第136集


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このたび新たにTRAnetに入会させていただきました東京○○病院循
環器センターの○○といいますPCI経験は4年ほどです。特にCTOのP
CIに興味があります。経験不足ですがTRAnetでたくさん勉強させて
いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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東京都 杉並区 ○○病院の ○○と申します。
新たに 加入させていただきます。よろしくお願いします。

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兵庫県 ○○病院に勤務しています原口と申します。カテに携わってまだ2年目です。
宜しくお願いします。


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皆様

○○です
このたび、○○病院を退職し4月9日より福岡市東区で開業をいたしました
福岡ハートクリニックといいます
福岡においでの際はどうぞ遊びに来てください

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○○です。

開業おめでとうございます。
九州に行ったときは是非遊びにいかせて下さい。

PS. ガッツの入った応援写真行きましたか?

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○○先生御侍史

○○です いよいよですね
応援しておりますので、何かありましたら
いつでも飛んで行きます!

今後ともよろしくお願いいたします
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○○先生

ご開業誠にオメデトウございます。昨年の鎌倉ライブでお話を聞かせていただきまし
たが、ついに(早くも?)開院ですね。交通至便と伺っておりますので、ぜひ伺いた
いと思います。

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○○先生
ご開業、おめでとうございます!
第1回SCLに参加して、お噂を聞きました。
是非頑張って下さいね。なかなかお忙しくて、
研究会等でしばらくお会いできないかもしれませんが
遠く北海道から応援しております。

ガッツ写真も見て下さい。

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いや○○先生おめでとうございます。応援しています。一足先に艱難辛苦を味わってい
ますが仲間が増えるてとてもうれしいです。そのうち福岡にあそびにいき
ます。

○○、東北地方は医師不足で困っております......

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○○です。

○○先生、開業おめでとうございます。
初日はいかがでした?
前任地とは別のエリアでの開業は最初は精神的にもきついと思いますが、応援し
ています。
私もあと数ヶ月後のグランドオープンを目指してガンバリマス。
今はまだヒマですから、時々のぞきに行きます。

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○○です
○○先生 ご開業おめでとうございます。
微力ながら応援させてください。
いずれ出てくると思いますが気合の入った病院のホームページを楽しみにしておりま
す。

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> 私もあと数ヶ月後のグランドオープンを目指してガンバリマス。

○○っす。
いよいよですか!!
待ちに待ったという感じです。
○○先生もラストスパートですね。
頑張って下さい。陰ながら応援させてください。

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○○です。

当院でも年末に東芝製64列MSCTを導入しました。○○先生の御施設で診
療放射線技師が1日見学させていただき、Slub MIP中心の検査を行ってい
ます。小生が大学を卒業してすでに20数年が経過しましたが、その間で
体験したもっともインパクトのある検査法であるのが実感されます。非
侵襲的に、冠動脈血管壁がどうなっているか、手技の途中に何が起こり
うるか、かなり正確に予想できるのは驚異です。

たとえば、CTOの場合、MSCT Slub MIPの情報があれば、ワイヤリングの
過程や、手技の実際を、あらかじめかなり正確に組み立て可能です。た
だ、angioだけを手がかりに、anteであれ、retroであれ、闇雲に力戦す
るPCIとはまったく異なる世界が存在しているのがわかりました。また、
現行のstiff wireによる手技には明らかな限界があります。かりに、血
管内腔をすべてふさぐような高度石灰化が1箇所であれば、CARTなどの手
技で開通させることも可能ですが、複数こうした高度石灰化があり、そ
こに高度屈曲でも加わっていれば、PCIは非常に困難で、むしろこれを回
避するほうが賢明かもしれません。

当院のbi-plane FPD roomは、(世界ではじめての試みと思いますが)8
面の液晶モニターを懸架し、front/lateralの透視・reference(静止画
および動画のどちらでも)と圧・心電図のほか、前回CAG/PCIの動画・
IVUS・MSCTを同時にモニターできます。もちろん、操作室にはワークス
テーションをおいています。CTOは、レトロなど、手技的な要素が強調さ
れてきましたが、これからは、bi-plane FPD/MSCT/IVUSの情報を総合的
に駆使して、成功率を上げていく時期に来たのではと感じています。

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TRAネットの皆さんへ

本当に心臓CTはいいですよ。あとザイオソフトのビューワ、これまた最高です。

心臓CT読影コース、名古屋○○でもしてほしいとの声がありました。ただ名古屋と
いっても高蔵寺なんですよね… 実際来られる方はおられますか???木曜日か金曜
日の夕方以降になりますが。。。

まだすると決まったわけではありません。希望者が多ければ考えます。

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○○です.

名古屋での心臓CTコースを、○○先生にお願いしたのものです.
現在、岐阜県の病院で勤務しており
さすがに大阪まで出かけるのは難儀です.

不定期でもよいので名古屋、東海地区でこうしたセミナーを
開催していただけることを切に願っています.

少なくともうちの病院のスタッフは多数参加させていただきます.
よろしくお願いします.

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木村@名城病院です。

当院でも東芝製64列とザイオで心臓CTを行っておりますが、
ぜひ、○○先生の言われる「sliding slab MIP法」を教えて頂きたいです。

「心臓CTコース@名古屋」の開催をお願いいたします。

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はじめまして 国立循環器病センター レジデントの○○と申します。
○○大学病院 循環器内科に属して大学病院での研修終了後から、現病院で勉強させ
ていただいています。

まだPCI経験はなく、CAGも100例あるかないかの未熟者ですが、これからPCIも勉強し
て一人前にやっていけるようになりたいと考えています。

臨床で活躍されている多数の先生方から貴重な意見を伺えるtra-netを通じて、これ
から勉強させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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○○労災病院循環器科の○○と申します.
この度はTRA-netに参加させていただき誠にありがとうございま
す.
私は平成10年○○大学卒業で33歳,既婚です.○○労災病
院では
PCI主任を務めております.当院ではFAアプローチでPCIを
行いアンギオシールで止血する,といったスタイルがいまだ主流です
TRA-netメーリングリストでダウンサイジングに対する技術や哲学を
学ばせていただきたく,ご指導の程よろしくお願い申し上げます.

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○○です。

私は「僧帽弁」(僧侶がかぶっていた帽子に似ているから?)と思っていたので
すが、最近では「僧房弁」も多用されているようです。

確かにネット上で検索すると「僧房弁」と表記しているものも多く見られるので
す。
若い先生方、最近の解剖の教科書ではどうなっていますか?
どっちでも良いのでしょうか?

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私は,先天性心疾患を扱う手術(Jaten Norwood など)を行う施設で,心臓外科医と
して,何年間か画像診断の仕事もしておりました.先天性心疾患では単心室症など,房
室弁が1つしかない場合があり,そのようなときに,僧帽弁なのか,三尖
弁なのかを,診断しておりましたが,僧帽弁は,英語の言語の由来から考えてもmitral
;司教冠のであり,僧房ではないと考えます.房室弁のうち,2尖弁の形が司教の冠に
似ているためについたものと思われます.心臓外科領域で左心室側房室弁などと言う事
はあっても,僧房弁と言うことは聞いた事がありません.僧房弁は『間違い』と考えま
す.老婆心ながら発言いたしました.

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こんばんは。

循環器学会の用語集では”僧帽弁”みたいです。
http://www.j-circ.or.jp/yougoshu/yougoshu.htm

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○○@スタンフォード大学@新参者です。

私の場合、言い回しやスペルで迷った場合は、
双方をググって、hitした数の多い方を信じるようしています
(いわゆる多数決です)。
この方法は、特に英語の言い回しには著名有効だと思われます。

因みに、僧帽弁は約136,000件、僧房弁は約804件ヒットしました。

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○○です。

そうですか、確かに語源から判断すると「僧帽弁」ですよね。

しかし、「僧房弁」で検索すると
呉医療センター、大阪警察病院、県立宮崎病院、自治医大、金沢大学第一内科、
京都大学病院、県立静岡病院、千葉県循環器病センター、葉山ハートセンター、
大阪大学第一外科、岡山医療センター などが引っかかって来ます。
それらのホームページでは「僧房弁」という記載が確かにあります。

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○○です。

僧帽弁閉鎖不全のスペシャリスト、産業医大第二内科の尾辻 豊教授の
お話では、
1、僧帽弁=mitral valveは司教の帽子=mitraに似てい
ることから付いた
2、司教の帽子=mitraは、もともと古代の儀式で使われた司祭
のかぶり物(大きな魚の頭)に由来している
3、大きな魚の頭(マグロの頭をイメージしてください)は、fish
mouthの形をした僧帽弁にやっぱり似ている
ということだそうです。

「僧帽弁」のほうが由緒正しいと思います。

ところで、来月の九州トランスラディアル研究会 in 八代では、
尾辻教授をお迎えして
「虚血性心疾患の僧帽弁逆流(仮題)」について講演をしていただく予
定です。
OMI歴が長い患者さんでは、心不全の原因としてしばしば問題になりま
す。
その発生機序は、乳頭筋の障害や弁輪の拡大などが原因と思われてます。
が、これは誤解です。
その原因や評価の方法など、カテ屋、虚血屋にとってはマストな話が聞
けると思います。
ちょっと宣伝でした。

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○○です.
 皆さまにご相談申し上げたい症例があります.TRIとは全く関係
なく,こちらにご相談してよいものかどうか悩みましたが...
よろしくお願いいたします.

