第120集


************************************

○○です

近トラ、無事に終了いたしました
ご参加頂いた、先生方非常にお世話になりありがとう
ございました
討論も充実して、私自身も本当に勉強になりました

来年も近トラを開催できるように頑張って行きたいと
考えております 今後ともよろしくお願いいたします

************************************

○○です。

○○先生、スタッフの皆様、御参加された先生方お疲れ様でした。
とても良い企画だったと思います。
大変勉強になりました。

私自身としては、本物の津軽弁には少し足りない所を反省しております。
本当はもっともっと訛っております。単語が違いますから。
色々な点でビデオを意識してしまうところがまだ素人です...。
いっそうの精進を致します。

今、青森に着きました。
街は涼しいのですが、病院はとても暑いです。
今日はねぶた祭りの最終日です。

今後ともよろしくお願いいたします。

************************************


はじめまして。○○大学の○○です。CRFの○○先生とは医局の先輩後
輩の関係です。先日NYから帰国された際にこの会の存在を聞き是非入会を希望した次
第です。僕は○○市民病院で6年間PCIの勉強をしたのち、今は大学で血管新生の仕事
をしています。カテとははなれられず、バイトで週一回PCIをしに行っています。い
ろいろとup to dateなことから遅れてしまっているかもしれないのでよろしくお願い
します。

************************************

 はじめまして。○○病院の○○と申します。
 過去のログを拝見させていただきましたが、TRA netでは活発な意見交換がされてお
り、大変参考になりました。
現在、私は当院のPCIの責任者をさせていただいております。医師数が少ないので診療
業務が大変な職場ですが、研修生、専修医とともに日々奮闘しています。今後ともよろ
しくお願いいたします。

************************************

○○です。

○○先生の津軽弁は、標準語化されていたとのことでしたがかなり衝撃的でした。
是非次回はreal 津軽弁のカテを見たいです。

それはそうとして本題のdiscussionでも ACSでjeopardized collateralになっ
ている状況での治療戦略、complex ACSのショックのケースでの治療戦略、など
非常に勉強になりました。
僕自身、jeopardized collateral caseではやはりdonor arteryは後が原則、
PCPSにのっている状態のVFは一度はシンビット+DCをする必要性を考える、とい
うのが今回の勉強でした。ただ本当に冠動脈が詰まっている状態ではシンビット
+DCで少しは戻ってもすぐにVFに戻る印象が非常に強いです。結局血行再建しな
いと安定しないと思っています。

************************************

○○です。
○○先生、近トラ大成功でしたね。お疲れ様でした。

日本有数の心臓救急病院6施設に一週間ビデオ機材を設置して、ACS症例を収録する、と
いった前代未聞の企画は研究会に参加したみんなを納得させる大変素晴らしい内容でし
た。ビデオに登場した日本を代表するInterventionalistは、ACSといった緊迫した状況
でありながらも卓越した技術力でPCIを成功に導き、時に浮き足立つ自らのカテラボチ
ームを方言まじりで叱咤する姿には、深く感動し、ものすごく勉強になりました。帰
路、○○先生、○○先生と「いい研究会だったね。これだけのビデオライブをたった一
回で終わらせるのはもったいないね。もっともっと多くの先生に見てもらいたいね。」
と感動に浸っていました。

これだけの企画を成功させるには、大変な労力を要したと思います。
本当に○○先生お疲れ様でした。

************************************

○○です

ありがとうございます

今回の研究会は一応、予算が許せばDVDを作成してお配りできればと
考えております・・・
また来年も今年同様にACSライブにしようかなと思っています

今後もみなさまのご協力をお願いいたします

************************************

○○です

今回は大阪入りが遅かったため、3次会と称し○○先生と不思議なメンバーで午前2時
過ぎまで飲んでしまいましたが、当日は全く飽きることなく眠ることなく最後までビ
デオライブ拝見させていただきました。無作為に撮影したという割には今回のテーマ
のACSの問題点を余すところなく追求したと思います。○○先生ご苦労さまでした。
今までに参加したライブ、ビデオライブなどの中でも秀逸の出来栄えだったと思いま
す。

個人的には座長をさせていただいた○○先生例のステント側枝にバルーンをかけた後
にKBTしないとしたら、本幹にバルーンをかけるか否かという比較的軽い問題に結構
盛り上がったのは座長をしていて興味深かったです。これは、TRAの会ならでは、と
いう気もしました。○○先生はカテ室では「無口な津軽の男」というのもなかなか興
味深かったです。

