSDカテラボでのPCIの適応は、負荷エコー(術前)とpressure wire のFFR(術中)
結果を重要視しています。AHAのPCI適応ガイドラインについて、絶対適応の患者に関
して日米に差はないと思われます。ただボーダーライン患者については、ガイドライ
ンの治療取り扱いに日米の違いを感じます。つまり選択する治療の最低保障として
ガイドラインを適応しているのが米国であり、むしろ最高の治療を施そうとする日本
ではガイドラインの解釈に差が生じます。
米国でガイドラインを中心とした治療の明確化が要求される背景として、患者が加入
している保険の関係からコストパフォーマンスをまず考慮しなければいけないという
ことがあげられます。しかしその一方で、病変での治療到達度が最低限一定であるた
め、米国では多くのマススタディーに結果が活かされやすいのも事実です。以上私見
も交じえて報告致しました。

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○○です。/賢くはないです。

○○先生の御質問にできる範囲で答えさせていただきます。

>asymptomatic ischmia or mild angina with 1 or more significant lesions in 1
or 2 coronary arteries
>The judgment of the experienced physician is deemed valuable in assessing
the extent of ischemia.

ischemiaがついている無症候性虚血はやっぱり客観的なHigh-risk虚血検査結果を要
求していると思われます(Table 12)。問題はmild angina with ...ですが、本文
中にmild symptoms and severe anatomic CAD とあり、かなり狭窄度が強いケースを
想定しているのでやっぱり虚血が必要だと考えられているのではないかと思います。
とくに、Table 12 Noninvasive Risk Stratification...の項目はViable with
Ischemiaを想定した検査結果だと思われますので、Viable without Ischemiaは含ま
れていないと思います。ただ、私にはStress echocardiographic evidence of
extensive ischemia の必要性が良く理解できません。ガイドラインでは『もともと
多くが内服治療で大丈夫である無症候性虚血や軽い狭心症でも潅流域の大きな血管1
本あるいは2本の近位部に高度狭窄がある場合でTable12の基準を満たせば予後が悪
いからPCIがうまくできそうなら施行したほうがよいよ』みたいな感じですかね。

間違っていたらごめんなさい。

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○○先生、でも虚血を要求しているなら
Patients with significant lesions ... and ischmia evidenceとか書きません???
現在のnon-invasive ischemia testのsensitivityが100%でない以上、さらに様
々な状況でischemiaのstressがfullにかけられない場合がある以上、ischmiaが
ある、というのは断言できない、だからThe vessel...で濁しているとしか思え
ないんですけど。日本語版でも虚血を必要とするとは一言も書かれていません。。。

Class 3にClass1, 2に入らなくてischmiaがでないもの、という項目があります
がこれもClass1, 2がanatomical baseの要素を持っているための記載だと思いま
せんか?

ここからは僕自身の意見ですが。。。
ガイドラインは治療の変化とともに内容が変化していきますからただ単純に鵜呑
みにするのは間違っていることがあるわけです。特にPCIはUSより日本で多くの
割合で行われており僕らの方が実際患者さんにいいことをしている場合は稀でな
いと思われます。で、ガイドラインの理解としてはClass 1は信じて行う、
Class3はしちゃいけない、と考えています。だから、かもしれませんが、
proximal LADに75%狭窄があって、ischemiaで出ない、けどIVUSでも内腔は3mm2
程度しかない。。。実際はMLD2mmだと虚血が出ない人はいますよね。シンチと
IVUSのデータでは4mm2とか言いますが。。。患者さんをClass3に入れられたら
「おいおい」って感じますし、これはClass 2aのlarge areaに相当するんじゃな
いか、と判断します。

どうでしょう?

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○○です。

このガイドラインは、”虚血所見の有無”と
”虚血所見から推定される心事故発症のリスク”とを
区別して考えている点に注意しなければなりません。

ガイドラインのコミッティーは、
基本的に無症候性虚血患者に対するPCIには否定的で、
薬物治療が原則と考えています。
ただし、
(1)虚血が明瞭である患者を
薬物のみで治療することに反対する意見があること、
(2)患者の中には積極的にスポーツを行うような人もいて、
虚血の存在が心事故に繋がるリスクもあること、
などの理由から、
無症候性虚血であっても、心事故発症のリスクが高いと考えられる場合にのみ
PCIを施行することに対して反対はしませんよ。
特別にClass1にしてあげましょうと言っているのだと思います。
ここでは、シンチなどは、虚血の有無を判定するためではなく、
心事故発症の予測判定に必要な訳です。

狭窄部位からのMI発症の率は高くはないとするのが学説ですし、
無症候性虚血があっても患者には何の不利益もないわけですから、
シンチで死亡リスクが低いとされればPCIを行う必要はないわけで、
このガイドラインはもっともなガイドラインだと思います。

さて、○○先生の

”僕の疑問はこの虚血検査結果がClass 1, 2aの判断に必要か?つまりanatomical
にareaが大きいということでindicationとするのはこのガイドラインからは誤り
か、と言う点です。←ちなみにガイドラインが全てではないと考えますので僕は
十分適応と考えますが。。。”

との質問に対する回答ですが、

”無症候の患者に対しては、虚血検査を行い、
生命予後が不良と判定される場合にのみPCIを行うべき”であり、
ガイドラインからは誤りということになると思います。
(個人的には○○先生に賛成ですが....)

2つ目の質問、experienced physicianというのは、
非侵襲的虚血検査による重症度判定に優れた医師という意味で、
シンチの結果などからannual mortalityがどれくらいかを
推定可能なレベルの医師を指しているのだと思います。

以上はあくまでも私なりのガイドラインの解釈です。
正しいのかどうかは解りません。

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○○です

皆様 九州TRI研究会 in 行橋 お疲れ様でした
参加させて頂いて、本当に感謝しております
前日の飲み会カンファもすばらしく おかげで本日の
カテ室でパラメディカルの方々とのコミニュケーションが
取れて好かったです (無口な私にとっては助かりました)
本日は午前中CAGライブ、午後からPCIで 本当に勉強させて
頂きました 全国のみなさまの素晴らしい手技を見せて頂き
明日から修行に生かす事ができます
(おまえはまずは穿刺の修行じゃって声が聞こえてきそうですが・・・)
○○先生、○○先生 本当にお疲れ様でした
ありがとうございました まずはお礼まで

追伸:明日から穿刺の修行に出ます・・・・・・

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生、九州&沖縄の先生方、日本中から集合した先生方、本
当に有り難うございました。
感謝です。

いろいろ勉強になりました。
また、沢山の人との出会いもあり嬉しかったです。
なにより、とても楽しいライブでした!

カテラボでの盛り上がりも結構な物でしたので、是非、次回は裏中継もお願いします。

自分としてはいろいろ仕込んできたつもりだったのですが、○○先生のプレゼンにま
だまだかなわないので、やっぱりアニキは偉いなぁと実感いたしました。
私も穿刺も含めてまだまだ未熟です。
修行いたします。

カテ室用の笑いが取れる、いえ場を和ませるかっこいい帽子をご希望の方はネットで
購入できますので、私までメールを下さい。ご紹介いたします。

ラディスポの○○大學バージョンをご希望の方もメールを下さい。
サンプルをお渡しいたします。
(青森ネブタのシールはオプションです。)

沖縄料理もはじめて食べました。
うまかったです。
でも、料理の名前は全然覚えていません。
すみません。

本当に有り難うございました。
また、次回も参加させていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

************************************

○○です。

10th 九州TRI研究会 in 行橋御参加の先生方、お疲れさまでした。
特に○○先生、大変ご苦労様でした。大成功ですね。
PCIに限らず、TRAの多岐に渡り普段知り得ないようなことをたくさん勉強させて頂き
ました。
個人的にも大変貴重な経験をさせていただき大変感謝致しております。
学んだことを早速明日からの診療に役立たせていただきたいと思います。

> カテ室用の笑いが取れる、いえ場を和ませるかっこいい帽子をご希望の方はネット

> 購入できますので、私までメールを下さい。ご紹介いたします。
あまりハレンチな柄ではなく、Coolなのを一つお願いしたいのですが・・・

>追伸:明日から穿刺の修行に出ます・・・・・・
そんなっ、どこにも行かないで下さい・・・

正直なところなにより、"楽しい"会でした。
○○先生を始めとするTRA-net皆様、本当にありがとうございました。
来年を楽しみにしております。

************************************

○○です。
皆様のおかげで無事終わることができ感謝しています。
また世話人の方、斎藤先生、○○先生、○○先生、○○先生、○○先生
○○先生、○○先生、○○先生、○○先生、○○先生本当
にありがとうございました。
昨日は午後7時にAMIも来院しライブの続きをやっているようでした。
当日は雨にもかかわらず約240人の参加者があり感謝しております。
初めての試みであり何かとご迷惑をかけたと思いますが、これに懲りずまた行橋
に遊びに来てください。
来年は長崎で行います。
皆様と再会できることを楽しみにしています。

************************************

○○です。

○○先生、○○先生 ライブの成功おめでとうございます。Trans  
Radialと言うテーマを中心としたライブの構成で時間配分も見事に決まってました。自
分たちの施設とは違ったやり方や工夫を盗むことができ改善する 
のに役立ったり、Yumikoカテの正しい使い方を勉強できたり、いろいろと勉強できまし
た。準備に携わられた先生方・スタッフにもお礼を伝えてくださ 
い。
各地でライブが多く行われていますが、興味深い方向性を示されたのではないかと思い
ます。IVUSとCAGを一致させPCIに活かすIVUS研究会ライ 
ブなどテーマがないと今後の集客は難しいかなぁと思いました。

個人的には○○先生のカテ室用帽子が「Dr.(ロケット)ロマノ@ER」みたいで格好良
かったです。できれば青色の帽子がほしいと思ってます。

************************************

○○です。
○○先生、○○先生、ライブにご出席の先生方、
本当にお疲れ様でした。
トランスラディアル関係の研究会ではいつもの
ことながら、とてもアットホ−ムな雰囲気で、
しかも全国いろいろな施設の工夫なども
盛り込まれ、有意義な研究会でした。
個人的には、○○先生の派手な帽子もさることながら
○○の見事なおちゃらけプレゼンに感動しました。
自分の穿刺も一発で成功してほっとしてます。
穿刺といえば、前日夜の○○先生と○○先生のツッコミ合戦も
楽しかったです。
北海道のTRI研究会も今年始めたばかりですが、
また皆様のご協力をお願いしながら、成長させようと思ってます。
貴研究会のますますのご発展をお祈りします。
本当に有り難うございました。

************************************


第74集



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○○です。

今回、依頼をうけて、aplastic anemia の患者さんに心カテを
することになりました。

症例は72歳、男性、閾値の低い労作性狭心症です。
普段は血小板が3万くらいです。先週計ったら、1.7万でした。
内科の主治医の話では1万位になると、口腔内に点状出血がでる
とのことです。

やるのはいいのだけれど、出血が止まるかなと心配してます。
診断は4Fでradialから、PCIはfemoral でcloser を使おうかな、
と考えていますが、ご意見、アドバイスをお願いします。

************************************

○○です。

あくまでもガイドラインの解釈ですが、The vessels to be dilated must subtend a
large area of viable myocardium (Table 12)と最後にあります。このTable12の
基準は○○先生が指摘されているように状況としてはHigh Riskを想定しての基準だ
と思います。フルストレスをかけられない場合は?と考えられますが、ドブ負荷エ
コーはかなりの患者に施行可能ですし、Table12を満たす人はフルストレス下でな
くてもおそらく通常の虚血は簡単に証明可能で、ここで問題視されているのは予後に
繋がるであろう虚血範囲です。

ガイドラインはさておき、個人的にproximal LADに75%狭窄を認めた場合は症状にか
かわらずRI上のTl‐Washout、DOB負荷エコーの壁運動、FFRを評価して僅かでもLAD領
域に異常があればインターベンションの適応にしています。 この3つが正常であれ
ば血流、機能、予備能が保たれており、少なくとも今すぐにインターベンションをす
る必要はないと考えております。他の医師からこの考え方をガイドラインに合わせる
ことが要求されるときは「LADは特別なのでTable12にも(particularly if
anterior)とあります。」と言い逃れします。

************************************

○○です

○○先生、○○先生、その他九州TRI研究会ご参加の皆様方、本当に楽しく勉強させて
いただきました。ありがとうございました。
また、このような会に参加させていただく機会を頂き、大変感謝しております。
自施設だけだとつい診断カテーテル一つとっても、今のまま(うちはOKカテです)で
いいかなと思ってしまいがちでした。今回参加させていただいて、TRIの勉強だけで
なく、皆様が使っておられる両用カテーテル、Yumikoカテ(名前は知っておりました
が、実際の操作を見るのは初めてでちょっと衝撃的でした、私には)を具体的に知る
ことができて、本当に勉強になりました。今度、ぜひ使おうと思っております。

ライブ中にカテを落としてしまうという粗相をしてしまい、申し訳ありませんでし
た。しかも、音声が入ってたとお聞きし、お恥ずかしい限りです。

>カテ室用の笑いが取れる、いえ場を和ませるかっこいい帽子をご希望の方はネット

>購入できますので、私までメールを下さい。ご紹介いたします。
○○先生、とってもかっこよかったですよ。言っておられた女性用(?)もお願いしま
す。

TRAネットの皆様方のますますのご発展をお祈りしております。
来年も楽しみにしております。

************************************

○○です

○○先生 言い忘れてましたが、是非とも私にも
かっこいい帽子教えて下さい
それともTRA-netオリジナルデザイン作りますか?

************************************

○○です。

帽子なのですが、
http://www.scrubsbydesign.com/index.html
をご覧になっていただければと思います。

ちょっと前は、もっと沢山種類があったのですが、なんだか少なくなっていました。

ご希望が多ければ共同購入もいいかなぁと思っています。

************************************

○○先生をはじめ皆様お疲れ様でした。おちゃらけ担当の○○です。
まさにリラックス、デラックスなライブでした。今回は熊本からも若手が多数参加し
たのですが、PCIのヒーロー達と“生で会えた”と興奮気味でした。

来年は長崎バッテンです。これがまた最高の観光地でございます。中華あり、グラ
バー邸あり、大浦天主堂あり、思いでのハウステンボスあり、あー、今から楽しみで
す。

************************************

○○です。

○○先生、○○先生、お疲れ様でした。日本各地から、来られた先生方、お疲れ様でし
た。
多くの先生方との出会いが楽しく、また、勉強になりました。

○○先生、Yumikoカテの、GEA造影のやり方のコツ、良ければ、もう一回教えてくだ
さい。

特に○○先生、大成功、おめでとう。かっこよかったですよ。
喜び組、よかった。非常に羨ましいと思いました。

○○先生始め、世話人の先生方、通称、九州TRA(トラ)の会が、コバンザメの会か
らここまで来るとは、すごいと思いませんか。来年は、暑い九州で、さらに熱く。な
んてサブタイトルも考えましょうね。

今年、タイガース(トラ)の独走もあり、勢いづいた”かん”がある”さかい”。 
お粗末....

************************************

○○です

○○先生 ご苦労様でした。プレゼンがあまりにも「おちゃらけ」たせいか笑いの一つ
も取れずに弁当だけ頂いて帰ってまいりました。とてもリラックスしたライブでした
が九州の先生方の熱気(実際、外も暑かったのですが..)に感動しました。その点、
東北はまだまだ寒い状況です。今年も八戸のライブは何とか出来そうですので11月22
日には是非八戸にいらしてください。穿刺はやっぱり緊張します。○○先生が一発は
ずしたのは見事な演技だと思っていましたがどうも違ったようです。たぶん東北で
は2番目くらいに上手なはずなんですが.......

************************************

○○です。

遠くからお越し下さいました先生方、誠に有り難うございました。
また、九州各地から駆けつけていただいた諸先生方もご苦労様でした。
医師だけでも130人は来ていただいたそうで、大盛況に感謝しています。

大きなトラブルもなく、無事に第10回キュートラを終えることができホッとして
いますが、このライブは開催中よりもその後に○○先生に何か起きはしないかと心
配しております。○○先生、今のところ無事にお過ごしでしょうか?

来年の当番世話人は私になりましたので、長崎で開催予定です。
来年も宜しくお願い申し上げます。
(チャンポン、皿うどん、トルコライスの食べ放題でもやるか?)

************************************

○○です。

○○先生はもう東京から長崎へ向けて自転車で出発されたのでしょうか?
TRA-netは○○先生のチャレンジを応援いたします。(中年の星!!)

************************************

○○です

アニキ、ネット上でいじめるのは勘弁してください。
アニキのお宝画像もたんまり持っていますので、ばらしまっせ!

> ○○先生が一発はずしたのは見事な演技だと思っていましたがどうも違ったようで
す。
上がり症の私は緊張するとどうも上手く行かないので、ご迷惑・御心配をおかけいた
しました。
昔、2回針を進めて入らないと「はい、おしまい。交代!交代!」と手袋をはめるせっ
かちな師匠に習った私ですが、....すみません、まだまだ未熟で...。
今日も、師匠に習って、後輩のカテを取り上げて特訓いたします。

ちなみに、昔のH市民病院は、診断カテやPig Tailは1分でタイマーが“ピピピピピピ
ピ”となるシステムでした。
「はい、時間!」とニコニコと手袋をつけて「代わって、代わって!」と入ってくる
人がいるので、同僚の○○先生がその人をカテ室内に入って来られないように椅子
を転がしたり通路を塞いだりと邪魔をして時間稼ぎをしてくれて、その間にカテを回
して何とか入れるという事をやっていました。
そのころの師匠は一度カテを握ると、弟子にカテを渡すことは絶対に有りませんでし
たから、弟子同士かばい合いながら、師匠にカテを渡さないように頑張った物でした。
懐かしい時代です。
あんなに厳しく鍛えられたのにこの程度で申し訳ございません...。

私が悪いところはすべて師匠の責任。私の良いところはすべて私のオリジナル!
(世間では“反対じゃない?”との評価もありますが...)
いつも、私の失敗や馬鹿な発言の責任を、すべて師匠であるアニキに被っていただい
て本当に申し訳有りません。
お詫びに、被り物(今回披露した帽子)をプレゼントいたしますのでお許し下さい。

今回のライブの夜にも部屋までビールを買って来るというパシリをしているのに、私
の師匠はなかなか厳しい!

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○○です

> ちなみに、昔のH市民病院は、診断カテやPig Tailは1分でタイマーが“ピピピピピピ
> ピ”となるシステムでした。

ちがいます3分ですけど大した違いはない!? なぜならカップヌードルもウルトラ
マンもみんな3分ですから.....
他の「オーベン」はどの程度我慢しているんでしょうね? この件について若手の先
生方の発言はありませんか? 匿名は無理ですけど....

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○○です

> ちがいます3分ですけど大した違いはない!? 
妙に短い3分でした..おかしいなぁ。
アニキの時計には加速装置がついていたのでは?

ちなみに、カップヌードルを2分でふたを開けてしまう私です。
(これもアニキ譲りか?!)

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○○です。

出発はついに明後日に迫りました。
飲み会でのsuggestionに従いまして、
まず日本橋に直行し、
そこから国道1号線に沿って西へと向かいます。
とりあえず初日は遠慮して小田原まで。
翌日第1の関門、箱根越えの予定です。
♪箱根の山は天下の険♪函谷関も物ならず〜♪

実は空手の練習中に右膝を痛めまして、
屈伸も十分に出来ない状況です。
本当に走り抜くことができるのか不安です。
まあ、PCIと違って途中リタイアしても失うものは何もありませんので、
とにかく走り出してみようかと....。
だからっ♪あ〜したあ〜にむかあ〜ってはしれ〜♪

ところで拓郎のライブツアーのタイトルでさ、
”夏と君と冷やしたぬき”って昔あったとけど、
どがん意味やろか?
”夏と君”まではおいもわかっとバッテン、
”冷やしたぬき"はよう解らんとさね。
だいか知っとんね?

皆さん、長崎弁が解らなければ
長崎は100%エンジョイできません。
来夏にむけてトラネットは長崎弁でメールしましょう。

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○○です

○○先生 長崎まで自転車ですか?
すごいですね 私も応援しております
うちの病院は2号線の近くですから、お時間がありましたら
お茶の一杯でも飲みにお寄り下さい(もちろんビールでもいいですよ)

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○○です

わたしはかなり我慢つよい方ですね
若い人には苦労して工夫するよう指導しているもんですから

でも、穿刺だけは今度から3分にして、奪い取って
修行します

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○○です。
テルモのTRバンドにしてから、穿刺部の化膿が目立ちます。
以前は、ステップティのときは、問題ありませんでした。血液の吸収をステップティ
ができるせいなのかなとも思ってます。消毒をかなり厳密にしても、改善できませ
ん。
診断カテーテルのホトンド、TRIで使用しています。月200例の穿刺をしている
ので、目立つのかもしれませんが、とにかく、以前はなかったことは、事実です。
抗生剤は、カテーテル後に3日間内服のみです。
なにか、工夫あれば、教えてください。
このままでは、ステップティーに戻すしかなくなります。

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○○です。

> 症例は72歳、男性、閾値の低い労作性狭心症です。
> 普段は血小板が3万くらいです。先週計ったら、1.7万でした。
> 内科の主治医の話では1万位になると、口腔内に点状出血がでる
> とのことです。 
> やるのはいいのだけれど、出血が止まるかなと心配してます。
> 診断は4Fでradialから、PCIはfemoral でcloser を使おうかな、
> と考えていますが、ご意見、アドバイスをお願いします。

出血のリスクが高いのに、2回に分けてやるのはどうかな?と思いました。
Closerはあまり使ったことがないのですが、止血が完璧で無い時や感染などのト
ラブルの時、それをリカバーするための処置がまた出血リスクと戦わなければな
らないのはつらいですよね。

むしろ、TRIなら止血が難しい時にはきつく締めて、橈骨動脈を閉塞させて
しまえば確実に止血できます。(ちょっと乱暴な発言でしょうか・・・・)

UAPのリスク、止血のリスクを考えて、必要なら私は橈骨動脈閉塞覚悟で1回
のTRIを選択すると思います。

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○○です。
TRIバンドですが昨年の12月の市販前から使用していますが穿刺部が化膿した
症例は未だありません。しかし○○先生のところの10分の1しかやっていないので
絶対数が
少ないためなのかもしれませんが。
当院では湘鎌と同じように抗生剤はFOMをDIVしています。
シースを抜く前にイソジンでよく消毒して行っています。
ただTRIバンドの風船が皮膚に接した部分は黒く色素沈着してくる症例が多く、また
穿刺部の
肉芽がステプティを使用していたときよりできやすくなっているようです。
ちなみに当院はテルモのプロトコールのように減圧を行っていません。自然にTRIバ
ンドが伸びて
ゆるむまで翌日まで放っています。そのため皮膚とTRIバンドの間に隙間ができない
ため感染しないのかもしれませんが。
でも絶対数が全然違うので参考にならないかもしれません。

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○○です。

当院でも化膿例はありません。
装着時のイソジン消毒はしっかりとやっています。
止血プロトコールは、
17ccで止血し、帰室時に2cc抜いて15ccとし、
その後6時間放置しています。
6時間目にそっと減圧し、出血がなければ解除とします。
出血があるようなら止血可能なレベルまですぐにエアを戻し、
そのまま翌朝まで。
主治医が頻回呼ばれないことを主眼にしたプロトコールですが、
傷は奇麗で、steptyよりも評判は良いです。

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○○です。
以前に○○先生にもメ−ルしたことが
あると思いますが、当院では検査終了後
イソジンで消毒し、シ−スを約2cmほど引き抜いてから
穿刺部に3cm四方の小さいデガダ−ムを貼り、
その上に(再生の)TRバンドをのせて加圧してます。
加圧後シ−スを引き抜いて終了し、抗生剤は
一切用いておりません(少なくとも私の症例では)。
現在TRI & TRAのほとんど全例でTRバンドを
用いてますが、再出血はあっても穿刺部の化膿は
ないと記憶しております。
確か○○先生のところも同じようなやり方だったと
思いますが、これは絶対数の差なんでしょうか???

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○○です。

私も○○先生に賛成で、
radial approachで一期的にPCIまで行います。

口腔内出血が起きるような方ですし、
多分、血小板輸血をして、
ヘパリンは通常100単位/Kgを70-80単位/Kgと少なめに、
恐らく4000単位くらいで行うと思います。 
ステントは抗血小板療法が必要?なので
基本的にPOBAのみです。

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○○と申します。
当院でもTRAの割合が増え
てきており、そのノウハウを是非勉強させていただきたいと思います。TRAに限ら
ず、インターベンションに関する情報交換を積極的に行わせていただきたいと思いま
す。当院は○○市の北部にある地域中核病院で、県北や島根県からの患者さんが多
く、急性心筋梗塞の年間入院患者数は約100例です。AMIは基本的にはTFIで行ってい
ますが、御高齢の患者さんも多く、TRIで行うこともしばしばです。elective PCIは
アレンテストで良ければほとんどTRIで行います。最近はcloserを使用できるため、
TRI不向きと考えれば無理せずTFIで行います。当院に赴任してからずっと追求し続け
ている課題は、LAD近位部閉塞の急性前壁梗塞の再灌流時にいかにいすればSTを再上
昇させずに済ませることができるかです。この理想の再灌流療法をみつけることがで
きれば、画期的です(当院の部長の口癖でもあります)。これまで薬物ではATP,
HANP,シグマートをガイドワイヤー通過後に冠動脈内注入したり、再灌流手段として
はPIT (pulse infusion thrombolysis)でゆっくり再灌流させたりしてみましたが、
どれも失敗に終わっています。これぞという方法があれば教えていただきたいと思い
ます。

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○○です
 
当院でもTRI/TRA全例 TRA bandですが、そのような
化膿例は経験したことがありません。
Steptyって皮膚の表皮剥離があるって聞いたことあるのですが
当院では使用経験がないので分かりません
抗生剤は術前の一回DIVのみです あとは消毒をよくして
皮膚を綺麗に拭いてから巻いてます それだけです
減圧はテルモ推奨のままですが問題有りません
でも、何故でしょうね? 考えてみたのですが
答えがみつかりません すみません

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○○です

このような血小板などの止血機構あるいは凝固系異常
の患者さんへのPCIやCABGの術後の抗血小板薬や
抗凝固薬はどうすればいいのでしょうか?

PCIはするならもちろん出血のリスクの低いTRIですると
思いますが、術後の投薬をどうすればいいのでしょうか?

実は今週 血友病の方のCAGがあるのですが、TRAで
Ad hocでPCIをしようと思うのですが、抗血小板投与に
悩んでいます 当院の血液内科からは少なめの抗血小板薬で
と言われています CABGなら術中 血液製剤投与で
術後にはワーファリン不要だと思います
どなたか経験ある方いらっしゃいませんか?

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○○(バカンスin 沖縄)です。リゾートホテルでTRA NET!!。

皆様からのお叱りを覚悟で告白しますが、私は「PCI前後で、一切パナルジンを使用し
ていません。」多分300例ほど連続で使っていませんが、運良くSATの経験はありませ
ん。アスピリンのみ使っています。(PCI前はヘパリン5000unitで、PCI後はヘパリン
使用無し)もちろん、主治医に強要はしていませんが、あまりにSATが無く、だんだ
んみんな使わなくなってきました。

十分、ご本人とご家族に説明されて、納得していだければ、そこまでパナルジンにこ
だわることは無いと思います。

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○○です。
追加です。そういえば、RCAにバルーンで穴空けた後に、JO使って、パナルジンなし
で一週間後詰まっていたことがあります。パナルジン無しのSATはこの一例だけで
す。
この手の話しはなかなか研究会等ではしにくいのですが、TRANET上ということでお許
しください。

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○○病院でカテしています○○です。

昭和63年卒で、平成3年湘南鎌倉で研修うけ、その後○○でCAGしておりま
した。

現病院でカテ室を昨年8月立ち上げ、CAG 400、PC I100程度です。

TRIを主にかんがえていますが、迷うケースも多く、勉強させていただいたいと
思います。

よろしくお願いします。

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○○です

当院でも再来時に数例の化膿例を経験しました。
本院では心カテ時、弁膜症などがない限り抗生剤を使用していません。
シースを数センチ抜き、穿刺部位にバンドエイドを張ってからTRバンドを巻く様に
したところ化膿例は皆無になりました。

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○○です。

1.数年前にパナルジンの副作用出現に関する調査をしたところ、
処方忘れの症例が数例ありましたが
いずれの症例もSATは起こしておりませんでした。
2.当院でのSAT発生は年間PCI 400-420例で1-2人程度です。
この2-3年で発生したのはいずれも拡張不十分例でした。
私が持っているSATに関するデータは以上です。

以下は私の持論ですが、
○○先生の考えは結構いい線いっているのではと思います。
私もステントがしっかり拡張さえされていれば(MLD>3mm)、
SAT予防はアスピリンだけで十分ではと考えています。
ただ、中にはアスピリン耐性の患者が一定割合で存在しますので、
アスピリンの効き具合とステントの拡張具合とのバランスによっては
SATが生じてしまうのだと思います。
アスピリン耐性をスクリーニングすることでSATの予防は可能なのかもしれません
が、
わざわざそのようなスタディを自施設で行う勇気はありません。
○○先生、アスピリン服用下での血小板凝集能とSATとの関係を
調べてみると面白いかも?

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○○です。

TRバンドって滅菌袋に入ってましたっけ?
もし滅菌されているのなら(多分されていると思いますが)、
看護婦が術者に渡したりする際に、
風船部分につい接触し汚染された可能性はありませんか?
新人の看護婦さんがカテ室に来てから化膿例が増えたとかありません?

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○○です。

信じられないような今日のレスの伸びで、大変遅くなってしまいましたが、行橋で
は、○○先生・○○先生はじめ、みなさま大変お世話になりました。私の症例のうち1
例は、対側造影下のLCx CTOあけだったので、“掟破り”の7Fr TFIでしたが、コン
ケスト12grパラレルで、なんとか通せました。長時間おつきあいいただいた先生方に
は深謝いたします。

コンケスト12grは、通常のコンケストのtipを強化したもので、proximal fibrous
capの穿通については、形態によってはミラクル12grのほうが強力な場合もたまには
ありますが、distal fibrous capを破るにあたっては、現在、世界最強の穿通力だと
思っています。私はインサータからワイヤをだして、おしつけながらshapingします
が、思わず針事故を起こすんじゃないかと心配するくらいです。方向がちがっていれ
ば、簡単に、心嚢内に到達しますが、このワイヤには随分助けてもらっています。パ
ラレルで用いるのが必須ですが。

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生、○○先生レスありがとうございました。
この患者さんは明日入院予定でしたが、患者さんの都合で急遽3週間延期になりまし
た。

以前、ITPの患者さんでガンマグロブリンを使って血小板を増やしてうまくPCIできた

症例を経験していたので、アプラでも保険適応外ですが、前投与してやってみようと

思っていました。(文献的には有効例もあるようです)
2回に分けようと思ったのは、術前にリスクをムンテラするのが困難なためでして、
パーフォッたりしたらとんでもないことになりますので、造影してみてsimple な病
変の
場合のみ一期に施行するというムンテラを予定していました。
圧迫止血とCloser を比較したらどちらが確実かなと迷っていましたが、○○先生の
いざとなったらradial を詰めてしまうという発想には完全に脱帽です。
何回もやりたくはないので、ステントを使いたいと思いますが、パナルジンも
悩んでいました。○○先生のコメントには勇気づけられました。

結果は後日報告させて頂きます。

************************************

○○先生, ○○先生このたびはお招きに預かり有り難うございました。
○○先生, ○○先生座長有り難うございます。時間があれば同窓会でも出来たのです
が。

さて、ここでライブで行った私の手技に付いて皆様にお詫びを申し上げなければ成りま
せん。ライブであがってしまい一つ手技をやり忘れてしまったことで 
す。それはGEAの造影の後complete engageできなかったLITAをdissending aproachで  
造影することです。「先生ご苦労様でした。」の声にほっとしてしまいカテを抜いてし
まいました。どうか追試験なしのぎりぎり60点をいただけませんで 
しょうか。
来年は長崎ですか。九州には温泉の誘惑が多くてもう一度見せろといわれますと、翌
日、温泉でゆっくりしてしまいそうなので(御案内下さいね).....