 1ヶ月前にSMA血栓症にて小腸のほとんどを切除された患
者さんが
狭心症にてPCI予定となりました.Target lesionは高度な
石灰化
があり,ROTAを必要とするRCA ostiumの狭窄と,左回旋枝
midです.
特に前者はISRの可能性を考えてDESを選択したいと考えて
おります.
 しかしながら小腸はトライツ靱帯から15cmしか残っておらず,
短腸
症候群のため栄養も高カロリー輸液を永久的に行う必要がある状態
です.はたしてこの患者さんは,アスピリン,チクロピジンを吸収
してくれるのでしょうか?ただいま勉強中ですが,薬効の判定方法
や,なにかよい知恵がありましたらご教授下さい.ちなみに粉砕せず
投与していた薬は,固形のままストマに排泄されておりました...

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○○です。

○○先生、治療法を議論するためにはこの方の年齢や全身状態、予後などの情報が必要
と考えます。
もし、 アスピリン,チクロピジンの経口投与が効かないのであれば(粉砕投与して
も)DESはおろかBMS留置も再考した方が良いのではと思います。
CABGを選択できる余地はあるのでしょうか?

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おはようございます。よりによってなんでここで..という
話なのですが..ここはいろんなアイディアを持った人が
いらっしゃるので..

当院ではCTOはめったにしないので昨日のCTOは
TFIでしてしまったのですが無事終了してアンギオシールの
シースと入れ替えようとしたら大変痛がられてシースを挿入でき
ませんでした。

通常のシースの入れ替えで痛がる人はいないのにアンギオシール
のシース挿入時は多かれ少なかれ痛みを覚える人がいるようです。

その原因と痛みを避ける方法をご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか??

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おはようございます。

>はたしてこの患者さんは,アスピリン,チクロピジンを吸収
> してくれるのでしょうか?ただいま勉強中ですが,薬効の判定方法
> や,なにかよい知恵がありましたらご教授下さい.

とりあえず、血小板凝集試験の結果はいかがでしょうか?
効いているかどうかは分かると思いますが?

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○○です。

この5月から、○○病院を辞し、○○病院に異動しました。

○○先生が開業された後の循環器科のチーフであり、大任でありますが、私なりにこつ
こつと積み上げていこうと思っています。

新研修制度、7:1看護、包括医療、病床削減、高度医療の集約化などなど、様々な
問題を考慮したうえでの決断です。循環器科の医師はまだ2名と少数なので、心臓外
科とタイアップして心カテをすることとしました。医療圏は、20万人(大分県北部ま

で含めると30万人)、周辺に競合施設は少なく、地域拠点病院として整備していきた
いと考えています。研修医は十分な数が居り、彼らに専門医習得の道をつけてあげる
ことが将来の発展につながると思っています。勿論、腕を磨きたい30歳代の先生の参
入は大歓迎ですので、興味のある方は、下記までご連絡下さい。

私自身は、この数年間、bifurcation interventionに関する活動を主体にしており、
昨年のEuropean Bifurcation Club、今年のCoronary Physiology & Imaging
Summit、ACC i2 Summitでの講演・口述発表を行っています。○○病院では、より
臨床に即した研究に着手したいと考えています。

興味のある方は、以下のサイトを参照、または論文をお読み下さい。
http://www.summitmd.com/html/technical/operator_info.php?no_operator=210

http://www.bifurc.org/studies.php?PHPSESSID=79d32a3af6ce9d178c36546690443eda

Murasato Y, Horiuchi M, Otsuji Y.

Three-dimensional modeling of double-stent techniques at the left main
coronary artery bifurcation using micro-focus X-ray computed tomography.

Catheter Cardiovasc Interv. 2007 Apr 9; [Epub ahead of print]

Murasato Y, Okamatsu K.

In-stent pseudo-restenosis due to an organized thrombus six months after
implantation of a sirolimus-eluting stent.

J Invasive Cardiol. 2007 Mar;19(3):145-8.

Murasato Y.

Impact of three-dimensional characteristics of the left main coronary artery
bifurcation on outcome of crush stenting.

Catheter Cardiovasc Interv. 2007 Feb 1;69(2):248-56.

Murasato Y, Suzuka H, Suzuki Y.

Incomplete stent apposition in a left main bifurcated lesion after kissing
stent implantation.

J Invasive Cardiol. 2006 Nov;18(11):E279-84. Review.

Murasato Y, Suzuka H, Kamezaki F.

Vascular endoscopic and macroscopic observations after crush stenting of
coronary artery bifurcations in pigs.

Catheter Cardiovasc Interv. 2005 Oct;66(2):237-43.

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○○です。

新しい環境、頑張ってください。いろいろ大変だとは思いますが…

○○先生も開業されて大変だとは思いますが頑張ってください。
自分がへこみがちなのでメールさせてもらいました。みんなが頑張ると自分もがんば
れそうなんで。
あと○○先生は仕事を逐一完成されていて本当に頭が下がります。先生みならって頑
張ろうっと。

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○○です。

 ○○先生は先日のAngioplasty summitの会場でいつも通りの元気な姿で海外の先生
と会話されていました。Malaysia
Sarawak のDr. SIMによると具体的な活動をせずにしゃべっているだけの人をNATO (No 
Action Talk Only)と呼ぶとのことでした。
 医者のAction
にはoperatorとして症例を重ねること、Dataをまとめること、そして論文として発表す
ることが含まれると思います。○○先生は本当に仕事をさ
れているなあと思います。例のブタのCrush Stent
もきっちりと論文にされていますね。Ormiston博士の論文と僅かな時間差だったように
記憶しています。それ以降、これだけ書かれたのかと感心しま
した。
ちなみにCrush Stent もColombo先生の思いつきで始まったと思います。rough
sketchは印象的でした。またDCAは日本の国技とも言われながら、ColomboがDebulk
Stentを提唱した後に注目された。昨年のAngioplasty SummitではDCAのコメントに対
しては「博物館の話をしているの?」とから
かわれたように思いますが、今年はPark先生自らがライブの最終症例でLMTにDebulk 
Stentを行っていました。日本に技術や着眼点がありながら少し損をしているように感
じます。論文を書くことはとても骨が折れる作業ですがしっかりと完成させて
次のステップにつなげている○○先生、引き続き頑張ってく下さい。
 私も4月から京都市内の病院に移動となりました。新しい環境はそれなりに疲れます
が少しずつ頑張ります。

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初めまして。
この度、TRA-netに参加させて頂くこととなりました
○○循環器病センターの○○と申します。
宜しくお願い致します。

PCIを始めてまだ1年余で、未熟でありますが
現在、○○先生の指導の元、日々の修行を重ねております。

TRA-netを通じて、多くの先生方の貴重なご意見、ご経験を
伺いたく思っております。
宜しくお願い致します。

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TRA netの皆様
○○です。
TRIとは関係ないことですが、御教授願いたいことがありメールしました。
59歳の男性で、高血圧にて加療していた患者さんが、一ヶ月ぐらい続く左足の間歇はこ
うを訴えられ受診されました。
左の足背動脈が触れず、PWV検査にて左のABIが低下しており、血管エコーにて左膝窩動
脈以降の血流が途絶しており、左膝窩動脈塞栓症と診断しました。原因は、元々Pafが
あったのですが、ベプリコールにて洞調律維持できていたのと、一度胃潰瘍による吐血
を起こしていたことよりワーファリンを投与していなかったので、Pafによる心房内血
栓が飛んだものと考えました。
某病院の血管外科に紹介したところ、血管造影より左膝窩動脈塞栓症と診断を受けたの
ですが、collateralがまずまず発達していることより保存的にワーファリン、抗血小板
剤の投与で経過を見るしかないとの返事を受けました。
しかし、患者さんの間歇はこうの症状は続いており、血栓塞栓症より、詰まった血栓内
にflowを少しでも再開通させたら血栓も溶けやすくなるのではと考えるのですが、いか
がなものでしょうか?
私の管理不足が招いてしまった症例ですが、皆さんのご意見をお聞きしたく存じます。
御教授の程、よろしくお願いします。

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○○です。

いよいよ今週末は、九トラライブです。
先ほど、ライブ会場の下見をしてきましたが、比較的大きなホールですのでゆったりと
座ることが出来ます。皆さん、数時間程度なら居眠りしても、腰は痛くならないと思い
ますよ(笑)。

天気に関しては、週間天気予報によると晴れときどき曇り(最高気温26度)とポカポカ
陽気となりそうです。ライブ前後にサイクリング、ゴルフ、温泉をご予定の先生にとっ
ては朗報ですよね。