PS ○○教授のホームページ私もみました。格好いいです。

************************************

○○です。

○○先生,ACSのPCIをvideo公開していただいた各先生方,お疲れ様
でした。重症の患者を前にして、てきぱきと処置を続けられるのを目にし,非常
に良い体験をさせていただきました。

本当に意義深い研究会でした。参加して,本当に良かったです。ありがとうござ
いました。

************************************

○○です。

○○先生ご苦労様でした。

今回の近トラは大変勉強になり参加できて本当によかったです。ありがとうございまし
た。

不安定なで何が起こるかわからないACS病変に対して各施設でどのようなCPIを行ってい
るのか興味はあっても実際に見ることは不可能でしたが、
今回のビデオライブではそれが見ることができ、さらにはslow flowあり、CPA症例あり
などほんとうに盛りだくさんで非常に勉強になりました。

○○先生はじめスタッフの方々、参加された各先生方お疲れ様でした。
また貴重な症例を紹介してくださった各施設の先生方ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

************************************

○○です。

○○先生、スタッフの皆様、そしてスタッフの方々、お疲れさまでした。
そして、緊急PCIでビデオ撮影という、緊迫した状況での術者の各先生方に敬意を表
したいと思います。映像からは緊張感がサイレクトにこちらにも伝わってきました。
貴重な経験ができました。ありがとうございました。
術者、スタッフは大変だと思いますが、この企画はぜひ続けて欲しいと思います。
みなさまのスタッフの動きや雰囲気も勉強になりました。
今後ともぜひ、勉強させてください。よろしくお願いいたします。

ちなみに(当院の名誉のために)、PCPS1台レンタルでありました。
それと、5日間で5CTOトライさせていただきました。Conquestさまさまでした。
1例はConquestPro9gがごく手前ではじかれてしまい、不成功に終わりました。こん
なとき12gで通過するのでしょうか?15gくらいだと通過するような気がするので
すが...。

************************************

○○です。

皆様のお知恵をお借りしたい症例です。
非常に石灰化の強いRCAのCTOで、ワイヤーが通ってロータバー1.25mmで削ったあ
と、バルーンでindentationがとれたと思ってCypherを入れたのですが、1箇所
だけどうしてもステントが拡がりませんでした。金剛3mmで22気圧かけてど
うしても拡がらないため、CTOでもあるし一旦終了としました。
このままでは再狭窄は必至ですし、もう1度広げる予定ですが、単純にバルーン
で圧をかける以外に何かいい手立てはありますでしょうか。
いい方法がありましたら、是非ご教授ください。

************************************

○○先生、ご無沙汰しています。○○です。

こちらではひどい石灰化の症例にpredilatationもなくDESを入れて、やっぱり拡がら
なかったというのを時々見かけます。その場合はとにかくその後やはり高圧short
balloonを持ち出して頑張るしか基本的にはないわけですが、たまにcutting balloon
が功を奏すことがあります。勿論高圧バルーンほど高い圧をかけられるわけではない
ですが、おそらくbladeがステントに当たることによりバルーンの場合と違ってすべ
ることなく圧がきちんとステント面にかかり、比較的低圧で拡がるのではないかと思
います。石灰化の程度やcoronaryの形状にもよると思いますが一度試してみてはいか
がでしょうか。また最終的にはMSAはどれくらいで終了したのでしょうか?もしpreと
postのIVUSがあれば見せていただけますか?ある程度内腔がとれていればCypherの場
合neointimal areaは10%以下ですからrestudyの時期まで待つことも可能かと思いま
すが。でもOMIの領域でcoronary flowもあまり良くなければ、再閉塞のリスクが高そ
うなので早めに追加治療が必要でしょうか。

************************************

○○です。

○○先生、スタッフの皆様お疲れ様でした。
ビデオライブがこれほど刺激的であるとは驚きでした。ほんとうにありがとうござい
ました。

私自身、午前中の討論しか参加できなかったのですが、非常に勉強になりました。
湘南鎌倉からの症例提示で、左回旋枝#11が今回の責任病変かと思われた症例のPC
Iで○○先生が リスク管理の面からdonor arteryであるRCAから ま
ず手をつけるべきと
言われたのには 考えさせられました。
責任病変が不安定な場合では 時間的に難しいこともあるとは思いますが、RCAを
スムーズにPCIできると予測される状況下でLCAも続けてPCIを施行するという
前提であればリスクの管理から考慮されるべき事柄であると納得しました。