ご質問に有りましたGEAの造影法を書きます。なにぶん自分のやっていることを文章に
するのが苦手ですので解りにくいと思いますが、ご容赦下さい。
カテーテルを上行大動脈で反転し少し引っ張った位置,  
左鎖骨下動脈に入れるときのローテーションする前にそのままカテを2cmぐらい引くと
カテーテル先端が下行大動脈にに向きます。ここでガイドワイヤー 
(アングル型が良い)を入れガイドワイヤー先行でカテーテルをTH12ぐらいに持っていき
ます。ガイドワイヤーをYUMIKOの先端のカーブがIMAカ 
テのようになるよう引きます。カテーテル先端が患者の右を向いている時カウンターク
ロック,  
左を向いているときはクロックにローテーションをかけてカテーテル先端を前に向けま
す。この時引き抜いたガイドワイヤーを入れると多くは上腸間膜動脈に 
入ります。少しカテーテルを引きながらガイドワイヤーを出し入れして腹腔動脈を選択
します。腹腔動脈は大動脈の左側から出ている感じで入れると良いよう 
です。ガイドワイヤーが固有肝動脈近くに進んだらカテーテルを押します。このとき上
行大動脈でカテーテルの中程が大動脈弁方向に落ち込んでしまうことが 
有ります。このときはガイドワイヤーをstiff  
typeに交換します。無事腹腔動脈にカテーテルを押し込むことが出来たらガイドワイヤ
ーにトルクをかけて右胃大網動脈を選択します。

ガイドワイヤーを抜く時にYUMIKOが腹腔動脈から下方向に外れることが有りますので、
カテーテルを若干引き気味にします。

本来はこの後、カテーテルを先が腹腔動脈に引っかかっている状態にして、もう一度カ
テーテルを押しYUMIKO本来の反転した形にした後カテーテルを引 
き鎖骨下動脈に挿入, LITAの選択という手順が有るのです。

************************************

はじめまして○○といいます。

当院は○○県の○○市のすぐ南に位置しベッド数約350床の24時間救急病院です。
循環器は内科・心外があり年間心カテ約400例、PCI約100例、CABG約30例です。
最近では診断カテもPCIもほとんどがradial approachとなっています。
スタッフは4人(8月から3人になってしまう)でやってます。

なかなか海を越えて学会に参加できないのでこのTRA-netで勉強させてもらおうと
思ってます。
このnetに参加する前に過去ログに全て目を通しました。(読んだそばから忘れてし
まいますが)その内容の充実していることに感激して是非参加したいと思いました。

まだPCI初心者でつまらない質問をするかと思いますが、どうかよろしくお願いしま
す。

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○○です。

チャリで東京から長崎ですか、すごいですね○○先生、頑張ってください!
以前自分でTRバンドを巻いたときにも気になっていたのですが、汗っかきな私はTRB
バンドを巻いたところが蒸れてしまい痒くなりました。当院では化膿例の経験はあり
ませんが、患者の中にはTRバンドをはずすと穿刺部が汗でぬれてイソジンが全部取れ
ていたりすることがあります。○○先生、○○先生、汗っかきな人に化膿例が多いと
いうことはありませんか?

************************************

○○です。

○○先生ありがとうございました。

>この時引き抜いたガイドワイヤーを入れると多くは上腸間膜動脈に 入ります。少
しカテーテルを>引きながらガイドワイヤーを出し入れして腹腔動脈を選択します。

ここの部分は、慣れですか?

以前、偶然にも先生と同じ方法で、GEA造影をYUMIKOで行い、うまく行ったのです
が、GEAを造影する機会が、かなり少なく、解剖がピンと来ていないため、時間がか
かってしまいます。

************************************

○○です。

TRA-net主宰の○○先生には大変お世話になっています。○○
大学所属ですが、現在米国西海岸の最南端のサンディエゴに留
学しています。

>USや他の国でのPCI適応に関してのAHAガイドラインは
>重要視されているのでしょうか???
>外国にいるDr、教えてください。

UCSDカテラボでのPCI適応は、負荷エコー(術前)とpressure
wireのFFR(術中)結果を重要視しています。AHAのPCI適応ガイ
ドラインについて、絶対適応の患者に関して日米に差はないと
思います。ただボーダーラインの患者については、ガイドライ
ンの治療取り扱いに日米の違いを感じます。つまり選択する治
療の最低保障としてガイドラインを適応しているのが米国であ
り、むしろ最高の治療を施そうとする日本ではガイドラインの
解釈で差が生じます。
米国でガイドラインを中心とした治療の明確化が要求される背
景として、患者が加入している保険の関係からコストパフォー
マンスをまず考慮しなければいけないことがあげられます。し
かしその一方で病変に対する治療方針がガイドラインに沿って
シンプルかつ一定であるため、スタディー解析しやすいという
メリットもあります。日本では患者さん毎に治療をmodifyして
いる事が多いため、マススタディーがかえって行いにくいので
はないかなと思っています。

************************************

○○です。

この間の○○先生の話で「そーなんだよ、そこ」という点があって、それはGEA
は「Aoの中心でなく患者さんの左側にずれたところから腹側にでている」という
点です。これは僕がGEA造影して(radial用のGEAカテーテルも作って使ってます
が。。。)見つけたポイントです。下の先生にしてもらってたらどうもここが分
かってないようです。

ちなみにこの間の話でもう一点、「LITAの吻合部はlateral view」これももし造
影してない方がいたら是非してください。真の姿を出すのはこのviewです。
ちなみに追加で。。。きちんと造影したら外科医が怒る、なんて言ってた方がい
ましたがそりゃ論外です。

************************************

○○です。

GEA造影のポイントに付き、何点か追加をします。
解剖学的にはTh12とL1の間より発生しますので、まずはTh12を
同定することが大切です。Th12からは肋骨が出ていますので、
見にくい場合もありますが、良く見ればわかります。
次にYUMIKOをceliacの発生場所から1/2〜1椎体上方に位置させ、
(ガイドワイヤーを入れると先端が延びるため)ワイヤーで選択
します。後はYUMIKOの先端の向きと高さで入るか入らないか
決まってきます。ちなみに私は右手のガイドワイヤーにも大きな
ループを造り、それを回すことによりワイヤーの向きも調整して
います。ワイヤーが入ると通常脾動脈の方の向きますので、
とりあえずそちらにYUMIKOを挿入しワイヤーをカテの中まで戻し
カテと引き、総肝動脈の方に向かせワイヤーを再び挿入します。
言葉で書くとこの様になりますが、我々も始めたころは平気で
1時間位かかっていました。やはりラーニングカーブですかね?

************************************

○○です。

一つ質問です。

> GEA造影のポイントに付き、何点か追加をします。
> 解剖学的にはTh12とL1の間より発生しますので、まずはTh12を
> 同定することが大切です。Th12からは肋骨が出ていますので、
> 見にくい場合もありますが、良く見ればわかります。
この高さにはvariationはないんですか?ずれるとしたらどの程度でしょうか?

************************************

○○です。
皆さんのお知恵をかしてください。

可能な血行再建は全て行ったにもかかわらず低心機能で、慢性心不全の
状態にあるようなIHD症例の生命予後についての国内のデータはあるので
しょうか? 

************************************

○○先生フォロー有り難うございます。

 >ちなみに追加で。。。きちんと造影したら外科医が怒る、なんて言ってた方がい
 >ましたがそりゃ論外です。

ちなみに、うちの外科は
「ラテもとってよ。真実が知りたい」
と言います。。。

************************************

この度は快く入会を許可していただき有難うございました。
自己紹介をさせていただきます。
私は昭和32年生まれの46歳中年です。平成2年に当施設に赴任して以
来、ずっとカテを持ち続けています。平成7年には現○○病院の○○先生が当施設に
赴任されPCIが始まりました。それ以来、インターベンションの世界にのめりこみ
現在に至っております。 ○○師匠亡きあとパワーダウンし、数年間は苦労の連続でし
たが現在は若手のDr.達も頑張ってくれて、カテ500例、PCI100例をなん
とかこなしております。 しかし最近はCTOやtype Cしかやらせてもらえず、また
苦労しております。 TRAは細々と続けていたのですが先日の行橋ライブ以来、若
手も影響されほぼ100%TRAとなりました。とてもわかりやすい施設です。 

の趣味はサッカー、ゴルフ、庭の草取り、それに○○師匠から学んだ吟醸酒です。PC
I以上に熱心に教えてくれました。
今後の包括医療をふまえ、レベルを落とすことがないよう皆様から学びながら努力い
たす所存でざいます。
何卒宜しくお願い申し上げます。

************************************

 はじめまして!○○です。よろしくお願いします。
私は、S62年に○○大卒後、たしか17年目ぐらいでしょうか(もう忘れてしまっ
た)。生粋の道産子です。現在、年間300例程度のPCIをしています。私のPCIは8
Ffemoral→削りもの→最小限ステント→クロザーというpatternが多めなので、
TRA-netはその楽しさは噂でよく知っていたものの、純粋なradialistとは胸を張って
言えない自分なので(それでも、約50%はTRIです)、入りたいなと思いつつも、ちょ
と遠慮しておりました。
 今後とも、よろしくお願いします。

************************************

平成9年に○○医科大学を卒業いたしまして大阪の南(和歌山に近い)の
○○で勤務しております○○です。皆様もご存知のradialist○○先生のもと修行の毎
日です。

PCIでいろいろなことに出会う毎日ですが吸収して、患者さんに負担のない
患者さんにとって実り多いインターベンションを提供できればと考えておりま
す。
皆様、先生方のご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

************************************

○○です。

variationに関してお答えします。統計学的な数字は持っていませんが
私たちの経験では、GEAの発生はTh12の下1/3からL1の上縁までの間から
でることがほとんどです。勿論、動脈硬化が強くaortaが蛇行している
場合や、AAAがある場合は若干上下します。
どうしても入りずらい時は、ガイドワイヤーの先端の形状を変えたり
することもあります。また、○○先生のGEAのカテやJRを使って、
とりあえずceriacに倍長のワイヤーを挿入し、YUMIKOに交換する様な
事もします。その方がspasmが起きずらいと思います。
最近一番難渋するのは腕頭動脈がarchの下方から出ている場合です。
この様なときは下行大動脈にYUMIKOが降りていきません。その場合は
ワイヤーを大腿動脈まで降ろし、用手的に大腿動脈を圧迫しワイヤーを
固定し降ろしたり、stiffワイヤーにしたりします。
ちなみに、trans-femoralからもJRでceriacに引っかけてワイヤーを
挿入し、YUMIKoに変える様な事もできます。

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○○です.
 第10回九トラでは新参者の私にお話しする機会を与えていただきありがとうござい
ました.
個人的には「YUMIKOカテーテル」の実演は収穫でした.なんせその存在は知っていまし
たが,今までは大動脈基部で反転させたJR4.0カテーテルでLIMAを狙いに行ってまし
たから,あんなにすんなりいくとは...RIMAに関してもあんなに簡単に無理なくエ
ンゲージできるとは...久しぶりの感動を覚えました.またその開発者が大学の先
輩だったなんて...全く知らず,これまたカンドウでした(○○先生すいません).
 さて,昨日LAD入口部のPentaくんの再狭窄に対してDCAしましたが,14-15回目の
cutでバルーン破裂,その後行ったpostでもセミコンバルーンが6気圧でバルーン破裂
してしまいました(Pentaは少し削れていました).自身ステントを削ったのは2回目
で,前回MLのときは問題ありませんでした.今のステントはストラットが厚い分角が
立ちやすいのでしょうか?postはノンコンで低圧の方がよいのでしょうか?経験のあ
るかた教えてください.

************************************

○○です

○○先生 行橋ライブお疲れ様でした
私はDCAはしない主義なので、わかりませんが
Pentaを入れた時にIVUSってされましたでしょうか? Pentaって
病変にかなり左右されるな気がしています
硬い病変(石化化など)にロータの後にしてもバルーンは十分に
拡張できているのに、IVUSで見るとPentaが拡張できなくて
石灰化にStrutが負けている事が何度かありました
そうなったら、ポストのバルーンを変えて高圧でサイズアップしても
拡張できませんでした、もう一つステントを追加したくなったことも
ありました。 そのような病変だったってことはないでしょうか?
それならDCAでバルーンがRaputureするかなって思いますが
如何でしょうか?

************************************

○○です。

たぶんステントのストラットが鋭角に削れて立ってしまったと思います。どんなバルー
ンを使ってもたぶんruptureすると思います。手としてはワイヤーを2本とうしておい
てノンコンバルーンで拡張→ruptureしたらそのバルーンはそのままにしておいても
う一本のノンコンバルーンで拡張するか 昔はold-PSのデリバリーに使ったシースに
割を入れてその中から膨らますという手段を使う という手がありました。
いまだと代わりにロングブライトチップを使うと良いかも....

************************************


○○先生,
Penta挿入時にはIVUSしていませんが,DCA時にはしています.多少の石灰化はありま
したがPentaは比較的バルーンサイズには広がっていたようです.だからやはり削っ
たストラットによる破裂と思うのですが,,

○○先生,
やはり先生の素晴らしいプレゼンにあったように,トリッキーなテクニックで広げな
ければならないのでしょうか,,今回は一旦退院していただいて再狭窄が生じるよう
なら,その時にやってみます.
(P.S. OFOだと思います.またご相談させていただきます.モグラたたきの件はあり
がとうございました.)

両先生方ありがとうございました.ところで現時点でいちばん肉厚の(頑丈な)バルー
ンて何でしょうか?

************************************

○○です。

僕は、マルチリンクを除いてステントそのものを削りにはいきません。理由は、○○
先生がおっしゃるように、ステントがささくれだって、あとバルーン破裂が生じるか
らです。とくに、最近の分厚いステントはそうです。低圧からゆっくり中の増殖組織
だけ除去して、カッターがすこしでも金属にひっかかったらそれ以上進めません。そ
のあとでが、cutting balloonを使います。ブレードがあるので、ステントに対し
て、バルーン表面と微妙に距離がとれますし、また、バルーン自体の耐圧性も良好で
すから。

実は、一昨日同じような症例を経験しました。LAD6にRota-stentしたBXが、ちょう
ど足場に使った(術前は狭窄がほどんどなかった)LAD6入口部でステント再狭窄
(ステント内部です)をおこしておりました。FlexicutLで、10psiからはじめ、max
40psiまで18cutsし、CB4.0-10mm/8→10atmで拡張してきれいになりました。感覚的に
は、単にCBをやるよりは、ずっときれいになった感じですが・・・

○○先生,,
先生のおっしゃるとおり,新生内膜の増殖分のみを削って,あとはCB含めたノンコン
バルーンで低〜中等度の圧で拡張するやり方がbestかもしれません.今度機会があっ
たがnon agressive DCA→CBAは試してみようと思います.ありがとうございまし
た.

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○○です。

先日の安達太良ライブで星総合病院の木島先生がsegment 6のISRに対して、ステント
をなるべく削らないようにDCAをかけていました。
stent内をごく低圧で削った後に、LMT〜just proximalのアテロームは普通にballoon
を拡張しながら(星総合病院の普通は120psiくらい!?)削って、音と手ごたえ
でstentに当たったなぁと思ったらballoonをゼロ気圧にしてそのままカッターを進め
ていました。
その後、普通のballoonで高圧をかけてunder sizeのstentを拡張していました。
そして、stentからはみ出たアテロームを同じ方法で再度削っていました。

はじめてそのやり方を見たので、感動しました。
○○先生も同様な事を書かれているので、世間では常識でしたらごめんなさい。

私自身はNIRを削ることは何度か経験したのですが、幸運にもストラットが立ってし
まってバルーンがダメになったことは有りません。

○○先生の「stentは使えないけど、デリバリーシースは使える」という教えを守っ
て、古いパルマッツシャッツを捨てないでいます。
テルモ5Fr long & straight GCも同じように使用できるのではないかと考えています。

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第75集



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○○です。

ISRに対するDCAですが、ざっと家にある雑誌を覗いてみましたが、Coronary
Intervention 2002; 3: 44-48に、慶応の河村先生・朝倉先生がreviewを書かれてお
ります。ご参考まで。やはり、ステントに傷をつけないように、注意して削るのが原
則で、カッターを入れる位置が、大切なようです。まれに(マルチリンクに限っ
て?)意図的に切除する場合もある、ようです。

僕があげた症例ですが、data baseをみてみると、1年前にLADのdiffuseかつ石灰化病
変で、6Fr TRI で1.75mmでRotaしたあと、LAD7にBX3.5-28、LAD6jp→6にBX4.
0-23が入っていました。postは、各々deliveryで16atmかけてありました。もともと
のMLDはLAD6-7にかけてです。再狭窄したのは、LAD6jpだけですが、こうした場合を
予想して、LAD6jpにはマルチリンクを入れるのか、それとも、ここだけDCAaloneに
するのか、どうでしょう? それとも、Rotaしたあと、根性でLADを全部DCAするので
しょうか? このやりかたでも、今の治療でOKとなれば、TLRは1回だけですから、そ
れで可なのでしょうか? 

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○○です

再狭窄High Risk病変に対してのPCIはその時点で一番よいと
判断された治療をするしかないんだと思います
LAD justの再狭窄ってPCI時に想像出来ますでしょうか?
その時はきっとこれでOKって思ったからこそ手技を終了したんだと
思います 再狭窄に関してはTLRが1回で終われば十分じゃ
ないんでしょうか? DESでもあれば話は別ですが
今の日本ではある程度の再狭窄は生じるのですから
今あるベストと思われる治療を選択すればいいと考えています

ところでISRにかんしてはLong Inflation、CBA、DCA (+CB)
とあると思うにですが、私はCBAが一番と考えていますが
実際 どの手技が慢性期成績が良いのでしょうか?
CBAはえっ?と思うくらいIVUSでも綺麗に仕上がっています
慢性期も結構満足していますが・・・

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○○です.

Coronary Intervention 2002; 3は手元にありながら,その内容は記憶にありません
でした(読んでいなかったのかも).ありがとうございました.
Penta再狭窄の症例はLAD6jpとステントエッジ間にIVUS上は4mmほどの間隙がありその
部分の再狭窄(いわゆるin-segment restenosis)という状態でした.このためその部
分のみをDCAで削ろうと思っていたのですが,技量不足でステントまで削れてしまっ
たわけです.
○○先生の症例であればLAD6jpまでステントを入れようと思った時点でやはりradial
forceの強いBXまたはNIRという選択になったと思います.が,可能ならやはり再狭窄
時のDCAを想定してmarginを残すようにstentingするようにした方が良かったので
しょうか...Rota→DCAという選択は気が重いし,全部DCAというヘビーな治療は根
性なしステント世代の私には出来ない技ですね(私的な意見ですいません).
治療についてはLAD6jpのISRならむしろCBAのみで頑張るような気がします.

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○○です。

○○先生、○○先生、ありがとうございます。

>LAD justの再狭窄ってPCI時に想像出来ますでしょうか?

まったく予想できませんでした。LAD6 jpそのものはintactでしたし、BXは4.0mmでし
たから。今日は自宅なので不可能ですが、来週時間のあるときに、画像をお送りしま
す。もちろん、きちんと圧縮して。

>ところでISRにかんしてはLong Inflation、CBA、DCA (+CB)とあると思うにです
が、
>治療についてはLAD6jpのISRならむしろCBAのみで頑張るような気がします.

僕も普通はCBです。この症例は、LAD6 jpで、LCxは目の子4.5mmくらいあって十二分
に大きいのですが、すこしでもplaque shiftを減らそうと考え、DCA+CBにしました。
DCAといっても、perforationのリスクはまずありませんから、IVUSは術前に一度見た
だけで(CBでも当然IVUSはやりますから同じ手間ですよね)、1クールで18cutsし、
ステントにあたった感触が得られたところでやめました。CAG見た限りでは、CBの広
がりもすごくよくって、DCAやって正解だった印象があります。

>,可能ならやはり再狭窄時のDCAを想定してmarginを残すようにstentingするよう
にした方が良かったのでしょうか...

マージンは残念ながらありませんでした。

>Rota→DCAという選択は気が重いし,全部DCAというヘビーな治療は根性なしステン
ト世代の私には出来ない技ですね

いままで、根性なしで通してきましたが、なかなかそういうわけにも行かないことが
あって、最近、少しは根性だそうかと思っています。

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○○です

私も○○先生の御意見に同感です。

後のオプションを残しておくのには賛成ですが、今を乗り越えなければ明日がないと
いうのも事実だと思います。

その時に再狭窄率を少しでも少なく成るように考えられるstentの選択をするのが良
いと思っています。
再狭窄の時にどうするかだけではなく、再狭窄無く一発で決めるためにどうしようか
と考えてPCIをするようにしています。
再狭窄のことばかり考えたら、最高の選択はPCIをやらないことに成ってしまいます。

LADを全部DCAというのは、私には無理です。
実際凄い人達が何時間もかけて削っているのを見たことは有りますけど、あの達人が
何時間も何時間もやっていた事を考えると私なんかは何十時間たっても終わらずに、
根性が無くなって、むしろ合併症を作ってひどいことになって終わるでしょう。
現実的な治療かどうかは悩むところがあります。

私もたぶん○○先生の症例は segment 6 just proximalにはNIRやBX Velocityを、
LMTには出したくないですが、ギリギリまで入れることが必要ならマージンを残す事
はせずに入れると思います。

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○○@若干DCA復活派 です。

さて最初の○○先生の状況での一つの方法は Cutting Balloonです。
どうしてもballoonがburstしてしまう時には有効なことが「ある」方法です。

ISRのdebulkingは、どうしても困ったらします。実際malignant cycleに入った
症例で行ったcaseもありますがその症例もやはり再狭窄をしてしまいdebulking
が大きなadvantageを持っているとは考えられません。#6osでも最初の
restenosisなら僕はCBと思います。DCAはその仕上がりの素晴らしさが慢性期に
反映されない点が。。。悲しいです。

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こんにちはTRA-netの皆さん。
○○病院循環器科の○○と申します。
昭和56年○○大学医学部卒業、循環器内科に入局、
○○では卒後5年目に研究を終えて、カテを初めて握らせてもらいましたが、
以来1年のブランクを除きカテを握っての毎日です。

8Fソーンズカットダウンの時代の人間です。
学生時代は心筋梗塞の治療は安静、酸素投与、不整脈、心不全のコントロールと習
い、CAGさえもCABGのための検査と習いました。

卒業するころPTCRが始まり、
PCIが○○で始まったのは確かS60、第1例目○○先生が術者でされた時助手をしてお
り、当時は90%から50%になってPTCA成功といっていました。(20%以上の拡張が成功の
確か成功の基準)
それでも結構reste少なかったように思います。今思うと血管にやさしい治療という
のも捨てたものではないのかもしれません。

平成3年から当院に赴任していますが、赴任したばかりのころは
「心臓外科のない施設でのインターベンションは許されるのか?」
と論議されている頃で、当時うしろめたい思いをしながらPCIをしていた記憶があり
ます。
それでもよくなるし、感謝されるから自分はいいことをしてるんだと、、、
少しずつおおきな顔をするようになりました。

しばらくは年間PCIの半数がAMIでUAPを含めると緊急が2/3くらいもありました。
多枝病変、複雑病変は○○に送って、と。
自分の分をわきまえなくてはと、言い聞かせながら。

それでもUAPLADのdiffuse病変にPCIを行いACOで失った苦い記憶があります。
この症例を○○先生にお見せしたら、
当時○○でしか治験のPS stent使えなくて、
「stentがないところでするのがいけない」と言われました。
今ではACOなんて殆ど気にならない仕上がりになりますが、
昔話ばかりですみません、
昔はね、stentなくで裂けたままとほうに暮れることってのもありました。

その後stentが使えるようになり、
少しずつ適応を拡大していき、
TRAが始まったのが何年前かな?
IVUSも昨年から原則全例見るようになりました。
複雑な病変に果敢に挑戦する○○先生も頑張ってくれ、
今年はカテが月70、PCIが月20ペースでいっています。

自分の役割は循環器の医師が仕事しやすい環境を作ることだと思ってます。
これは単に楽ができるということではなく、いい仕事ができる環境という意味です。

このTRA-netには以前から参加しようと思いながらついそのままになっていました。
しかし熱心に議論されているのをみるともっと早く参加しておけば、と少し悔やまれ
ます。
ここにはきっと自分が探しているものがありそうだから、
とても今からわくわくしています。
今後ともよろしくお願い致します。

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○○です。

私も基本的にISRに対してはCBで、CBをやる気もしないようなdiffuse restenosisに
対してはlong balloonでlong inflationしたりしています。
CBは確かにきれいに仕上がりますが、もたもたしてるうちにrecoilを来たす症例が
時々見られます。こういう症例は再狭窄を来たしやすく、やはりdebulkingは必要か
な、というのが最近の印象です。以前CX入口部に再狭窄を繰り返す症例で、
Rota+perfusion balloonできれいに仕上がり、慢性期も50%くらいで、TLRをまぬがれ
た症例がありました。これは、○○先生のMTRAに基づいたやり方で、じっくり削ると
それなりにlumenもとれるので、有効なのではないかと思います。ISRのDCAはやった
ことがなく、あまりやる気もしないですが、すごくいい適応があればやってみたいと
思います。
Rota+perfusionはなかなかよかったので、うまく削れそうな症例なら、またやりたい
と思います。
そういえば、ISRに対するperfusion balloonの話を最初に発表されたのって、○○先
生じゃなかったでしょうか。日循の会場でご発表のあとに、直接質問させていただい
た記憶があるのですが。。。。。違っていたら申し訳ありません。

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○○です

再狭窄High Risk病変に対してのPCIはその時点で一番よいと
判断された治療をするしかないんだと思います
LAD justの再狭窄ってPCI時に想像出来ますでしょうか?
その時はきっとこれでOKって思ったからこそ手技を終了したんだと
思います 再狭窄に関してはTLRが1回で終われば十分じゃ
ないんでしょうか? DESでもあれば話は別ですが
今の日本ではある程度の再狭窄は生じるのですから
今あるベストと思われる治療を選択すればいいと考えています

ところでISRにかんしてはLong Inflation、CBA、DCA (+CB)
とあると思うにですが、私はCBAが一番と考えていますが
実際 どの手技が慢性期成績が良いのでしょうか?
CBAはえっ?と思うくらいIVUSでも綺麗に仕上がっています
慢性期も結構満足していますが・・・

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はじめまして、○○病院の○○です。

わたしは、今年で3年目のペーペーです。昨年は、○○の○○Drのご指導の下、
こつこつと勉強していました。今年に入り、メンバーの○○Drの下でカテをするよう
になり、現在は、たまに労災にカテ勉にいきながら、○○でカテを盛り上げていこう
とがんばっています。
現在の課題はTRAカテ台作成。です。

ではでは、いろいろい諸先輩方に教えていただきたいのでよろしくお願いします。

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○○です.

○○先生,そのとおりです.よく覚えてありましたネ.
ISRに対するperfusin balloonは低圧で,長時間の拡張でステントストラット(血管
壁)にストレスをかけずに新生内膜のみを圧縮,圧排しようというコンセプトで行っ
ていました(ストラットが広がっているものと仮定して).直後はgainがさほど取れ
ていなくてもlossも少ないため結果的にTLRが少ない印象でした.しかし実際ISRを
IVUSで覗いてみるとやはりステント自体十分に広がってはいないことが多く,
perfusin balloonでは更なるストラットの開大が難しいこと,長期的な成績は結局
CBAと有意差がなかったこと、何より10分という拡張時間の長さが患者,術者ともに
ストレスであったことなどからその頻度は激減し,CBA主体となっているのが現状で
す.
けどロータ後の毛羽立ちを押さえ込むには確かに良いかもしれませんね.

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○○です。

○○先生、MTRAを理解してくれてありがとうです。
いまだに、当院ではこれでISRをコンチさせてます。
そのためには、ステントをしっかり広げなきゃいけないので、BXがおおく使われま
す。
北海道では、MTRAコンセプトのDCAをやって、がんばって成績をだそうとして
いる○○先生がいます。たぶん、○○先生のコンセプ
トに近いんでしょうね。
ISRに対してステントを広げないでいかに、ゲインをとるかということが、大切な
んでしょうね。

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○○です。

 ISRとDCAで盛り上がっているので、参加します。
 僕はISR+DCA肯定派です。普通ISRにDCAするのはIVUS上ステントの拡張が十分な太
めの冠動脈が前提となると思います。そうなると、通常はステント内のプラーク量は
多量であり、そういったプラーク多量のケースではCBも含め、balloonのみでは十分な
MLD,lumen areaを確保できず、再々狭窄の悪循環に陥るか可能性が高いか、すでに
陥っていると思われます。確かに、ISRへのDCAは遠隔成績からみても理想の対処法と
までは言えないのですが、ステント内腔を十分確保する上で、DCAは極めて有利であ
り、実際、DCAによってやっと再狭窄の呪縛から離脱した経験をもつDrは僕も含めて
DCA好きの先生の間では少なくないと思います。
ただ、一連のご指摘のようにmultilink以外のステントはストラットがささくれて、
raptureを繰り返すことはよくあると思われます。
 予防対策としては、○○先生のご指摘のようにカッターをゆっくり動かし、すこし
でも抵抗を感じたら、無理にそれ以上進めないのが肝だと僕も思います。辛抱しきれ
ず、カッターを押してしまうと、最悪めくれたストラットにDCAのhousingが引っかか
りカテが抜けなくなり、大変な思いをするこもあります。最初にそれを経験してしま
うと多分2度とISRにDCAをしようと思わなくなります。
 圧については僕は0psiで開始します。balloonを拡張しなくとも全週性に1クール
カットすると多分、予想した以上にplaqueがとれて感動します。通常のDCAでは
100psiを超えて終了する症例は珍しくありませんが、ISR+DCAでは20psi程度でも全週カ
ットで十分内腔が得られます。これは、ステント内のDCAでは、通常の血管へDCAを行う
時に認められる対側balloonの拡張による血管の楕円形のstrechを起こさないため低圧
でもカッターとplaqueが密着しやすいためと思います。endpointはcutできなくなるま
でですが、30psiぐらいうまくかけられれば大抵opimalになると思います。
 DCAできれいに切除できれば、せっかく低圧で治療できたのでballoonの後拡張は僕
は今のところ追加していません。追加すべきかどうかはがわかりませんが、少なくと
も、治療コスト削減には有効です。
あと、DCAでもしめくれてしまって、raptureを繰り返したらたしかにお手上げで、結
局そのままにして帰ってきますが幸いSATも含め今のところ大事には至っておりませ
ん。それなりにプラーク切除できた症例では再狭窄も多くない気がしますが・・・。
テルモ5Fr long & straight GCを持ち込むのは面白そうですね!その、コンセプトは
引き出しにしまっておきます!

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○○総合病院の○○と申します
遅くなりましたが,「キュートラ」ご成功おめでとうございます
○○先生もおっしゃいましたように,きわめて明瞭なコンセプトを
持ったライブで,会の進行も含めてたいへん感銘を受けました
○○先生,○○先生はじめファカルティ・ゲストの先生方
ありがとうございました

なかでもYUMIKOカテのライブは個人的に最も勉強になりました
○○先生ありがとうございました

まだ余韻がさめやらぬうちに,CABG後5年経過した50歳の
男性(ラパコレで外科入院中)が現れましたので,
ここぞとばかりにお願いして本日YUMIKOカテを握りました
LITA・RITAには今までも使用したことはありましたが,
RGEA造影には初めて使用しました
ビギナーには最適の症例で,ライブで観たとおりに
ガイドワイヤがするするとceliacに通り,無事造影に
成功しました

low volumeの施設ですので,なかなが充実感を味わうことが
少ないですが,今日はちょっと嬉しい日でした
失礼いたしました

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○○です。
いつもみなさんのお知恵を拝借しております。
また、相談させてください。

症例は68歳、男性。Risk factorは高血圧のみです。
UAPで入院し、同日にCAGしたところ、LADEjust90%病変でした。Plaqueもしっか
りありそうです。
おそらく6mm以上と径がかなり大きそうなのですが、FlexicutLでいけますでしょ
うか?ここまで大きいとplaque残存→STENTがLMTへはみ出し、という結果になり
そうです。やっぱりMIDCABでしょうか?
今のところ、もちろんIVUSを見た上のことですが、DCAを予定しております。



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○○です。

DCA‐alone に一票。

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○○です。

LAD分岐部にステント用のノリシロもないようですし、血管径も大きいですの
で、これをDCAしなかったら他のどの病変をDCAするのだろう と思いまし
た。
まずはDCAから入って宜しいんじゃないでしょうか。

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○○です。
僕もこれは、DCAでいいですよね。
DCA単独で、終わるか、DCAステントでいくか?
その判断は難しいですよね。
女性、DMpoor controlでDCA単独で、LMTまでの再狭窄こられて、再DCA stentで逃れ
た経験があります。その再狭窄のときに、急性左心不全で死にそうになってましたの
で、やはり単独でいくか、どうするかの判断は、難しいと思います。
ライブ的コメントなら、DCA単独で、ステントは十分に病変が取れたら、不要という
のが、一般と思いますが、

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○○です。

これは、PCIするなら、やっぱりDCAでしょう!
問題は、aloneで終わるか、stentを追加するかの判断ですが、LAD osは相当削らない
とけっこう再狭窄が高いので、aloneで終わる意気込みなら、%plaque area 40%以
下、lumenで15以上は確保したいところでしょうか。そのためにはLAD osは意外に
shrinkしていることがありますが、やはりoptimal DCAにするには最終圧はflexicutL
で100psi以上はかけないと不十分かなという印象ですが、どうでしょうか・・・・?
  あと、UAPの病変とのことですのでemboliもちょっと心配ですね!

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○○です。

私はDCAはまだ持ったことはありませんが、この冠動脈ならDCAをうちの○○先生にお
願いして薄皮一枚にしていただくと思います。MIDCABはいつでもできますし、、
ところで、追加の質問です。現在TRA-netに加入している30前半(私はギリギリ)
の先生(勝手に第3世代と呼ぶ、ステント世代でもよいか?)で、DCAを積極的に
(CCTライブのように)やりたい、あるいはやっているという先生はどれくらいいらっ
しゃいますでしょうか?例えばDESが普通に使用できるようになったら、こういう症
例の場合、プラークシフトを起こさないように簡単に削ってDESというやりかたでも
十分な気がします。最近DCA肯定派に変わった○○先生いかがです?