さて今回のライブのテーマは、○○先生からもご指摘があったように「保険診療内で治
療するComplex TRI」であります。多分、TAXUSが(保険診療内で)使用可能な最初のラ
イブになると思います。そういう意味では、Cypherとの使い分けなどは、議論が白熱す
るところだと考えています。

保険適応に関してですが、○○ではステントは基本的に2本までは、ほぼ無条件に大丈
夫なのですが、あれこれ理由を書けば何とか3本はいけると思います。四本は怖くて使
ったことがありません。バルーンも3本までは使用したことがありますが、四本は経験
がありません。IVUSは一本でしょう。ちなみにワイヤーも3,4本で収めていただくと助
かります。ロータバーは二本まででお願いします。DCAはうちのカテラボに置いていま
せん。使ったら駄目です。

今回のライブではタイトなCTOはエントリーしていませんので、なんとか「保険診療
内」でいけるのではないか。と考えています。

術者の皆様よろしくお願いします。

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○○です。

○○先生、PADネタなので是非発言させてください。

似たような症例が東京地区の「末梢治療症例検討会」で話題になった記憶があり
ます。その症例はSFAでしたが、急性動脈閉塞に近かったので、embolic
protectionを行い、POBA/Sx stentを行っていました。重要なことは「急性動脈
閉塞」なのか否か、だと思います。文面から推測すると、おそらくALIではなく、
CLIでもなさそうなので、保存的治療が優先と思われます。ただし、もともと狭
窄があってそこに血栓が引っかかっている可能性もありますので、回復期に再度、
下肢動脈造影もしくは超音波検査は行ったほうが宜しいのではないでしょうか。
また、側副血行がまずまず発達しているということは、造影上Below knee
3vesselが見えるということだと思うのですが、そこには病変は無いのでしょう
か? もしBK病変が合併しており、かつ足関節以下のarch connectionが十分で
はない場合、仮に血栓へPTAを行って、抹消血栓塞栓を生じた場合に重大な結果
を招く可能性も考えられると考えます。

このケースには該当しないかも知れませんが、ALIあるいはそれに近い場合には、
救肢のためPTAを行うと思いますが、抹消血栓塞栓の可能性、最悪の場合切断の
可能性、も十分説明する必要があると思います。また介入治療を行うにしても、
いきなりballoonではなく まずはファウンテンなどのinfusion catheterを選択すると
予想されます。血栓量を機械的に少なくするために有効と思いますし、自分自身
は経験が無いですが、infusion catheterを留置して、持続動注を行った症例報
告を見たことがあります。

以上まとめると、ALIではない限りはまず保存的治療と考えますが、皆様いかが
でしょうか?


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○○です。

原則は薬物治療でよいと思います。
急性動脈閉塞は月に1-2例を経験しますので、
以下に○○流チェックポイントをご紹介します。
(この場で説明することはできませんが、
このジョークの意味が分かる方は、相当のTRIマニアです)

1. embolic sourceは本当に心房内血栓でしょうか?
超音波やCTで、血栓を伴う腹部瘤や膝窩動脈瘤などはありませんか?
血栓を伴う膝窩動脈瘤ですと、血管造影では見逃すことがありますのでご注意を。
ちなみに上肢でしたら、腕頭動脈瘤だとか、腋窩動脈瘤、鎖骨化動脈瘤など、結構見
かけます。
そのほか、胸郭出口症候群なども要注意です。

2. 下肢の動脈硬化性変化はいかがでしょう?
高度ならば、ASOがacute on chronicで悪化しただけかもしれません。
この症例の場合は、特に患肢のbelow knee評価は重要です。
flowが悪いため、below kneeの超音波評価などが難しいようでしたら、
対側の状態を評価しましょう。
対側を見ることで、患肢の動脈硬化性変化の凡その推測が可能です。
例えば、BKがdiffuse病変ならば、
カテが入っていかないので、Fogartyによる血栓除去は困難なことが多いですし、
無理に行って解離などを来すこともあります。

3.外科の先生は基本的にFogartyしか想定していない場合が多いので、
透視化で14や18のワイヤーを駆使して行うPTAの適応のハードルとはレベルが大きく
異なります。
外科でダメと言われても、フィルムをよく見て考えてみてください。
それなりに虚血症状が続いており、まだ1-2ヶ月くらいしか経過していないなら
PTAで血行再建を試みる価値は充分にあると思います。
もっとも○○先生が指摘するように、
オムスビころりんしてしまい、BKを詰めてしまうことがありますのでご注意を。
術前評価では、BKの分岐部あたりに血栓がどのようにまたがって存在するのか、
エコー輝度は高いのかなどを、
十分に評価しておくことがリスク回避につながります。

4.比較的若年では、念のため、凝固異常症などのスクリーニングを行うこともあり
ます。
これだけでは不十分ですが、梅毒の擬陽性などから抗リン脂質抗体症候群などの凝固
異常が発覚することも時にあります。

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○○です

私も本当にacuteなのかどうか疑問に思います。1ヶ月前からのintermittent
claudicationですから、もともと狭窄があったところが1ヶ月前にCTOになり、
collateral血流だけになったので症状が出たのではないかと思います。もしchronic
なら、インターベンションを当然考えます。画像を見たいと思いますが、提示可能で
しょうか?

○○先生のご意見は、勉強になります。ところで、用語について質問ですが末梢のイ
ンターベンションはPTAなんですか、それともPCIと対にしてPPIというのが正しい用
語ですか?

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○○先生 お褒め頂きまして有難うございます。全くの個人的な「つぶやき」です
が、アウトドアな「自転車部」と対照的な「鉄研」設立を、密かに夢見ております。
隠れ「鉄」な方、勇気を出して是非カミングアウトしてください。

さて、○○先生のご質問ですが、私も最近までPPIと言っていましたが、先日の神奈
川PTA研究会で、中村正人先生がEndovascular therapyと称されており、その理由と
して海外ではPPIという呼称は(まだ)一般的ではないと述べておられたので、先刻
のメールでは、PTAと書かせて頂きました。でも国内の循環器内科医の間では、昨今
PPIという呼称が広く普及しており、悩ましいところです。(放射線科の先生には馴
染まないようですが…)

追伸:恥ずかしながら誤字訂正です。先刻の私のメールにおける「抹消」→「末梢」
ですね。謹んで訂正申し上げます。

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再度、○○です。

先ほど気づいて拝見させていただきましたが、
○○先生のブログ面白いですね。

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○○です。

○○大学から現在の施設に移り1年が経過しましたが、冠動脈
よりも末梢血管治療の件数の方が多いという状況が続いています。
優秀な形成外科医が院内にたくさんおられるのでCLI症例が集まっ
てきます。

○○先生の提示された症例ですが、私も○○先生や○○先生の
御意見に賛成です。血栓性急性動脈閉塞の症例は、症状が激烈
です。膝窩動脈の急性血栓性閉塞も経験しましたが、下肢の激痛、
皮膚色悪化で救急搬入されています。Distal Protection下にPOB
A、血栓吸引を行い、カテ室内で症状が劇的に改善されました。

Intermittent Claudicatonが主訴であるならば、急性閉塞の可能
性は少ないと考えます。

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○○です。

最近のAHAのガイドラインでは、
Endovascular interventionとかendovascular treatmentと呼んでます。
そのなかにPTA, stenting, atherectomy, laser...が並列であります。
つまり、PTAはballoon angioplastyと同義に使われているようで、
balloonとstentを並べて書くときは、PTA/stentといった表記をしたりしています。

ガイドライン以外の場におけるPTAやPPIの使われ方に関しては、
○○先生のメールにあるように、PPIという言い方は全くされていません。
ただ、今出ている論文は1-2年前に書かれたものですので、
今後PPIという言い方が使われてくる可能性はあります。

結局のところ、このような用語の使い分けは、
それを他人に強いたり統一する位にまで成熟しているわけではないのでしょう。
要するにテキトーなんです。
そういう意味においては、
前述の質問1や2は、実に的を得た解答なのです。
まあ、こういうことで頭を悩ます時間があれば、
明日の飯や、人生や家庭や恋愛の問題など、もっと大切なことで悩んだほうが良いと
思います。

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○○先生
明快な回答ありがとうございました。
TRA-ネットのありがたいところです。調べる時間を節約できました。
持つべきものは同じ釜の飯を食った旧友ですね。

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○○先生、○○先生、○○先生、○○先生
有益なコメント、有り難うございました。

まず、造影フィルムなのですが、紹介先からまだ届いていないので、私も見ていない状
態です。電話での返事で、皆さんに提示した内容を聞いた次第です。届き次第、画像を
提示したいと思っています。
また、元々あった狭窄が詰まったのではということに関しては、HT, heavy smokerな患
者さんより可能性は高いと考えております。ただ、症状がでた3ヶ月前にたまたま四肢
脈波検査をしており、このときは全くABIの低下を認めていませんでした。collateral
が出来る程度の狭窄がある側のABIは低下しないものなのでしょうか?
あと、元々非常にスポーツが好きな方で、週に数回はゴルフ場でプレーをしていたよう
ですが、一ヶ月前ぐらいより急にゴルフの際、左足に力が入らなくなり、コースを歩く
ときも少し歩くと左足がしびれてくるとの訴えが主訴でした。
どちらにしても、画像がないことには話が先に進みませんので、届き次第アップさせて
ください。