また、今後も勉強させてください。よろしくお願いします。

************************************

遅くなりました。○○先生、近トラ成功おめでとうございます。皆さんがおっしゃるよ
うに、今回のビデオライブの企画は秀逸なものがあったと思います。
テーマがACSであったため、ビデオがより、効果的であったと思いますし、また、1症
例1時間程とたっぷり時間をかけていますので、様々なポイントがビ
デオにはっており、また、discussionも充分な時間があり、良かったと思います。ま
た、様々なカテラボの緊急の様子が見られたのも、こういう企
画ならではでしょうし、面白かったし、勉強になりました。

************************************

○○です。

今回は合併症に関するご相談です。
当院ではこれまでおよそ6200例のCAG,PCIを行ってきました。平成9年からTRAを導入
し、そのうち3200例がTRAで(約80%が右
radial)、TBAを合わせると右又は左上肢アプローチは3800例でした。

最近、6月以後に右中心網膜動脈閉塞、右後頭葉の脳梗塞2例を経験しました。
これまでの合併症を調べてみると、それ以前の上肢アプローチに関連した脳血管障害発
生は3件/6100例で、6月以後が今回の2件/120例になります。
この間、変わったことといえば、毎年恒例の人事異動で私と部長を除いてスタッフが一
新したこと、造影用ガイドワイヤーをラジフォーカスからカテックスの
J-typeに換えたことくらいです。
最近経験した脳血管障害例で共通するのは、いずれもレジデントがカテ操作を行い、腕
頭動脈付近でengageに少し抵抗を感じたこと、造影カテーテルが
PCI用か少し硬めの4F診断カテーテルを用いたことです(全検査の使用物品がデータベ
ースに残っているので検討可能です)。

以上から、手技的な問題、ガイドワイヤー、カテーテルの材質、患者要因の4つが原因
としてあがってきますが、当面ガイドワイヤーをラジフォーカスに戻
し、診断カテの材質を再検討する予定です。

ここ数ヶ月で2例も続いたので、ちょっとブルーです。
幸い、患者さんの経過は良好で、2例ともトラブルにはなっていません。
皆さんの施設で、同様のご経験がありましたら、アドバイスいただけないでしょうか。

************************************

○○
当院の経験では、診断カテーテルはTRAで年間2300例近くしています。脳梗塞はこの5
年間で2例/7832です。
ただ、起きた症例からの検討で、当院のradialシースは25cmで長いので、カテーテル
の交換するときに、勢いよくカテーテルが入らないで、交換のために抜くと、シースに
エアーが巻き込まれます。そのエアーをあたらしいカテーテルがまきこんで、エアーエ
ンボリを起こす可能性がありますので、かならず、カテーテル交換時はシースから血液
の逆流をさせています。
TRIは、大動脈を逆行性にあがっていって、プラークをカテーテルの中にいれて、それ
が脳梗塞起こすという、TFIの欠点はすくないのですが、このようなエアーの巻き込み
は注意と思います。僕的には、気をつけています。

************************************

○○医療センター循環器科所属 ○○と申します。このたび新規登録させていた
だきました。○○市民病院と○○市民病院勤務後、本年3月に開院したばかりの○○
医療センターで勉強させていただいています。最近なんとか軌道に乗りはじめPCIの
他、CRTやAf ablationなどもはじめています。まだまだ未熟で経験不足ですので色々
勉強させていただこうと入会させていただきました。よろしくお願いします。

************************************

私も3例ほど経験があります。
1例目はDCMの患者さんで左室造影で心尖部に血栓がありそれを飛
ばしてしまったと思われました。事前のエコーでは解らなかったのが、
幸い大きな後遺症もなく元気で過ごされているようです。この症例は特
にTRAだから起きたという訳ではないと思います。
2例目はinf AMIの患者さんで右手radialからアプローチし
て, engageには特に問題ありませんでした。無事手技を終え帰室
したところろれつが回らないと訴えMRIでCIを発症してい
ました。この症例も大きな後遺症なく元気で通院されています。
3例目はつい最近バイパス造影を行った患者さんです。椀頭動脈の屈曲
が強くガイドワーヤーを進めたところ椀頭動脈が伸び無事、冠動脈造影
は終わりました。YUMIKOカテでGEAを造営しているとき意
識低下をきたし、続いて脳血管造影を行いましたが右前大脳動脈と右中
大脳動脈に閉塞があり抹消のためラジカットのみでしたが左半身不随と
なってしまいました。この症例は椀頭動脈が伸びたときにプラークが飛
んだためと考えられました。