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○○です

 わたしもこの症例はDCAしかないかなと思います。このLAD-OSはshrinkしていれば
別ですが6mm近いのだとすると100PSI(6.8atm)位かけても薄皮一枚にするのは不可能
ではないでしょうか。大きな血管では削り方によって削り残しを削りに行くのがなか
なか困難では? また、○○先生の言うようにdistal emboliの心配もあるかも知
れません。
ところで、○○先生、とても大きな血管でMLDは十分取れているのにプ
ラークが結構残存している場合は再狭窄が少し多いような気はしませんか? 
また、話は違いますがLMTなどの大きな血管の場合、解離等のトラブルが起こった場合
にサイズ的に冠動脈用ステントでのbail outが難しくなるのでこの点も要注意と思いま
す。

DESがでたらDCAのやり方もきっと違ってきてロータと共に必須アイテムとして残ると
考えてます。このようなOSまでぎりぎりの症例はどんどんDCAしたらいいと思います。

なんでもかんでもは必要ないと思いますが....

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○○です。

皆さん行っておられる様にこれをDCAしなかったらする症例はないですね。。。
ただ○○先生、大きな血管みたいだし%PA<40%は無理でしょう。LA>10mm2は取
れるでしょうが。。。という訳で今ならDCAです。

第2-2.5世代の僕としては、DESならDCAなしの方法を考えます。まだ具体策はな
いですが。少し削ってDESならちゃんと削った方がいいと思います。

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○○です。早速のアドバイス恐縮です。
DCA aloneでPCI予定なのですが、○○先生の言われるように、
DCAで削ったのはいいのですが結構プラークが残るでは→再狭窄のリスク高、と
心配です。
○○先生の言われるように「%plaque area 40%以下、lumenで15以上」は
径6mm以上の血管でもDCA aloneで行けますでしょうか?
私は、32歳ですが(第3世代?)、症例次第では積極的にDCAと考えております。

************************************

○○です

皆さんがDCAとおっしゃっているので、少しだけ反DCA派としての
意見を・・・
この病変にCBAしてIVUSで確認してStentの落としどころが
LAD osにあればそこに なければLMT-LAD osにしっかり
大きなStentして、LCxは横穴あけるのは駄目なんでしょうか?
4mm以上のステントが入るし、再狭窄もあまり無いと思うのですが

************************************

○○です。

○○先生、○○先生のいうとうりです。%PAが40%以上のこるようなら、ステン
トの追加が必要と思います。そうすると、○○と同じで、LMTステントでい
いと思います。
確かにDCAは、削れれば、再狭窄は少ないです。でも少なくても再狭窄はあるので、
完全に削れなければ、ここの病変はかなり再狭窄時にシビアな症状で来る可能せいあ
るので、不十分なDCAアローンでみるのは、危険ではないでしょうか?ステントを5
mmでもいれたらいいのではないでしょうか

************************************

○○です。

本日変わった症例を経験しました。
32才女性。生来健康。冠危険因子なし。朝7時30分頃より胸痛あり
救急車で来院。来院時心電図でV1-5のST低下、肢誘導はnp。high-posの
AMIかな?と思いながらエコーすると、base-midにかけinfposだけじゃ
なくantsepもsevere hypo。そうこうしてる内に心電図は正常化。laboは
np。症状は1時間位続きました。カテしたらCAGはつるつるでLVGはbase
が全然動いてませんでした。

逆たこつぼ? たこつぼ型はapical ballooningと思いこんでたのですが
こういう亜型ってあるんでしょうか?ちなみにストレスはないとのこと。
どなたかお知恵を!



************************************

○○
今日は外来で、ひまです。自転車仲間の○○先生からの発信にすぐ答えてしまいまし
た。
これは心電図変化と胸痛があるので、VSAじゃないですかね。それによるスタニングか
しら、僕も20台の女性で、VSAから、同じようケースを2人ほど経験してます。おお
くは、asynergyの領域はこのようなケースでは冠動脈の支配に一致しないことが、おお
いと思います。
落ち着いたら、スパスムの試験して教えてください。

************************************

○○先生、はじめまして○○です。

この前の心臓病学会誌(Journal of cardiology)にこんなのが載っていました。
先生の症例と少し違うかも知れませんが。たこつぼにもいろんな亜型があるので
しょうね。

心基部および心尖部の過収縮と心中部の無収縮をきたした一過性左室壁運動異常
の1例  
著者
 清水 雅俊 / 高橋 華代 / 深津 泰英 / 辰巳 和宏 / 島 尚司 / 三輪 陽
一 / 岡田 敏男 / 藤田 昌幸  巻号41-6頁285-290発行年月2003年 6月
 
要  約
 
症例は60歳,男性で,Ca拮抗薬と硝酸薬を内服中であったが,前胸部圧迫感を主
訴として救急来院した.心電図上,胸部誘導でST上昇が認められ,カテーテル検
査を施行した.左室造影では心基部と心尖部が過収縮で,とくに心尖部は内腔が
消失するほどであったが,心中部は無収縮であった.冠動脈に狭窄は認められず,
後日施行した冠攣縮誘発も陰性であり,クレアチンキナーゼは上昇しなかった.
心筋シンチグラフィーでは,心中部の血流と脂肪酸代謝が解離し,また軽度の交
感神経障害が認められた.経過に伴う心電図変化は,II,III,aVfとV4−V6のT
波が浅く陰転した.心エコー図法による観察で,奇異な左室収縮は約1週間後に
は正常化した.心筋生検では,心筋細胞の脱落や軽度の線維化が認められた.本
例のような一過性の左室壁運動異常で,その収縮形態が対称性,かつ過収縮と無
収縮に二極化する疾患として,たこつぼ型心筋障害が挙げられる.その亜型では
ないかと考えられた. 

************************************

○○です。


まず、本当はIVUSを見てみないと、はっきりわかりませんが、きっとこの病変では
100psiぐらいではflexicutLのworking areaを考えても%PA40%以下にはきっと足り
ないと予想してます。○○先生のご指摘通りです。ちょっと遠慮して、100psi以上は
と言いましたが、本音は150psi以上は必要かななんて思っています。ただ、意外と
100psiぐらいでもsoft plaqueで思いのほかcutできることもあるので、やってみない
とわかりませんが・・・。
 ○○先生の”とても大きな血管でMLDは十分取れているのにプラークが結構残存し
ている場合は再狭窄が少し多いような気はしませんか”とのご指摘ですが、僕もそう
思います。そんな時は”あんなに頑張って内腔を得たのに・・・”とDCAで再狭窄が
きたときにはステント治療以上にがっくり落ち込みます。最近はどっかに(なるべく
心筋側に)deep cutをうまく入れられるよう心がけてますが、まずはとれるplaqueは
全部とる気持ちがDCA aloneには必要かと思っています。
 ○○先生に%PA 40%以下は無理でしょうといわれると、ちょっと燃えますが、
最近のLAD osへのDCA aloneは大抵%PA40%以下で、lumen areaは13以上はとるよう
に心掛けてます。

************************************


第76集



************************************

○○です。

症例は74才男性。糖尿病。負荷RIで下壁に虚血を指摘された。血管造影にて右冠動脈
の#Bと#Cに狭窄を認めPCI予定となった。#Cの病変はバルーンで比較的良好な
拡張が得られた。前のIVUSで#Bの分岐部より6mmPROXに全周性の混合性プラーク、
22mmPROXに偏心性のソフトプラークを認めた。3.5mm/28mmのステントを留置して終
了した。手技後のIVUSで22mmPROXにあったソフトプラークは消失していたが、
no-Reflowなどの合併症はなかった。
このくらいのソフトプラークは抑えこんでも大丈夫なんでしょうか?それとも手を出
さずにスタチン投与ですか?あるいは安全のためにdistal protection?

pre
6mm前
6mm前
22mm前
6mm後
22mm後
post

************************************

○○です。

○○先生、近畿ジョイントライブの際、DCAクラブではお世話様でした。大変理論
的かつアグレッシブなDCAで勉強になりました。

この症例はできるだけDCA aloneで、もちろん異存はないのですが、spiderをみると
LCx11入口部にもそれなりにプラークがあって、もしLMTからステントをいれてしまう
と、仮にDCAしていても結構plaque shiftがくるような感じもします。DCA中も、バ
ルーンでplaque shiftこないでしょうか?

IVUS所見次第でなんともいえませんが、もしある程度均一に全周性にplaqueがあった
として、第一手目のカットはLCx方向にいれるのでしょうか? それとも、常識的に
plaqueの一番分厚い方向でしょうか? というのも、最終的に100psiを超える高圧が
必要なのはいうまでもありませんが、狭窄が厳しいので、15psiくらいでも第一手目
のカットは、かなり深く入る可能性がありませんか? perforationの報告って、結
構、第一手目というのがあるような気がします。微妙にカッターが縦方向に動いてい
たり、方向がちがっていたりして。先生なら、どの方向に、何psiくらいではじめま
すか?

こういう病変をやっていて、最後にdeep cutが程よく入ったときは、本当にいい気分
です!

************************************

○○です。

まず、本当はIVUSを見てみないと、はっきりわかりませんが、きっとこの病変では
100psiぐらいではflexicutLのworking areaを考えても%PA40%以下にはきっと足り
ないと予想してます。○○先生のご指摘通りです。ちょっと遠慮して、100psi以上は
と言いましたが、本音は150psi以上は必要かななんて思っています。ただ、意外と
100psiぐらいでもsoft plaqueで思いのほかcutできることもあるので、やってみない
とわかりませんが・・・。
 ○○先生の”とても大きな血管でMLDは十分取れているのにプラークが結構残存し
ている場合は再狭窄が少し多いような気はしませんか”とのご指摘ですが、僕もそう
思います。そんな時は”あんなに頑張って内腔を得たのに・・・”とDCAで再狭窄が
きたときにはステント治療以上にがっくり落ち込みます。最近はどっかに(なるべく
心筋側に)deep cutをうまく入れられるよう心がけてますが、まずはとれるplaqueは
全部とる気持ちがDCA aloneには必要かと思っています。
 ○○先生に%PA 40%以下は無理でしょうといわれると、ちょっと燃えますが、
最近のLAD osへのDCA aloneは大抵%PA40%以下で、lumen areaは13以上はとるよう
に心掛けてます。

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この度入会いたしました○○病院の○○です。
○○先生より登録の挨拶と自己紹介を命じられましたので一回だけ(?)勝手な
ことを書かせていただきます。

○○病院の○○先生はmy brotherで,○○病院の○○先生と
は、医学部の同級生であり、
卒業後入局前に連休明けまで休みをとり、男二人でバリ島という怪しい旅行をし
た関係です。
職歴では現在の病院の前は10年以上国立○○病院に勤務していました。
当時、アンジオは島津の手動式アームでかなりの年代ものでした。ですから透視
で見えない血管にワイヤーを入れるのは得意です。飢えを経験した人間は食べ物
に執着するといいますが、現在の病院に4年弱前に赴任してからは、やれフラッ
トパネルだ、MDCTだ、高速MRIだ、フルデジタル画像ネットワークだとヴィジュ
アル情報に執着し、内外から顰蹙を買っています。それでも大好きな映像情報に
はこだわり続け、ついに自宅に130インチのスクリーンとバルコのcine 7を導入
してしまいました。現在 6.1 ch (8.1ch対応可)で週末はfull volumeでクラプト
ンのDVD audioのライヴ興行でストレスを発散しています。
仕事での最近の興味は“誰でもできる簡単DCA”を目指して、GE INNOVA SPIN,
MSCT super heartでIVUS前にプラーク、石灰化病変の分布データを集めていま
す。そのうちご報告できるのではないかと考えています。
PCIに携わって20年になりますが最近の若い世代の伸長は著しく、うかうかして
いられないとの思いで刺激を求めて、のこのこやって参りました。取り留めのな
い話しで申し訳ありません。昨夜、○○にあのFM2で3時まで付き合ったも
のですから眠くて、眠くて・・・。
みなさまよろしくご指導お願いいたします。

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 ○○です

LVGを見て、HCMのApical Hypertrophyもありかなって
思ってしまいました。 VSAはやはり冠動脈の支配領域に
Asynagyがでるんじゃないのかなって思います
たこつぼ、心筋炎だって限局性のAsynagyがあっても良いと
思います
しかし、どれも経過を見ないとなかなか難しいですよね 
また経過を教えて下さい

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○○です。

本日変わった症例を経験しました。
32才女性。生来健康。冠危険因子なし。朝7時30分頃より胸痛あり
救急車で来院。来院時心電図でV1-5のST低下、肢誘導はnp。high-posの
AMIかな?と思いながらエコーすると、base-midにかけinfposだけじゃ
なくantsepもsevere hypo。そうこうしてる内に心電図は正常化。laboは
np。症状は1時間位続きました。カテしたらCAGはつるつるでLVGはbase
が全然動いてませんでした。

逆たこつぼ? たこつぼ型はapical ballooningと思いこんでたのですが
こういう亜型ってあるんでしょうか?ちなみにストレスはないとのこと。
どなたかお知恵を!

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 初めてレスします。昨年の心臓病学会で倉敷中央病院の門田先生が発表されていま
すが、タコツボ型心筋障害類似な症例には壁運動障害にいくつかのパターンがあるよ
うです。門田先生の発表された症例はspasmは誘発されなかった症例です。一般にタ
コツボは高齢の女性に多く、○○先生が経験された症例はタコツボとしては珍しく、
若年です。ちなみに倉中の発表でも左室心基部の壁運動異常のタイプは22歳と46歳の
2例とされています。壁運動から考えてもVSAとは考えにくいと思います。○○病
院の○○先生がおっしゃっているようなasynergyの領域が冠動脈の支配に一致しない
ような若年のVSAは経験がありませんので、興味があります(女性の胸痛症候群の1
タイプとしてたいへん重要なコメントです)。是非とも具体的に症例報告していただ
ければ勉強になります。
 わたしは典型的なタコツボ型心筋障害の患者さんが壁運動の回復過程で心基部から
動き出した症例を1例経験しました。○○先生の症例の壁運動に動きがたいへんよく
似ていますが残念なことに心エコーしかできず、LVGが撮れませんでした。また、タ
コツボ型心機能障害に非常に良く似たパターンは褐色細胞腫で頻繁にみられますの
で、是非血中カテコラミンのチェックをしてみてください。

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○○です

○○先生 IVUS画像なんですが、この6mmと22mmの間には
プラークあるんでしょうか?
もし、なければCAGで見る限りはプラークありそうなんで
同じようにステントでつぶすと思います
なければ#3だけ治療してスタチンで経過観察もありかなと考えます

ただ、この病変はこれだけのecholucentならLipid poolだと思うので
前後に血栓像とかattenuationがあればdistal protectionしてステントをします
このIVUSだけならDistal protectionしないと思いますが

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○○です。

 ○○先生、こちらこそお世話になりました。先生に勉強になりましたなんて言われ
ると恐縮です。僕のDCAのやり方が標準かどうかはわかりませんが、ご質問の件につ
き、今、実践していることを書いてみます。
 first cutの件ですが、test cutをするときは原則20psiで入れてます。soft
plaqueなら予想以上に切れてドキッとすることがたしかにあります。逆に堅いときは
ぜんぜん切れないこともあると思います。pre IVUSで堅そうならもっと圧をあげたり
します。特に右の時はtest cutの方向がわからないことがよくあるのでtest cut圧は
高めです。
 test cutは不正確との理由で、土金先生は嫌いですが、側枝が方向を決める目安に
なりにくいRCAやLCXへのDCAでは木島先生に教わった通りtest cutを方向決めの参考
材料にしていますし、test cutでとれるplaque量もその後の加圧の参考にしていま
す。
 僕は幸い経験は無いのですが最初の一撃がperforationの原因となるとの話しはよ
く聞きます。そのため、偏心性plaqueの場合は最初のcutは必ずplaqueの厚い方向に
慎重に入れます。全周性の時はまずperforationのriskの低い心筋側から入れます。
LADの場合なら、RCAcau viewでcutするなら、手前(右室)からclockwiseに30-45度
ずつ→下(中隔)→向こう側(対角枝側)→最後に上(心外膜側)にcutしてます。
その方が安全かなと信じてやってます。全周性にcutする圧は本当は最初は
10-20-30psiと少しずつあげた方が、balloonの血管拡張効果を最小限にしてDCAでき
るのでよりplaque切除が効率的と思いますが、それをするとdiffuse病変ではきりが
なく、被爆も増えるので、よっぽどdiscreteな病変でなければ、20-40psiとかけてあ
とは切れ具合を見てという感じでcutしています。
 今回のようないわゆるDCA向きのLAD近位部のplaqueは右室側から中隔側の偏心性
plaqueのことが多くDCAを安全にしやすいことが多いと思いますが、もし回旋枝側
(向こうの下)に偏心性plaqueがある場合はもっと低圧でcarinaに穴を開けないよう
な慎重なcutが必要なのだと思います。○○先生の症例ではたしかに、angio上はLCX
側にもplaqueがありそうですが、回旋枝側しかplaqueが無いという感じでもありませ
んし、回旋枝自体 の血管径も十分ありそうなので、圧をstep upしていけば(20-30
ぐらいずつ),clinicalに問題となるplaque shiftは起こさない気もしますが、これ
はあくまで印象です。

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○○です。

この程度であればdistal emboliのリスクは低いと思います。臨床経過からも急
性増悪の感じはなさそうですし。。。

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○○です。

○○先生、ご丁寧なレス、ありがとうございました。DCAクラブの司会を午後させ
ていただいて感じたのですが、TRIライブでガイドカテの選択で盛り上がるように、
このDCAのカットのやり方も、とてもお上手な先生方が、お一人お一人、かなり違い
ます。ただ、どの先生も安全かつ有効なdebulkingのため、非常に論理的に御自分の
strategyをお話になるので、どれを信じてよいのか、難しい部分もあります。

>test cutを方向決めの参考材料にしていますし、test cutでとれるplaque量もその
後の加圧の参考にしています。

僕は、相澤先生と朝倉先生にDCAを教えていただいたので、テストカット派です。た
だ、LAD proximalでRAO caudalでcutする場合、ブランチ法とワイヤバイアス法が完
全に一致すれば、自信がもてますから、テストをしないこともあります。LAD mid
で、RAO cranialを主に使う場合は、IVUS viewの決定は、ブランチ法では、RAO
caudalで考えた方向からのcounter-clockwiseへのinter-relationになるかと思いま
すが、30°程度の誤差は生じえますので、必ずテストカットしております。

>全周性の時はまずperforationのriskの低い心筋側から入れます。

僕は普通に一番plaqueの厚い方向か、大きな側枝があるときはその方向かのどちらか
でした。先生の理論的なご説明は、とても参考になりました。今度症例がありました
ら、試してみます。

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○○です。

○○先生、○○先生、RES有難うございました。

> この6mmと22mmの間にはプラークあるんでしょうか?

分岐部PROX11mmのところを中心に石灰化が認められ、最終的にステントも少し同心性
に欠けます。

11mm前
11mm後

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○○です

○○先生 IVUSありがとうございました
IVUSベースで考えたら末梢だけステントするかも知れません
11mmの病変だったら経過観察するかもと・・・
ただCAGベースで見ると22mmの所もステント必要だと思うので
○○先生と同じく28mmのステントをLipid poolまで入れると思います

○○先生が言われるようにあの病変だけなら飛ばないと
思いますが・・・・ 
関西のある先生がLipid poolにステント入れてSlow flowに
なったことがあるらしいですね・・・・

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○○です。

どこまでステントを留置するか迷いましたがCAGを基準にしました。Slow flowが嫌な
ので短いステント+スタチンも考えました。

〉前後に血栓像とかattenuationがあればdistal protectionしてステントをします。
〉関西のある先生がLipid poolにステント入れてSlow flowになったことがあるらし
いですね・・・・

血栓像は理解できるのですが、attenuationとはキャップの非薄化ですか?

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○○です。

初めてレスします。当科でも一過性左心室壁運動障害症例を5例程経験しました
が、
72歳、女性。喘息重積発作にて呼吸器科に入院しておりましたが、著名な脱水
によるアシドーシスから横紋筋融解、急性腎不全となった方ですが、改善傾向に
あった中、H14年5月10日 AM1:00にCardiac Indexの低下が起こり、DOA、DOB開
始。ECGにてV1~V3でQS(経過中AMIの様なST上昇はなし)、UCGでApex 
Akinesis、CPKのもれはほとんどなく、変だなと思いながらもCAGをやり、CAGは
Intact、LVGにて心基部過収縮、心尖部Akinesisとなっており、次の日5月11
日にはR波が戻ってきて、エコー上も壁運動改善、4日後のLVGでは正常でありま
した。
80歳、男性。General Fatigue、Fever Upにて消化器科入院となりました
が、CK2869、MB53、TnI1.03とCKの割にはMBの値は低かったのです
が、TnIの上昇、ECG V1~3でQSであったため、カテを行いました。CAG Intact,
 LVG#1、5 Akinesis,#2、3、4 Hypokinesis,と逆タコツボ様のLVGで
した。48時間後にはLVGほぼ改善し、約1週間で壁運動は正常となりました。
79歳、女性。胸痛にて当科CCU搬入となった方ですが、CK206、MB上昇な
し、TnI2.85、ミオグロビン112であったためにCAG行いました。#7 7
5%、#12 75%、 #2 25%。LVG#2,3,4 Severe 
Hypokinesis, #1,2Normokinesisとタコツボ様の壁運動でした。Coronaryは
あったのですが、CAGとLVGの所見が合わなかった例です。
30歳、女性。神経科にてドグマチ―ルを処方され、褐色細胞腫のアタック
(Pheoによるものとは後で判明したのですが)を起こし、CK,TnIの上昇なく、
ECG II III aVf, V4-6にてST低下があり、CAG Intact、LVG#1、5 
Akinesis,#2、3、4 Hypokinesis,と逆タコツボ様のLVGでした。
65歳、女性。先行する感冒様症状に続き、胸痛が増強したために救急搬送と
なった患者です。入院時、ECGV3-6ST低下、HR125 Sinus。UCGにてAsynergy
あり。TnI 1.62、ミオグオビン105、CK93、MB13とTnI以外に上昇あ
りませんでした。また、TSH0.03、FT3 8.9、FT4 1.54と甲状腺機
能亢進症を認めました。CAG:LMT50%、#6 75%、 #11 75%、
LVG:#2,4,6Severe Hypokinesis、#7 Akinesis, #1,3,5 
Normokinesisと逆砂時計タイプでした。次の日から壁運動改善し、10日目には
ほぼ正常化しました。 
LVGで‘たこ、逆たこ、逆砂‘となってましたが、病期によって見え方がちがう
のでしょうか?それとも自律神経末端からかや、副腎からのカテコールアミンや
レセプターの分布の違いみたいなものがあるのでしょうか?
まだ調査中ですが、とりあえず当科での経験でした。

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○○です。

皆さん、いろいろ教えていただきありがとうございました。
LVGをよく見るとbaseはsevere-reduced、midがnoneでむしろmidタイプのたこ
つぼでした。 その後の経過ですが症状はなし。CK300(MB35)。CRP陰性。心
電図でII,III,F,V4-5のST上昇0.5mmと変化。エコーでbase、midともに動き出
してましたが、やはりmidの動きが一番悪いようです。(%FSで20位)HCM
(AH)はありません。血圧90と低めで、アスピリン少量のみで経過観察して
ますが、皆さん治療はどうされてますか?症状はそもそも頭重感から始まった
ようですが関係あるでしょうか?

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○○です

attenuated plaqueのことです
石灰化がなくて、ソフトプラークなのに
エコーが減衰している像です
私はこのattenuated plaqueの有無でDistal protection
の適応を決めています

添付のIVUS像はAMIでPCI前です
これをみてDistal protectionしました



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○○です

attenuated plaqueの時は白い粉(白色血栓?)が取れます
あんまり赤い血栓は取れないような気がしています

組織見てませんので、細かい性状までは分かりません
やっぱり組織見る必要ありますよね
頑張って見てみます(IVUSとの対比も必要ですから)

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○○です。

○○先生、画像有難うございました。4時から12時にかけての部分ですね。なん
とな
く分かったような気がします。ちなみにattenuated plaqueが認められたときは
どん
なデブリスが取れるのですか。色調は?、細胞成分は?血栓で減衰させられるの

しょうか?

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○○です。

○○先生のattenuated plaqueの話に追加、です。
今日、CTOの手前の病変を拡張しようとしたら、IVUSで典型的な全周性の
attenuated plaqueを認め、slow flowになりそう。。。と思ってまず小さく
2.0mmバルーンで拡張したら予想通りslow flowになってしまった症例がありまし
た。添付しておきます。#2preと書いてある部分が全周性のattenuated plaqueで
す。
ちなみに以前の僕のslow flowになった症例も全周性のattenuated plaqueでした。

#2pre
#2d


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○○です
私のところもたこつぼを数例経験していますが
原因はいろいろあるようです。(順天堂名誉教授の岡田了三先生の受け売りですが)
まずは1.カテコールアミンの過剰投与、もしくは交感神経過緊張によるもの。これ
は当院の外科がやってしまったもので
DOAを交換時に自然落下で落としすぎてGaint negative T wave (=GNT)
となり、UCG上たこつぼとなりました。このほかにも文献上褐色細胞腫によるもの、
脳底動脈瘤(視床下部にある交感神経の中枢を刺激するためといわれています。)
もあるようです。
2.ストレス説。1.と関係があると思いますが夫婦けんかでなったという報告もあ
ります。
3.VASによるもの。
4.心筋炎説。当院でもバイオプシーをして証明したものが2例あります。
このばあいCPKが上昇していますが心筋炎かもしれません。バイオプシーはいかがで
しょうか?
またこの症例では血圧が低下していますがDOA,DOBは禁忌です。わたしの経験した症
例で
シグマート48mgを24時間持続点滴して3日で改善したこともあります。これは3.が
関与したものかと考えました。

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○○です。
シネ画像を相澤先生にも見ていただきました。やはり径が大きく、@plaque
lichであった場合、DCAはriskyでありCABGも考慮すべきである、ADCA後STENTを
LADjust、もしくはLMTへ出して(またぎステント)、ストラット開け、の方針で
は、と教えていただきました。ちなみにステントはPENTA、とのことです。
PCI後、IVUS画像とともに、提示させていただこうかと思っております。
貴重な御意見がすぐに伺えるTRA-NETに感激です。

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初めまして大阪、○○病院で勤務している○○と申します。
まだ3年目ですが、ようやく最近PCIをさせてもらえるようになり
勉強中の身です。
みなさんの意見など読みながら手技を身につけていこうと
意気込んでおります。
よろしくお願いいたします。

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○○です

 この度は諸先生方のお知恵を拝借したくメールしました。
実は今入院中の患者なのですが、心タンポナーデで近医より
転院された60代の男性です。血行動態が不安定のため、心嚢穿刺を
行った所、血性というより、血液そのもの(Ht 44%)が引けました。
初めは右室でも突き破ったかと思い、冷や冷やしましたが、事実
心嚢内でした。その後出血も落ち着き、ドレーンを抜く前に造影
しようと思い、CAG行ったところ、RCAからまるでtumor stainのような
ちりちりした血管が出ていました。どうもいろいろな所から出ている
ようでした。取りあえず止血?をした方がいいだろうと考え、1本の
feeding arteryはスポンゼルで詰め、残りは2枚のS670にバルーンを
挟んで留置してきました。これでほとんど出血は止まりましたが、
まだどこからか少しでてきますが、これ以上は無理と考え終了と
しました。ここで教えていただきたいのですが、

1. ヘパリン、アスピリン等はどうするか?
2. 診断のためには何が必要か?ちなみに穿刺液はclass IIです。
3. 試験開胸は必要か?
4. AMIは否定的ですが、それでは原因は何なのか?
 
等、ご教授下さい。

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○○です

うちに昔 心臓血管肉腫の女性が入院しておりました
その患者さんも同様の所見だったと思います
やはり、悪性腫瘍を第一に考えるべきだと・・・
やはりMRIしかないんでしょうね それとオペは
かなり難しくて腫瘍が大きいと無理だったようです

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○○です。

ステント留置についてお伺いします。
LAD just へのstentingが可能であればいいのですが、LMTに出さざるを得ない場合に
ついて教えてください。
LMTに出す場合、
@できるだけ、LMTに出さないようにして、LCX入口部に数ミリ出る程度で留置する。
ALMTに少しかけてストラットあけをする。
BLMTに十分のりしろ(2,3ミリ?)をつくりストラットあけをする。

それと、ペンタはかなり大きくしなければならないと思いますが、大丈夫でしょうか


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○○です。

当院では、同様の血性のしんのう液は、食道がんのinvasion,AMI後破裂が多分癒着に
よりとまって、、3ヶ月後に心タンポになった症例。肝臓ガンのメタということが、
ありました。
原発性は経験ありません。どちらにしての、開胸は、癒着がひどく出血のコントロー
ルが大変ですので、心肺にのせる可能性でやらないと、死んでしまいます。当院の経
験でした。

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追加、です。○○です。
診断は、悪性の検索、全身と、MRI、CTと思います。

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○○です。

たこつぼといわれるまえから、特に心尖部を中心にVSAによるものは多くみられま
す。VSAのstunningという結論ですが、ただ、冠動脈領域に一致しないから、VSAが否
定できるかというと、我々はAMI,での冠動脈に一致したasynergy 冠れんしゅく誘発
試験でのその枝に一致した、VSAしかみていません。
でも、多死スパスムが末梢の部分のみに生じたら、冠動脈枝の領域とはasynergyが
違ってきます。でも問題は、このような冠動脈領域に一致しないasynergyをスパスム
が原因と考えるか、なんらかの局所的な問題で、2次的に生じたスパスムかの判定は
できないと思います。
今回の○○先生の症例は、胸痛と心電図の変化がパラレルに救急外来で改善してます
ので、この点から、VSAの可能性が高いと思います。
また、特に若年者は過換気から、VSA 発作おこすので、要注意です。

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○○です。
訂正です。hemangioblastmaではなくangiosarcmaでした。不注意すみません。血性心嚢
水での発症が結構あるはずです。

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○○です。

 私もこの病院に来るまでは○○先生と同じように考えていました。すなわち、
diffuseな冠攣縮がたこつぼのような心尖部のstunningを引き起こすのであろうと。
しかし、今の病院ではすでに過去30例以上のタコツボ症例のストックがあり、それら
を見直しているうちに冠攣縮とは異なるものという印象を受けています。ただし、今
回の症例は典型的な症例に比べて若すぎること、心電図変化が速すぎること(一般に
発症時は胸部誘導でST上昇し、翌日から陰性T波になり、陰性T波は長い例では1年
以上続きます)、壁運動異常がmid-LVで心尖部が動いていることから典型的でないこ
とは明らかです。一亜型と思いますが、是非経過を教えていただきたいです。ちなみ
に以前はこのような症例に硝酸薬やカルシウム拮抗薬を飲ませていましたが、この病
院に来てからそのような薬物がたこつぼにはまったく必要ないことを知りました。

************************************

○○です。

私見ですが、

>@できるだけ、LMTに出さないようにして、LCX入口部に数ミリ出る程度で留置す
る。
出さないならぎりぎり出さないようにして、この数ミリ出す、というのは最も回避す
る必要があると思います。LCxで何か起こったとき、はみ出たステントをどうにかし
ない限り、何もできません。数ミリだけでたストラットをあける、というのも大変難
しいと思います。

>ALMTに少しかけてストラットあけをする。
ストラットあけ後、私は原則高圧KBT(12atm以上)です。2本のバルーンのproximal
edgeを、LMT内のステントのproximal edgeにあわせます。やはりLMTにそれなりの
マージンがあるほうが、LMT bodyの損傷を避けられると思います。また、LCx方向に
奥までバルーンを入れないで済みますし。

>BLMTに十分のりしろ(2,3ミリ?)をつくりストラットあけをする。
ということで、これに賛成です。2,3ミリ?にこだわることなく、ここはLMTには
狭窄がなく、KBTで大きく開かれるわけですから、しっかり足場をつくる、という感
覚でやってよいと思います。なお、LCxの解離をさけるtipsとして、事前にLCx方向
にもIVUSをやっておき、コンプライアンスチャートを参考に、拡張予定圧で、Lumen
size(Vessel sizeではなく)にあわせたバルーンを選択するという方法がありま
す。

>それと、ペンタはかなり大きくしなければならないと思いますが、大丈夫でしょう

別にペンタでなくても、S670でも、BXでも良いかと思います。ペンタのバルーンで高
圧をかける気はしませんから、8-10atmでいれて、IVUSを行い、高圧が必要ならもう
一本、ノンコンか、普通のセミコンをあけるのが安全策でしょう。前にウチの岡林先
生が書いたように、ペンタ自身の通過性は素晴らしいと思いますが、ペンタの中に何
かを通そうとすると思わぬ苦戦を強いられる場合がすくなくありません。side
branch accessも同様です。ですから、僕個人は、LMTにペンタを使おうとは思いませ
ん。LCx入口部がまったくきれいならBXでしょうし、すこしlesionがあって、S67
0から1crown垂れ込ませるほうがよさそうであれば、S670にします。

************************************

○○です。

○○先生ありがとうごあいます。
そのような症例に関しては、冠れんしゅく試験はおこなわないのでしょうか?
それとも、行ってもでなかったのでしょうか?
教えてください。
僕もタコツボで、連縮がでないものは、薬なしですが、VSAがあるとつい投薬しま
す。
以前、過換気から、28歳の女性で、LAD、LCX、RCAの末梢に血栓生じたかつ、末梢
がスパスムをおこしたAMIを経験しました。その後、慢性期は綺麗でしたが、
asynergyは残りました。ですから、VSAでも多枝スパスムからこのような経過をとる
だと勉強になりました。それいらい、タコツボで、スパスムが証明されると、原因、
結果にとわず、投薬しています。
是非教えてください。

************************************

○○です。

 僕も治療のコンセプトは○○先生と全く同じです。LAD-OSの狭窄はIVUSで見ていつ
もそうですがプラークはLADから始まっているわけではなくほぼ必ずLMTから連続して
おり、LADの病変というよりLMT病変であることを意識して治療しています。そこを無
理にLMTを避けるステント治療をすると、治療直後はよくても慢性期にステント
proximal edgeや、LCXの再狭窄の処理に難渋することにつながります。LADosにステ
ントを置くなら(できればDCA後)、しっかり、LMTからなるべく大きく、側枝にアク
セスしやすいステントを選んで、KBTで終了というのがよいのでは・・・。

************************************

○○です。
 ○○先生、こちらこそありがとうございます。先生のご意見、もっともだと思いま
す。ほんとうは全例にエルゴノビンかアセチルコリン負荷すべきなのでしょうが、最
近の症例には行っていません。タコツボの命名者であられます佐藤光先生は冠攣縮と
考えておられました。今も、広島市民病院の栗栖先生がJACCやAm Heart Jに書いて
おられますように表在血管あるいは微小血管レベルの一過性攣縮と考えておられるよ
うです。たしかにその可能性が十分に考えられますが、冠攣縮性狭心症とは異なる疾
患群です。慢性期の治療としてはやはり何も必要ないと思います。先生が経験された
28歳女性は明らかにタコツボとは異なる症例です。ちなみに当院でタコツボを再発
された方が1例だけおられますが、3年以上のインターバルがあり、その間は冠攣縮
のような発作を一度も起こされていませんでした。ほかのタコツボの方は、無治療で
退院されても戻ってこられる方はおられません。

************************************

○○です。
昨日もDCAが1件ありました。径は4mm程度でしたが、LMTよりplaqueが続いてお
り、
何とかDCA aloneにてLAD OSは%stenosins 37%で終了しました。
今回のcaseは径が(おそらく)6mm程度あることが最大の難関だと思っておりま
す。
ですので、DCA後に@可能であればLMTに出さないステント留置、A十分にLMTに
ステントをかけてストラットあけ、とういう予定で30日に治療予定です。
ステントに関してですが、いずれにしろ5mm程度のバルーンで高圧拡張予定です
が、S670ステントの場合、病変部への密着性はいかがなものでしょうか?
MIDCABを選択される、という先生はおられませんでしょうか?