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○○先生御侍史

 道を誤るところを助けていただきありがとうございました。

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○○です。

連休前に94歳の下肢動脈閉塞症の症例をみました。ASOで
保存的にみられていたのですが右下腿のチアノーゼが強まり当院に紹介
され造影MRAで下肢に動脈硬化性病変を基礎に膝下動脈血栓閉塞
を合併した所見で近在の外科に搬送しFogartyで血栓除去をして
いただきました。Distal protectionというアイデアは浮かばず
○○先生のメールを読み膝を打つような思いがしましたが冠動脈用のデ
バイスをPTAに用いた場合、保険(レセプト)をどのようにクリ
アするのでしょうか。ご教示ください。

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○○先生にかわり、勝手に返事させていただきます。

○○先生、そのようなことで悩む必要は皆無です。
レセプトは正直に書けばよいのです。
当然のことですが。
本件の状況を考慮しますと、
正直に書いてレセプトが通ることはありません。
でも嘘はいけませんよ
仁義にそむくことになりますから。

誤解があるといけませんのであえて言わせてもらいますが、
私、やくざではありません。
素人さんにはわかりにくいかもしれませんが、
仁義って、人が生きる道筋なんです。
ですから、保険償還されなくたって、
先生の給与もしくは病院で負担すれば済むことですし、
授業料と思えば安いものでしょう。
決して私が払った税金から償還されるようなことがないよう、
十分な配慮をお願いします。

ネットで○○先生に尋ねてもいけません。
あのすてきなお声が公の場で二度ときけなくなりますので。
小生は○○先生のことをよく存じあげませんが、
このようなご質問は、個人メールがよろしいかと存じます。
ではさらば。

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どういたしまして。

でも、素面の私が言ってることの半分以上は嘘だと思ってください。
酔っぱらってる時の私の言葉はほとんどは大嘘です。
どれが本当でどれが嘘かを見抜くことが肝要です。

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はい、そのとおりです。
この人は大嘘つきなので世間の皆さんはだまされないように注意して下さい。

小嘘つきより

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代行質問 No.1

他院で緊急CABGをしていただいた症例が、経過良好なため術後○日目に転院され
てこられました。息子さん同席の上で、術後リハビリ・インスリン量調整・術後
カテーテルのため約1週の入院が必要だと話したら、入院なんかせん、わしが帰
るといったら帰らせろ、わからんやつやな、なぐったるぞ、と罵声を浴びせら
れ、結局緊急退院となりました。ちなみに、患者はや○ざ風、息子4人います
が、ひとりは入れ墨あり、残りは間違っても仲良くなりたくないパンチパーマの
男たちでした。

自分としては、本当に丁重に下手に対応した結果です。
実は、昨年からこういう症例が続いています。
救急で呼ばれ休日の自分の時間をつぶされて、結局こんな目にあうのかと思うと
本当にモチベーションがなくなります。

心不全でも起こして救急入院してきたら自分が担当しないといけないのかと思う
とそれもまた今から嫌になります。“あほらしくてやってられない”気分です。

経験豊富な先生方は、このような“モチベーションの下がる症例”を経験した時
は、自分の気持ち・モチベーションをどのように保っておられるのかと思いメー
ルさせていただきました。

当然、対応に問題があるのではないかといわれそうですが、自分の対応が悪いの
かなと反省する気にもなれません。

単なる悩み相談メールのようになってしまいましたが、もしよろしければご返事
お待ち申し上げております。

************************************

○○です。

若手の先生、大変な症例お疲れ様です(○○先生、それにしても先生の
企画力は、衰えを知りませんね!)

まず、 “入院なんかせん、わしが帰るといったら帰らせろ、わからんや
つやな、”まではあり得ると思いますが、“なぐったるぞ、”は、“自
分の意向に従わなければ、身体的危害を加える(刑法の傷害罪に相当す
る行為を行う)”という意味ですから、立派に“脅迫罪”が成立しま
す。ですので、病院管理課にそうした事例があったことを報告し、ま
ず、病院として先生を全力を上げて守ってもらう体制を整える事が、何
より肝要です。病状説明の際、管理課職員に必ず同席してもらうのがよ
いでしょう。管理課が無理なら、看護師に同席してもらう事です。決し
て今後一人でやってはいけません。その上で、必要と思われるなら病状
説明を、相手にも通告した上で、録音しておきましょう。それでも、残
念ながらそうした不規則発言(“なぐったるぞ、”)が続くようであれ
ば、(さいわい私の直接関係した範囲ではまだありませんが)私は、
さっさと警察に間にはいってもらうのがよいと思います。話は変わりま
すが、某外資系航空会社では、問い合わせの電話に対して、必ず“お客
様へのサービス向上のためこの電話は録音されております”との自動音
声応答が一旦はいります。

もし、万一、病院側がこうした事例で先生を守り抜く気概に欠けるので
あれば、身の振り方含めて考えるのも、しかたないでしょう。ちなみ
に、ウチは、ここのところは、とてもしっかりやっているつもりです。

“心不全でも起こして救急入院してきたら自分が担当しないといけない
のかと思うとそれもまた今から嫌になります。” ここのところも、よ
く上司の方と今後の対応を相談されておくことでしょう。入院主治医が
あくまで外来担当医となり、一貫して、ずっとその人の対応をするの
か、そうでないのか。私は、外来担当医と入院主治医は、一般的には分
離する、さらには、こうした症例では、入院主治医も毎回固定しないほ
うがよいと考えています。医師の人数がいる施設でないと難しいかもし
れませんが。

また、外来担当医の担当日以外に患者さんが突然来院した場合は、でき
るだけその曜日の外来担当医が診察し、本来の外来担当医を呼び出さな
いような体制づくりも必要ではないでしょうか? これを認めちゃう
と、“いついっても、あの医者を呼び出せる”と思われかねず、やがて
は、もっと過大な要求につながりかねません。

ということで、先生お一人というより、診療科として、病院としての対
応が非常に大切になります。で、この医療従事者に対する暴言・暴力行
為は、決して日本だけのものでなく、一部の外国では、患者の急変を告
げる コール・ブルー のほかに、医療従事者に対する暴力行為から身
を守るため、 コール・ホワイト というのもあると聞きました。すぐ
に、屈強かつ特別のトレーニングをうけたスタッフが、駆けつけるそう
です。

ご存知のように、小生は世界各国でPCIをする経験に恵まれました。カテ
室の中でPCIをやっているとよくわかりますが、国民にとって、日本ほ
ど、水準の高い医療が、そこそこの値段(対GDP比で比較した国民総医療
費)で、アクセスもよく、“今のところ”提供されている国はありませ
ん。そのあたり、海外医療事情をよく調べて、マスコミの皆さんは、報
道してほしいものといつも思っていますが、難しそうですね。

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○○です。

○○先生のおっしゃるとおりと思います。
海外の医療が患者サイドからみて、とても、いいとは思えません。私もオランダ留学
中に、知人や家族が受診する事態になったときに、非常にそう思いました。
マスコミの報道が、各国のよいところだけを報道して、悪いところは言わないのです
から、当然、視聴者、読者は、日本はよくないのだ、と感じるでしょう。
これまで、日本は絶妙によいバランスを保っていたはずでした。

たとえば、手術やPCIの件数を報道して、センターを集約するのは、技術のレベル
を高く保つのに非常に重要だと思います。これは、まさに、海外のやり方です。
とすれば、その手術の件数が多いセンターへ更に患者が集まるようになり、少ないと
ころは淘汰されていくでしょう。
とすると、当然、その手術を遠方の病院までいかないと受けられないという地域がで
てくる事態にもなってきます。
すると、今度は、マスコミがそれはひどいことだ、というような報道をします。
PCIでいえば、件数の少ないセンターが多いのが日本の特徴であり短所でもありま
すが、一方で(私の記憶が正しければ)シンガポールと日本が世界で群をぬいてAMI
のPrimary PCIの比率が高かったはずです。つまり、どんな田舎でAMIになってもPCI
のできる病院に受診できるわけです。そういった長所もありました。私がいいたいの
は、ある制度の長所あれば短所もありで、両方ともにいいところどり、というのは難
しいという点です。なので、マスコミや、国民も、どちらがよいのか決める必要があ
ります。

他にも、セカンドオピニオンというのは非常によい制度です。しかし、今、日本で
は、プチセカンドオピニオンとでもいうべき、紹介状もなく別の病院での経過もよく
わからないまま、受診する方もいます。
とすると、当然、病歴聴取などに時間をとられ、疲労しますし、そういった方は最初
から、ちょびっと医療不信ぎみです。ある先生がおっしゃっていましたが、こういっ
たようなことが、ボディブローのように疲労やmotivationにきいてきます。
しかも病院ショッピングをする人がふえると医療コストはかさみます。
そもそも海外でセカンドオピニオンなどする人は、お金持ちの方です。一方で、なか
なか経済的に大きい病院にはかかれない患者もおおく、なので治験だとタダになると
いうことで治験のenrolmentが促進されるという一面もあります。
スタンフォードの本多先生から伺ったのですが、スタンフォード大学の職員の2割の
かたは、その保険のランクの低さのために、スタンフォード大学病院に受診できない
ようです。
日本もこのようになっていいのでしょうか?