○○先生のシースからエアーを引き込む可能性については今まで考えて
いませんでしたが今後十分注意してカテーテルを交換しなければと思い
ます。

************************************

○○です。

○○先生、○○先生 ありがとうございます。

エアーエンボリーの可能性、興味深く読ませていただきました。
カテを始めた頃、「造影前には「逆流OK!圧OK!」と声に出すように」と先輩からしつこ
く言われていたことを思い出しました。
もう一度基本に立ち返り、操作を見直すことにします。
カテ室にステッカーでも貼ろうかな。

腕頭動脈はやはり鬼門のようですね。
理想的にはキンクしないで腕頭動脈にストレスをかけずに冠動脈にengageできるカテー
テルが欲しいところです。
ところで、ガイドワイヤーのフリクションの問題は関係ないのでしょうか。
安全性に関しては、スプリング系<ハイドロコート?

************************************

はじめまして。
○○県立中央病院循環器内科の○○と申します。平成9年卒です。
ここ4年ばかりは学位取得等のためにPCIから遠ざかっておりま
した。この4月からは再度PCIを思い出すように行っているので
すが、なにぶん4年の月日はそう簡単には取り戻せないほどPCI
の世界は進んでおり、TRA-netにて一から勉強させていただきた
く思い登録希望いたしました。よろしくお願いいたします。

************************************

ごあいさつ

はじめまして、○○労災病院の○○と申します。H9年卒業で、PCIにつき昨年から
トレーニングしております。とても勉強になると思い登録いたしました。よろし
くお願いいたします

************************************

○○です。

先日LCX-CTOのPCIを施行していて、患者さんの放射線の被爆量が5Gyを超えました。術
後に放射線技師さんより指摘があり、被爆量が多いことがわかりましたが、患者さん御
本人の体幹部が大きいことやspider viewを多用したことが
原因のひとつであると思います。文献によると放射線被爆量が3Gyを超えると放射線性
皮膚炎となる確率が10人に1人の割合で出現するとのことです。今まで数多くのCTO-PCI
の症例をみてきましたが実際に放射線性皮膚炎にお目にかかったのはたったの1例で、
実際にはもっと少ないのではないかと思うのですが、CTO-PCIではどの程度の放射線被
爆量をendpointとすることでconsensusが得られているのか、また、どのくらいの間隔
を空ければPCIが再度可能となるのか、どなたか御存知の方がいらっしゃれば、御教授
をお願いします。また、コバルト治療の時に患部を冷やす等の処置を施行している様で
すが、そういった処置は被爆量が多いときに有効かどうか御存知の方がいらっしゃれば
御教授お願いします。ちなみに当院のangio装置は島津のフラットパネルsafireVFで
す。

************************************

○○です

当院でも患者さん毎の被曝線量をモニターしております。

被曝線量の計測方法には、二つの方法があるようです。
一つは、カテ台の患者さんの背中側に面積線量計を置くタイプ、
もう一つは、X線菅球側に面積線量計を置くタイプです。

前者が実際の線量に近く、後者は実際よりも誤差が多くなります。
当院もシマズのFPD Safireです。
で、実際どの程度誤差があるのかを調べてみたら、最大で30〜50%にもなるようです。
そのため安全を見込んで、換算式では実際の値+誤差分となるように設定されていま
す。
すなわち、換算式で3Gyでも、実際には1.5Gyかもしれないということです。

最初はいい加減だなあと思ってましたが、まじめに計測しようとすると
 実際の値=Σ(撮影方向毎の係数)x(撮影方向毎の面積線量)
という面倒くさいことをしなければなりません。

大ざっぱな換算式でも、ある程度の線量を超したら注意すれば悪いことは起こりませ
ん。
フェールセーフという観点からは、過大評価でもOKかなと思います。
それよりも一旦放射線皮膚炎になった場合、簡単には治らないということを覚えておく
べきです。放射線皮膚炎は、真皮細胞や血管内皮細胞のDNAを直接障
害する結果発生するので、冷やすくらいでは効果はないと思います。