************************************

○○です

LAD osの病変にLAD osにぎりぎりにステント置いても
慢性期にやっかいな再狭窄を来すことが多いという印象です
それに○○先生や○○先生が言われるようにLMTにも連続して
病変があることが多いので、しっかりとLMTにかけてステントを
置いて、LCXはKBTでしょうね
ステント種類はS670かBelocityかなと考えています
Pentaは一番多きく側枝へのアプローチで開くステントですので
石灰化などがなければPentaの最近ではいいかなと考えています

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第77集




************************************

○○です。

○○先生、○○先生、レスありがとうございます。

LMTのステントですが、所詮私たちが使えるのはbare metalですから、極端なことを
言ってしまえば、構造的に側枝(LCx)へアプローチできれば、あとはどれを選んで
もそんなに違わないのでしょうね。術者のそれまでの経験と何に重きをおくかで選択
がきまるのでしょう。

実は、昨日、non-protected LMTにPCIした症例があります。いわゆる典型的なベンツ
マーク病変のeffort AP (CCS 4, good LV function)・70Fで、ご本人・ご家族の希望
でPCIとなりました。8Fr TFI with IABP supportで、1.75→2.15mmでPTCRA後、
LMT-LCx・LMT-LADの順にsequentialに拡張、S670 4.0-24をLMT-LADに植え込み、
4.0mmと3.0mmで14atmでKBTして終了しております。この症例は、LCx11 osにも狭窄
がありましたが、できるだけLCx方向へのステント植え込みは避け、LMT-LADへの
single stentで済ませたかったので、S670を選択して、1 crownだけLCx方向へ落と
し込もうと考えました。LMTでのMSAは、15とれていて、appositionも良好でした。

側枝へのアプローチはやはり一番容易ですし、crownの落としこみができるのはcoil
stentであるこのステントだけですから、側枝が大きい場合はよくS670を選んでいま
す。この症例は狙い通り1 crown落とし込んで、LCx入口部へのステント植え込みを
回避できましたが、AP caudal viewだけそれを反映してかLAD6 jpが少しcoverされて
いないようにも見えます。1.75mmでPTCRA後のIVUSで、LAD6 jpにはplaqueがまった
くなかったので、慢性期には影響しないだろうと期待しています。ただ、この現象を
考えると、LAD6 jpの病変に、LCxをまたいでLMTからステントを入れる場合は、
crownの落としこみがあっては、もともとのMLD部位であるLAD6 jpに悪影響がでるか
もしれません。となれば、S670は避けて、BXか、classic MLがよいのでしょうか? 
豊橋の鈴木先生は、よくclassic MLを植え込んでも、メーカー推奨の最大拡張径など
気にされず、4.0と3.0とかでKBTされていましたよね。

なお、1.75mmでPTCRA後のIVUSで、LCx入口部付近からcounter clockwiseに、DCAで
はとてもとれそうにない、約90°の高度石灰化が見られたので、DCAはせず、2.15mm
でPTCRAして、ステントと考えた次第です。また、ガイドはEBU 4.0-SHにしました
が、術後はside holeの影響できれいに造影できなかったので診断カテに入れ替えて
います。

pre-spider
pre-caudal
PTCRA
KBT 4.0X3.0
post-spider
post-caudal



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○○です

LAD osの病変にLAD osにぎりぎりにステント置いても
慢性期にやっかいな再狭窄を来すことが多いという印象です
それに○○先生や○○先生が言われるようにLMTにも連続して
病変があることが多いので、しっかりとLMTにかけてステントを
置いて、LCXはKBTでしょうね
ステント種類はS670かBelocityかなと考えています
Pentaは一番多きく側枝へのアプローチで開くステントですので
石灰化などがなければPentaの最近ではいいかなと考えています

************************************

○○です

○○先生、○○先生、○○先生、レスありがとうございます。
私もmalignancyだと思うのですが、今回S670が二枚重ねで
入ってしまいましたので、MRIはしばらくだめですよね。
どなたかステント直後にMRI撮った方はいらっしゃいますか?

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○○です。

最近頚動脈ステントをやってますが、脳外科の先生は頚動脈ステント植え込み後3日で
全例MRIをとってその所見について学会で報告されておりました。まったく問題ない
そう
です。わたしは、神経所見のない例にルーチンでやるのは大いに問題と思いますが、ス
テント後のMRIの合併症はあまりリスクは大きくないということと思います。○○先
生の例は、MRIの少ないリスクと確定診断をつけるメリットを天秤にかければ、十分
な説明の上で、MRIを施行すべきと思います。

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生、レスありがとうございます。


○○先生、すばらしい例の提示をありがとうございます。拙者修行中の身であり、質
問をさせてください。

>>1 crownだけLCx方向へ落と し込もうと考えました。

>>>>というのは、LAD近位部に入っているステントの1crown分distalよりwireを
引っかけてストラットあけすることと理解し
てよろしいのでしょうか。とすれば、内膜を傷つけたりしませんか?


ちなみに、○○先生。私は迷うことなくOPCABに回すと思います。もちろん、off
pump で、LITAを狭窄なくつなげる術者にです。

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○○です

MRIは必要なら問題ないと思います
確定診断のためには絶対に必要だと思います

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○○です

分岐部のS670は○○先生の言われるようにcrownの落とし込み
があるから良いと光藤先生も言われてましたね(間違ってたらすみません)
でも、DESの場合にはこの分だけステントがないことが
問題になるようですので、やはり再狭窄のリスクになるんでしょうか?
きっちりとしたエビデンスはないでしょうがいかがでしょうか?

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○○先生のご質問、

>というのは、LAD近位部に入っているステントの1crown分distalよりwireを引っか
けてストラットあけすることと理解してよろしいのでしょうか。

ですが、LAD本幹にあるcrownを引き戻すというより、LCxの入口にあるcrownをLADの
対側に押し付け、LCxの入口を部分的にでもよいからcoverしようというものです。
今回のケースでは、LCxの入口というより、気持ちLADまで入っているcrownが押し付
けられたようですね。S670のcrownですから、形は丸いわけで、内膜を損傷するよう
な危険性はないと思います。細かな理論的背景は、光藤先生が詳述されていますか
ら、単行本のPTCAテクニックか、Coronary Intervention 2, 31-36, 2003をご一読い
ただければと思います。

手技上のポイントはできるだけdistalからstent strutをrecrossすることです。
Multifunctional probing catheterを使わなくても、血管径+2mm程度で、曲率80°く
らいに、変曲点なくなめらかに曲げたNeos IMをゆっくり回転させるとうまくいきや
すいと思います。回転させながら順行性に狙う以外に、ワイヤが崩れない範囲で、少
し反転しかけてもそのままstent内を側枝の先まで押し入れてしまい、反転をはずし
ながらひいて狙うと入る場合も少なくありません。

もちろん、側枝があまり大きくなくて、かつ、もともと本幹の病変のクロスが容易
で、本幹末梢までのワイヤリクロスが容易なら、最初からこのような形で整形した
Floppy typeを本幹にいれ、ステント植え込み後、引き戻してstrutを拾いに行って
もよいと思います。提示した症例では、LAD末梢の屈曲が高度で、末梢までワイヤを
いれるのもExcelsioとの組み合わせで苦労したので、上述のように、途中、IMをはさ
みました。

○○先生のご意見ですが、今のところ、DESはCypherも、Taxusも、みなclosed cell
のチューブステントですから、新しいコイルタイプのDESがでてくるまではちょっと
何もいえないと思います。クラッシュは、やっぱりねえ・・・否定的です。エレガン
トでないもの・・・

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○○です。

入院中なのに、先程病棟の当直医から相談がありました。
70代くらいの女性で、破傷風で入院しています。血圧が下がったので、ノルアドを点滴
したら、急に前胸部のSTが上昇してきました。心エコーはたこつぼ 
様で、ECGはbroad anterior MIみたいです。心エコーでLADを探したら、ものすごく良
好な順行性の血流を認めました。flow  
patternからみても中枢部に狭窄はなさそうです。たこつぼに間違いはなさそうですか
ら、ノルアド減量、補液追加で様子を見るように指示してきまし 
た。
心エコーでLADを探すのは、慣れると難しくありませんから(LAD  
midならほぼ100%出せます)、たこつぼかAMIで迷ったときは有用だと思います。

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初めまして。○○病院の○○と申します。某メーカーさん
の口コミで入会させていただくこととなりました。
私は○○大学を昭和63年に卒業し、現在上記病院に勤務しております。当院は年
間心臓カテーテル検査を900件前後行い、そのうちPCIを370件前後行っています。(TRA
・TRIは約5〜6割程度) しかしながら当院には心臓血管外科がなく、緊急バイパスが
必要になったらどうしようと心配しながらPCIを行っています。
これからもどうか宜しくお願いします。

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初めまして今回入会いたします○○赤十字病院の○○と申します。
○○大学1995年卒であり今年の春から現在の職場となりました。
上司の○○先生の勧めもあり入会を希望しました。
それ以前は大学院生として臨床から遠ざかっていましたので
目下修行中でまだPCIは始めたばかりであります。
皆様の様々の御意見から学んでいきたいと思いますので宜しくお願い申し上げま
す。

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○○です。

○○先生、おめでとうございます。
なかなか出来ることではないと思います。
少し元気を分けていただいたような気がします。

ところで皆様にご相談があります。
55y.o. male
維持透析中の患者さんです。
1ヶ月前からのexertional chest pain、10日前からのrest chest painで紹介になっ
た患者さんです。
ところが、この患者さん30年前に造影剤使用後にアレルギーで危篤状態(患者さん曰
く・・・)になったそうです。その後ステロイド投与下で満を持して再度造影剤使用
したところurticariaが出現したそうです。
さて、どうしたものでしょうか。
現在非イオン性になっておりSEが出にくくなっているとはいえ、重篤なアレルギー反
応が起これば、自己排泄できないだけに非常にriskyだと思います。

なお、ATP stress scintygraphyではATP負荷後(少し遅れた)10min後にchest
pain+V1-4でST elavation+VPC short runあり、apex septal sideで
redistribution、apexはcoldのままでした。運動負荷ECGはnegative。入院後
diltiazem+nicorandil内服開始で胸痛は完全消失しております。organic stenosisの
存在は十分考えられますが今回の症状の主な原因はspasmなのかな・・・?と判断
し、とりあえずmedicatonとしております。今後angioの必要性が出てきたらどうすれ
ばよいのか分かりません。皆様のお知恵を拝借したいと存じます。ご経験のある方い
らっしゃったら御指導ください。

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○○です。

> 30年前に造影剤使用後にアレルギーで危篤状態(患者さん曰
> く・・・)になったそうです。その後ステロイド投与下で満を持して再度造影剤使用
> したところurticariaが出現したそうです。
造影剤が30年前、しかも2回目はステロイド投与で蕁麻疹のみ、ということは現
在の造影剤をステロイド投与下で行えばリスクは低いと思います。

> 重篤なアレルギー反
> 応が起これば、自己排泄できないだけに非常にriskyだと思います。
これこそ術中透析の適応と考えるかもしれません。
でもstand byだけにすると思います、僕なら。

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○○です。
当院では、アレルギーを起こしたと自己申告する人には、術前にステロイド、ネオ
ファーゲン、H2ブロッカー(本来はH1ブロックを期待するのですが、ないので、これ
でも効果があると古い本に書いてあった。)プリンペラン(吐き気を訴える人が多
い)を30分まえに投与してから始めます。
透析患者でも、同じです。当院では、アレルギーの既往があっても、以上の処置で、
起きたとしても、吐き気、蕁麻疹ですんでます。
造影剤ショックが本当におきたら、一人しか経験ないですけど、通常のしょうあつざ
いは、禁忌で、ボスミンをすぐ使うことが、肝になると思います。
同様にキシロカインショックというのも、あるので、ボスミンをためらわず、つかうこ
とが
肝と思います。

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○○です。

造影剤アレルギーにより重篤な合併症を生じる例は日本人で1/1万人ぐらいだそう
です。今までに2例の経験がありますが、どちらもショックになりましたがステロイ
ドで回復しました。十分に設備の整ったカテ室で発生する場合はCT室などとは条件が
違います。このケースは透析歴は不明ですが55才と若年であり自覚症状もあるよう
ですので、透析日に合わせてステロイド投与下にできるだけ少量の造影剤で診断カ
テーテルを行なうのはいかがでしょう?RIの結果からは多枝病変は考え難く内服にて
症状が収まっているようですが…

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○○です。
僕も他の先生と同様に、アンギオの必要性があれば十分に患者様の同意を得たうえで
ステロイド投与下・緊急対応できる状態でカテをすればいいかな?と思います。でも
この患者の場合○○先生が二の足を踏むからには、当事者でなければ分からない「イ
ヤな雰囲気」があるのだと思います。そうなれば造影剤を使用しない非侵襲的な検査
で器質的な病変の有無が分かれば一番良いわけですよね? まず単純CTを撮像して
冠動脈の石灰化の状態を見てはいかがでしょうか?LADがmid-distalぐらいまで石灰
化があるようだったら、石の冠動脈にspasmは考えがたいので何としてもカテーテル
検査が必要だと思います。もちろん治療を行ううえでもRotablatorが必要になるでしょ
うし、、、。もし石灰化がたいしたことなければ、十分にmedicationを行った状態で、
今度は運動負荷心筋シンチやドブタミン負荷心エコーを行ってみてはいかがでしょう
か?
器質的狭窄の有無に何らかの答えが出そうな気がします。もう一つ、薬物負荷でATP
は喘息患者には使いにくいですし、患者によっては動悸、身体の熱い感じを強く訴え
る場合があります。これで過換気になってspasmという話もあるかも知れません。詳
しいやり方は忘れましたがニコランジル負荷心筋シンチはほとんど合併症もなかった
と思います。(確か1kgあたり0.1mgのシグマートをone-shot後30-60sec以内にMIBI
を打っていたような気がします。)アンギオの前に少しでも有用な情報があれば、そ
の後の戦略も上手く行きそうですが。 

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○○です。

○○先生、
> 通常のしょうあつざ
> いは、禁忌で、ボスミンをすぐ使うことが、肝になると思います。
ここの薬理学的な説明を是非教えて下さい。そういえば昔々ボスミン、と
言われたような気はしますが。。。

○○先生、
こういう場合の反応はdose dependentじゃなかったように思うのですが。。。だ
からといって多く使うわけではないですがこのviewとろうかな?と少し迷った時
に造影剤を減らすために取らない方がいいのか、それはあまり問題ないのか。。。
どうですか?

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○○です。

○○先生の御質問に対してです。造影剤によるアナフィラキシー様反応は造影剤によ
る直接的な肥満細胞脱顆粒と思うので、○○先生が詳しく述べられているように十分
な予防措置が肝心だと思います。造影剤の量に関しては、以前に透析例のCTOで腕が
未熟だったので多くの造影剤を使用してしまい、造影剤が脳を含めていろんな臓器に
トラップされ透析を繰り返してもなかなか排出されなかった症例があり、それ以来、
術中透析もふまえて透析例は可能な限り造影剤を少なくし、同日透析で速やかに除去
するプロトコールにしています。○○先生が述べられたように非侵襲的検査で当たり
をつけておけば迷うことも少なくてすむと思いますが、少し迷った時は撮影しても問
題ないと思います。

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○○です。

うまく薬理学的に説明できないですが、
アナフィラキシーショックは、即時型のアレルギーで、IGEを介して、ヒスタミンな
どから血圧低下(末梢血管が開いて、心抑制も一部あります。)と気道浮腫がきま
す。ボスミンは、α刺激による昇圧作用に、β1刺激による心拍出の増大、β2によ
る呼吸器の気管支の浮腫および痙攣の解除、ヒスタミンの放出抑制効果があり、アナ
フィラキシーの根本的な治療だそうです。ノルアドなどで、昇圧だけをしていても、
アナフィラキシーの治療にならず、ショックの病態を長引かせるだけです。○○先生の
言うとおうりにめったに経験するものではありませんが、対処法をしらないと、大変
なメに会います。僕も一例しか経験ありません。2年目のときで、循環器のオーベン
が、ノルアドで昇圧してしのいでたのですが、全然よくならず、内科の先生が来て、
ボスミンつかったら、あっという間によくなったのを、いまでも鮮明に覚えていま
す。
薬理学的にだれか、わかったら教えてください。

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○○です。

逆たこつぼのその後ですが、症状なく経過。心電図はnormal。
本日カテしました。結果CAGintact。LVG#1245hypo。Ach負荷陰性でした。
たこつぼ心筋症亜系と診断、No-drug退院としました。今回、若年、心電図変化が
早い、逆たこつぼ様など変わった症例だったので積極的にAch負荷もしましたが、
○○先生の言うように必要ないのかも知れませんね。どうですか○○ちゃん?
tra-netの皆様、色々教えていただきありがとうございました。

来院時、拡張期
来院時、収縮期
1W後
1W後


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○○です。

このケースの場合CAGしません。内服で症状が消失しているからです。シンチ遅延相
でapexが抜けてるようですが前壁のOMIを示唆するECG・UCG所見はあるのですか?LAD
であろうがもしOMIであれば“枯れた田圃の用水路は修理しない”との理屈が(CAGを
見てしまわなければ)成り立つと考えます。
自分の経験則で恐縮ですが、以前の造影剤の副作用に関して確認しておかなければな
らないのはアナフィラキシーによるものか、単なる悪心嘔吐血圧低下程度のものかで
す。全身が真っ赤に紅潮したか、本人・家族・その時の担当者に効いてアナフィラキ
シーらしければCAGしない方針でICを持っていきます。もしどーしてもカテしなけれ
ばならない時は灼熱感でvagotonyを起こした程度でぐらいだったら、前日・当日朝に
プレドニン換算で40mg内服計80mg内服させてカテしております。詳しくはHarrisonに
書いてあったと思います。ちなみに今まで20例程の自称造影剤アレルギーの患者に造
影剤を使用しましたが、同レジメか直前ハイドロコーチゾン300mg ia(シース側管か
ら)で問題になった症例はゼロでした。そういった症例は現在の質の良い造影剤では
はたしてステロイドが効いたかどうかもわかりません。お勧めするわけではありませ
んが…お役に立てれば幸いです。

それと○○先生お勧めのクリエートメディックスの4Frカテを導入しました。適度な
硬さとJワイヤーがイントロデューサーなしでも入っていくのがいいですね。日焼け
した担当者が先生に宜しくとのことでした。

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○○です。

この患者さんの場合、先ず器質的狭窄があるかどうかを判定することが重要だと思い
ます。
私ならMDCT, MRIでdetectできるか、見てみて(私の病院ではできないので他院で
やってもらうことになりますが、参考にはなると思います。)どうしても必要なら十分
な準備をしてCAGかな、と思います。

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造影剤アレルギーの件ですが、恥ずかしながら、造影剤ショックと気がつかず、
同じ患者に3度造影をして、3度ショックにさせた経験があります。
1回目は(過去に8回CAGを行っていて9回目のCAG中)LMTに90%狭窄のある患者で
PCI目的でCAGしたが、初回造影で160から50に血圧がさがるので、ノルアドを使い
ながら造影。その後も造影の度に血圧がさがるのでPCI中止。
2回目はIABP下に側口つきのカテでCAGするが、カテがLMTに入ったかどうかテスト
ショットしただけで血圧が170から80となり、その後心停止。
PCI中止し、CABG としました。
3回目は術後の確認をしたが、初回造影で血圧が180から80になり意識低下、
心マッサージ施行し、通常の昇圧剤(ノルアド、DOAなど)で治療し、
ステロイドと大量補液で数時間でカテコラミンは離脱できました。
回数が重なるほど症状は強くなってきた印象がありました。

当時、このようなアナフィラキシーがあることを知らなかったため、患者さんを
危険なめに合わせてしまい、申し訳なかったと反省していますが、皆さんの参考
になればと思い、恥をしのんで書かせてもらいました。

文献(かなり古い文献ですが)的には造影剤によるアレルギー反応が反復投与で
再度症状を起こす確率は15-40%ということです。
(日獨医報、28巻1、2号、37-42、1983)
Invest.Radiol.5: 374-384, 1970,
Am J Roentgenol. 125:264-268, 1976,
Am J Roentgenol, 119: 832, 1973

************************************

○○です。マルチレスですが、御容赦ください。

○○先生、ようこそTRA-netへ。○○時代には同じラボで実験した日々が懐かし
く思い出されます。現在大変ご多忙な環境ですが、充実した恵まれた環境であると思
いますので、頑張って下さい。一部のメンバーの先生方は御存知の通り○○
病院はドクターヘリによる前方搬送で実績を重ねている病院ですが、ドクターヘリの
事故には十分気を付けて下さい。(と言っても○○先生が操縦するわけではない
か…。)残念ながら今年もOB会を兼ねた○○BBQパーティーへは、参加出来そう
にありませんが、部長へは怖くてまだ連絡していません(笑)。同僚の○○
先生は電光石火で欠席の返事を出していましたが、遅れた私は返事を出しそびれてし
まいました。

○○先生の症例は、僕はVSAではなく器質的狭窄を有するIHDと言う印象を受けます。
基本的には○○先生と同意見ですが、PCIするにしてもCABGするにしても結局はいず
れかの時点で血管造影が必要になりますので、若年症例ですので十分な説明と、虚血
の証明の為の非侵襲的代替検査を行う事が必要ですね。サイナスの症例であれば、心
電図同期のCT(造影なし)あるいはMRIなどもご検討されてはどうでしょうか。Gd造
影って、ヨードアレルギーとは関係しないように記憶していますが、間違っていたか
もしれませんので、放射線科医師へ確認が必要です。中途半端なレスですいません。

************************************

○○です。

○○先生、○○先生の話で思い出しました。○○先生と同じような症例で、他医院か
らロタの紹介をうけました。そのときに、そこの先生からマグネビストで造影をして
治療してくれという依頼があり、治療しました。
ホトンド、見えませんが、なんとか造影できます。
保険外ですがね。

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○○です

造影剤ショックのHistoryがあっても、必要であれば
やはり造影すると思います(当然 ステロイド予防投与です)
私は基本的に色々な薬剤を同時に投与するのは効果が
分かりにくくなるので、シンプルにステロイドだけで検査すると
思います

ボスミンですが、Drug in Jpan等を見てみましたが
アナフィラキシーショックのFirst Choiceとなっていました。 
ただ、薬理的には血管収縮と心筋収縮力増大による
血行動態安定、気管支拡張としか書いてませんでした
すみません これくらいしか分かりませんでした

************************************

○○と申します

造影剤アレルギーの件につきましては,私から特に申し上げることは
ございませんが,最終的には患者さんのお考え次第だと思います
充分なinformed consentを行っても拒否される方にカテはできませんし・・・
Scienceではないですが,患者と医療者との関係がどうなのかも
重要ではないでしょうか

さて,全然関係ない話題ですが,本日ひょんなことから
Kokura Memorial Hospitalのカテラボを見学してまいりました

もちろん初めて訪れる場所ですし,Kokura Liveも1995年以来
出席しておりませんので,ちょっと新鮮な気分でした
到着時はちょうど副院長先生がロータをなさっておられました
手技そのものは順調に進み,何の問題もなかったのですが,
何となく違和感を覚えました
当然といえば当然なのですが,IVUSがないのです
IVUSのないロータは個人的に滅多に見ないものですから・・・
ちなみに本日見学した症例はTFI・TBAでした・・・

急な見学だったにもかかわらず,心臓病センターの秘書さんには
たいへん親切に応対していただき,さすがと思いました
副院長先生にはご挨拶を申し上げただけでした
(帰る途中,ツーショット写真を所望すればよかったかな,
とも思いましたが・・・)

以上,勝手なレポートでした

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○○です。

ボスミンが第一選択というのは、我が三井版の内科レジデントマニュアルにも記載して
おりますが、○○先生のおっしゃるようなノルアドでは効かないという例があったとい
うのは、逆に驚きですね。ボスミンは抑粟h激があるので、気管を拡張するので良いも
のだと私は考えていましたが、昇圧作用にも差があるとは、、、

付け加えると、アナフィラキシーの場合血管内のボリュームが血管外へ逃げるのがその
病態ですから一種のhypovolemic shockですので、根本的に最も効くのは輸液です。以
前の症例では6リットルくらいのリンゲルを30分くらいで用手的に急速輸液したら、
血圧が安定しました。CAGの翌日には血管外から水がもどってきますので、6リットル
の尿がでました。

もう一つ、アナフィラキシーで恐ろしいのが気道閉塞です。AMIで3ショットCAGをとた
ところで、ヒューヒューと気道閉塞音が始まった例があります。何とか挿管できましの
で一命を取り留めました。気道閉塞は、迷わず躊躇なく挿管する以外方法はありませ
ん。
少しでも迷いがあると、救命できません。この患者さんは安定狭心症となっていますの
で、3枝病変ですが、内科的治療をしています。次にどうしても必要なら、全身麻酔か
なと考えています。

それ以来、いつも2ショットから3ショットあたりで患者の呼吸音を習慣的に必ず聞い
ています。

************************************

○○です.

逆たこの話題が再燃していたようなので先日経験した症例の左室造影を提示します.
○○先生の症例ほどではありませんが心基部を中心にsevere hypo〜akinesisを呈し
心尖部のみが元気に動いていて,いわゆる『逆たこ』のような印象でありました.原
因は左回旋枝seg11の99%狭窄による不安定狭心症でありました.回旋枝はさほど大き
な印象ではなく,灌流域以上に壁運動障害が生じているような印象でした.こういう
症例のように虚血でも『逆たこ』現象は生じうる訳で,やはり○○先生がおっしゃる
ように冠動脈疾患〜冠攣縮の有無はチェックすべきと思いましたが如何でしょうか.



************************************

○○です

○○先生、たいへん貴重な症例を見せていただき、ありがとうございました。経過は
タコツボ型心筋障害と同様ですね。やはり一亜型なのでしょう。勉強になりました。
まだまだ解明されていない病気が多いですね。特に女性の胸痛症候群はなかなか理解
できません。

************************************

○○です。

ロータ、DCAでもIVUSを使わないので、普通のPOBA, 
stentでIVUSを使っても、なかなか認めてもらえない風土がこの地域にはあるのです。
最近は、だいぶ空気が変わってますが。
11月から合計44本IVUSを使ってます。うち2本が査定されました。もちろん、診断カテ
では使用できません。

なお、○○でも、若い先生がこっそりテルモのIVUSを使っているようです。

************************************

先日○○先生と行橋ライブ同行させていただいた○○です。

その節は皆様にいろいろとお世話になり、感謝感激しました。
まだ3年目の若輩者ですがご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い
します。

ps. 大変ためになって楽しいライブでした。また是非誘ってく
ださい。

**********************************

○○です。

非侵襲的検査の徹底、angioするとした場合の予防処置、angioの是非、shockになっ
た場合の対処法等大変参考になりました。本読むより勉強になります。

>シンチ遅延相でapexが抜けてるようですが前壁のOMIを示唆するECG・UCG所見はある
のですか?
>LADであろうがもしOMIであれば“枯れた田圃の用水路は修理しない”との理屈が
(CAGを見てしま
>わなければ)成り立つと考えます。
ECGはnormal、UCGではapex septal側がhypoでした。したがってapexの明らかなOMIの
所見はありませんが、ischemiaは存在しそうです。

>○○先生、○○先生の話で思い出しました。○○先生と同じような症例で、他医院

>らロタの紹介をうけました。そのときに、そこの先生からマグネビストで造影をし

>治療してくれという依頼があり、治療しました。
>ホトンド、見えませんが、なんとか造影できます。
これは非常に重要な情報です。ありがとうございます。一つのoptionとさせて頂きま
す。

確かに、非イオン性造影剤でしっかりアレルギーを押さえておけばアナフィラキシー
ショックにはなかなかならない可能性が高いとは思います。
しかし、最悪の事態を想定する必要があると思うのですが、もし、アナフィラキシー
ショックになってしまった場合、4時間の透析で抜ける造影剤は文献的に70-90%との
ことです。4時間×3cool行えばほぼ全ての造影剤を除去することが出来るようです。
しかし、○○先生も書いてらっしゃるように組織にtrapされる造影剤もあるわけで十分
な造影剤の除去ができない可能性もあると思います。○○先生のおっしゃられるよう
にdose non-dependentですからほぼ完全に除去できなければアレルギー反応は遷延す
るわけです。この際、造影剤が除去されるまで乗り切れるかどうかが心配です。造影
剤1cc分くらいならアレルギー反応が起こりにくくなるそうです。
また、一時的にステロイドで何事もなかったかのように見せかけて、例えばステロイ
ドの効果が無くなったその日の夜に残存した造影剤によりアレルギー反応が出てくる
・・・なんてことも心配してしまいます。
このような可能性についてはいかがでしょうか?
若年だからと言うわけではないですが、今は症状も消失しており、また、仮にMIを発
症したとしても死亡には至らないかもしれませんので検査による最悪の事態だけはさ
けたいと思うのです。

御教授お願い致します。

************************************


第78集




************************************

○○です.

逆たこの話題が再燃していたようなので先日経験した症例の左室造影を提示します.
○○先生の症例ほどではありませんが心基部を中心にsevere hypo〜akinesisを呈し
心尖部のみが元気に動いていて,いわゆる『逆たこ』のような印象でありました.原
因は左回旋枝seg11の99%狭窄による不安定狭心症でありました.回旋枝はさほど大き
な印象ではなく,灌流域以上に壁運動障害が生じているような印象でした.こういう
症例のように虚血でも『逆たこ』現象は生じうる訳で,やはり○○先生がおっしゃる
ように冠動脈疾患〜冠攣縮の有無はチェックすべきと思いましたが如何でしょうか.