この質問の先生のお気持ちも非常によく分かります。是非、これまでに感謝の言葉を
くれた患者さん、その御家族の方、などを思い浮かべて、motivation をkeepしてく
ださい。
そういえば、1週間くらい前に、読売新聞で、疲弊する勤務医たち、とかいうタイト
ルの特集が4回くらいのシリーズで組まれていました。
その中で、この先生のケースのような、病院での暴言・暴力に、勤務医が疲弊してい
るとのものがありました。
アドバイスには全くなっていませんが、先生だけではなく、そのようなケースが増え
ているようです。○○先生が呈示なさったような解決策などで是非のりきってくださ
い。
このような特集を、朝ズバッ、でもやってくれるといいのでしょうけど。

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○○です。

○○先生、レスありがとうございます。

私は、日本の現行制度が良い、と単純に言っているのではありません。
“国民の大多数にとっては、これ以上のシステムはなかった(註:過去
形です)でしょう”、と考えているつもりです。現行の日本のシステム
は、素晴らしいものです(でした?)が、今後も順調に続くとはとても
思えません。医師の労働条件は、一般的にもっと尊重されてしかるべき
です。医療事故予防の観点からも、(医師の)基本的人権の見地から
も、それは大切なことです。欧州には欧州の長所と欠点が、米国には米
国の長所と欠点があります。そこをうまく参考にしながら、日本なり
に、“医療システムにおける妥協点”を見つけていく方向になるかどう
かでしょうが。。。 予算も、人員も、増やし方にはいろいろあるで
しょうが、無制限には増やせません。そもそも、医療の対象となる“人
間の寿命”には限界があります。人間である以上、誰にも、死は、わけ
隔てなく、遅かれ早かれ、いつかなならず訪れます。ですから、“医療
の限界” を啓蒙してほしいとも、最近は強く感じます。

シンガポールのPrimary PCIの比率ですか。。。(笑) 先生が、誰から
聞いたかわかっちゃいますね。あの国は、はじからはじまで車で飛ばし
てもそうはかかりません。国土の大きさが効いてはいませんか? 

話がそれますが、私が知る範囲のことなので、実際は違っているかもし
れませんが、シンガポールはシンガポールで、薬剤溶出ステントは現行
では全額自己負担(混合診療)、公的大病院の外来ですら外来担当医を
名指しで指定しようとすれば別途自己負担が発生する、などなど、日本
よりはそうとう厳しいシステムです。また、公的保険診療の枠外に、大
規模な私的病院(つまり、全額自己負担か、私的保険のみがカバー)が
それなりにあり、高度医療が活発に行われていることでも有名です。こ
うした私的病院では、シンガポールの立地条件や国民の語学力(英語・
中国語・マレー語の3つで不自由なく会話できる人が、非常にたくさん
いますし、少なからぬ人がこれらに加えて、福建語、広東語、タミル語
なども話します)を活かし、海外(主として東南アジア各国)からの患
者さんの誘致にも、力をいれています。

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○○です。

医療費最下位を日本と争うイギリスでは、他人に暴力を振るわれる可能性があるの
は、1位が警備員、2位が医療従事者だそうです。イギリスは、具合が悪くて病院にか
かっても、その日のうちに診てもらえず、耐えかねた患者もしくは家族が暴力を振る
うとのこと。日本の患者も3時間待ち程度で簡単に耐えかねる方が増えていますか
ら、暴力の対象と今後はなりうるかもしれません。結局イギリスは、先進国最下位で
あった医療費を増額することによる解決策を模索中です。現在先進国で医療費最下位
は日本になりました。さらに減らして、いったい国民はどうしたいのでしょうか?

日本の勤務医は色々な意味で絶望しています。待遇、給与、勤務時間、やりがいなど
の問題です。質問者の先生が私の部下であれば、個人的にはなぐさめ、また組織で君
のことを守ることを伝えますが、根本的には国が解決しなければいけない問題を含ん
でいると思います。今、勤務医を「あほらしくてやってられない」ということで、や
めて開業している方が多数います。特に、内科、外科、産科、小児科がきついです。
「総合病院に、皮膚科は7人いるが内科医はいない」という冗談が、真実になってき
ています。医局を運営しなければいけない立場として、いかに内科医を確保するかと
いう問題は、個人的努力で解決できるものではありません。本当に悩みの種です。

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○○です。

> シンガポールのPrimary PCIの比率ですか。。。(笑) 先生が、誰から
聞いたかわかっちゃいますね。

○○先生からではなかったのですね?

ところで、シンガポールと言えば、日本でオペ適応でなかった
○○氏の手術を受け入れるなど、相当なんでもあり、
のような印象がありましたが、他の東南アジア周辺諸国はいかがなのでしょうか?

アメリカに住んでいて思うことは、日本は高水準の医療を安価で誰もが受けられる、
素晴らしい医療システムを持っている国である(った)、ということにつきます。
自分が将来病気になったら、まあ自分がスタンフォード大学病院に受診できない
職員の2割に含まれるから、ということもありますが、日本で診てもらいたいと常々
思っていました。しかし、私が病気になる頃に、医者全てが皮膚科医、と言う状況も
想定して病気にならなければならないと、真剣に思う今日この頃です。

諸先生方が仰っているように、わざわざ日本のよいシステムを崩壊して、海外の真似
をするのは愚の骨頂かと思われます。このままいくと、医療資源(人も含めて)の確保
のために保険の差別化、もしくは診療報酬の差別化→皆保険制度の崩壊→金持ちの患
者しか診療を受けられない、というアメリカ型医療への道まっしぐらかと思われます
が、頻発する医療訴訟や暴力沙汰に対抗するためには、そうなっていかざるを得ない
のかも知れません。というより、ひとえにマスコミの報道の仕方と、国の対策の稚拙
さが大問題なのではないでしょうか。

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○○です
鈍感力を読まれてはいかがでしょう つまらん本ですが多少は参考になるでしょう。
コテサキで対応するより、くじけない強い心を育てましょう。武士道でいうところの
「勇」です。

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○○です。

度々すみません。
下記質問に対する答えを忘れていたのでさせて頂きます。

小生の数少ない経験の中でも、当直中に、いわゆるヤンキー兄ちゃんが
救急外来を受診し、診察室で暴れそうになったことがあります。
当時若かった私はぶち切れて、逆にボコボコにしてやろうかとも一瞬思いましたが、
社会通念上問題があるため、思いとどまり、速やかに警察に通報しようとしたとこ
ろ、走って逃げて行ってしまいました(病気は大丈夫だったんかい!)。

いきなり警察とまでは行かなくても、○○先生が言われるように管理課に連絡するな
どの方法も、このようなチンピラ撃退には有効だと思われます(大物は動じないかも
知れませんが、そもそも大物はちょっとやそっとのことでは騒がないので大丈夫かと
存じます)。

余談ですが、当直中に、病院に侵入した空き巣と遭遇した時もありましたが、
その時は躊躇なくボコボコにして警察に突き出しました。

と、思いましたが、質問はモチベーションの保ち方、でしたね・・・。
人それぞれだと思いますが、私の場合はスポーツで発散し、
明日への活力としています(ジョギング、ウェイトトレーニング、ゴルフなど)。

ご参考にして頂ければ幸甚です。

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○○先生・○○先生

現在、単身赴任中、メールアドレスの切り替えのタイミングが合わず、本日自宅に
帰って、先生方のメールに気が付きました。励ましありがとうございます。私は、留
学経験がありませんし、喋る英語はへたくそです。でも、論文を書くことにより、自
分の考えをよりpurifyできますし、どんな田舎にいても、窓口が世界に広がっている
ような気がします。先日のAP summitでbifurcation interventionでは有名な
Lefevre、Ormiston先生から、○○先生と緊急呼び出しがかかって行って参り
ました。色々なヒントを頂き、またアイデアが湧いてきました。