当院では、0〜1Gy:level 0, 1〜3Gy:level 1、3〜7Gy:level 2、7Gy〜:level
3というカテゴリーに分けて、そのときの線量と一緒にカテレポート(データベース)
に記載しています。誤差も考慮し、level
3の場合は少なくとも3ヶ月、level 2の場合は少なくとも一ヶ月は血管造影や胸部CT検
査を控えるようにしています。
一度11Gyという値が出たことがあり、皮膚科に経過観察してもらいました。放射線皮膚
炎は一ヶ月以上経過して発赤や潰瘍形成が起こることがあるそうで
す。幸い、3ヶ月をすぎても異常はありません。

************************************

○○です。

○○先生、この患者さんの場合、術後に強い吐き気はなかったでしょうか?
私も2Gyぐらいの経験がありましたが、その夜患者さんに激しい吐き気がありま
した。

************************************

○○です。
TRIに限らず広くインターベンションに関して、勉強させていただこうと思います。
よろしくお願いいたします。

************************************

○○です。  

この患者さんは無症状で現在のところ、患部の皮膚の発赤等もなく経過しておられま
す。○○先生のご指摘にもありましたように定期的に皮膚科に受診していただくことと
しました。○○先生大変貴重な情報ありがとうございます。放射線被爆ではなく、放射
線被曝です。申し訳ありません。

************************************

○○です。

2Gyで吐気はまず出ないと思います。造影剤とか、他の要素ではないでしょうか。
いろいろ調べる機会があってまとめたものを下に示します。
うちのSiemensの面積線量計ではbiplaneであることも悪影響を及ぼしていますが、
2Gyはある意味簡単に到達します。
放射線のチェックには局所の問題と患者さん個人の発癌などの問題、の2つがあ
ると思います。実際の皮膚線量を把握するのは現状のカテ装置での値では無理で
すから「Radimap」などを使って把握する必要があると思います。

僕が一例経験した皮膚潰瘍症例はそれこそどうしても血行再建しなくてはならな
い患者さんで面積線量計の値で19Gyでした。そのほかにも皮膚の発赤などの所見
から面積線量計はある程度は当てになる、と思っています。

放射線障害

皮膚被ばく線量と患者対応基準(IVRに伴う放射線皮膚障害の防止に関するガイドライ
ン1995)
レベル0:1Gy未満特別な対応は不要
レベル1:1Gy以上3Gy未満被ばく線量と部位を診療禄などに記載する
レベル2:3Gy以上5Gy未満一過性の脱毛、発赤の可能性を説明する
レベル3:5Gy以上脱毛、発赤、びらんなどの可能性を説明する
(18-20Gyで皮膚壊死、潰瘍形成の可能性)

診断領域のX線による障害としきい線量(ICRP Publ.85より)
皮膚:早期一過性紅斑2Gy2-24時間
一過性脱毛33週以内
主紅斑反応61.5週以内
永久脱毛73週以内
乾性落屑144週以内
湿性落屑184週以内
虚血性皮膚壊死1810週以上
二次性潰瘍246週以上
目:水晶体混濁1-2以上5年以上
白内障5以上5年以上。

************************************

○○です

いよいよ今週末は札幌ですね

当院でも夏休み期間も終わり、ポリクリさんたちが今週から
うろうろしています

さて、放射線防御の話題になっていますので
最近の当院での取り組みをご紹介します
Radimapと同じ感色性フィルムなんですが、Radimapは
ベストの上に点でフィルムをつけてあると思うのですが
”ガフクロミック”という一枚のシート状の感色性フィルムが
あり、当院ではこれで患者さんの被爆管理を最近では行っております
以前は、カテ装置の線量計を使用して記録していたのですが、
これでは○○先生の言われるように不正確ですし、どこに
どれくらい当たっているかが分かりません
このシートは放射線があたったところがその線量に応じて
黒くなりますので、どの面積でどれくらい当たって居るかが
分かります これをスキャンで取り込んで色をつけて表示したものが
添付ファイルにあるものです 赤いところほど被爆が多くなってます
(放射線の技師さん達がやってくれてます、コストもRadimapより
ちょっと安いです)



ちょっとしたCTOが終わってフィルムをみると結構衝撃的で
本当に不要な放射線を出さないように全員が注意を始めます
オペレーターの意識改革にはもってこいのフィルムです

************************************