************************************

○○です

○○先生、たいへん貴重な症例を見せていただき、ありがとうございました。経過は
タコツボ型心筋障害と同様ですね。やはり一亜型なのでしょう。勉強になりました。
まだまだ解明されていない病気が多いですね。特に女性の胸痛症候群はなかなか理解
できません。

************************************

○○です。

逆たこつぼのその後ですが、症状なく経過。心電図はnormal。
本日カテしました。結果CAGintact。LVG#1245hypo。Ach負荷陰性でした。
たこつぼ心筋症亜系と診断、No-drug退院としました。今回、若年、心電図変化が
早い、逆たこつぼ様など変わった症例だったので積極的にAch負荷もしましたが、
広島の○○先生の言うように必要ないのかも知れませんね。どうですか○○ちゃん?
tra-netの皆様、色々教えていただきありがとうございました。

************************************

○○です。

> 手技そのものは順調に進み,何の問題もなかったのですが,
> 何となく違和感を覚えました
> 当然といえば当然なのですが,IVUSがないのです
> IVUSのないロータは個人的に滅多に見ないものですから・・・

ロータ、DCAでもIVUSを使わないので、普通のPOBA, 
stentでIVUSを使っても、なかなか認めてもらえない風土がこの地域にはあるのです。
最近は、だいぶ空気が変わってますが。
11月から合計44本IVUSを使ってます。うち2本が査定されました。もちろん、診断カテ
では使用できません。

なお、○○でも、若い先生がこっそりテルモのIVUSを使っているようです。

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先日○○先生と行橋ライブ同行させていただいた林紀行@りん
くうです。

その節は皆様にいろいろとお世話になり、感謝感激しました。
まだ3年目の若輩者ですがご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い
します。

ps. 大変ためになって楽しいライブでした。また是非誘ってく
ださい。

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○○です。

非侵襲的検査の徹底、angioするとした場合の予防処置、angioの是非、shockになっ
た場合の対処法等大変参考になりました。本読むより勉強になります。

>シンチ遅延相でapexが抜けてるようですが前壁のOMIを示唆するECG・UCG所見はある
のですか?
>LADであろうがもしOMIであれば“枯れた田圃の用水路は修理しない”との理屈が
(CAGを見てしま
>わなければ)成り立つと考えます。

ECGはnormal、UCGではapex septal側がhypoでした。したがってapexの明らかなOMIの
所見はありませんが、ischemiaは存在しそうです。

>○○先生、○○先生の話で思い出しました。○○先生と同じような症例で、他医院

>らロタの紹介をうけました。そのときに、そこの先生からマグネビストで造影をし

>治療してくれという依頼があり、治療しました。
>ホトンド、見えませんが、なんとか造影できます。
これは非常に重要な情報です。ありがとうございます。一つのoptionとさせて頂きま
す。

確かに、非イオン性造影剤でしっかりアレルギーを押さえておけばアナフィラキシー
ショックにはなかなかならない可能性が高いとは思います。
しかし、最悪の事態を想定する必要があると思うのですが、もし、アナフィラキシー
ショックになってしまった場合、4時間の透析で抜ける造影剤は文献的に70-90%との
ことです。4時間×3cool行えばほぼ全ての造影剤を除去することが出来るようです。
しかし、○○先生も書いてらっしゃるように組織にtrapされる造影剤もあるわけで十分
な造影剤の除去ができない可能性もあると思います。○○先生のおっしゃられるよう
にdose non-dependentですからほぼ完全に除去できなければアレルギー反応は遷延す
るわけです。この際、造影剤が除去されるまで乗り切れるかどうかが心配です。造影
剤1cc分くらいならアレルギー反応が起こりにくくなるそうです。
また、一時的にステロイドで何事もなかったかのように見せかけて、例えばステロイ
ドの効果が無くなったその日の夜に残存した造影剤によりアレルギー反応が出てくる
・・・なんてことも心配してしまいます。
このような可能性についてはいかがでしょうか?
若年だからと言うわけではないですが、今は症状も消失しており、また、仮にMIを発
症したとしても死亡には至らないかもしれませんので検査による最悪の事態だけはさ
けたいと思うのです。

御教授お願い致します。

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○○です。

無事、DCA終了しました。Flexi-cutLで13cut、90psiまでで、
残存plaque40%以下となりました。
IVUSでは径5.5mm程度でしたが、予想通りLMTまでplaqueが進展しておりました。
90psiでLMTはあんまり削ることができませんでしたが、目標まではcutできたと
思います。
○○先生、○○先生をはじめ、多くの先生のご教授ありがとうございました。
Stentを使用せず、DCA aloneで終了しました。

pre
pre-IVUS
post
post-IVUS


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○○です。
  ○○先生、ご苦労様でした。finalを拝見しましたが、Flexi-cutLで13cut、90psi
でしたら、まだまだ余裕がありますし、もうちょっと、%PA、lumen areaともに欲
張った方がよかった気もします。その方が、遠隔成績がよいと思います。ただ、DCA
aloneで終わっていますのでもし再狭窄がきたらまたaggressiveDCAでいけると思いま
す。

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○○です。

○○先生、すばらしい出来上がりで何よりです。ただ、%PAはこれでは40%以下に
はなっていません。というか、だからこの血管では難しい、というわけなんです
が。。。計測イメージを添付しておきます。

LA 10.8mm2 VA 22.0mm2でこれでも%PAは50.9%になります。
パッと見た目と数値はかなりずれることがありますし僕もですが、operator's
eyeはどうしても欲目になってしましますので注意が必要ですね。
ちなみに見た目で%PA 50を判断するのに半径の1/4のプラークでようやく%PA 50%
程度と判断します。 (3/4)*(3/4)=9/16 ≒ 50%ということです。

もう少し圧をあげるともう少し削れるか、balloon effectで%PAは少なくできる
と思いますが、でもこの結果は十分acceptableだと思います。



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○○です。

○○では大変お世話になりました。
現在もネットや個人メールでたくさんのお祝いの言葉をいただいているのですが、
休み明けの超多忙状態でのため、返事を出せず失礼しております。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

ところで、先日、透析例の造影剤ショックを経験しました。

40代前半の男性です。透析に至った原疾患は不明です。
両側下肢は、大腿部以下がアンプタ。
大腿動脈は石灰化が強く、ゴリゴリと触知は可能ですが、脈は触れず。
(穿刺を試みるも針が通らず。)
冠動脈は当然石灰化ごりごりで、
#1がtotal(LADより#4にわずかながらcollateralあり)。
#7が75%、#13が90%。
ベースに収縮性心膜炎があり、1-2年前に当院でオペしてますが、
取りきれず、今もdip&plateauです。
左室はなぜか拡張型心筋症様に全周性hyoikinesisです。

#1−#3のCTOに対するPCIを試みるも不成功に終わりました。
この時、術後に軽い嘔吐あり、血圧も低下しましたが、
術直後の透析中に軽快しております。
発疹等は出ていません。
CTO不成功のため、外科にCABGをお願いするも、
心膜癒着が強いことから拒否。
仕方なく、CXに対し、Rotaを試みました。
Rota中に一瞬slow flowとなり、同じ頃に血圧低下を認めました。
slow flowはシグマートで改善したのですが、血圧低下は遷延しました。
ノルアドを使用しましたが、その後も血圧は不安定で、
嘔気、嘔吐なども加わり、
slow flowによる血圧低下の遷延ではないことに気付きました。
PCIはRota + POBAでうまく終了したのですが、
帰室後の血圧はノルアド点滴下で100前後と低めでした。
造影剤除去のため、すぐに透析を依頼しました。
透析はかなり慎重に開始したのですが、開始直後にVTとなり、
透析は中止。
シンビットなども使ったのですが、その夜はVTを繰り返し、
結局、合計3回の心停止を起こしました。
もっとも長い時は1時間の心マッサージを行いました。
ステロイドが投与されたのは蘇生後です(これはもっと早く行うべきでした)。
翌日朝から透析を行い、その後は元気で、今は退院されています。
私は出発前2日間で4時間ほどしか寝れませんでした。

この症例のポイントはいくつかあります。
(1)まず、収縮性心膜炎に加えて全周性hyokinesisがある特殊症例ということもあ
るのでしょう。
一旦血行動態の破綻を起こした後、なかなか回復しませんでした。
ショックで透析が回せなくなると、造影剤除去できなくなるため、
永遠に回復不能となることも十分に考えられます。
(2)また、大腿動脈からのアプローチが困難なので、IABPなどの補助が出来な
いという
問題もありました。
(3)片手にシャントがあるため対側の手からアプローチすることになりますが、
radial温存のためにbrachialを使いました。
翌日の透析終了後にまずHD穿刺部を圧迫止血しました。
引き続き、対側肘の7Fシースを抜いたわけですが、圧迫開始から数時間は
両側上肢では血圧が測れなくなりました。
頚動脈やシャントが良く触れて、
全身状態が安定していれば問題なしということで済ませましたが、
かなりリスクがあると思います。

本症例は今年一番の反省例です。
ステロイドやボスミンの早期投与があれば状況は変わったかも知れませんが、
かなり先の先までを見越して対策を立てておいたほうがよいという
良い見本になると思い、提示いたしました。
なお、同じような透析例の造影剤ショックはこれで2例目ですが、
どちらの症例もカテ直後よりWBCが1000前後と著明な白血球減少を呈しておりまし
た。

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○○です。

ボスミンが第一選択というのは、我が三井版の内科レジデントマニュアルにも記載し
ておりますが、○○先生のおっしゃるようなノルアドでは効かないという例があったと
いうは、逆に驚きですね。ボスミンは抑粟h激があるので、気管を拡張するので良いも
のだと私は考えていましたが、昇圧作用にも差があるとは、、、

付け加えると、アナフィラキシーの場合血管内のボリュームが血管外へ逃げるのがそ
の病態ですから一種のhypovolemic shockですので、根本的に最も効くのは輸液です。
以前の症例では6リットルくらいのリンゲルを30分くらいで用手的に急速輸液した
ら、血圧が安定しました。CAGの翌日には血管外から水がもどってきますので、6リッ
トルの尿がでました。

もう一つ、アナフィラキシーで恐ろしいのが気道閉塞です。AMIで3ショットCAGを
とったところで、ヒューヒューと気道閉塞音が始まった例があります。何とか挿管でき
ましたので一命を取り留めました。気道閉塞は、迷わず躊躇なく挿管する以外方法はあ
りません。
少しでも迷いがあると、救命できません。この患者さんは安定狭心症となっています
ので、3枝病変ですが、内科的治療をしています。次にどうしても必要なら、全身麻酔
かなと考えています。

それ以来、いつも2ショットから3ショットあたりで患者の呼吸音を習慣的に必ず聞
いています。

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○○です。
○○先生、○○先生ありがとうございmす。
○○先生の言われるように、「残存plaque40%以下」は言いすぎですね。
実はあの後90psiで3cutしたのですが、ほとんど削れませんでした。
Aggressive DCAというと100〜120psi必要なのでしょうね。

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○○です。

○○先生、お疲れ様でした。近畿ジョイントライブのとき、DCAクラブで、加藤
(順)先生がLAD 入口部病変を治療されました。120psiまではあまり有効な切除とな
りませんでしたが、140psiの一撃でそれは見事なできになりました。司会をしていた
ので、とても印象に残っています。こういう病変は、圧の増加に対して、平均的に切
除できるわけではなく、どこか、臨界点を超えたところで一気にとれるような気もし
ます。○○先生いかがでしょうか? 

Agressive DCAといえば、そのとき、土金先生が、巨大なLMTに、最後に240psi(!)
を試みられました。210psiでballoon ruptureでしたが・・・ これが自分が今まで
みた最高の加圧です。

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○○です。

○○先生ありがとうございます。
>一旦血行動態の破綻を起こした後、なかなか回復しませんでした。
>ショックで透析が回せなくなると、造影剤除去できなくなるため、
>永遠に回復不能となることも十分に考えられます。
正に先生の書かれているようなことが危惧されたので二の足を踏んでしまいました。

差し当たり非侵襲的な方法で検査を進めangioするときには十分なICと準備をしてお
きたいと思います。

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はじめまして。
○○市立病院の○○です。今回同門の先生からこのようなhomepageがある
ことを伺い入会を希望させていただきました。○○大学を平成10年に卒業し、こ
の4月に上記病院に赴任いたしました。卒後年数は経過しておりますがTRI,TRAについ
ては全く未熟者です。これからもいろいろ勉強して参りたいと思います。どうぞ宜し
くお願い申し上げます。

 数回送信しましたがこちらの不手際のため送信に失敗しましてごあいさつが大変遅
れましたことをお詫び申し上げます。

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○○総合病院の○○です。

昭和63年に○○医大を卒業し、現在の病院には平成8年に赴任しました。当院のPCI数は
過去3年間、平均150例程度で推移しております。症例があまり多くないので、TRA-net
で勉強をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

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 ○○労災病院で勤務している ○○ともうします。

出身大学は ○○大学 63年卒です。本業は不整脈で、02年までは
国立循環器センターで専らアブレーションとICDに浸かる日々を送っていたのですが
当院に赴任して2足3足の草鞋を履く生活になっています。
久しぶりにPTCAの世界に戻って、道具の進歩に驚いています。
全例ではありませんがtrans radialを積極的に行うようにしています。
いささか年を食った新人ですがよろしくお願いします。

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○○県南部の○○市にある○○病院の
○○と申します

平成4年○○医大卒です
年間のPCI 250例で昨年からRotablatorの施設基準が取れtransradialからRota、DCAも
やっております
いろいろと勉強させていただくとともに皆様と交流の場がもてればと考えております
よろしくお願い致します

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○○です。

今年の5月17日に開催されました
北海道TRIライブのビデオができあがりました。
全6巻、術者は伊苅先生、菅先生、菊池先生
斉藤先生、坂井先生、角辻先生、舛谷先生、吉町先生
です(50音順)。
ご希望の方は佐藤までメ−ルください。
福島クリエイティブに注文しますので実費と送料のみいただきます。
たぶん○○円くらいだと思います。

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 ○○です。

 あの時の加藤(順)先生手技は見事で僕も勉強になりました。
あの入口部病変はIVUSでは最後に残ったplaqueはたしかLCXの反
対側だったでしょうか?(記憶が間違っていればすいません)
 LADosからLMT側をDCAすると、どうしてもLCXの対側は一部plaqueの取り残しになっ
てしまいがちです。理由は、DCAのballoonが一部LCXに落ち込み、圧を上げても術者
が期待した通りのhousing部分のplaqueへの密着が得られず、切除しにくいのだと思
われます。対応は加圧することしかないわけで、結局、取りきれないこともままある
と思います。加藤先生の場合は140psiで臨界点を超えて、housingと残存plaqueでう
まく密着したのだと思います。

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初めまして。○○総合病院の○○と申します。

○○医科大学を平成10年に卒業し、今年から同病院に勤務しております。偶然当サ
イトを発見してからは楽しく読ませていただいております。年間PCIは200件と多
くはないですが、これから若い力で盛り上げていこうと考えております。宜しくお願
い申し上げます。

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○○です

隠れJACCTとして仙台のJACCTに参加してきました
(決して牛タンが目当てではありません)
毎日のライブと2,3の発表をさせて頂きました

見事なほどにIVUSを使わないライブでした
当然IVUSコメンテータなる人もいません
でも、K記念病院N先生がIVUSを使われたのには
びっくりしました。 会長のM先生はDESの時代には
IVUSは不要となって消滅するデバイスであると言い切って
ました 最近のデータではそんなことないと思うのは
私だけでしょうか?

斉藤先生のRCAのCTOで1.5mmのCrosssailが通過
せず、Marveric2 2.5mmが通過した症例ではK記念病院の
大先生じゃないN先生が8F TFIならこんな事にならないのにと
言われてました もちろん斉藤先生は6F TRIでした
アンカーとか色々な技のディスカッション中での発言でした

斉藤先生のCABG後のGraft内の異常な造影所見は
IVUS、CAGから見て血栓だと思うのですが
どなたか見てた方 ご意見ありませんか?

以上 JACCT情報でした

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○○です。

○○先生、いくつか質問させてください。時間が取れなくって遅くなってしまいまし
た。

> ステロイドが投与されたのは蘇生後です(これはもっと早く行うべきでした)。
どの程度投与され、どれくらい経過してから状態が回復してきましたか?

> 翌日朝から透析を行い、その後は元気で、今は退院されています。
透析はどの程度されましたか?
恐らくはCHDFかとは存じますが、何時間または何日間くらいされましたか?

> 一旦血行動態の破綻を起こした後、なかなか回復しませんでした。
> ショックで透析が回せなくなると、造影剤除去できなくなるため、
> 永遠に回復不能となることも十分に考えられます。
何%くらい造影剤が除去されれば回復(回復の兆し)が見られそうですか?

> どちらの症例もカテ直後よりWBCが1000前後と著明な白血球減少を呈しておりま

> た。
不勉強で申し分けございません。この現象の意味するところはなんなのですか?

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○○です

> 斉藤先生のCABG後のGraft内の異常な造影所見は
> IVUS、CAGから見て血栓だと思うのですが
> どなたか見てた方 ご意見ありませんか?

斉藤先生がされたIVUSは、manual pull back であったため、
かんじんの異常影の部分はIVUSカテが滑って一瞬で通り過
ぎてしまいましたよね。CAGの陰影は、静脈弁の部位での
層流のようにも見えました。教育的見地からも auto pull back
が必要だった症例だと思います。ただ実際には、ライブ中継
の時間制限から、斉藤先生もかなり急いでいたので、しょうが
なかったとは思います。

それにしても本当にIVUSをしない学会でした。加えて、ステント
がみな under size との印象を受けました。

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○○です

○○先生のおっしゃる通りステントサイズは確かにアンダーでした
CAG GuideとIVUS Guideの差でしょうね

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○○です。

ソルコーテフ500mgです。
ステロイド後は、ノルアドdiv下で血圧が100を切ったり、
bradycardiaになることはなくなりました。
血圧が一応維持されていたので、HDを3-4時間行いました。
100前後だった血圧が開始1時間後には130となり、
2時間以降は安定して140−150を得られるまでになりました。
どのくらいの造影剤が除去されれば良いかは判りませんが、
透析しても数10%は残存しますので、
すべてを除去しなくてもcriticalな状況は脱出可能なはずです。
WBC低下の機序はわかりませんが、
急激な減少と回復をしているので、
破壊や産生減少によるものではなく、
末梢でのプールがあったのではないかと考えています。

あまり参考になりそうな回答にならなくてすみません。

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○○です。

まず○○先生、ホームページのアップデートありがとうございます。
でも、私の挨拶の動画については、がに股で短足すぎてかっこ悪すぎます。
何とかなりませんかね?

今日はチャリ旅行の後遺症について報告します。
足や尻は問題ありません。
旅行開始から3−4日で手の痺れや握力低下があったのですが、
単なる疲れと思って放置していました。
すでに一週間以上がたちましたが回復がなく、筋電図をとりました。
左右の尺骨神経障害があり、
両側とも軸索変性にまで至っていました。
ハンドルで手のひらを圧迫し続けていたための末梢性神経障害です。
ハリソンにも自転車による尺骨神経麻痺が載っていました。
右手の尺骨神経は残り1割、左手は何とか5割残存です。
手のひらを大きく広げてパーをすることができません。
箸を使って米はなんとか食べられますが、
ソーセージのような丸いものをつかむ複雑?なことは出来ません。
指を伸ばした状態で力をいれる動作が苦手で、
例えばホチキスを指ではさんで使うことが出来ません。
聴診器を人差し指と中指の2本ではさんで持つことも苦手です。
ひょっとしたら大好きな鮨も上手に食べることはできなくなるかも?
(○○先生はやく食べに行こう。)
なかなか不便な毎日を送っています。
なお、軽いものは持てますし、
指を曲げた状態では結構力ははいるので、
カテは出来そうです。

どのくらい戻るかは現時点では不明。
とりあえず生活や仕事はなんとか出来るので、
なるようにしかならないので、
こういういことはくよくよしていても仕方ない。
登山家は指がなくなっても山に登るのです。
植村直巳は山の上で死んでしまった。
だからチャリダーはハンドルとブレーキさえ握れれば文句は言いません。
でも私に刺激を受け自転車に乗ろうと考えている方は、
せいぜい2-3日の旅にしてください。
特に、早速、”ママチャリで神戸”にチャレンジした、○○病院の○○先生は御注意願
います。

次は空手の新人戦が目標でしたがしばらく無理みたいです。
12月のホノルルマラソンなら手の麻痺は関係ないし、
再び足でがんばろうかなと思ってます。

************************************

○○です。

○○先生、どうもありがとうございます。

今日は、大きなLAD6(MLDはosから10mmくらいのところですが、連続したplaqueが2
5mmくらい)をやりましたが、やはり最後は140psi必要でした。plaqueはとても
eccentricで、おっしゃるようにちょうどLCxの対側を中心に180度くらい分布する形
でした。LCxの対側を中心に150度くらいの範囲を削って、140psiで、LCxの対側
はmediaも少々怪しい、いいcutがはいったものの、そこまで大きくした後、逆にLCx
から30度くらいcounter-clockwiseのあたりに、少し削り残しが気になりました。
画像が手元になくて申し訳ないのですが、さすがにもともとplaqueの少なかった方向
に140psiする気はせず、計測してみると、%PAは43でしたが、LAが15mm2あったので終
了にしました。もし、こうした、eccentric plaqueの対側(つまりplaqueのもともと
少ない方向)近傍を手技終了真近にあらためて削るとき、加圧の基準かなにかありま
すでしょうか? 例えば、それまでの最大加圧の80%とか・・・ それとも、ある
程度、気になってもあまり手を出さないほうが良いのでしょうか。

************************************

○○です

造影剤をWash outするための透析は○○先生の症例
の様に血行動態さえ維持できればHDがベストですよね
CHDFでは造影剤はなかなか抜けません
でも、翌日以降にもなれば胆嚢から消化管にも造影剤は
抜けていきますよね
でも、この様な症例はまずはステロイドでショックから離脱
して、すぐにHD回して造影剤を抜くのがいいんだと改めて
思いました

************************************

○○です。

○○先生、早速のご返答ありがとうございます。
大変参考になります。

> ソルコーテフ500mgです。
> ステロイド後は、ノルアドdiv下で血圧が100を切ったり、
> bradycardiaになることはなくなりました。
> 血圧が一応維持されていたので、HDを3-4時間行いました。
> 100前後だった血圧が開始1時間後には130となり、
> 2時間以降は安定して140−150を得られるまでになりました。
> どのくらいの造影剤が除去されれば良いかは判りませんが、
> 透析しても数10%は残存しますので、
> すべてを除去しなくてもcriticalな状況は脱出可能なはずです。

一般的に造影剤アレルギーはdose non-dependentであると言われていますが、一度HD
しても10-20%は確実に体内に残っているはずですからshockに関してはある程度dose
dependentの法則が成り立つということですね。
ところでsteroidの効果が無くなった頃に再び軽いアレルギー反応(例えばurticaria
など)が出たということはありませんでしたか?

> WBC低下の機序はわかりませんが、
> 急激な減少と回復をしているので、
> 破壊や産生減少によるものではなく、
> 末梢でのプールがあったのではないかと考えています。

回復までには具体的にどのくらいかかりましたか?
末梢でのpoolingだとすれば血管内皮へのadhesionでしょうか?

しつこくて申し訳ございません。
でも、とっても大切なことだと思いますので是非御教授お願い致します。

************************************

○○です

○○先生 本当にお疲れ様でした
しかし自転車で尺骨神経障害ですか・・・
さすがに知りませんでした こんなところでも
勉強になります(すみません)
一日でも早く回復することを祈っております

************************************

○○です。

自分のことばかりに一生懸命になってしまいつい、お見舞いを忘れてしまいました。
私も2-3年前に一度、右橈骨神経麻痺になり手背の背屈が出来なくなり、とてもカテ
で苦労したことを思い出しました。一ヶ月くらいで直りました。
といっても私の場合、寝相が悪かっただけなのですが・・・
一日も早く体調と、手の回復することをお祈り申し上げます。

************************************

初めまして。
○○病院 循環器センターの○○です。
もともとは不整脈屋でしたが現在、○○先生のもと修行中です。
ちなみに名前は○○ですが♂ですのでよろしくお願いします。

************************************

○○です。

最後に取り残したplaqueをどう取るかはなかなか難しいですよね!狭いplaqueに
pinpointでwindowを正確に当てる技術が必要だと思います。僕は狙ったところから、
30度ぐらいはいろんな要因でcutがずれてしまうことがあり得るつもりで、cutの
safty marginを取ることを意識しています。従って、deep cutの横とかLCXのcarina
の横とかはよほど正確にいけるという確信がないと躊躇してます。 土金先生やCCTの
一部の先生なんかは最後にとれにくくなるだろうと思われる薄い方のplaqueを最初の
うちにわざとcutしに行ったりしますが、beginerにはperforationと紙一重で、豊富
な経験と技術に基づく神の技と思ってますので、凡人の私にはできません。
 圧についての判断は益々難しいと思います。と、言うのは・・・・。
 実は昨日、LMT bifurcationからLADosの切迫梗塞にemergency DCAをしました。画
像もつけますが、pre IVUSでは血管径はEEMで3.5mm(galaxyのためscaleが見づらくて
すいません)でLADosとしては小さくshrink気味でした。DCAは右室側を中心にその上
下をわずか20-40psiでcutしたのですが、思いの外plaqueがとれてしまい、取り残し
を最大60psiで処理して(total22cut)、計測すると多少誤差はありそうですが、%
PAで10%以下となりました(7-8時方向がLCXosです)。そのdistalでLADのpericard
側に造影でsmall flapに見えるshadowがあり、IVUSでも一致した部位にplaqueの取り
残しがあったのでそこも処理しに行ったのですが、60psiでdeep cutになりました
(IVUSの10時方向)。結果的にはほどよいdeep cutですが、いつものつもりでで高圧
をかけるとperiへのperforationのriskがあったと思います。lumen areaは11mm2でし
たが、取れるplaqueが無くなったので終了しました。
 LADosは普通100psi以上が必要ですが、shrinkして、しかもstrechされない血管で
は思いの外、低圧でも効率よくcutでき、簡単にdeep cutが深く入るいい例かと思い
ましたので提示してみました。というわけで、どれぐらいの圧でpinpoint cutするの
がよいのかの判断は僕の場合はcase by caseで特に決め事は無く、よくわかりませ
ん。

pre-angio
IVUS pre-post
flap and deep cut
final angio 1
final angio 2



************************************

○○です。

私など初心者ホヤホヤですので、やはりsafety marginをとるやり方でしばらく続け
ていこうと思います。

また、すばらしい症例のご提示、ありがとうございます。多分、自分がやっていれ
ば、とても最後にflapをとりに行くことはできず、60psi・22cut後の段階でLMTから
BXをいれてKBTで仕上げていると思います。言い訳がましく言いますと、LMTには、
DCA alone派でなく、何らかの(できればDCAで)debulkingのあとステントを入れる
派、なので。

先生のおっしゃるように、血管がstretchされる・されないはとても大切だと思って
います。今回の症例は、病歴的にも、IVUS的にも(fibrousではないので)stretchさ
れそうな印象がありましたが、もともとのvessel sizeが低圧でdebulkできる程度の
predictorとしては、一番大切なのかもしれません。

************************************

○○です。

発疹はありませんでした。

HD終了後は全く普通でした。
HDなしでは体内に貯留するため、
副作用が起きるようなケースでは、
一旦起こると重症化しやすい可能性があります。

先生が仰るように、
血管内にプールするとしたら、
内皮にadhesionしているのかもしれませんが、
詳細についてはまったくわかりません。

なお、この症例、ショック遷延の為、シャント閉塞を起こしました。
先日やむを得ずPTAしました。
前投与でソルコーテフ500mg使用し、
ヘキサをイオパミロン(80mL)に変更しました。
まったく何の副作用もなく終了しました。
造影剤のイオン性などもやはり関係しているようです。

************************************

○○です。

○○先生、早速のご返答ありがとうございます。
大変参考になります。

一般的に造影剤アレルギーはdose non-dependentであると言われていますが、一度HD
しても10-20%は確実に体内に残っているはずですからshockに関してはある程度dose
dependentの法則が成り立つということですね。
ところでsteroidの効果が無くなった頃に再び軽いアレルギー反応(例えばurticaria
など)が出たということはありませんでしたか?

> WBC低下の機序はわかりませんが、
> 急激な減少と回復をしているので、
> 破壊や産生減少によるものではなく、
> 末梢でのプールがあったのではないかと考えています。

回復までには具体的にどのくらいかかりましたか?
末梢でのpoolingだとすれば血管内皮へのadhesionでしょうか?

しつこくて申し訳ございません。
でも、とっても大切なことだと思いますので是非御教授お願い致します。

************************************

○○です。

大雨が降るは、甲子園で青森勢(青森ですよ)に負けるは、台風が近づくはで熊本は
全くついていません。

さて三ヶ月ほど前にペンタ3.5でSeg6破った症例です。胸痛はないのですが、造影し
てみました。画像添付しますが、多分破ったであろう場所にaneurysmが出来ていまし
た。普通のステント後のanurysmじゃ無く、破った場所だけにちょっと心配です。
IVUSで、(Pseudoで無いことを)確認しておいたほうが良いのでしょうか?どなたか
経験ありますか。



************************************

○○です。
最近、すっかりROMしておりまして、申し訳ございません。

○○先生、お久しぶりです。お元気そうでなによりです。TRA netへようこそ。何だ
か懐かしくてレスしてしまいました。
私も金沢近辺で元気にしております。
石川県の昭和OBも(きっと/多分)元気にやってます。開業された方が多くて勤務医を
しているのは私くらいとなってしまいました。
職場も(下記の如く)変わることですので、また折りを見て○○病院にお邪魔しよう
かと画策中です。(もう来るな!と言われそうですが)
金沢へも是非、お立ち寄り下さい。ちょっとは都会になりましたよ。

それから、この場をお借りしまして、ご報告。
9月1日より、○○病院より○○病院へ転勤となりました。全く予想し
ていなかった人事異動です。少なくとも現在よりはPCI IVUSともに症例数に恵まれた
環境となります。netで学んだことをより有効に活用できれば、と考えております。
これからも宜しくお願い申し上げます。

************************************

○○です
 
昔、ちゃんとしたIVUS GuideでないDCAでこんなのよく見ました
(うちだけでなく、色々な症例報告でも見ました・・・)
○○先生がおっしゃるようにやはりPseudoaneurysmなんでしょうね
でも、残念ながらJo-Stentをこれには使えませんし
もう3ヶ月後に見て大きくならないのであれば経過観察でも良いと
思いますが、大きくなって来るようでしたらオペでしょうか?
このような症例にこそ経過をみるのにCAGより16例MDCTがいいんでしょうね?

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○○です

秘密ですが私、1年間だけ基礎で末梢神経の再生の
研究を組織学的にやっておりました。
○○先生、神経組織は必ず再生します(断裂した神経でも)
基底膜さえ残っていればそこの中を神経は再生してくるのです
ですから、時間はかかるでしょうが がんばってリハビリをして下さい
回復をお祈りしております

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○○です。

> IVUSで、(Pseudoで無いことを)確認して
皆さん言われているように「pseudo」でしょう。でもぜんぜん平気ですよ。3ヶ
月も経過してこの程度の内腔であれば全く問題なし、でしょう。僕自身5例程度?
もう少し多いかな?、経験がありますが現時点でトラブルになった人はいません。
それからIVUS、この大きさならズームを少し変えれば全体も見えるでしょう、で
aneurysmの壁を見ておくことが大事だと思います。ほとんど全ての症例で壁厚が
あります。多分血栓だと思いますがその壁厚をみればいつも大丈夫だろうな、と
感じています。

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○○です。

多分、経過観察で問題ないと思います。
万が一拡大してくるようならば、vein-covered stentを使う手もあります。
その場合、対角枝や中隔枝との位置関係を考慮する必要があります。
作成は外科に手伝ってもらえば簡単です。
ステントは5o位の径の大きな血管でしたのでBXを使いました。

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○○です。

神経は再生するのですか?
血管の再生は得意なのですが、神経に関しては知りませんでした。
手持ちの実験用のgrowth factorを注射してみようかなどと考えていましたが、
必ず再生するのならば気長に待ってみましょう。
貴重な情報ありがとうございました。

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○○です。

皆さん、ご助言ありがとうございました。
いずれかの時期に再度造影し、その時IVUSにトライしてみます。
経過に関してはまたご報告いたします。

本当に、入っててよかったTRANETですね。

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拡大傾向が無いことが前提ですよね。確認造影時にPseudoが見つかった
場合、それが徐々に拡大しているものなのか、安定しているものなのかを
判断するのは難しいと思うのですが。

先日のJACCTで発表したLADのCTOを開けてステント2個を置いた症例で
は、6ヵ月後の確認造影でステント部に巨大なPseudoaneurysmができて
いてStentGraftを留置しました。破裂の危険ばかりではなく、その症例がM
VR後であり強力にワーファリンを効かせていたことから血栓による瘤の安定化が望
めないと考えStentGraftを使用しました。

確認造影時に発見された径が1cmを超えるPseudoを経時的にフォローした
ことのある方がおられましたら教えてください。

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○○です.

○○先生のおっしゃるとおりだと思います.3ヶ月の時点の造影はあくまでも経過中
の1点であり拡大傾向なのか縮小傾向なのかの判定はできないと思います.ただ言え
ることは3ヶ月間で無から現状まで進行しているということです.pseudo aneurysmの
場合entry部位からの血液流入がある以上自然治癒はまず期待できず,entry部位をふ
さぐ手段(または手術)がやはり必要かと思います.ちなみに動脈瘤の場合,壁在血栓
の存在は瘤の安定化にはつながらないと心外の先生から聞いています.私自身は残念
ながらこのような大きなpseudo aneurysmの経時的観察の経験はありません.それは
大体手術をしてもらっているからです.○○先生の症例は当院であればおそらく手術
を前提として説明し早期にもう一度フォローのCAGを行うと思います.