まずは、この病院のシステムを作ることから始めます。

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○○です。

モチベーションのあげかたは、ひとそれぞれですよね。自分のやっている仕事が楽し
く思える環境づくりが一番ではないでしょうか?僕はいまやっていることが、趣味み
たいものですから、楽しくてしかたありません。
質問のような患者さんはよくいます。ただ、必要なことをしっかり言うことが僕らの
仕事です。それでも、だめなら、一筆書いて当院では、かえします。それ以上の暴力
的な方は、施設管理から、警察というマニュアルが完成しています。
日本は、なにかあると、個人の責任が問われることが多いので、当院では病院として
マニュアルをつくりそれにしたがって、行動すれば、なにかあったときは、病院が責
任をとるようにしています。
あと、そのような患者さんごときの悪態で、モチベーションを落とすこと自体は、先
生にとって損ですから、気にしないことですね。

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○○です。
先生のおっしゃるご意見にほぼ大賛成ですが、上記の点
には追加があります。最悪の問題は、先生が懸念されている方向に誘導すること
で大もうけする人たちが、政府の方針を事実上決めていることだと私は思ってい
ます。現システムを壊して、お金持ちだけが高度な医療を受けられるようなシス
テムにすることで、それに対応した保険を販売したい人たち、医療難民・介護難
民を日本中に溢れさせて、その中から金持ちだけを選び出し、有料で介護・医療
を提供することで巨万の富を得ようとしている人たち、そのような連中が、「改
革」という錦の御旗に隠れて私服を肥やそうとしているのが今の構図です。この
黒幕たちを何とかしない限り、どうしようもないのだと思います。先ほどまで
Shooterという映画を見ていましたが、改めてまた黒幕たちの恐ろしさを確信し
ました。

マスコミにも良識のある人は少なくありません。しかし、視聴率や販売数に影響
される職種の人を完全に味方につけるのは簡単ではありません。ましてや、こち
らも医療過誤や不正請求などのスキャンダルを抱えているのですから。

国にも良識のある人はいます。しかし、政治家は選挙に勝たねばならず、官僚は
保身に走らねばならない状況を考えると、こちらも多くは期待できません。

マスコミ・国を何とかしなければという問題意識はもちろんあるのですが、それ
をどうしたらまともにできるかというと、どうしても実効性のある名案が浮かび
ません。ただ、その元凶である黒幕の本性は、逆に良識あるマスコミや国家権力
がいつか糾弾してくれるのではないかと密かに期待しています。

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○○です。

今回のケースでは (1)実際の対処 (2)モチベーションの保持 の2つの問題について僕
だったらの意見を言います。

まず(1)実際の対処、まずはCABG後の転院時の説明の確認をします。しかしいずれに
しても基本的には入院をするかどうかは本人さん・家族さんの選択ですからある程度
説明してもう退院する、ということであれば当然退院してもらいます。入院継続を強
く薦めても無理でしょう。でもこういう場合退院後状態が悪くなったらまた文句を言
われる可能性が十分大ですからしっかりカルテに書きますし、やばいなぁと思ったら
その時点で録音することや病院で訴訟時に責任をとれる人に最初から説明に入っても
らうことを考えます。以前の病院ではそのために事務長同席の説明をしたこともあり
ました。これは病院によって状況は違うでしょうが最終的に金銭問題になる可能性を
考えればその担当者・責任者に最初から関与してもらっておいたほうがその後の対処
がスムーズになります。
で、こういう人が再入院になった時、その時は向こうが医療的弱者ですからとにかく
ちゃんと治療をしてあげる、それが一番問題のない対処法だと思います。

休日の時間がなくなり、救急で夜中も呼ばれ、結局こんな目にあう、モチベーション
が下がる、それは理解できます。
だから僕たちがすべきことは医療上弱者を救うことに専念すべきで、それを続けると
モチベーションはキープできると思います。結局一番うれしいのは「先生のおかげで
よくなった」「先生ありがとう」という言葉でしょう。次には自分の仕事がどれほど
評価されているか、それは学会であったり論文であったり給料であったりいろいろで
しょうけど。

書かれた状況では深入せず、もっと喜ばれるところで頑張るのが僕のやり方です。

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○○です。

職場の危機管理体制などに問題がありそうな場合は職場を変わるのも
選択肢の一つだ、という意見が散見されますが、私も全く同意見です。

先述の、私が警察に通報しかけて患者さんに逃げられた話には後日談がありまして、
何と管理課からポケベルでコールされ、
昨日の当直時間帯に来た○○という患者さんが、診察費を払わないで帰ってしまって
るんだけど、どーいうこと?何とかしてよね。
と言ったニュアンスのことを言われました。
いきなり逃げられた上に、一歩間違っていたらこちらに何らかの身の危険が及んでい
たかもしれなかったにもかかわらず、です。

昨年、その病院から私に就職のお声がかかったのですが、
一蹴したのは言うまでもありません。

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TRAネットの皆様、
代行質問で盛り上がっているところすみません。元CRF NYの○○です。
この度というか明日より○○ハートセンターにお世話になることになりました。
3年も竜宮城にいた浦島さんですが、なんとか皆様にキャッチアップしたいと思いま
す。
今後ともよろしくお願いいたします。
「アメリカに行ってやっぱり日本のインタベが世界一」と自覚した○○でした。

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○○です。

TRA-NETの皆様のおかげで無事に九州トランスラディアル研究会ライブ2007を終了する
ことが出来ました。術者をお引き受けいただいた、○○先生、○○先生、○○先生、○
○先生、まことにありがとうございました。先ほど、PCIを終えられた患者様のベッド
サイドを回ってきましたが、皆様実に晴れやかな笑顔でありました。しがない中規模地
方病院の循環器科勤務医ではありますが、このときばかりはちょっとばかり誇らしい気
持ちになりました。僕自身は、それほど大した技術を持った人間ではないのですが、声
をかけると全国から凄い先生が駆けつけてくれ、華麗なTRIでライブを盛り上げてくれ
ます。うれしくてたまりません。本当にありがとうございました。

また、全国津々浦々から来ていただいた諸先生方々にも深く感謝いたします。ライブ
後、多数の先生から“楽しかったよ”、“あの講演勉強になったよ”、“熊本はいいと
ころだね”と、お声をかけていただき、ここ数日の疲れもぶっ飛んでいきました。

こう見えても、僕は過敏性腸炎持ちなので、ライブの二三日前より、緊張でかなりつら
い“腹具合”だったのですが、ライブを無事終えた今は、“お腹もすっきり”で、好き
なコーヒーをがっぽがっぽ飲んでいます。

来年の九州トランスラディアル研究会ライブは“福岡”で予定しています。正確な日時
と会場は未定ですが、決定次第、皆様にご連絡します。どうぞ、これからも“九トラ”
をよろしくお願い申し上げます。

************************************

○○です。

○○先生、ライブ大成功おめでとうございます。
テーマが保険診療内で行うPCI治療でしたから、レセプトが帰ってきたら、その結果
も公表していただけると面白いと思います。
レセプトコメンテーターなんて作って、他県から呼んできて、ここまでは通すけれど
も、これはだめというコメントがもらえるといいですね。

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○○先生

 おかえりなさいませ。○○です。ホントは広島帰ってきて欲し
かったのに・・・・。○○でも瀬戸内グループ(まずい?)
代表として頑張ってください。ライブでの先生の広島弁風
Englishは維持してくださいね。色々ひっくり返して、いつか一緒に広
島でやりましょう。また鮨おごってくださいね。ではでは。

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○○です

○○に励ましていただきましたので、
追加発言させていただきます。

少なくともコテコテのASOではないことは確かです。
しかし、全体像がわかりませんし、なにしろDSAはlumenしか見ていませんので、
この写真一枚で病態までを推測するのは困難です。
やはり超音波やCTで、血栓や血管壁、そして血管外の情報がほしいですね。

でも、どのような情報が得られても、
基本的な治療方針については、これまでも皆さんが
Discussionされたようなことで良いのではないでしょうか?

なお、前回、書き忘れたのですが、
こういうきれいな閉塞血管の鑑別診断として
膝窩動脈捕捉症候群を忘れてはいけないと思います。
(若いスポーツマンに多いので、この症例は少し年齢が高いかもしれません)
血行再建だけでなく筋の走行異常の処理も必要となるところが
他の疾患とはその治療を大きく異にします。
診断は、CTで筋と膝窩動脈の位置関係を左右比較することが重要です。
片足だけ撮影しても、素人の我々には読影困難です。

膝窩動脈捕捉症候群の発症頻度は知りませんが、
ASOなどの末梢血管疾患疑い患者(脊柱管狭窄などを含む)新患1000人当たりで
2-3名あるかないかくらいです。
私のデータベースから真面目に計算した数字ですが、
学問的にはどの程度意味があるかわかりません。
本当ですかと聞かれたら嘘かも知れませんとしか答えようがないといった程度の
信頼性であるとご理解ください。

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○○先生 

お疲れ様でした。

何本ものワイヤーやバルーン、ステント、
大量の造影剤と放射線を使っての手技の多い昨今のライブですが、
そのような手技を排除した保険診療で行うPCI、
とてもいいいテーマでした。

レセプトで削られないようにするには
どこで手技をやめるべきか、
あるいはたとえ削られてもここだけは
治療してから手技を終える、
そのあたりのサジ加減がどうなのか、
皆さんの手技を拝見していて学ばせていただきました。

僧帽弁の話も噂どおりためになりました。

今回は、大変勉強させていただいて感謝しております。
さっそく今日からの診療に活用させていただきます。

************************************

○○先生お疲れさまでした。
ライブ症例において初めて使う10ワイヤーで閉塞部を通過させたのはお見事でした。
(あれはスレンダークラブのやらせでしょうか?)
しかしIVUSコメンテーターの言うことを鵜呑みにしてステントの長さを決めたり、ステ
ントの位置決めを他人に聞いたりするのは賛成できません。
ライブの悪魔はあなたの”心の迷い”に入り込んでくるのです。

正直者より

************************************

○○です。

九トラライブお疲れ様でした。
ライブも十分時間内に終わり良かったと思います。
ライブを確実に時間内に終わらせるためには、おしっこが近くフォーリー拒否の
患者様を最後の症例に入れれば確実という新しい方法を発見しました。

レクチャーも大変意義のあるものが多く勉強になりました。
私は「僧帽弁と僧房弁」の言い出しっぺでありますので、産業医科大教授の尾辻
先生のレクチャーで明快に示されました「僧帽弁という名前の由来」を書きます。

*** 尾辻先生からの情報です ***

昔、魚の頭(マグロのカブト煮のように大きいもの)は神聖な物と考えられ僧が
実際に魚を頭にかぶっていた。その魚の頭をMitra(ミトラ?)と呼んでいた。
現在は添付の写真のような形に変わって高僧がかぶっているが、僧帽弁がこれ
ににているためにこの名前が付けられた。

 

************************************

○○です。

○○先生、関係の先生方お疲れさまでした。
大きなトラブルもなく、見事なライブで、大変勉強になりました。
尾辻先生のMRのお話は、たぶん5回以上は聞いていると思
います。
しかしいつも味わいのあるプレゼンで、しっかり理解できました。
今後もエコーネタをよろしくお願いします。

PTSMAの術中エコーということで、普段から左手でプローベを握って練
習したかいがありました。
今後もスイッチヒッターになるべく研鑽を重ねたいと思います。
余談ですが、SFAのエコーを左手で行えると、PTAの際には
とても重宝します。
すなわち、左手でプローベ、右手でワイヤーです。

CTOにSlenderという発想、感激でした。
機会があれば試みたいと思います。
ところで、○○先生
Palmazであろうと、PTAは6Fでと思ってます。slender
club入会はだめでしょうか?

************************************

○○です。

10ワイヤーを完全閉塞部で使うといった発想にびっくりしました。
5frと決別して数年、あまりスレンダーとは関係ないところで生きてきたので、全く興
味を持っていなかったのですが、この分野も確実に進歩しているのですね。衝撃的でも
ありました。

「マイクロ+10ワイヤー」から「10ワイヤー+イカテン」といった流れは、術者として
やっていて爽快感さえ感じました。

○○先生のおっしゃられるように、ステントの長さと位置決めに関しては、ライブ後に
後輩から「いつもの○○先生のスタイルではない。」と言われました。ちなみに横にい
て、いろいろ(悪魔の)声をはさんでいた先生は「甲子園近くの大学病院系の先生(近
トラ)」と「栃木県にある自治なんとかの先生(TRATRATRA)」です。しかしながら、こ
れらの先生の助言がなければ「10ワイヤー」を使わなかったと思います。感謝、感謝で
す。

************************************

○○です。

今回も素晴らしいテーマと軽快なテンポで、本当に良いライブデモンストレーショ
ンでしたね。僕自身が熊労に勤務していたのは、まだ僅か5~6年前のハナシなの
ですが、昨年の熊本トランスラディアル研究会に続いて、ライブ中継もすっかり
板に付き、最新式のカテラボと言い、全く隔世の感があります。嬉しくもあり、
昔が妙に懐かしくもあり、不思議な気分でした。

大きくて派手なライブも沢山ありますが、いっぽうで「ばんえい競馬」や「みち
のくプロレス」にも通じる、このような「地域性豊かな」研究会・ライブも、本
当に楽しく勉強になります。早速、明日からの診断・治療に生かしたいと思いま
す。

皆様本当にお疲れ様でした。次回もますます盛会となりますよう、心から期待し
ております。

************************************

追加発言です。
以前経験した症例ですが、ASOの典型的症状がありMRIをとったところ膝窩動脈の閉塞?
狭窄?がありましたが後日造影を行ったところ何も所見がありませんでした。
その後また症状が再発し今度の造影では狭窄所見を認めました。その症例を血管外科の
先生に相談したところ”膝窩動脈捕捉症候群”ではないかと指摘されました。
(2,3年前なので記憶も少し曖昧なのですが・・・)

************************************

○○です

決して悪魔のささやきではないですよ
常に本当の事をお伝えしてただけです

私はそんなに悪人ではありません(人相は悪いと最近言われますが)
Slenderの実力が皆さんに理解して頂き感謝しております
使った人だけが実感できる新しい世界です・・
皆さんも一度 使って見て下さい 損はさせません
ってこれも悪魔のささやきもしくは悪徳商人でしょうか?

************************************

○○です。

確かにスレンダー倶楽部のガンバリで出来た10ワイヤーシステムがCTOに応
用される可能性を示す良い症例でした。

いかづちテン(通称イカテン)バルーンの次は?

Asahi intec Balloon X (AB-X)
    通称エビテン(イカ天のライバルはエビ天でしょう)

Ikari-Matsukage Original X(IMO-X)
  通称イモテン(イモ天もはずせません、東海大学がんばれ)

TOkai medical COROnary balloon X (TOCORO-X)
  通称トコロテン(ぬるっと入りそうです)

************************************

○○です

○○先生、ようこそ「悪魔のささやき」倶楽部へ。

Slender Clubは、末梢血管インタベ部門も発展させたいと思っておりま
す。
4月のSCJ 1st meetingのプログラム・資料集にも一応末梢血管用
バルーンサイズなどを掲載させていただいて、peripheral部門も
ありますよと布石を置いたつもりです。
ボストンから、細く長いバルーンも出そうだという事ですし、この分野
もslender化されていくモノだと信じております。

世間からは「悪魔のささやき」などと厳しいお言葉を頂くことも多いの
ですが、孟子の「自反而縮 雖千萬人 吾往矣」です。
(自らをかえりみてなおくんば、千万人といえども吾ゆかん)
自らをかえりみてダウンサイジングであればという漢字がすてきでしょ!

SCJの会員登録ですが、近日○○先生の元に入会申込書を送ります。

次回から、研究会やライブのお許しが有れば、ブースを作って入会案内
などいたします。
みなさまも、ご入会ご希望がございましたら事務局・○○までメールを
下さい。
宣伝ですみませんでした。

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いやいや甲子園や須磨あたりの関西人には

悪人とウソつきが多いというのが真実です。
恐らく青森や伊勢原や宇都宮あたりと同じくらいに多いと思います。

私も昨日の夕方に騙されて本日さっそく010を使いましたが、
やはり通らないものは通りません。

スレンダーな人は、どんなものでも通るように嘘をつきますのでご注意を。

でもこの症例、
ミラクル6gがなかなかCTOの入り口から入っていかない症例でしたが、
010はすぐにするする入って行きました。

結局、先の方の固い御本尊でひっかかりすすみませんでした。
こうなったらどうにもなりません。
最終的にConProに変え、010よりも奥までtrueの中を進みましたが、
これも最後までは到達できずwire不通過に終わりました。
残念でした。

010は面白いシステムだと思います。
010と014のシステムをどのように使い分けていくかが問題ですね。

上手に使えばCTOの革命になるかもしれません。

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コメンテーターの席に座っている「やくざみたいなおっさん」こと○○です。

○○先生ライブのご成功おめでとうございました。そしてご苦労様でし
た。
保険診療内でやるcomplex PCI見事にうまく行きましたね。
それぞれの先生の卓越した手技を目の当たりにして明日からまた頑張る
気持ちがわいてきました。
最後の症例で先生がUGを出したという情報はgoodmannから
伝わっており、
コメンテーターの席では心拍数が上がっていましたが、見事
engageされているのを見てほっとしました。

ライブの後、日光トランスラディアルの最終打ち合わせをしたお宿も大
変良く、○○先生もご満悦でした。
(ただ、自転車が大変な事になってしまいましたが)

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○○です

冠動脈のCTOに、どんな症例にmicro channelがどのくらい
あって、どんな症例にslenderが良いのか、私も解りません。
完全にガチガチで、全く金属のワイヤーが勝てない石灰の石もあるのも
事実ですが、本当にSlenderであれっ?と通るCTOがそれな
りに有るのも事実だと思います。

SFAのCTOでなるべく体表面エコーをみてやるようにしています。
治療後も、エコー画像の動画記録をじっくり見て、どこをどのように
通っているのか見るようにしています。
もう少し解像度がよいエコーが有れば、チャンネルのヒントが解るかも
しれないなぁとも思っていますが、現状は解らないことばかりです。
SFAがcoronaryの完全なモデルにはならないと思いますけど、太
くてまっすぐで動かなくて体表面から見えて良いモデルだと思いますの
で、もう少しつかめる何かがあるように思って努力しております。