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Pseudo AneurysmaにJoMed Graft Masterを用いた症例です。
JACCTのポスターセッションに発表したものですが、TRA-net
は同好会ですから、学会での発表内容をここに再掲しても問題
はないと考えます。

この症例は約半年後の確認造影までに径10mm、長さ15mm
ほどのpeudo aneurysmaが形成されてしまいました。この瘤を
経過観察する勇気はありませんでした。ポスター発表の際には
出さなかったのですが、実際にGraft Stentを留置した後の造影
(Final-CAG)では、瘤の外に造影剤の染み出しを認めており、
rupture寸前であったと考えています。



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○○です。

私はJOMEDの講習会には出席しなかったのですが、
PCI中のruptureなど、緊急例以外への使用は認められているのでしょうか?
もし適応外の場合、出荷停止などの問題に至る可能性はあるのでしょうか?
そのあたりの事情がよく分からなかったことと、
ステントサイズの自由度が大きいことから、
vein-covered stentを使ってみてはと私は意見したのですが...。
どなたか御存知の方がいらっしゃれば教えてください。

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○○です。

先日、JSICであったGraftMasterの講習会に参加しました。

GraftMaster認可の背景は

 その特殊性から、国内での治験を行うことなく、例外的に使用が認められたデバイス
であること(オーファンデバイスということですか)。
 適応は冠動脈破裂に限定すること(例外なし)。
 使用の際には、一例一例登録が必要で、厳重なフォローアップが必須なこと。

と理解しました。メーカーも、司会の鈴木先生も、かなり厳しいことを言われてました
ね。
 あとでJOMEDの担当者に聞いたところ、この講習会以後、rupture以外に一例でも使用
した場合、最悪厚生省の認可が取り消される可能性がある 
ようです。また、今後出てくるかもしれない他のオーファンデバイスについても、治験
なしでの認可は無くなるかもしれません。

 でもvein-coverd stentはいいアイディアですね。

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○○です。

○○先生の症例ですが、Perforation後ということでPseudoaneurysmだと思います。
IVUSをしてもこれだけのSizeだと確認するのは少し難しいのではないでしょうか。
さて、この症例はどうされるのでしょうか?このまま様子を見て虚血が出たり、Size
が大きくなるようならCoverd stentか手術をするのが良いと思うのですが、どなたか
Pseudoaneurysmがもう一度やぶれるとか何かEventが起こった経験をお持ちの先生は
おられますか?
それにしてもPENTAって怖いですね。

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○○病院循環器科 ○○です。

昭和61年卒で、関東の某大先生とは同窓生です。

当院では1998年よりTRIをはじめ、現在年間約400例のうち7割はTRIです。

AMIも6Fr Thrombusterで吸っています。が、ブロックを伴う下壁梗塞は原則TFIで
す。

DCAやROTA例はTFIです。

1999年にはJSICに

 FAVORITE Trial ( Femoral access versus ongoing radial access on
intervention technique)

という演題でデビュー?していました。

よろしくお願いします。

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○○病院循環器科の○○です。

平成13年○○大学卒、○○内科に入局いたしました。
○○大学病院および○○病院にて研修させていただき、
○○病院にて○○先生にCAGはじめ循環器分野ではご教示いただきました。
今年3月で研修医を卒業し、現在○○病院にて循環器医として
頑張っています(つもりです)。

循環器のなかでもintervention、とくにTRAからのPCIに興味をもっています。
まだまだ研修医あがりで未熟者ですが、
早く先生方の話についていけるよう頑張ります。
よろしくお願いいたします。

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○○です

Jo stentに関しては○○先生のコメントの通りだと思います

でも、少し前にちょっと流行ったVein coated stentは良い
アイデアだと思います
関西のある先生が発案したバルーンの素材でコートする
方法も有るのですが、バルーンの内側が血管内に
露出するために閉塞するようです
オペまでの緊急退避用らしいです・・

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○○です。

○○先生のご質問にすぐにお答えしたかったのですが、
大学以外ではメールサーバーの関係から読み込みだけで
メールの発信ができないため今日になってしまいました。

GraftMasterの適応疾患は○○先生がおっしゃている
通りで Coronary perforation のみです。ただし、JoMed
(今はAbotになりましたが)より直接個人輸入した分に
関しては、今回の適応疾患のしばりは受けないそうです。
当然、留置後の追跡調査の義務もありません。各施設で
購入したJoMed stent graft(ステント単体)やGraftMaster
(Maestroにマウントされたもの)はかなりの数があると思い
ますが、それらは破裂の危険性のあるPseudoAneurysma
にも使用可能です(私もまだ2個もってます)。

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○○です。

○○先生、○○先生レスありがとうございます。
私も個人輸入分を1本持っていますが、
扱いが全く違うなら、大切に使わせてもらうつもりです。
とても参考になりました。

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生、○○先生、とても勉強になる情報どうもありがとう
ございます。
ご多忙な先生方の時間を割いて恐縮ですが、このnetの先生方にもお伺いします。
coronary perforationの備えとして先生方の施設ではカテ室に
@Graft Masterを個人輸入分として以前から持っている。
AGraft Masterを今回の講習会後アボットから購入した。またはその予定。
BGraft masterその他Covered stentもカテ室においてない。
    
Bの場合いろいろな理由があるでしょうが、たとえばcost-effectivenessが見合わな
い(60万円?、再滅菌不可)などですが、諸先生の忌憚のないご意見を伺えればと思っ
てます。
といいますのも、当院ではCTO提灯程度も含ますとperforationが多くて、そのうち
“心のう腔造影”までなった症例が2例あります。いずれもリバースせず手前を
ballooningして心膜穿刺もせずことなき
を得ています。小生自身とまるでしょこれはって結構気楽でいたのですが、端から見
ればラッキーだったとしかいいようがないでしょう。そこでGraft Masterを購入する旨
病院側に申請しましたが、すぐ
yesとは言ってくれません。どうにか論駁しなくてはなりません。そのためには
aggressiveな諸施設での日本基準を知る必要があります。皆様のお力を拝借できればと
思います。

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○○です

うちでは貴重な個人輸入のJo stentがついに底をつきましたので
Aの予定で院内の治験委員会の承認待ちです
やはりJo stentがいくら、手続きがややこしくて
病院購入で、サイズもベアでないので、変にいっぱいあっても
perforationで認可されているステントで有る以上は
万が一の時に使用できずに、患者さんが亡くなってしまったら
訴えられてもおかしくないわけで・・・
ですから、がんばって病院に置いて貰えるよう手続きしています
私以外のオペレーターにも講習会でて貰わないといけないし
(そんなことはJSICの講習会の前にちゃんとアナウンスして欲しかったですね)

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○○です。

○○先生、お久しぶりです。先生にご訪問いただいた際、延々とPCIしたCTO症例です
が、再狭窄なし でしたよ。他の2枝も大丈夫でした。まったく無症状となりまし
て、近医に逆紹介しました。

さて、お尋ねの件ですが、貴重な個人輸入分が1ヶ残っています(というか、幸い、
このところ大穿孔はなく、使っていません)。Graft Masterについては、手続きが煩
雑なのは確かですが、1ヶだけで止血可能かどうかはわかりませんので、とりあえず
3.5-16mmを1ヶ、病院に購入してもらおうと動いています。まず、OKしてくれると思
います。

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○○です。

当院では年間400-420例のPCIを行っており、
1年に5−6例は穿孔や破裂が起きます。
昨年の内訳は、

穿孔3例(3例ともCTOで、wire穿孔):
Coil emboli 1例 
自然止血 1例 
ドレナージ 1例 (出血は滲み出しがあるかないかはっきりしない程度であった
が、
帰室後心タンポとなり、ドレナージしたら止血した)

破裂5例:
バルーンで圧迫止血 4例 (cutting後1例、POBA後1例、Rota後2例)
Jomed 1例 (Rota後にDCAし、POBAしたら冠破裂)

CTOなどの穿孔はcoil emboliもできますし、あまり問題はないと思いますが、
破裂はやはりまずいです。
心筋側に破れれば良いのですが、心外膜側ですと止まりにくいのは御承知の通りで
す。
Jomedのお世話になったのはかなりアグレッシブにやった一例だけです。
しかし、止血できるか否かは、術者と患者が持ち合わせた運できまりますので
グラフトは絶対に準備されたほうがよいと思います。

当院では@で1本確保していますが、
1本で足りる保障はないので(1日2例続くかもしれない)、
Aも当然予定しております。
価格については確かに高いとは思いますが、
患者がオペを受けずに済む、患者の命が助かる、
裁判で失う膨大な時間を買える、社会的信用を保つことができる、
などを考えれば十分にペイするのではないかと思います。
○○先生のような立場の場合、メーカーと価格交渉し、個人で購入するかもしれませ
ん。

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S61年卒 ○○大学の○○と申します。

もう若手ではありませんが、新規加入させていただきありがとうございます。
○○循環器病センターで4年間PTCAをさせていただき、本年6月より○○大学へ転
勤いたしました。
優秀な後輩たちに囲まれて、プレッシャーを感じながらがんばっております。
tra-netを通じ、多くの方と知り合い、技術交換ができればと願っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

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○○です。

○○先生、○○先生、○○先生、貴重なご意見どうもありがとうございます。

>先生にご訪問いただいた際、延々とPCIしたCTO症例ですが、再狭窄なしでしたよ。

CTOで難しいのは、到底予想がつかない屈曲と心得ておりますが、あの時は2本のワイ
ヤーでうまく道筋をつけられ、3本目のhydrocoatのConquestがtrueをとらえた瞬間、
歓声が上がりましたよね。や〜素晴らしい。また先生の美技を見に行っても宜しいで
すか?

>とりあえず3.5-16mmを1ヶ、病院に購入してもらおうと動いています。

3.5-16mmが最も汎用性が高いでしょうか。破れるのは当院では硬いLAD末梢が多いの
で、3.0-16mmも考えております。

>1年に5−6例は穿孔や破裂が起きます。
>止血できるか否かは、術者と患者が持ち合わせた運できまりますので

積極的にやっておられるところは成績もいいですよね。小生の場合強運だけなのかも
しれません。

>グラフトは絶対に準備されたほうがよいと思います。
>患者がオペを受けずに済む、患者の命が助かる、
>裁判で失う膨大な時間を買える、社会的信用を保つことができる、
>などを考えれば十分にペイするのでは

全くその通りと思います。病院が買ってくれなければ自費でも購入する意欲を持たな
ければなりませんね。ありがとうございます。

>私以外のオペレーターにも講習会でて貰わないといけないし
>(そんなことはJSICの講習会の前にちゃんとアナウンスして欲しかったですね)
確かに!講習会に出席した先生しか使わないでほしいといわれても、使っちゃいます
よねここだけの話…

>万が一の時に使用できずに、患者さんが亡くなってしまったら
>訴えられてもおかしくないわけで・・・

やはりこのポイントは譲れませんよね。
皆さんのご意見を胸に病院上層部に諮りたいと思います。
どうもありがとうございました。

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第79集




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まずできた直後です。ガイドが8Frなんで6-8mmというところでしょうか。
これはCTO false lumenにあろうことかCBAをしてしまったためできました。

3ヶ月目、aneurysmが非常に大きくなっていました。この時点ではJo stentは持
たず、IVUSで血栓像が見られたので経過観察としています。

直後1
直後2
3ヶ月後1
3ヶ月後2


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6ヶ月目にはアンギオ上のaneurysmは小さくなっており、この時点でaneurysmに
対して、ではなく狭窄病変としてのproximal LADに対して LMCAからproximal
LADにS670ステントを留置、その結果としてその後のfollow-up、さらに6ヵ月後
にはaneurysmはほとんどないといっても言いぐらい縮小していました。

6ヶ月後ステント術1
6ヶ月後ステント術2
さらに6ヶ月後1
さらに6ヶ月後2


この症例は結果的にgood resultですが、かなりaneurysmが大きくなっておりこ
の症例ならOpeも考えても十分risk benefitにマッチすると考えます。

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こっちの症例はCBA後の6ヶ月目のfollow-upでaneurysmとなっていた症例です。
経過・大きさから○○先生の症例はこっちの方に似ていると思います。

で、この症例ではさらに6ヵ月後にもfollow-up CAGをしています。大きさの変化
はなくこれは問題ない、と判断し現在治療から2年半、最終follow-up CAGからも
1年半程度経過していますが全く問題なく経過されておられます。
僕はこの症例に瘤の閉鎖をopeで、というのはどう考えてもriskの方が大きいと
思います。という訳で、○○先生の症例も全く問題ない、と考えます。

CBA後6ヶ月1
CBA後6ヶ月2
さらにその6ヶ月後1
さらにその6ヶ月後2


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○○です。

まず、大分遅いレスで申し訳ありませんが。。。

僕は違う考え方をしています。

動脈瘤の場合壁在血栓の存在が瘤の安定化につながらないのはadventitiaが残っ
ていてそれがどんどん菲薄化最後に破綻した時に大動脈圧と壁組織(すでに
adventitiaがない)の拮抗が保持できずperforateするからだと考えます。
Pseudo aneurysmは動脈瘤と違いすでにadventitiaがなく血栓と動脈周囲組織の
複合体となっているわけです。つまり動脈圧が異常に上昇するか組織複合体が非
常に脆くなるかどちらかが起こらないとperforationするとは思いません。
その点において血栓が厚くなるというのは安定化の要素となりこそすれ不安定化
の要素となるとは考えられません。当然「絶対」と言い切れるわけではありませ
んが。○○先生の最後の造影剤の染み出し、これは非常に興味があります。Jo
stent留置の影響か、瘤とは関係ないものであるか、本当にrupture寸前だったの
か(タイミングとしてはあまり考えにくいと思いますが。。。)、また機会があ
れば動画も見せてください。

○○先生から10mm以上のpsudo aneurysm、という話があったので僕の症例を提示
します。この症例は最終的に通常のステントで瘤がほぼ閉鎖しました。
もう一例○○先生likeの症例も提示します。今回の○○先生の症例はたかだか
5mm以下ですよね。これなら僕は手術は全く考えません。手術リスクを考えれば
全く必要ないと考えます。2例目の症例は経過観察してて全く問題ありません。
○○先生、あの程度で手術だと手術リスク、その他の問題の方が十分大きいと思
いませんか???

どちらも別メールで送りますので見てください。

************************************

○○です。

うちの大学でも○○ファンが多いため、可能な限りIVUS(Atlantis Pro)を多用してい
るのですが、最近IVUSにwireを噛まれる事件が多発して困っています。
IVUSをpull backし終えて、ついヒョイとGuidingの中に引き込もうとすると…
IVUSが動かない!!いったんwireへの噛みつき(?)が起こると、なかなか絡ん
だwireをはずすのは困難で、何回かwireをくしゃくしゃにされました。
以前のPlusの時は殆ど経験したことがありませんでしたが、Proになってからは注意
していても噛まれるときもありました。
先日は右のCTOが幸運にもconqustで比較的短時間で通り、balloonの反応も良く、あ
んまり順調すぎるので何か落とし穴があるんじゃ…と思っていると、この事件が発生。
wireにWhisper MSを使っていたため、wireが折れ曲がったままツルリとIVUSごと引け
てしまい、不安なまま造影すると、丁度CTO辺りから巨大なhaematomaが!その後
のbail outに大変苦労したことがありました。
先日のCTOセミナーで○○先生にご教授いただいたときも、Atlantis ProはIVUSのGW
ルーメン径が細くなったり、monorail部分が短いことなどで、この種の事件が起こり
やすいとのことでした。
以後、教えを守って、OSやLMTを観察しようとguidingカテをはずしてpull backした
際には特に慎重に透視下でIVUSを収容するようになり、最近はやっと同種の事件は起
こらなくなってきました。
ただあのCTOセミナーでは、玉井先生、加藤先生を初めとして、特に神経質になるこ
ともなく、pull back後はさっと回収しておられましたが、○○先生、あれはGuiding
カテの径が太く、がっちりcoronaryにengageしているからwireのたわみが少なくて、
さっと引いても問題ないということなんでしょうか?
また、うちでは6FTRIでwireにはBMWやWhisper MSとの組み合わせが多いのですが、
wireの種類で噛みつきが少ないお薦め品にはどの様なものがあるでしょうか?
ぜひIVUS幼稚園年少組のためにご教授下さい。

************************************


○○です

1例目、2例目までは納得ですが
3例目は3ヶ月後にこれだけ大きくなってるのに
経過観察する勇気がありません
これもIVUSで壁在血栓あったんでしょうか?
これだけ大きく(経時的に)やはりオペを考えてしまいます

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○○です

Atrantisはproになる前から結構そのトラブルはありました
proになってさらに増えたと思ってます
うちでの経験ですが、ワイヤーとの相性ではなくて
屈曲病変とか、IVUSの通過に苦労した病変に限って
なってると思います 8Fは最近では経験がないので
分かりませんが、6Fなら高頻度で起きます
対処方法ですが、IVUSを抜く時に抵抗があれば
無理をせずに、ワイヤーと一緒に少しだけ抜くことです
そうすれば抵抗なしにIVUSは抜けますよ 
もしだめなら再度、もう少し一緒に抜いてくるのを
繰り返します 一度試して下さい
これで確実にトラブルなしで抜けます

************************************

○○です。

IVUSに噛まれるのはガイドワイヤの先端までIVUSを入れすぎたとき、ガイドカテー
テルが冠動脈から外れている時、がほとんどだと思います。ですからまずしっか
り観察することです。加藤・玉井先生などの症例ではガイドカテーテルがきっち
り入っていてcoaxialになっている、これはインターベンションのために、です
が、という点がしっかりしているから噛まれる率が低いのだと思います。

最近の僕の噛まれた時の対処、ですが、これまでは仕方なくなってワイヤごと抜
くことが多かったのですが、ガイドワイヤを抜きたくない状況では噛まれた時に
まずIVUSを少し先に入れてワイヤを少し引いて噛まれた場所を伸ばして、そのま
まできるだけdistalにワイヤ+IVUSを進めて、そこでワイヤを引いてIVUSからは
ずす、そうするとワイヤを残してIVUSを回収できます。最近3例ほどこのやり方
を試みて全てうまくワイヤを残すことができました。もし必要あれば試してみて
ください。

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○○です

すみません、勘違いでした
確かに6ヶ月までみれば、この経過で問題ないと思います
でも、3ヶ月目でさらに次の3ヶ月見るには、根拠が必要だと
思います IVUSはありますか?

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○○です。

御相談です。宜しくお願い致します。

65-70y.o. male
risk factor: HT, smoking
chest symptom free

screaning ECG(rest)でV4-6のST dep.を指摘されMasterDでT,aVL,V4-6でST dep.あ
りましたがやはりsymptom free。
カテしたところLMT:75%でした。しかも辺縁はややhazyです。
ATP stress scintigraphy: negative
latest ECG(rest)ではST-T levelは正常化していましたが、再度MasterDでは
T,U,aVL,V4-6でST dep.、aVRでST elevationがありました。
やはり、LMTが効いていると思うのですが、なにせsymptom freeです。
また、御職業が船員さんで出航間もなく来週半ばには方針を立てなくてはなりませ
ん。

追加で検査するとすればexersise stress scintigraphyでしょうか? (○○先生、
どうでしょう?)
また、虚血のevidenceが検出されればPCIかCABGを勧められもするのですが、検出さ
れなければ治療を勧めるのを躊躇ってしまいます。
また、治療を勧めるとすればPCIとCABGとどちらがいいか悩みます。

皆様、いかがでしょうか。御指導宜しくお願い致します。



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○○です

虚血がなければメディカルでもいいんでしょうが、
問題はご本人の仕事の内容だと思います
それに、どれくらいきっちっりと外来受診ができるかにもよりますよね
どっちにしても、うちでは虚血があればじっとがまんしてCABGだと
思います でも、UAPなら迷わずPCIですね

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○○です。

○○先生早速のres.ありがとうございます。

虚血が十分に証明できればvascuralizationを勧める根拠にもなるのですが、それに
してもsymptom freeなので勧めにくいですね。
虚血の証明ですが、symptom freeのexercise ECGでのST dep.でよいのでしょうか。
これだけでCABGを勧めるのは気が引けます。
やはりchest painありのST dep.もしくはstress scintigraphyでのredistributinが
必要でしょうか。
vascuralizationするにしてもしないにしても十分な虚血の評価が必要ですよね。
良い検査法があれば教えてください。

************************************

○○です。

LMTのPCIを生業に?しているうちのボスに聞いたわけではないのですが、まず心電図
異常が見つかっており、D-Master程度で心電図が変化するのであれば、少々危険な段
階ではないでしょうか。

このあたりは本人や家族の反応によりますが、治療を全く拒否されれば仕方ありませ
ん。実際初回CAGでLMT 75%+RCA#1 90%のDMの75歳の患者様を診ています。その方は
RCA#1で2回もAMIを発症しPCIをしましたが、LMはそのままで7年も経過していま
す。

CABGかPCIといわれれば、諸般の事情によりCABGをまずは勧めます。PCIで是非お願い
しますといわれれば、(喜んで)DCA+STENTでやってしまうでしょう。6Fでは難しい
ですが。

************************************

○○病院(○○県)の○○と申します
今月最初のPCIの時に私も経験してしまいました

診断カテの時に腕頭動脈の蛇行は認識していたのですが,
035ワイヤを上行大動脈におろすとワイヤが直線化するので,
大丈夫かなと思い6F右TRIで行いました
しかし,ガイドカテが左冠動脈にやっと引っ掛かるだけで
バックアップが全くとれず,石灰化+屈曲した回旋枝に苦戦し,
WhisperMSがようやく通ったところでAtlantis Proをもちこもうとしました
回旋枝にちょっとカテ先を突っ込むのが精いっぱいで通らず,
ガイドカテに引き込もうとした時に「噛まれ」ました
ガイドカテがはずれていた(わずかな抵抗ですぐにはずれる状態でした)
のが一番の原因とは考えていましたが,Proではより注意が必要なのですね

いつも貴重な情報をご教授いただきTRA-netの諸先生方には深く感謝申し上げます

ちなみに上記の症例はバルーンを当てるのがやっとで終わってしまいましたが,
こういうときこそ子カテを使うべきだったかな?と思っています
(せっかく置いてもらったのに,手技中はすっかり忘れていました・・・)

************************************

○○です。

このCAGから見る限り、私なら、ためらわずCABGを勧めます。
負荷心電図所見と造影所見のみで十分だと思います。
病変が仮に#6であればmedication のみという選択枝もあるかとおもいますが、
それでも、ほとんどの方はそれなりの理由をこじつけてPCIするのでは
ないでしょうか?

先生が迷っているのは、CABGを考えているから、と推測しますが、
LMTの場合は閉塞した場合、かなりの確率で致死的になりますよね。
陸の上で発症したとしても、よほどの好条件でなければ、
救命は難しいでしょう。
症状のあるなしはLMTに関しては考えなくて良いと思いますが...

手技とfollow up に自信があるなら、PCIをしても良いと思います。

************************************

○○です。

本日当直中ですが、○○先生より「名指しのメールが来ているよ」とのことで、今拝
見させていただきました。

LMT病変の虚血を証明するには、胸痛というのは全くあてになりません。自分の経験
のあるLMTの運動負荷では、胸痛を自覚する余裕のある症例は2割ぐらいで、大体は
息切れが多いようです。また負荷中の血圧低下、心室性不整脈の増加など非常に危険
な兆候が出現することもあります。ここからはマニアの話ですが通常、運動負荷時の
心電図は、病変の部位にかかわらずII,III,aVF,V4-6でSTdep、aVRでSTelevというパ
ターンが一般的で、多枝病変ではV3も下がることが多いようです(教科書的ではあり
ません経験則です)。aVLは、その施設によって電極の位置が異なるので評価は難し
いですが、運動中のノイズを減らすため、両側の肩甲骨や鎖骨の下につけることが多
いようですが、これだと電位ベクトルがaVRと近くなるので、aVLはほんの少し上昇す
る傾向にあります(aVRが上昇している場合)ので運動負荷時のaVLもあてになりませ
ん。この症例の場合Masterの心電図変化はI,II,aVL,V4-6で下がったとあり、Master
なので通常の12誘導でとっていると思いますが、III,aVFの変化は見られなかった
でしょうか?またV1-3のSTelevは見られませんでしたか?もう一つ重要なのは、負荷
後3分の心電図でsagging changeといわれる陰性Tはありましたか?
実際、LMTの病変を負荷試験で明らかにするのは非常に大変です。シンチも御存知の
とおり相対的な評価なので、LMTだとBull's eyeで7時から4時くらいまでがcoldとな
るはずですが、もともとシンチの特性でinferior areaはややcoldになります。そう
すると、できた画像は全部cold area(つまり血流に差がない)になってfalse
negativeになる可能性もあります(もちろんもっときつい狭窄ならはっきりでると思
います)。
たぶんTRA-netで○○先生の画像を見られた先生方は、CABGにしろPCIにしろ、何らか
の血行再建は必要と思ってらっしゃると思いますし、私も同意見です。どうしてもエ
ビデンスが欲しい場合は、通常のエルゴメーターを使用した運動負荷試験(その方の
運動能力によりますが、3秒ごとに1watt重くなる20wattRamp負荷で)目一杯運動さ
せてみてはどうでしょうか?トレッドミルは血圧低下や不整脈で失神の恐れがあるの
で座ってできるエルゴメーターの方が安全と思います。もちろん除細動器も待機させ
てください。最後にもう一つ、LMT病変がわかった後に再度マスターをかけています
が、マスターでは運動中の不整脈がとらえられないので非常に危険ですよ!
ながながとスイマセン 

************************************

○○です

みなさんの仰るようにLMTの虚血の証明は難しいですね
今の心電図変化とCAG所見でやはりなんらかの治療が必要だと
思います
うちではLMT病変はCABGが基本です
もし、CABGができなればPCIをします

○○先生と同様にこの症例は職業的な問題も大きいと考えます
ので、まずはCABGが一番かなと

************************************

 ○○です。

  ○○先生早速のres.ありがとうございます。

  虚血が十分に証明できればvascuralizationを勧める根拠にもなるのですが、それ
にしてもsymptom freeなので勧めにくいですね。
  虚血の証明ですが、symptom freeのexercise ECGでのST dep.でよいのでしょう
か。
  これだけでCABGを勧めるのは気が引けます。
  やはりchest painありのST dep.もしくはstress scintigraphyでのredistributin
が必要でしょうか。
  vascuralizationするにしてもしないにしても十分な虚血の評価が必要ですよね。
  良い検査法があれば教えてください。

************************************

○○です。

> うちでの経験ですが、ワイヤーとの相性ではなくて
> 屈曲病変とか、IVUSの通過に苦労した病変に限って
> なってると思います 
やはりshaftが柔らかいものが噛まれやすいはずですが、通常のFloppy wireではさほ
ど差がなさそうですからあまりwireの差はないということになるのかなぁと思いま
す。

> 対処方法ですが、IVUSを抜く時に抵抗があれば
> 無理をせずに、ワイヤーと一緒に少しだけ抜くことです
> そうすれば抵抗なしにIVUSは抜けますよ 
> もしだめなら再度、もう少し一緒に抜いてくるのを
> 繰り返します 一度試して下さい
> これで確実にトラブルなしで抜けます
私も○○先生と同じ”尺取虫殺法”で抜いてます。
必ず透視下で抜いて、引っかかれば無理せず一緒に抜いてはwireだけ進め、一緒に抜
いてはwireだけ進め、を繰り返して引っかかり易い部分を通過させます。

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○○です。

まず、お詫びですが、私の勘違いで症例は54y.o.でした。

皆様、LMTに関しては(関しても?)chest syptom freeでCABGあり(もちろんPCI
も)ってことですね。
ありがとうございます。revascuralizationをお勧めする勇気が沸いてきました。

> ここからはマニアの話ですが通常、運動負荷時の
> 心電図は、病変の部位にかかわらずII,III,aVF,V4-6でSTdep、aVRでSTelevという

> ターンが一般的で、多枝病変ではV3も下がることが多いようです(教科書的ではあ

> ません経験則です)。
運動負荷では心尖部から虚血が始まるのでそうなると聞いたことがあります。

> この症例の場合Masterの心電図変化はI,II,aVL,V4-6で下がったとあり、Master
> なので通常の12誘導でとっていると思いますが、III,aVFの変化は見られなかっ

> でしょうか?またV1-3のSTelevは見られませんでしたか?もう一つ重要なのは、負

> 後3分の心電図でsagging changeといわれる陰性Tはありましたか?
先程、病院で心電図の実物を見てきたところですが、V,aVFではsmall T wave
inversionがありました。
V1-3でのST-T changeは無かったように記憶しています。

> どうしてもエビデンスが欲しい場合は、通常のエルゴメーターを使用した運動負荷
試験
> (その方の運動能力によりますが、3秒ごとに1watt重くなる20wattRamp負荷で)
目一杯運動さ
> せてみてはどうでしょうか?
私がもう少し虚血のevidenceを得たいと思ったのは本当にその心電図変化がLMT
lesionによるものなのかどうか、を検証したかったからです。
ですからシンチによるLMT areaの虚血を検出するか、CFR or FFRがよいと思ったので
す。ただし、まずは非観血的検査から・・と思いシンチを行いました。
経胸壁でrestのcoronary flowはdetect出来るのですが、ATP負荷をするとtachyるの
と、呼吸困難に伴う深呼吸でよく分からなくなってしまいました。

> 最後にもう一つ、LMT病変がわかった後に再度マスターをかけています
> が、マスターでは運動中の不整脈がとらえられないので非常に危険ですよ!
仰るとおりです。狭窄が高度でなかったので油断してました。

symptom freeですのでなるべく侵襲の低い治療をお勧めしたいところですが、さすが
にPCIをする勇気はありません。
CABGをお勧めしようかなぁという気になりました。

PCIをされるという方がいらっしゃるならやはりDCA aloneをまず目指されますか?

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○○です。

この症例はIVUSしましたか?しなかったのならどうしてしなかったのですか?間
違いなくMLAは4mm2以下でしょうし、このまま治療せずにおいて経過観察するの
は非常に問題でしょう。Symptom freeが今後のeventを起こさないことの根拠に
なるはずもなく負荷心電図で虚血所見ありで治療するのを何でためらうのでしょ
うか。逆にこの症例で治療を勧めずに突然死して訴えられたら負けるんじゃない
ですか?

CABG PCIはどちらでもいいと思いますが次の航海に出る前には治療を強く勧める
べきと考えます。

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○○です。

○○先生、いつも的確な御指導ありがとうございます。
読んでるうちに半泣きになりそうですが・・・

> この症例はIVUSしましたか?しなかったのならどうしてしなかったのですか?間
> 違いなくMLAは4mm2以下でしょうし、このまま治療せずにおいて経過観察するの
> は非常に問題でしょう。
仰るとおりです。確かに問題です。
今まで診断カテでIVUSをするという風習がなく、狭いかもしれないという場所にIVUS
cathを入れるということが病変をより不安定化させる可能性があるのではないか、と
なんとなく思っておりましてPCIのstand-byがなければ行ったことがありませんでし
た。ですから行いませんでした。
不勉強で申し訳ございませんが、MLA:4mm2という数字には何か意味があるのでしょう
か。。
LMTはMLA:4mm2を境にeventの発生率が違うとか・・・それとも少なくてもこれくらい
は、という例えでしょうか。

> Symptom freeが今後のeventを起こさないことの根拠に
> なるはずもなく負荷心電図で虚血所見ありで治療するのを何でためらうのでしょ
> うか。逆にこの症例で治療を勧めずに突然死して訴えられたら負けるんじゃない
> ですか?
> CABG PCIはどちらでもいいと思いますが次の航海に出る前には治療を強く勧める
> べきと考えます。
ますます御もっともです。
素人くさいですが、症状もなくたまたま心電図でひっかかった人にCABG勧めることを
躊躇いました。
こういったcaseは極力確実に治療すべきと思いますのでPCIかCABGかといわれると個
人的にはCABGです。

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○○です。

当院でも3例 Alrantis proに噛みつかれました。なぜか全例Whisper  
MSでしたよ。それもすべてLCXのPCI時で、GCがあまりCo-axialに入ってなくて、Wireを
ちょっとばかり押し込み気味にしていた状況で 
す。Wireとの相性もあるのではないでしょうか。
最近はWireのたるみをなるべく取るようにして、IVUSを回収しています。

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○○です。

泣かしてしまって(泣いてないか。。。)申し訳ありません。
ただこの患者さんが自分の身内でこれで放っとかれて突然死でもしたら悔やむだ
ろうな、と思ったらついついきつい感じになってしまいました。反省。

MLA 4.0mm2は虚血との関連、その後のeventとの関係でこの数値でproximal site
なら治療対象だろうという数値です。高木先生は3mm2でしたっけ。。。でもLMCA
なら4mm2は妥当な数値だと思います。

さらにこの病変にIVUSを入れたくない、ということは、かなり狭いと思っている
ということでもありますよね。
ちなみに大阪成人病センター時代にfollow-up時のIVUSをかなりしましたが数百
レベルでしてると思うのですがIVUSをして再狭窄ない状態でIVUSをして問題になっ
た例はほぼ皆無であったと記憶しています。

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○○です。

> さらにこの病変にIVUSを入れたくない、ということは、かなり狭いと思っている
> ということでもありますよね。
> ちなみに大阪成人病センター時代にfollow-up時のIVUSをかなりしましたが数百
> レベルでしてると思うのですがIVUSをして再狭窄ない状態でIVUSをして問題になっ
> た例はほぼ皆無であったと記憶しています。
実はアンギオではそんなに狭いとは思ってなかったのですが、辺縁がややhazyなのが
気になりました。
血栓がらみ?unstable plaque?なんかを心配しました。
でも、どちらにしても治療適応ですね。
ただ、resteにIVUS入れるのはあまり抵抗ありませんが、de novo lesionにIVUS(検査
だけ)入れるのはやはり抵抗を感じます。まだ、まだ幼稚園生ですね。

一応、解像度を落としてないphotoを添付します。




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○○です。
当院では、revascularizationの適応をRIで決めています。ね、○○先生。
しかし、検査は検査なのであって、100%ではないのは事実です。
時々90%狭窄なのに、所見がないことがあります。
90%狭窄で虚血所見を出せない検査は、正直信じられません。
検査の方が悪いと思います。

ただし、検査には感度・特異度があると言う事です。
マスターダブルでは0.05mVの下降が感度 86%、特異度 73%であるという事(でも、こ

は症状のあるときでしたっけ、○○先生 教えてください)。心筋シンチでも感度は 
90%-95%であり、陰性だからっていって、マスターダブルがfalse positiveであるとい
う、
根拠にはならないと思います。ですから、この患者は、虚血所見があるとして血行再
建すべきでしょう。
船員さんなら、船の上で再狭窄による狭心症(心筋虚血)→心不全・ショックになると

ずいので、CABGの方がいいのではないだろうかと思いますが、○○先生、この辺いか
がでしょうか。

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○○です。

写真見て、やっぱりこれはかなり狭いと見るべきだと思います。なんたってLMCA
ですし。CRNでは小さな枝が一本ありますがそれをちゃんと差し引いてみて
spider見て、やっぱり狭いですよ。

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○○です。

以前follow up CAG時にIVUSを施行して、抹消に血栓(air?)が飛んだのかno 
reflowになったことがあります。
保健の関係もありますが、LMCAのあの病変にPCI時でなければIVUSをやる勇気 
は私にはありません。
先生方の施設ではfollow up CAGでもPCI(ad-hoc も含めて)時でもなく、純 
粋に診断カテ時にもIVUSをされるのでしょうか?