ちょっと良いデバイス(になるかもしれない)ものを作っております。
SFAのCTOは断面積が広い分、micro channelを探しやすい
のではないかと思って、それを探すようなデバイスです。
詳細は企業秘密!ご容赦下さい。
モノになるようでしたら皆様にそのうちご紹介いたします。
それをさらにdown sizingできればcoronaryにも応用でき
るかもしれないと思っております。

CTOは解らないことばかりで、私ごときは経験も少ないのでコメントは
嘘ばかりかもしれませんがお許し下さい。

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○○です。

○○先生、参加された先生方、ライブ大成功おめでとうございます。
今回初めて九トラライブに参加させていただきました。
諸先生の手技や、スタンスなどいろいろなことを勉強させていただきました。ありが
とうございました。また、関西や九州の先生には「うそつきが多い??」ということ
も、刷り込まれてしまいました。
TRA-netには中部地方の先生がほとんどいないようですのでなじみのない病院と思い
ます。名古屋をドーナツ状に取り囲む周辺都市(これまたなじみのなかった愛知万博
のそば瀬戸市)の病院に当たります。「○○」と読みます。
みなさま、今後ともよろしくお願いいたします。

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○○です。

○○先生がおっしゃるように、確かに、マイクロチャンネルが存在する
ようなCTOでは、0.010のシステムは、とても面白いかもしれません。

Conquestだと、時にCTOは通っても、その後で屈曲した遠位部冠動脈真腔
に追従できず、また、再度falseに入ることがあります。一旦CTOを通過
したあとなら、angioで把握できますが、CTOの内部で何が起こっている
のかは誰にもわかりません。Conquestが不通過の中には、硬くて穿通で
きないものもあるでしょうが、屈曲に追従しきれないケースも当然ある
でしょう。

で、私は、010のシステムは経験ありませんが、X-tremeのレトロならそ
れなりにあります。大抵、側枝に入れて先を丸めてseptal dilatationに
持ち込みますが、CTOに反対から突き立てたところ、思ったよりずっと
入っていって、という症例もありました。

前置きが長くなりましたが、0.010がCTOである程度行けるなら、X-treme
を順行でCTOに使うのはどうでしょうか? こちらは、0.009ですから、
さらに行けそうな気もします。どなたかご経験のある先生はおられませ
んか?

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○○先生

九トラ、大成功おめでとうございます。
熊本は2度目(2年前の時も熊トラで先生に呼んでいただきました)でしたが、
気候も地元の皆さんのお人柄も食事も焼酎もみんな素晴らしく
大変楽しくて有意義なライブを経験させていただきました。
経験といえば、術者をやらせていただき、感謝しております。
あらかじめ届けていただいたCDではdelayながらも流れていたLADが
当日途中で詰まってしまっていた時は、さすがに帰りの便に間に合うか
一瞬ひやりとさせられましたが、何とかワイヤ−も通って良かったです。
初めてTaxusもいじれましたし・・・。

とにかくこれだけの盛り上がりも先生のお人柄があったからこそですね。
今後とも九トラがますます発展することを祈っております。

本当に有り難うございました。

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やや遅レスですでごめんなさい。

日本の医療システムの改善や
勤務先病院の危機管理法について論じることは確かに大切です。
でも、医療の変革を待ったりする時間はありませんし、、
トラブルの度により良い病院を求めて転職するわけにもいきません。
質問者の先生にとってはもっと急を要する問題です。
とすれば、やはり自分自身の中で解決するしかないでしょう。
自分自身とは心です。

熊本でこの話題が出た際に、
「鈍感力」が必要なのではという意見がありました。
これは○○先生の意見です。
さすが、○○医大のカテチームの相談役と噂されるだけあります。
渡辺淳一の「鈍感力」という本はご存知でしょうか?
実にくだらない本ですが、ご一読ください。

大きな字で行間をあけて書かれている上、
後半は同じことの繰り返しですから、
30分も立ち読みすれば十分です。
でも立ち読みばかりするような人が出てくると、
本屋さんが成り立たなくなりますので、
是非購入をお勧めいたします。
蛇足ですが、
立ち読みは国民年金や健康保険を払わないのと
同じくらいに悪いことだということを認識されておいてください。
もちろん、私は買いました。

もう一つの解決策は「バランス力」です。
これは私が作った言葉です。
その昔、伊達政宗という人がおりました。
その人が、
「義に過ぎれば固くなる。仁に過ぎれば弱くなる」
といいました。
武士の情けといいますが、
武士の持つ力は、相手に対して利益も損害ももたらすことができます。
武士の慈悲は、盲目的ではなく、
常に正義を配慮したうえでの慈悲でした。
不良患者を治療するか否かの決定権を持つ医師の力もこれに類似します。
医者の仁も、正義を配慮して行えばよいのだと思います。
厳しい正義を通し警察をすぐ呼ぶのも問題ですし、
医療弱者だからといって優しくしすぎても「バランス力」を欠くのです。
というわけで、「バランス力」は今秋金曜日に全国の書店で発売予定です。
ちょうど良いタイミングですね。
ぜひご一読ください。

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諸先生方へ

この度は、多くの先生から具体的な対策や気持ちの整理の仕方などについてご意
見をいただき貴重なアドバイスをいただきました。ありがとうございました。本
当に参考になりました。

私事ですが、自分は卒後11年目になります。今まで幸いなことにこのような事例
にまきこまれることはなかったのですが、去年より同様のケースが数例つづいて
おりました。医局人事により、4月から異動になり新たな病院に勤務しているの
ですが、前回のことを忘れた頃にまた同じようなことがありましたので、またか
とかなりへこんでしまいました。

今回の症例については、現在の病院の上司に状況を説明しました。仮に再診して
きた場合には管理課の職員に同席していただいた上で、ある程度こちらの言うこ
とを聞いてもらえないと責任を持った診療をできないことを伝えようと思いま
す。それでキレられたら管理課の職員にお任せしようかと思います。今後、同様
の症例に運悪く出会ったしまったら、やはり今回のアドバイスに従い対応してい
こうと思います。

どのように対応していけばいいのか、以前も何人かの先生に相談したことがあり
ますが、話を聞いてもらい、励ましてもらい、なんとなくそのままうやむやにな
る、やっぱり自分で何とか対応しないといけない、と思っていました。それはそ
れでありがたいことで感謝していますが、でもどうすればいいのかともやもやし
た気持ちは残っていました。

今回、具体的な対策や現実的な考え方などのアドバイスをいただいたことは本当
に助かりました。どうもありがとうございました。

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○○です。

○○先生、九トラ大成功おめでとうございます。たぶん今回のテーマである保険診療
内のPCIは北海道にも多い、若手でありながらインタベ責任者であるような先生方に
こそ必要だったテーマではないでしょうか。(○○先生 サッポロライブでもこ
ういうのはどうでしょうか?)
所要で参加できなかったのがまことに悔やまれる次第であります。

ところで○○先生、見かけもスレンダーに程遠く、内臓脂肪やウエスト、態度にいた
るまでダウンサイジングのできないこんな私でもスレンダークラブに入会できるで
しょうか?お許しいただけるならぜひとも入会させていただきたいと思います。

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○○です

○○先生、何をいまさら!
もちろん、SCJにご入会下さい!
案内書は個人メールにて添付いたします。

Slender Clubは、Slenderな何かに興味が有ればどなたでも
OKです。
皆様が大好きな、Slenderな○○○○が好きなだけでもOK
です!
多くの先生方が集まって、色々な意見を交換した方が面白いと思ってお
ります。

Slender Club入会に関しましては、直接吉町へメールもしくは最寄りの
メンバーにご連絡下さいますようお願い申し上げます。

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これも遅レスですが○○です

当方は京都の高級住宅街にありこんな出来事にはしばしば遭遇します。
やはりいろんな意味で病院のバックアップは大切です。
(ちなみに当方には府警OBの職員が存在します。)
しかし世の中には自分の力ではどうにもできない不合理なことが存在し、しかもそれは
自分一人しかいない当直時間帯に起こったりします。
本当の解決法はないかもしれません、しかし皆こんな目に一度は会っていると思いま
す。

こんな経験をしているのは先生だけではありません。
「イヤなことは忘れる」という考え方もあると思うのですが。

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そうですね。
「イヤなことは忘れる」という考え方もありますね。
でも
「イヤなことは一生忘れない。いつか復讐してやる」
と心に誓い、その日を楽しみに仕事に励む考え方もありますよ。

まあ、どちらを選ぶも同じようなもんです。
もし前者なら、関西に遊びに来てください。
僕、○○先生、甲子園や須磨のあたりの嘘つき先生の4名で
イヤなことなどすぐに忘れちゃう楽しい遊びを教えてあげますから。

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