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○○と申します

当院でもIVUS(Atlantis pro)の噛み付きが頻発しており
Bostonの人に訊ねても他院でそのような報告はないといわれて
自分のIVUSの扱い方に問題があるのかと落ち込んでおりました

当院の印象ではやはりGuideカテがco-axialに入っているかどうかが
一番のポイントのように感じました
RCAではほとんど経験がなく
LCAでEBU typeのカテを用いた時に多いと感じています
一旦IVUSをdistalに戻してカテの同軸性を得た上で再度回収すると
すんなりぬけることもありました

先生方の方法も早速tryさせていただきます

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○○です。

○○先生、鮮明な画像ありがとうございます。
左右の両端の写真からは75%としてよいのでは?

> IVUSをなぜやらなかったのか
というご指摘に私も考えさせられました。
第二世代の先生方の間ではこうした症例にも積極的に
IVUSで見てみるのがスタンダードになりつつあるのかなと。
カテ室の責任者の立場としては、私のラボでこの症例に
IVUSをやったのなら、多分、術者を叱ったと思います。
この症例に関しては、IVUSの情報を得ても治療方針
(血行再建)は変わらないし、リスクの方がベネフィット
より大きいと思うからです。

IVUSについては、私はまだ幼稚園入園前のレベルですので、
IVUSをたくさんやっている先生方にお聞きしたいのですが、
コストの問題はこの際、考えないこととして、
この症例の場合、診断カテの段階でIVUSを施行した方が
良いのでしょうか?

皆さんのレス次第で私も考え方を変えないといけないのかな
と思っています。

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○○です。

> 以前follow up CAG時にIVUSを施行して、抹消に血栓(air?)が飛んだのかno 
> reflowになったことがあります。
この手の原因はほとんどがairだと思います。自分の経験(?)反省(?)から。血栓
がある状況では当然血栓を飛ばすことはあるんですが通常のfollow-upでは血栓
はないでしょうし、いつもヘパリン3000-5000でしてますがその程度のヘパリン
を使用すれば新たな血栓を作るリスクはほとんどないと思います。

> 保健の関係もありますが、LMCAのあの病変にPCI時でなければIVUSをやる勇気 
> は私にはありません。
保険はあの症例で治療方針を決定するために必要であれば当然保険対象内で問題
ないでしょう。これを切られたら再審査で猛反撃すると思います。
あの程度の病変でIVUSを入れて状況が悪化するぐらいならそれ自体治療対象でしょ
うし、近日中に不安定化する可能性を秘めた病変があると判断すべきと考えます。
どうせ悪くなるならカテ室でカテーテルが入ってワイヤが入った状況が最も安全
ですからLMCAでどうしようか、という時にはIVUSを入れることはそれほど悪いと
思いません。当然PCIがすぐできる、という状況で、ということです。
あの症例なら僕はアンギオと心電図から治療対象と考えますからIVUSするかどう
かは??? PCIの時じゃなければしないと思います。

診断カテーテル時のIVUSに対する僕のスタンスは基本的にしない、中等度病変や
アンギオで判断しづらい状況ではする、というところです。

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○○です。

> 当院でもIVUS(Atlantis pro)の噛み付きが頻発しており
> Bostonの人に訊ねても他院でそのような報告はないといわれて
大うそつきですね。その人は。知識不足か。。。

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○○です

このIVUSの噛みつきはPlusの頃から
時々あって、Proになって頻発するようになりました。
抜くのは前回に書いた方法で最近は問題有りません

でも、ボストンの人に聞いても初めの頃は同じように
他では聞いたことないと言われてましたね・・・・

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はじめまして。○○の○○と申します。
○○医科大学を平成12年に卒業して大学で2年間研修した後、3年目より○○で働
いています。
4年目の今年からは循環器科のシニアレジデントとして、○○先生と毎日楽しく
pull backしてます。(もちろん、trans-radialで!)
ホームページを読ませていただいて、TRAにかける熱い情熱がバシバシ伝わってきま
した。
ぜひ僕も熱いメンバーの一人に加えていただきますよう、お願いいたします。

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○○です

私はFollow upはほぼ全例IVUSをしています
診断カテでもおかしいと(狭窄の判断がCAGだけでは出来ないとき、
形態的に変わっている時など)はIVUSをするように心がけています
でも、CAGで狭窄がはっきりしていればIVUSはしません
PCI前提のIVUSならします・・・

確かにAir emboriのリスクはあるでしょうが、それは
一時的に回復しますが、狭いところにカテを通すと
やはり進行したり、病変が不安定化する要素になるのでは?
と考えています

○○先生の症例はCAGで狭窄があるし、なんとなくHazzyなので
PCI前ならすると思いますが、基本的には僕もIVUSしないです

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○○です。

うちのBostonの担当者にはすべて報告しています。他の病院でも同じような事例があっ
たことは、その時に聞きましたけど。Tra-netのほうが、 
情報の伝達速度が速いのかな?
Maverickの破損の件にしても、Pentaによる冠動脈破裂にしても、メーカーによる報告
がかなり遅く感じるのは私だけでしょうか?

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○○です。

診断カテでのIVUSですが、○○県ではまだ認められていません。
この症例、当院であれば、迷わずCABGで紹介ですね。
ほんとにまだまだ不幸か県です。
○○先生、大分はOKなんですか?
聞くところでは、隣の○○県はOKだとか。

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○○です。

私はfollow up CAGとPCI(ad-hocも含めて)時以外は基本的にはIVUSをしません。
○○先生と同じ考えでwireを通す時もdeviceを通す時もrisk があるからです。
未熟な私のwire 操作でpseudo に入り込んだり、wireやdeviceの刺激で 
plaqueが不安定化やraptureしたら悲惨なことになりかねませんし、それで訴 
訟になったりしたらかなり厳しいと思うからです。

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○○です。

某病院でstudyをやっていた頃(4年前)に、pressure wireがUltra Crossに巻 
き込まれたことが何回かありました。

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○○です。

日本心血管カテーテル治療学会(JACCT)の認定医・指導医の要項が手元に届きまし
た。
ほとんど同じ資格を異なる学会が認定してどうなるのでしょう。
われわれ会員は2つの税務署に税金を払わされるみたいで、全く困ったものです。
JACCT の方が実技試験があるぶんJSICの認定医より格上などということになると
資格をもっていないと困りますね。みなさんはどうされますか?

抜粋
経過措置(平成15年9月1日から17年8月31日)
認定医受験資格 JACCTの正会員あるいは評議員・理事の推薦があるもの
認定医試験 PCI自験例200例、自己申告、JACCT指導医を試験官としてPCI実技
試験を1-2例。各自のカテ室に試験管が赴き、PCIを観察採点する。

試験官 JACCTの理事および評議員全員が指導医となる。指導医が当該地域の
試験官になる。

経過措置によらないと、けっこう面倒な書類審査(30例の症例報告と連続10例の
PCI記録のコピーの提出)があるようです。

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○○です。

アンジオでは、決めがたい症例が、IVUSの適応になるという。みなさんと同じ意見で
す。ですから、この症例は、やる必要はないのではと思います。

あと、IVUSのリスクは、急性期は、エアーが結構悪さするので、フラッシュをしっか
りすることが重要ですよね。
でも、G.C.とか、G.W.とか、IVUSの影響で、病変の進行とか、new lesionができるこ
とが、あります。
僕はいまの病院に10年以上いると、5年くらいで、あれと思うことも、あります。
でも、これが、何が原因かは、色々な要因が重なり断定はできません。
ですから、IVUSしても、大丈夫というからには、最低5年くらいみてみないと、本当
のところは、わからないのではと、ふと思いました。

************************************

○○です。

このようなことがあるだろうとは予想しておりましたが、
あまりにもくだらないので思わずアホクサーと叫んでしまいました。
クダラン。本当にクダラン。
ただでさえ、内科学会や循環器学の専門医制度の更新基準が厳しくなってきて
頭を悩ませているのに、インターベンションの資格が2つに増えたらたまらないで
す。
(内科学会は更新の点数が増えたみたいですし、
循環器学会は近い将来ACLSの認定を更新条件に加えるという噂を聞きました。
つまりACLSの実技講習を数年に一度は受けなおさないといけないわけです)

JACCTの認定医数がかなりの数にのぼるのであれば、
将来的に保険などの施設基準とも関係するような力を持ってくる可能性もあるでしょ
うね。
プロレスやボクシングじゃないんだから、
2学会統一認定医なんて標榜する医者が出てくるような事態にならないことを祈りま
す。

************************************

○○です。

5年だと新規病変じゃないですか?そりゃ要素のほんのほんのほんの一部には関
与しているかもしれませんが。。。
インターベンションでもほとんどの再狭窄イベントは1年以内じゃないですか、
IVUSカテーテルによる病変増悪のメカニズムは今考えられているのは物理的な要
素でしょうからインターベンションの要素と一緒、そう考えれば1年以上はなれ
たイベントは基本的に無関係と考えるべきじゃないですか?

************************************

○○
○○ちゃんレスはやすぎ。
先生のおっしゃるとうりだと、僕も考えていますし、そう患者にも説明しています。
でも、個人的に本当かなという疑問もあります。ですから、ivusをして、長い目でみ
て、悪さをしたことがないという判定をするのは、最低5年くらいみて、判定するべ
きではという意味です。
誤解のないようにね。

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了解です。超音波の悪さが後で出たりしないことを祈ってます。

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○○です。

最近MSCTばっかり熱心に見ているので、○○先生の症例はMSCTに最適だなと
思ってしまいました。ATP負荷心筋シンチで所見が認められなければ圧ワイヤーで
<0.75である可能性は一般に低いと考えられますが、どうしても虚血を証明する必要
があるケースで圧ワイヤーを選択ことがあります。しかしこの症例では結果で治療方
針が変わらないので必要ないでしょう。同じ理由で運動負荷心筋シンチも今の時点で
は行なわないと思います。LMT病変ですし船乗りさんで定期的にFUできそうもな
いので、PCIよりもCABGを強く勧めると思います。診断カテーテルの時点でI
VUSはしないと思います。

************************************

○○です。
個人的には、Stent KBTで行きたいところですが、当院では以前お話した、「バカの
壁」が存在しますので、「LMTにPCIするのは危険だ」とか、「裁判になった時負け
る」とか、「君の将来のために」とか、空想豊かな意見の前に屈してしまい、CABGに
なる可能性が高いと思います。
しかしながら、DESが出てくると状況がだいぶ変わると思われます。再狭窄がこなけ
れば、LMTに対するPCIの適応は広がると思うのですがいかがでしょうか。ただし、内
皮が張りにくい分、パナルジンをしっかり効かす必要はあると思うのですが。。。

************************************

○○です。
当院ではこの数年IVUSが絡んだ記憶がありません。以前に何度かあったと記憶してい
ますが、IVUSを強く押すと、IVUSカテやワイヤーがたわむのがわかるので、テンショ
ンをとるように指導しています。
それと、当院では諸般の事情でCVISとテルモを併用しています。厳しい病変だとつ
い、テルモを選ぶ確率が高くなることも影響している可能性があると思います。
それから、最近は○○先生からのご助言で、IVUSのトランスデューサーを先端に戻し
てから、IVUSを抜くようにしています。前述のようにあまりトラブルはないのです
が、さらに安全になるのなら、と思い、全例実行しております。

************************************

○○です。

IVUSに噛まれるのは、○○先生がおっしゃるように、
a)ガイドワイヤーの先端までIVUSを入れ過ぎた時(ガイドワイヤーの先端は、フロッ
ピーであるため、IVUSを引く時折れ返ってしまう)、
b)ガイドカテーテルが冠動脈口から外れている時、それ以外に、
c)ワイヤーがたわむ可能性のある比較的径の大きい血管で屈曲しているところ(たと
えば、分岐角がきつめの回旋枝、径の大きい右冠動脈で#2~#3にかけての屈曲部)な
ども危険度の高い場所だと思います。
 IVUSを引く時は、並走して走っているガイドワイヤーのたわみには十分きをつけて、
最近では、必ず、透視下で引き戻すようにしています。それから、○○先生が触れら
れたように、プルバック後、トランスデューサーを先端に戻すことにより、IVUSカテー
テルのシャフトの腰を硬くすることにより、IVUSが抜きやすくなりますし、先端が折
れ返るリスクも減少しますので、大事な点だと思います。
 対処法は、○○先生が述べたように、噛まれた時に
> まずIVUSを少し先に入れてワイヤを少し引いて噛まれた場所を伸ばして、そのま
> まできるだけdistalにワイヤ+IVUSを進めて、そこでワイヤを引いてIVUSからは
> ずす
という方法と、ワイヤーのたわみが主因である場合は、○○先生、○○先生がおっしゃ
ているように、
ワイヤーを少し引いてたわみをとり、できるだけガイドワイヤーとIVUSカテーテル
をco-axialにし(尺取り虫殺法、なるほど)抜いてくること
だと思います。
IVUSがガイドワイヤーを噛んだまま、強引に引き抜くと冠動脈損傷につながる危険が
ありますので、予防と対策を心得ておく必要があると考えます。

************************************

○○です。

IVUSは径が比較的保たれている場所で、病変を悪くするリスクはそう大きくないと思
いますが(もちろんゼロではありません)、tightな場所では、病変をこすることに
より病変を進行させる危険があると思います。
当院では、原則的に、PCI時か、PCIスタンバイで、IVUSを行っています。follow-up
CAGの時にする場合は多くは、スタディー目的です。
 診断カテでIVUSをし、PCIが必要になり、PCI時にまたIVUSを出すのは、保険上、厳
しいと思います。

************************************

○○です。

> しかしながら、DESが出てくると状況がだいぶ変わると思われます。再狭窄がこな

> れば、LMTに対するPCIの適応は広がると思うのですがいかがでしょうか。

私の場合はDM症例でベンツマークになってる細いLMTは結局CABGになってる
ケースがほとんどで、DESといえどもDM症例の成績はいまいちだと聞いたような
ことがあり(真偽は?)、一方、内径が取れそうなLMT近傍のケースは現行のステ
ントやDCAでも結構治療しているような…治療がシンプルになり成績は良くなるか
もしれませんが、適応はどうでしょう、あまり現在と変わらないかも知れません。

************************************

○○です。
> マスターダブルでは0.05mVの下降が感度 86%、特異度 73%であるという事(でも、

> れは症状のあるときでしたっけ、○○先生 教えてください)。
○○先生、ペーパーにもよると思いますが、各種ペーパーをまとめたデータでは症候
限界性トレッドミル負荷で感度70%、特異度90%ぐらいです。現実的にはマスターダブ
ルは特異度は70-80%は十分にあると思いますが感度はもう少し低いのではないかと思
います。運動負荷試験の場合目標心拍数の85%以上まで負荷をかけないと、診断精度
が落ちるのでマスターでは脈拍も上がらずへっちゃらな人っていますよね!

************************************

○○です。
言い訳ですが、マスターダブルの基準を0.05mVとしたところが・・・・。
これは、日循のガイドラインJapanese Circulation Journal 2000, Vol 64, Suppl V,
1290-91 からの引用です。
このガイドラインでは確かにトレッドミルのは75%程度の感度・特異度となっており、
マスターダブルの方がいい事になってしまってますね。
質問ですが、トレッドミルなどの運動負荷試験の判定は 十分負荷のかかった人(THR
までいった人)のみで言える事なのでしょうか?
ちなみに国循では、THRまでいかなかったら、undefinedになっていたような気がしま
すが、忘れました。
おーい、○○先生 (ご無沙汰しています。いらっしゃい、Tranetへ)。覚えていま
すか。
長崎の○○先生、最近ROMですね。そろそろ、御発言を!!。

************************************

○○です

○○先生お久しぶりです。
国循ではtarget HR(85% PM HR)に達せず、心電図上明かな虚血性の変化が認められな
い時、胸痛などの症状がないときは"Inconclusive"として、区別をしていました。
THRまで達していないわけですからNegativeとはいえないという理屈です。
理にかなっていると思いますよ。このあたりは、施設や出身大学によってずいぶんと
作法があるようで、当院のDr達はTHRにはるかに及ばなくてもnegativeという返書が
帰ってきます。また私の出身の○○大学では90% PMHRまでいかないとtargetに達して
いないという判断にしていました。
 ちなみに、私はLMTがあの病変で、MasterでSTが有意に下がったら、それ以上の負
荷は行わずCABGをすすめます。

************************************

○○です。

> 診断カテでのIVUSですが、○○県ではまだ認められていません。
> この症例、当院であれば、迷わずCABGで紹介ですね。
> ほんとにまだまだ不幸か県です。
> ○○先生、大分はOKなんですか?
大分県でも基本的にはPCIの際の使用でなければ通らないと思います。
ただし、よほど治療適応に迷う症例なら一筆書けば通ると思います。
少なくとも無差別にF/U症例へ行うことは許されないでしょう。
一度、うちのボスに調べてもらったら治療を念頭に置いた場合にしか保険適応はない
と書いてあったような気がしますが・・・どうなんでしょう。

************************************

○○です

○○先生、○○先生、このような話題がTRAで流れるのは珍しいのでもう少し意見交
換をしましょう。私の運動負荷試験の師匠は17-8年前の平盛、土師、住吉先生がいた
時代に国循で仕事をしていた先生ですので、判定方法は皆さんと同じだと思います。
ただ、その先生が「inconclusive」という結果はきちんと負荷をかけれなかった担当
医の責任だ!と怒るので、歩けそうにない高齢者はスピードを上げずに傾斜のみ上げ
ていったりと工夫をして「inconclusive」にならないような負荷をかけるよう心がけ
ています。また判読医のレベルによっても感度、特異度はかなり変化するようです。
昔と比べカテ検査の敷居が低くなってきているので、運動負荷試験の価値というのが
変わってきているような気がします。若い先生もあまり興味なさそうだし、、ただ、
少なくとも自分が検査担当の時は、「negative」,「positive」にはそれなりに強い意
味を持たせるように心がけて、「inconclusive」でもimpressionで判定するようにして
います。(せっかく検査したのに、判定不能じゃ指示した先生も困っちゃいますよね)
2年ぐらい前に○○先生からオーダーされた運動負荷の患者で、目標心拍まで達せず
判定に苦慮したときにimpressionから「限りなく黒に近い白,negativeです」という
コメントを書いたら笑われました。でもしばらくたって胸痛があるので心カテした
らnormalだったので胸をなでおろしたことがあります。「inconclusive」の考え方は
それこそ場所によって作法が違うと思いますが、カテ検査をおねがいしたら、下手な
医者がうまく造影できず判定不能で返ってきたら怒りますよね!

************************************

○○
○○先生の限りなく黒にちかい白とか、inconclsiveだけど、かぎりなく黒に近いと
か、なつかしい、感じがしました。10数年前に、国循(NCVCなつかしい)で無給研
修医と称して、勉強しにいった一年間が懐かしく思えます。平日は、負荷心筋シンチ
と、トレッドミルばかりしてました。運動負荷にかんしては、○○先生と同じで、
inconclusiveに限りなく黒という意味で、equivocalという基準もありました。あ
と、マスターは確かダブルは、日常生活もしくは、200m病棟内と同等の負荷なの
で、虚血の診断というよりは、これで異状がなければ、日常生活を許可できるという
意味につかっていました。虚血の診断はトレッドミルがスタンダードで、マスター
は、日常生活上の虚血の出現をみているという感じで、思っています。

************************************

○○(もとNCVC)です。

わたしが運動負荷を教わった先生はまだ国循におられますが、その読みにはただただ
頭が下がりました。若い先生には心電図を大切にしてもらいたいと思います。

運動負荷試験の話題のつづきを。

○○先生のいわれるように、トレッドミルは虚血の診断(最大運動負荷)、マスターは
日常生活での虚血の検出の意味合いがあると思います。よく、偉い先生が”虚血のエビ
デンスもなくPCIをしている”といった意味の事を言いますが、最大運動負荷をおこな
って検出される虚血を根拠にPCIをすることの妥当性はあるのだろうか? と思いま
す。
このことについて、ご存じの方はおられますか?(不勉強ですみません)。たとえ
ば、ACIP studyにて、血行再建>虚血治療>症状治療の虚血の判定はホルターでしてあ
ります(ホルター自体かなり怪しいと思いますが)。すなわち、日常生活での虚血所見
です。最大運動負荷が根拠になるのなら、アンギオ所見だけを根拠にしていいのではな
いだろうかともおもいます。もちろんアンギオを正確に読むことが大切ですが。
Occulo-stenotic reflexっていわれますけど、CAGを根拠にして何が悪い!CAGをする
にはそれなりの理由があるのだから、ここだけの話。

************************************

はじめまして。
○○病院の○○と申します。平成4年○○医大卒です。
この度TRA-netに入会させていただき、ありがとうございます。
TRI歴は3年になりますが、例数としてはまだまだです。
若輩者ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

************************************

○○(前NCVC)です。

○○先生の御指名もありレスさせていただきます。○○先生お久しぶり
です。

ちなみにROMしていたわけではなく、2週間の夏休みで久しぶりに社会復
帰したところです。

運動負荷試験についての考え方は、同じNCVC出身であるせいか○○先生
とほとんど同意見です。PCI適応判断に可能であればトレッドミルを行
いたいと思っていますが、最近はアンギオ所見だけで判断することが多
くなりました。

ところで、○○先生のところでは原則、PCI適応判断に心筋シンチなん
ですよね?個人的には元々あまり必要ないと思っていましたが、当施設
ではDPCの施行により入院症例についてのシンチは、ほぼ絶滅していま
す。ほかの皆さんの施設ではいかがなのでしょうか?

************************************

○○です。

○○先生、元気ですか?
夏休みは2日しかとれませんでした。
といったら、○○先生に怒られるでしょうか?

そーなんです。
ほぼ全例シンチなんです。
これで、虚血がなければLAD#6 90%でも、薬物治療 なんて事になります。
ねっ ○○先生!
LVGで動いていても シンチでviabilityの確認したりしていて、何なのかよくわか
りません。

ここに来てまだ(!)1年5ヶ月です。
郷にいれば・・・・・・。

でもDPCでどうなるのでしょうね?
みなさんの所は、いかがなのでしょうか?
○○先生が、以前LADであれば、虚血の有無やviabilityは関係なく開けに行きますっ
て書かれたことがありましたけど、実は自分もそう思ってますし、以前はそうしてい
ました。でも、万人が納得するデータがないように思うのですが、根拠となるのは何な
んでしょうか。教えてください。

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○○です
 ○○先生、私の場合Inconclusiveは負荷が十分でなかったとき、Equivocalは心電
図上の変化がPositiveとはいえないが、怪しい時に使っていました。
つまり返書のまとめには、Inconcllusive for ischemia, ECG はequivocalなんて書
き方をしていました。国循にはその道のproの先生がいらっしゃって、我々が書いた
返書をOver leadしてくださるのでとても勉強になりました。Over leadではU波を読
んだり、recoveryの動きから虚血の可能性について考察したりと、返書は奥の深い小
世界になっていました。
 私自身は、あんなに揺れた心電図でU波を読む自信はありませんでしたが、そこは
やっぱり専門家ということなのでしょう。ST低下では虚血の部位判断は困難なのでU
波を読むことができると診断に幅が広がるのですが・・・

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はじめまして
このたび新規登録させていただきました、○○と申します。
昭和62年に○○医科大学を卒業し、一般内科を経て循環器の
道に進みました。現在、埼玉県にある、○○病院で
循環器科部長をしております。
小生の師匠は、<中略>
たまたま○○先生のカテラボにお邪魔していろいろ教えて
いただいたことがきっかけで、このMLを知りました。
当院のカテ室は昨年11月に開設したばかりですが、現在、診断の
ほとんどがTRAで、TRIも徐々に院内に受け入れられてきておりま
す。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

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○○です

> でもDPCでどうなるのでしょうね?
> みなさんの所は、いかがなのでしょうか?
私はDPC導入病院ですので、入院中のシンチはしません
必要なら外来でします。
カテ入院は心カテの手技料のみ認められており、それにかかる
造影剤、カテその他すべてマルメです。 カテの赤字(プラスできるだけ
IVUSができるように、他のところでケチケチに徹しています)をいかに
減らして、なおかつ入院日数を減らすのかが目標です
採血、負荷心電図、胸部X-P、内服すら、すべて外来です

虚血の証明は症状、心電図、シンチにて総合的に
判断するように心掛けております

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初めて発言させていただきます.○○です.
○○先生,○○先生,○○先生,お久しぶりです.1998-2001年NCVCでレジデントと
して先生方には大変お世話になりました.あまりにも懐かしく,また馴染みのある話
題でしたので,TRA-net上でこのような個人的な発言は皆様に対して失礼とは知りつ
つ思わず書かせて頂いております.その道のproの先生とは高木 洋先生ですね!確
かに今まで見たことも聞いたこともないTMTの所見読みでした.よくInconclusive
for ischemiaとかEquivocal for ischemiaという判定が存在したのですが,○○先生
も述べられている通り,前者はECG変化は陽性ですが典型的でなく(upsloping type
のST低下等),負荷不十分で症状もなく虚血があるとは考えにくい症例,後者
はTarget Heart Rateに達したかもしくはその90%まで達しているが,ECG変化は陽性
基準を満たしていない,しかし典型的な症状を認めた症例,つまり極めて怪しい症例
によく使われていた記憶があります.その他,Positive for ECG criteriaなんての
もありました.Visual VasicによるECG解析ソフトを自作し,運動負荷中のST上昇例
でのQT時間の短縮やQRS幅の増大,positive U波と虚血の部位診断などについても研
究されており,それはマニアックな世界でした.そんななか,自分達で所見をつけた
症例がいざCAG/PCIというときに,やはりどこそこの枝に狭窄があった!Targetはそ
こだ!と上の先生がされるPCIのアシストにつきながらひとりでほくそ笑んでました.

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○○です。

○○お久しぶりです。毎年恒例のBBQ同窓会に行けずにとても残念です。ことしも
参加者が多いのでしょうね。

> 夏休みは2日しかとれませんでした。
> といったら、○○先生に怒られるでしょうか?

来年こそは海外旅行なんて毎年いってるけど、今年もお互い動けませんでしたね。小
生も2日のみとなりました。先生ほどではないけど、お陰でこちらも忙しくなってき
ました。

> そーなんです。
> ほぼ全例シンチなんです。
> これで、虚血がなければLAD#6 90%でも、薬物治療 なんて事になりま
す。
> ねっ ○○先生!
> LVGで動いていても シンチでviabilityの確認したりしていて、何なのかよく
わかり
> ません。
> ここに来てまだ(!)1年5ヶ月です。
> 郷にいれば・・・・・・。

先生の気持ちはよ〜くわかります。小生はずっと○○で育てられ、数年前まで
その他の施設がどんなことをやっているのかよくわかりませんでした。いわば国粋主
義者で、他勢力が近づいてきても尊皇攘夷的に規則正しく戒律を遵守しておりまし
た。当時実働4人で1500のカテと400のPCI、それに250のeCAG(今はもっと増えていま
すよね)、ドクターカー、ドクターヘリの運用をこなすには、組織のトップとして思
想を一本化する方がスピーディであり、安全でもあるとおもうし、上に立つ者として
は適切な判断であると考えます。○○先生大変でしたけどおもしろかったですよ
ね…あの頃はいい思い出です…ただ戦友のよしみでもっと云わせていただくと、ここ
数年で急速にPCIのいろんな側面・考え方が旋回(当然いい方向に)してきていること
は確かであり、現在は多感で敏感な維新の志士達がいろんな持論をもって東奔西走し
ている状態ではないでしょうか。○○病院も症例数からいって、信用をまもる
時期から、新しいことをクリエートしていく時期に来たと考えています。恐らく同窓
生はみんなそう思っているはずで、だれも異論はないですよね?○○先生のMacの
デスクトップは坂本龍馬ですよね!○○、○○先生の力でここまで大部改善され
ました。そろそろいっちょ開国論をとなえては…長文駄文ですみませんが○○から
○○先生、○○先生、○○先生とともに応援してます。

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○○です。
いつもROMばかりですが、本当にいろいろな知識や情報をありがとうございます。

>○○先生が触れら
>れたように、プルバック後、トランスデューサーを先端に戻すことにより、IVUSカテ

>テルのシャフトの腰を硬くすることにより、IVUSが抜きやすくなりますし、先端が折
>れ返るリスクも減少しますので、大事な点だと思います。

この間、豊橋 ートセンターの鈴木孝彦先生に当院まで来ていただいて、
PCIを施行していただいたのですが、その時にも、
IVUSを抜く前にかならずトランスデューサーを戻すことを指摘されていました。
-- 
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第80集






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○○です。

JSICの学会誌が本日届きました(2003,Vol.18,No4)が、その中の「Anchoring手技
により5Fr.ガイディングカテーテルを屈曲し
た右冠動脈にdeep seating し Radius ステントを留置した1例」を読ませて頂
きました。

#3末梢の解離に対して、#3のカーブをRadius , S670が通過しなかったので、
ガイドを5Fr.に替えて、そのカーブを越えて病変部直前までガイドをDeepに入れ、
Radius が留置できたという内容で、素晴らしい仕上がりだと感服しました。 
Fivistの先生方がニンマリするような症例です。

さて、私ならこのケースでどうするかを考えました。

実は今の私なら同じことを選択しただろう(あるいはFive in Sixをしたかもし
れません)というのが結論なのですが、一昔前(3年前)だったら、このケース
は確実に#3の屈曲部(有意でないが狭窄あり)がステントが通過しない原因な
のだから、そこをバルーンで広げたり、あるいは出してしまったS670の4mmを留
置してから、その中を通して末梢にステントを入れようと試みたはずです。 そ
れはおそらく可能で、最終造影としては、#3の屈曲部分にも、ターゲットの#3
末梢にもステントが入った仕上がりになると思います。

ここで質問ですが、有意でない病変に「ステントを通過させるために」ステント
を入れる(私も何十例も経験していますが)ことの是非はいかがでしょうか?
(再狭窄の問題、有意でないところにステントを入れる問題など )
また、このケースの場合、IVUSをされてるので、#3屈曲部位の狭窄についての
IVUSデータなどありましたら、○○病院の先生方コメントをお願いします。

この最終造影を見て、#3末梢の仕上がりは良いのに、ステントが通過しないよ
うな屈曲や狭窄がある#3のカーブが目立ってしまって、ふと変なことを考えて
しまいました。
早い話が、「いっそのこと手前の屈曲部の狭窄も広げちゃえ!!」と思うことはい
けないことなのでしょうか?

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○○です。

 ○○先生、いつも興味深い内容のメールでとてもためになります。
素朴な質問でが、幼稚園児だと思って許してください。

 今回の○○先生のLMT症例の場合、造影を見た瞬間、PCIのよい適応と考えられ
た術者は、PCIのときに後日IVUSをされるだろうと思います。やっぱり、うちは
LMTには手を出さない(外科に送る)と考えられる術者はIVUSはされないと思う
のですが、こういう考えは誤りでしょうか? 
 
 純粋にIVUSを見るまでPCIの適応が決められない場合も、適応になったらad 
hocで引き続きPCIをするのであれば、病変に対する侵襲もコストも問題にはなり
ませんが、PCI適応病変を確認してそのままカテを終わるということがあるので
しょうか?

 CAGプラスIVUSで終わるカテの場合だと、PCIのときはまたIVUSを使うことにな
ります。そこのところの段取りはどうされているのですか? 

 よろしくお願いします。

************************************

○○です。

あの時IVUSは?と言ったのは術者が判断に困っている状況、と言う意味です。僕
の判断はあの時のメールにも書きましたが心電図変化・アンギオ像から「治療対
象」で、LMCAですからCABGも含め治療を考えるためadd hoc治療はしませんし
IVUSもこの時には使いません。
という訳で○○先生の考え方とほぼ全く同じです。

さてもう一つの質問ですが、判断に困る症例で診断カテの際にIVUSをして、その
後の治療時にIVUSをすることへの懸念(?)ですが、アンギオで診断に困る時の
IVUSは「診断精度を向上させるためのIVUS」で治療時に行うIVUSは「治療結果を
向上させるためのIVUS」ですから当然両方とも別次元で必要ということになりま
す。基本的に両方とも認められており問題なし、です。でも現実的には切られる
場合があるかもしれません。その時には上記の通り主張します、僕なら。このよ
うな症例は(add hocの割合にもよりますが)本当に少ないと思います。つまり
検査時にIVUSをしなくて治療時にIVUSをすることで「あっ、治療しなくていい」
と判断することはほとんどないですよね、そういうことです。

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○○です

> IVUSがガイドワイヤーを噛んだまま、強引に引き抜くと
> 冠動脈損傷につながる危険がありますので、予防と対策を
> 心得ておく必要があると考えます。

○○先生の言われるように噛んだ時に無理に抜いたら
とんでもなくワイヤーが折れて、すごい鋭角になってます
うちでも、若い先生が無理に抜いて、とんでもなく
折れてことがあります、幸いにして冠動脈の損傷まで
にはいたりませんでした。・・

************************************
 
○○です。

○○先生、症例報告お読みいただきありがとうございました。
あの症例はうちの○○先生が術者としてPCIを行ったケースで、私はガラスの
外の外野席で野次を飛ばしながら観戦していました。
頭の中は5Fr deepを成功させたいとの想いで一杯で、屈曲部のバルーニング
やステンティングは思いもつきませんでした(恐らく術者の○○先生も)。
確かに屈曲部のバルーニングはまず試みてみても良かったかもしれません。
屈曲部をIVUSで観察していたかどうかはわかりませんが、術者の○○先生が今
日の当直の合間にコメントとIVUS画像(あれば)のアップをしてくれると思い
ます。

ところで、○○先生はhigh pressureでバルーニングをしてもその後のdevice
通過が困難な場合のみに、ステンティングを近位部に行うのでしょうか?それ
ともこんな場合は無条件でステンティングまで行っちゃうのでしょうか?

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○○です。

当院の症例を取り上げて頂き感謝します。○○先生にポイントを簡潔にまとめ
て頂きましたが、JSIC論文をお読みでない方のために補足します。

家族性高コレステロール血症を有する狭心症例に対する PCI 中のトラブルに
ついてのレポートです。

(Fig 1) 頻回に PCI を実施している症例で、過去に NIR (A), S670 (4AV) が入
    っております。今回の target はBです。橈骨動脈アプローチです。

(Fig 2) 治療前の IVUS、balloon ( Maverick2 )は難なく通過しました。初回加圧
    後に解離と slow flow 出現し、トラブル発生です。

(Fig 3) 治療前の IVUS 像です。事前にトラブルを予測できず、観察対象はB
    近傍のみしか行っておりません。

(Fig 4) 当初の srategy は POBA後 Radius stent をそっと置いて(自己拡張能
    に期待)終了としていました。IVUS が通過していますので、あまり深く考
    えずに radius を持ち込みましたが、Fig 1.に黄色字で示した部分を通過
    しません。S670 を持ち出しましたが、これも駄目でした。ガイドカテは、
    Ikari R 1.0 を使用していました。Buddy wire 法も試みましたが駄目。

    そこで、Maverick2 で anchoring して(慎重に) Ikari の deep seat を試

    ますが、acute margin を越えず(この位置では)S670 も delivery 不能。

(Fig 5) 熟慮する暇もなく、覚悟を決めてシステムを 5Fr Zuma 2 JL4 に変更し
    再度 Maverick2 で anchoring したところ Zuma 2 がacute margin を越
    えてくれました。勢いを得てさらに奥へ。Zuma 2 を target まで進めま
す。

    さすがにここまでカテが入れば stent も入るだろう‥。S670だと加圧後
    に slow flow が増強するかもしれない‥。もう一度覚悟を決めて radius
    を持ち込みました。Radius 留置後、Zuma 2から(念のため)ニトプロも
    流して終了しました。

(Fig 6) 最終造影像です。画像的には満足ですが、CK 2890 の Q梗塞になりま
    した。反省しきり‥の症例です。なお、再度ガイドカテを 6Fr に変えて
    IVUS する元気はありませんでした。



>なぜ、大腿動脈経由でやろうと思わなかったか?,
>distal protection をするべきであった?,
>6Fr Ikari カテを deep seating することは許される行為か?
>トレイの中には radius とS670 が浮かんでいましたが、radius をつかんだの
 は正解だったのか?何とか bail out できたのは僥倖か?,
>やはり最後に IVUS をして、5Fr Zuma 2 が通過した RCA 近位部を観察す
 べきだったか?,

後から色々と考えました。忌憚のないご批判を賜れば幸いです。

なお、画像はできる限り圧縮しましたが、2枚 50KB を超えてしまいました。
○○先生、acute maigin の屈曲部の IVUS 画像はありません。お許しを。

本例の follow up の同意をなかなか頂けませんでしたが、9月に入ったら許可
してもらえそうです。画像 up してよろしいでしょうか?

************************************

○○です。

○○先生、○○先生、症例の呈示有り難うございます。
ひとつ確認したいのですが、6Fr.IRのDeep seat がそれ以上進まなかったのは、
写真上では#3屈曲部付近の狭窄(50%X2カ所)が原因のように見えます。
それと、ステントがどこで引っかかったのかは解りませんが、ステントが通過し
なかった(ストラットが引っかかった)のは、その狭窄のためではなくて、狭窄
の末梢の屈曲そのもののためでしょうか?

○○先生の質問への回答ですが、Targetでない近位部の病変に対してはあまり触
りたくはないのですが、この症例のように末梢のトラブルの為、なるべく早くス
テントを入れたい時には、一番早くステントを入れられる方法を選択すると思い
ます。 (ゆっくりで良ければ、5Fr.を是非試したいと思います)

この症例で一番速やかにステントを末梢に持って行く方法としては、(出ている
Deviceも考慮して)
1,#3屈曲部の50%狭窄を広げれば、もっとIRをDeepに入れられるかもしれない
と考え、まずバルーニングをすると思います。
2,それでもIRが通過しないのなら、出しているS670 4mmx18mm を入れて、内腔
の確保と血管を伸ばす効果に期待します。
これで、何とか末梢のトラブルの早い解決を図ります。

またまた変な考えが出てきたのですが、この症例の最終結果が得られた時には、
まだS670 4mm X 18mm がトレイの中に浮いていたんですよね。

これがAMIの症例だったら、Target 以外で余計なことは絶対にしませんが、、
このケースなら最終結果が得られた後でも。
1,手前の50%X2カ所をガイドカテやステントでゴシゴシしてしまったので、何
となく気持ちが悪い。(狭窄が進行しないだろうか?)
2,S670を請求するかどうかにもよりますが、請求するならここにステントを入
れても新たな患者さんの負担にはならない。
3,#3の屈曲部は狭窄やMIの好発部位である。
4,予後を考えると、末梢をどんなに良く治療しても、近位部がダメなら一緒。
5,S670を出したことは全く正当なことですが、30万以上のものを使わずにお金
だけ請求することの(患者さんにも)後ろめたさ。
(患者さんにはそこまで説明しないとは思いますが・・・)

などという、最もらしい理由をこじつけて、#3屈曲部にS670を入れるような気
がしてならないのです。少なくともこの患者さんが私の親ならそうすると思いま
す。(エビデンスなどありません。”宗教”と思って笑ってください。)

統計の数字(エビデンス)は正直ですが、その患者さんにとっては0%か100%の
二つに一つですので、なかなかドライに割り切れない私です。 
人間相手の商売は難しいですね。

○○先生の症例の最終造影が、いつも私が心の中で葛藤して
いるようなケースだったので、発言してみました。

************************************

○○です。

RCAの屈曲病変で、TFIでやっても難物ですね。
まず、Ikariカテについてのコメントですが、基本コンセプトが「deepせずにbackupが
強い」という考えですから、シャフトがやや固めに設定したものを私は使用していま
す。ただ、これはテルモに確認してください。ハートレールのシャフトはRRという標準
とSTという硬めがあって、私は硬めのほうを当院に納入するように指示していますか
ら、施設によってはそんなに硬くないのが入っているかもしれません。硬めなのでdeep
をしようとすると不愉快かもしれません。ただ、deepが許されないほど硬くはしてない
ので、deepという手技が許されているのであれば、ikariでdeepにしても全く問題あり
ません。
しかし、本例ではIkariのdeepでは、解決しませんでした。では、私ならどうしたかと
いうことですが、まず最初の選択がIR1.5なら、何の問題もなかったのではないか?
と思います。IRはどうしても長いほうがバックアップが強く、短いほうが弱いです(左
はそんなことありませんが)。したがって、可能な例はできるだけ、IR1.5を使い、
RCA入口から#1の肩までが短い例で、かつそこにプラークがある例ではIR1.0を例外的
に使用するのが良い選択でした。それでもだめなら、IR2を使ってしまう方法もありま
すが、CTO以外でIR2を使ったことはほとんどありません。IR2.5というのもあります
が、長くて入れにくいですが、これは一旦入ってしまえば非常に強いbackupがありま
す。#1から#3までの超ロングCTOをIR2.5で開けた事がありますが全く問題なし
でした。

是非今後はIR1.5を第一選択としてみてください。sideholeもありますので、厳密に
いうと当院では、IR1.5(SH)を最もよく使用しています。

次に、IR1.0で始めてしまったと仮定して、通らないときのbail-outですが、ハート
レール5Fのストレートを5 in 6Frにしてやるのが良いと思います。5Fのストレートは
deep用に作ってありますから、Ikari自身をdeepにするよりもはるかに安心できます。
最近テルモがbackupの定量を基礎実験でやっていますが、5 in 6にして15cm以上い
れれば、7FのTFIと同じだけのbackupになるとのデータが出ています。ただ、工場のラ
インの問題とかで、あまりたくさん作れないようです。何とか1本手に入れておくとい
ざというときに役にたちます。

************************************

○○です。

○○先生、お疲れ様でした。以前の○○訪問後忙しく満足なお礼を言えず申し訳
ありませんでした。○○先生もあの時はありがとうございました。

さて、この症例ですが○○先生も書かれている通り問題点は2つあると思います。
まず一つは今回問題となっているステント通過の問題、もう一つはCPK leakの問
題、です。

まずステント留置についてですがIR1.0のdeep engageはproximal lesionを治療
するという前提であれば全く問題ないと思います。僕も○○先生の意見と同じで
proximal lesionは最後にステント入れて終了とすると思います。というか最初
のRAO viewとcranial viewからここは最初から治療対象とすると思います。←何
か治療対象としにくい理由があれば別ですが。。。
それからparallel wireには何を使われましたか?一本をsupport wireにしてお
いて通常support wireにステントのせて進めて通過しない時supportでないwire
にのせて進めると血管壁とのあたりが変わって通過する場合があります。

CPK leakはdistal emboliでこのIVUSはかなりやばそうですね。○○先生も多分
そう思われてRadiusだったと思います。手前のカーブをPercusergeが越えてくれ
るかどうかが心配ですがdistal protectionをtryはした方がいいと思います。

最後にpre IVUSでproximal lesionを見られれば治療対象という判断ができて
(多分cranial viewのカーブの手前の部分からここはかなり細いと思います)、
そうなるとbail outの方法も変わった可能性もあると思いました。

************************************

○○です

私だったらまずCoating wireでparallelにしてみて
だめなら迷わずProximalを拡張するだろうと思いました
そのためにもCAGで狭窄ありそうですから、初めのIVUSで
かならずProximalまで確認します。
Proximalにステントするかどうかは別ですが
#3に使用したBalloonでまず拡張します
で、それでもだめなら 5 in 6ですね

Distal Protectionは○○先生が言われるように
ちょっとやばそうな病変ですから初めからするかもと
すると思います
(初めの段階ではIVUSも通過しているようですから)

************************************

○○です。

> ただ2例目程度であれば僕自身も破裂の可能性が高いとはあまり考えませんしおそ
> らく経過観察することで問題なく改善することだと思います.
ですよね。破裂の可能性が高いと考えない、そして多くの僕や周囲の経験した例
から先生が言われるようにこのタイプの瘤が容易に破裂する、とは考えられない
わけです。だから
> ,,,ではなく動脈圧が異常に上昇するか組織複合体がもろくなることで容易に破裂
> する可能性が高いと考えるべきではないのでしょうか.
については簡単には同意できません。少し意地悪ですがメカニズムから考えれば
このタイプと2例目に差がないことになってしまいますから。。


1例目についてはcontraversialであることは十分承知しています。今回添付した
IVUS所見と元々CTO病変でdiffuse restenosisとなっていてperfusion pressure
が低いこと、体表エコーで経時的な観察が可能であったこと、IVUSで壁に血栓が
多くなっていること、から本人さんと相談の上経過観察した症例です。

添付したファイルは19991027が1999/10/27で瘤を作った直後、20000426が2000/4/26、
つまり半年後のfollow-upです。実はこの症例では瘤自体は大きくなっています。
内腔は大きくなっていませんが。

19991027
20000426
20000426zoom


最後に、今後のためにも瘤を作ってしまって1ヶ月以上もしくは3ヶ月以上後に突
然死した症例を経験した方・もしくは文献があれば教えてください。

************************************

○○です。
ちょっと横レスになりますが、

○○先生のPCIに対するスタンスがまったく自分と同じなので、うれしく思います。
1)自分の親ならするかしないか?
2)エビデンスは、数字で大切です。、しかし、患者にとっては0か100%の二つ
に一つ、入ったら大変です。だから、そう簡単にエビデンスで割り切れない。
3)最後は宗教である。
この3点ですね。

************************************

 ○○病院の○○です.夏休み明けのための遅レスです.

○○先生,1例目はラッキーでした.あの巨大化したpseudoが破れない根拠などどこ
にもなく,先生もおっしゃるように手術を考えてもそのリスクに値するものと思いま
す.何で手術に回さなかったのですか? 経過観察しようと思われた根拠はなんです
か?先生が○○先生へのメールにも書いていたように,,,逆にこの症例で治療を勧
めずに突然死して訴えられたら負けるんじゃないですか?
 2例目も同様です.それはpseudoそのものが血管壁の断裂により形成された,ある
意味ではすでに破裂した血管だからです.これが先生がおっしゃるように血栓と動脈
周囲組織の複合体によりかろうじてシールされた状態となっているわけですから,,,
> つまり動脈圧が異常に上昇するか組織複合体が非常に脆くなるかどちらかが起こらな

とperforationするとは思いません。
,,,ではなく動脈圧が異常に上昇するか組織複合体がもろくなることで容易に破裂
する可能性が高いと考えるべきではないのでしょうか.そういう意味では2例目の場
合も自然に退縮するという根拠は(全く)なく,結果的にはラッキーだったと思います.
 ただ2例目程度であれば僕自身も破裂の可能性が高いとはあまり考えませんしおそ
らく経過観察することで問題なく改善することだと思います.
ということで,僕自身は少なくとも慢性期に予期していなかったpseudoが生じた場合
は少なからず手術の話しはします.自分の身を守るためにも.

************************************

○○です。

諸先生方のレスに感謝いたします。
いくつかのご質問にお答えします。(的を外していてもお許し下さい。)

<1) 6Fr Ikari R 1.0 の deep seating について>
 6Fr のガイドカテを deep seating させたのはあの時が初めてです。本症例で
 は、counterclockwiseに廻しながら進めました。反作用で感じ取れる抵抗は
 かなり強く、また、どれくらいの力まで許されるのか判らない状況でもありまし
 た。
   “もっと力をかけたら、もっと奥まで進んだ” のかもしれません。が、
   “これ以上力を加えるのは自分としてはちょっと‥”と言う所で断念した。
 と理解して下さい。

 “断念”させる原因になったのが、RCABの狭窄部の抵抗なのか or RAC 近
 位部の冠動脈とカテの間の相互作用による抵抗なのか、いずれかは判りか
 ねます。ちなみに 5Fr Zuma 2 に変更して deep seating した時の感触は、
 “ 1Fr でこんなに違うの ?! ”と思わせるほどの違いでした。
      → もちろん、ガイドカテの材質の違いもあるでしょうが‥‥

 ちなみに当院に納入されている Ikari カテの材質は"ST"でした。

<2) deep seating 前に stent が支(つか)えたところについて>
 RCABで acute magin を越えたところにあるクランク状の部位です。

<3) Parallel wire に何を使用したかについて>
 @BMW (stent) + Whisper LS
 ANeo's zeroclear (stent) + Whisper LS
 BNeo's zeroclear (stent) + BMW
 この3つのパターンを試しました。いずれも駄目。

<4) 未使用だった S670 について>
 なぜRCAA遠位の狭窄部に入れて終了しなかったのだろう‥‥と思います。
 “何とか bail out できた‥”との安堵感で集中力が途切れたとしか申し上げ
 ようがありません。

<miscellaneous>
 @テルモ 5Fr ストレートカテは注文してみようと思います。LIMAやRIMA造
  影用に JL 1 カテを作ってもらっていますので何とかしてくれるのでは‥
  と期待しています。また、IR 1.5 をルーチンにするようにします。

 A IVUS については最近では、(target のみでなく)入り口まで必ず1回は
  見るようにしています。私事で恐縮ですが、7月に○○先生にご足労願
  い当院で 4時間にわたる熱いご講演を頂いて以降 IVUS に対する考え
  方が変わりました。先生には感謝しております。

 BTarget近位部の有意でない狭窄病変の処理ですが、LCx に stent を持
  ち込めない時に近位部をザクザクと割ってくることは時々あります。それ
  と同様の発想で実施しても良かったと思いました。

私にとっては初めての書き込みでしたが、
  He who is ashamed of asking is ashamed of learning.
を実感いたしました。今後ともよろしく。

************************************

○○です。

 8月25日月曜日に、○○先生、○○先生のお誘いもあり、○○市の○○病院を見学し
てきました。北九州から高速道路で3時間、北九州よりも3度は 
暑い○○市に到着しました。陽射しも肌に突き刺さるようでした。
 ベッド数400で、循環器スタッフ4人という、当院とあまり変わらない環境で、病棟や
外来を診ながら、どうやってあれだけの症例数をこなしているかに 
興味がありました。

 カテ室はシーメンスのデジタルで、カテ室自体は当院とそれほど変わらない大きさの
所を、レイアウトを工夫して配置してありました。当院もいよいよデジ 
タル化の時代になりますので、参考になりました。
 PCIもIVUSを参考にしながら、手堅くしっかりとされていて、○○先生のお人柄もあ
るのか、非常に明るい雰囲気だったのが印象的でした(熊本弁が 
心地よかったです)。そうそう、TRA開祖の御神体が飾ってありました。

 次に、もう一つの目的である、心エコー室を見学しました。本心は、○○先生の径胸
壁エコーによる冠動脈検査の技を盗むことでした。技師さんが手際よく 
LAD、RCAのflowを出している様子は感心しました。さっそく当院の技師さんにも教えた
いと思います。最近の心エコー機なら、LADだけでなく RCA, LCXの血流を測定するこ
とができます。判定方法や検出感度を上げる工夫が進めば、非侵襲的に冠動脈の異常を
スクリーニングできると信じてます。○○先生の研究成果に期待しています。

 スタッフ4人でどうやってこなしているか、の結論ですが、当院のシネ装置が手動操
作で、アームを振るのに操作に一人取られてしまうことが最大の原因で 
した(チャンチャン)。カテに最低3人は必要な今の環境を変えることしか、解決策は
なさそうです。
 手動によるアーム操作も、もはや伝統芸能の領域なのかもしれませんね。

 最後に、お忙しい中、対応してくださった○○先生、○○先生、スタッフのみなさ
ん、ありがとうございました。

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○○です。

○○先生わざわざ遠いところをお越しいただきありがとうございました。
当院の生理検査技師には簡易PISA法などの講義までしていただき、大変参考にな
りました。今日早速技師たちが熱心にトライしていました。
心エコーでの冠動脈血流の評価に関しては、とにかくその非侵襲性を武器に、PCI
後のフォローアップはもちろんのこと、欲をいえばPCIそのものの適応決定に非常
に有用なツールになると考えていますので、今後は右冠動脈及び左回旋枝の検出率向
上(当院での現在の検出率はそれぞれ約6−7割、2−3割)を目指したいと思いま
す。
今度は是非先生のところに新しいシネ装置が出来たところを見計らって伺わせて頂き
たいと考えております。その際はご迷惑をおかけするかと思いますがどうぞ宜しくお
願い致します。

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○○です。

遅レスすみません。○○先生、いろいろと恐縮です。

>CTOで難しいのは、到底予想がつかない屈曲と心得ておりますが、

これは、まったくおっしゃるとおりで、自分なりに考えた一つの対応が九州TRIライ
ブのときにもお見せしたDoule Bend ConquestによるParallelワイヤ法です。簡単に
説明しますと、いわゆるJR曲げを意図的にもっとカクッとした2段曲げにして、2つめ
Bendの曲率とサイズを意図的に変えることで違うルーメンを狙いに行く方法です。た
だしこの方法で対応可能なのは、経験的には、30度くらいの曲がりで閉塞長がせいぜ
い25mmくらいまでではないでしょうか? これを超えるときついです。最近考えたも
うひとつの方法はPlasticワイヤを間に挟むやり方で、MiracleなりConquestで
Proximal Fibrous Capを破った後、Transitの押し付けでChoice系のワイヤに変更し
ます。凄く硬いところがなければ、Choice系のワイヤは屈曲には強く、勝手に進んで
行きますね。ただし本質的な穿通力はありませんから、Distal Fibrous Capの近くま
で来て、狙いが定まったところでConquestをパラレルに持ち込み穿通をはかります。
Choice系のワイヤを留置することで、狙いもつきやすいですし、ワイヤがある分だけ
屈曲が進展されますから、Conquestを使いやすくなります。ただし、Choice系がCTO
の中を進むかどうかは、それこそ“お祈り”しながら丁寧に操作するほかはありませ
ん。自分は使用経験はありませんが、Magicもこんな発想に近いのではないでしょう
か? どなたか、Magicを使われた先生がいらっしゃったらご感想お願いします。こ
れでも通らないような、高度屈曲・ガチガチで、かつ閉塞長もながいようなCTOは、
やはりIntraluminalのような別次元のデバイスに期待せざるを得ない気がします。

また、入口があっていることがこうした手技の大前提になりますから、側枝にIVUSが
入らない かつ abrupt typeの状況では、入口を間違えないためには、経験かつ才能
頼みになる部分がかなりあり、いわゆるLogical PCIにならないところが残念です。
OCTのようなlow profileなimaging deviceが早期に使えることを期待したいと思いま
す。CTO研究会で、桂最後の症例ということで加藤先生がされたLCx CTOですが、
IVUSは当然側枝には入らず、Miracle12がpseudに行った後、Parallelかなあ、と拝見
していましたが(確か、司会の先生からも同じコメントがあったように記憶していま
す)、“これは入口から違うね”ということで、全然違ったところを探し始められた
のは、感動的でした。

>3.5-16mmが最も汎用性が高いでしょうか。破れるのは当院では硬いLAD末梢が多い
ので、

ウチには1ヶ自己輸入分が残っていますし、Joを使うようなruptureは、やはりDCA絡
みが多いと思って3.5を考えています。LAD末梢はバルーンのみによるruptureの最好
発部位ですよね。回避するには、やはりIVUSで病変の石灰化をみる、いわゆる穿孔し
やすい形態だったりIVUS不通過例では、施設基準の問題もありできない御施設も多い
わけですが、できるところは積極的にRotablatorを使う、のが第一だと思います。

Traの飲み会などで何回かお話したことがありますが、1年ちょっとまえ、某国で70歳
代男性のLAD6のCTOをあけたあと、いかにも穿孔しそうなLAD末梢の90%にバルーンを
かけたことがあります。Shrinkageかもしれないとおもったからです。2mmでやりたい
ところでしたが、コストの事情で新しいバルーンは出せず、CTOで使った2.5mmでやら
ざるを得ない状況でした。1気圧から、それこそ、1気圧ずつあげましたが、3気圧で
もまったくindentationがとれないので、これはshrinkageではありえず、“ここでや
めましょう” と何度も申し上げたのですが、現地の先生から、“CTOが開いてみる
ととても目立つから、何とか広げられないか”といわれましたので、“これはそのう
ち破れますよ”といいながら1気圧ずつあげては造影していったところ、5気圧で
indentationも、まだ全然とれていない状況でruptureしました。幸い(4気圧は耐え
て、5気圧でruptureしたわけですから)たいしたことないruptureでしたので、その
まま、低圧・長時間拡張で容易に止血可能でした。一気に、indentationを目安に加
圧していたらと思うとぞっとします。CDもないところだったので、画像をいただくこ
とができず、この場でお見せできないのが残念です。

以来、末梢病変で、硬くて無理すると破れそうで、何らかの理由でRotablatorができ
ずにバルーンのみで広げなくてはならない場合は、必ず2気圧くらいからはじめて、1
気圧毎に造影して、ruptureがないことを確認してから加圧をあげるようにしていま
す。indentationを目安に、圧を一気にあげません。何かの参考になればと思いま
す。

追伸:○○先生のLMTですが、symptom freeと言いましても、CTOでよくあるよう
に、典型的な胸痛でなく、息切れだったり、易疲労感であったりする場合は、ご本人
は年齢のせいとか思われていて、血行再建して初めて心臓の症状であることに気づか
れる場合も多いですよね。心電図で虚血があきらかなのですから、血行再建しないと
いけないと思います。off-pump CABGが一般的でしょうが、私個人は、DCAステントを
選択します。

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○○です。

○○先生、お久しぶりです。

この症例ではangioではなんとなくhazyでunstable plaqueを思わせられたのですが、
そんな理由で先生がPCIを避けることってありますか?また、IVUSを見てlipid pool
なんかがあって、これはまずいと撤退することってありますか?

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○○です。

こちらこそ、肝心のとき、何もレスできなくてすみません。ちょうど、目覚めてし
まって、何気にメールみたら相変わらずのお時間で凄いですね。起きていたのです
か?何か、1年前のLMTの時をおもいだしますね。再度、寝る前に、やはり仁義ですか
らこの場でレスします。

これは、重症slow flowをどう予測し、どう対処するかという議論に終局的になると
思うんですが、LMTでなければ、IVUSみてlipid poolだとおもったら、DCAやめて(や
められるなら)パークサージ&ステントにすればいいから簡単でしょう。

LMTで、本物のベンツマークだったらどうするかですが、そんなのを1例数ヶ月前にや
りました。u-APで、確かトロポニン陽性で、入院当日CAG・PCIになったかたです。
CAG上は、もろunstable plaqueですが、IVUSは手元にないのですが、あきらかな
lipid poolではなかったと思います。IABPサポート下に、LMT→LADのplaqueはLCxの
対側が主体でしたが、LMT→LADを、(あまりplaqueはなかったのですが)定石通り、
60psiくらいまでだったでしょうか、LCx入口部方向からcounter-clockwiseにDCAし
たら、赤っぽい血栓とPlaqueがたんまりとれました。その時点でいったんIVUSと思っ
て、カッターを抜いたら、こうした配慮(?)にもかかわらず、LCxへの血流がdelay
になってしまっていました。LMTの天井にはflapが残っていまして、LADへのワイヤ
をぬいてLCx方向にDCAするのには不安があり(根性がなく?)、さりとて、これ以
上LADのplaquをとるのは、本当にLCxの血流がなくなりそうでこれも怖くもあり、
LMT→LCx方向にS670をいれてしまいました。DCAをしておいたおかげで、LMT-LCx
に先にステント入れてもplaque shiftはおきず、ストラットを簡単にLAD方向に通せ
ました。最終的にはY stentingでしあげました。3ヶ月後のCAGではばっちりでした。

本当のslow flowになったら、大汗かきながら(それこそお祈りしながら)スロンバス
ター7Frをいれしっかり吸引して、シグマートを打って、と言ったことになると思い
ます。確かにそういう危険性はありますが、たとえば、CABGだって、mortalityや
morbidityは0%であるはずもなく、今の道具をうまく駆使すれば、(再狭窄は別に
して)急性期PCIのリスクは手術リスクとトントンだと思っています。患者さんは
IABPも、PCI用のシースもカテ室内で抜去し、closerで止血しますから、数時間後に
は歩行可能です。ですから、CABGよりははるかに低侵襲であることは間違いありませ
ん。今後、DESがでてくれば、再狭窄のかなりの部分は解決できるので、ガンガン攻
めていってよいように思っております。先生の症例のCAG所見でしたら、見敵必殺
で、(もちろんad-hocではやりませんが)数日後にDCAステントしていると思いま
す。

それでは、また、おやすみなさい。

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○○です。

> JR曲げを意図的にもっとカクッとした2段曲げにして、2つめ
> Bendの曲率とサイズを意図的に変えることで違うルーメンを狙いに行く方法です。

> だしこの方法で対応可能なのは、経験的には、30度くらいの曲がりで閉塞長がせい

> い25mmくらいまでではないでしょうか? これを超えるときついです。

Conquest JR曲げで、曲率の大きさを間違うとfibrous capを抜けた後、ヤッターとそ
れ行けどんどんで、曲がったConquestをそのまま持ち込もうとすると簡単にpseudoに
入ってしまいますよね。違うルートを探すのには大変な労力を要します。曲がりすぎ
たConquestには“ご用心”ですよね。

> Plasticワイヤを間に挟むやり方で、MiracleなりConquestで
> Proximal Fibrous Capを破った後、Transitの押し付けでChoice系のワイヤに変更

> ます。凄く硬いところがなければ、Choice系のワイヤは屈曲には強く、勝手に進ん

> 行きますね。ただし本質的な穿通力はありませんから、Distal Fibrous Capの近く

> で来て、狙いが定まったところでConquestをパラレルに持ち込み穿通をはかりま
す。
> Choice系のワイヤを留置することで、狙いもつきやすいですし、ワイヤがある分だ

> 屈曲が進展されますから、Conquestを使いやすくなります。ただし、Choice系が
CTO
> の中を進むかどうかは、それこそ“お祈り”しながら丁寧に操作するほかはありま

> ん。

小生は入口にExelciorがつっこんだ状態で、Coquestを大きく曲げてしまったと判断
した場合、手前まで持ち込んだNeo's Intermediate(CTOのmy 1st.choiceデス)を抜い
てExelciorに入れていきます。Neo'sのIntermediateは曲率の変更は比較的簡単にい
きますから、まだ自分の意志が通じるところがあると思われるからです。それにして
も○○先生に於かれましても“お祈り”するのですか?そういった症例はそれこそス
ペシャル難しい症例なのでしょうが、少し安心しました。今度難儀な症例にぶちあ
たったらChoiceを使ってみます。

> 入口があっていることがこうした手技の大前提になりますから、側枝にIVUSが
> 入らない かつ abrupt typeの状況では、入口を間違えないためには、経験かつ才

> 頼みになる部分がかなりあり、

仰るとおりです。まだまだ修行を積み重ねて参りたいと思います。

> indentationを目安に加圧していたらと思うとぞっとします。

そうです。LAD末梢のruptureの原因は殆どがindentationをとるための無理な加圧で
す。“ロータなんだよな〜”と思いながら、心外がない当施設では#7~#8にballoonin
gしてます。反省しきりです(^^;)
いろいろ教えて頂きありがとうございます。

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○○です。

一年前のLMTのときは先生ならきっと起きてらっしゃるに違いないと信じてメールし
ました。
しかし、昨日は何気なしに書きましたが、まさか昨日のうちに御返事頂いてるとは思
いませんでした。
お身体大切にしてください。

やはり、現在の個人的なスタンスとしてはある程度高齢で胸痛あり、Pt.がCABGを拒
んだ場合に限り選択肢に上ります。私のつたない技術ではCABGと同等のriskまでには
至りません。
今回の方などは迷わずCABGを勧めてしまいました。ヘタレですみません。

今後ともよろしくお願い致します。

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>○○医科大学循環器内科の○○です。
>この度、TRAネットのメンバーとして入会させて頂くこととなりました。
>私は、○○先生のもとで日々TRA、TRIに励んでいます。
>これからもより一層努力していく所存です。
>まだまだ若輩者ですが今後ともよろしくお願い致します。

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